コロナ後遺症が長引く本当の理由|福岡市で整体を活用して自律神経を整える

結論から言うと、コロナ後遺症が長引く背景には、自律神経(体のアクセルとブレーキ)の乱れと、感染後も続く身体の深い緊張・炎症の蓄積があります。

倦怠感が取れない、頭がぼんやりする、息が浅い、眠れない夜が続く、気力が戻らない。コロナの陰性が確認されてから数週間、数か月が経っても「体が元に戻らない」と感じている方は少なくありません。血液検査や画像検査では「異常なし」と言われ、それでも確かにつらい。このギャップに悩みながら、どこにも行き場がない状態は、本当に孤独なものです。

整体は、コロナ後遺症を「治す」医療行為ではありません。ただ、身体の緊張をゆるめ、自律神経が動きやすい土台をつくることで、体が回復しやすい状態に近づけるサポートができます。施術歴20年の現場で、こうした「検査に出ない不調」を抱えた方と向き合い続けてきた経験から、できることとできないことを正直にお伝えします。

コロナ後遺症の症状はなぜこんなに多様なのか

コロナ後遺症(Long COVID)と呼ばれる状態は、症状の幅広さが一つの特徴です。

強い倦怠感、息切れ、頭痛、胸のつかえ、関節の違和感、眠れない、眠れても疲れが抜けない、気分が落ち込む、集中できない、言葉がとっさに出てこない、胃腸の調子が悪い、手足がしびれる感じがする。こうした症状が複数重なって現れることが多く、日によって出方が変わる点も特徴的です。

症状がこれほど多様な理由として、現在もっとも有力視されているのは「自律神経系への影響」「免疫系の持続的な乱れ」「微細な血管・血流障害」の三つが複合的に絡み合っているという説です。

新型コロナウイルスは、肺だけでなく全身の血管の内壁に影響を与えるとされています。これにより、体のすみずみへの血流が微細なレベルで障害されやすくなると考えられています。脳は体の中で最も安定したエネルギー供給を必要とする臓器です。ここへの血流が不安定になると、思考・集中・記憶に支障が出やすくなります。

「ブレインフォグ(脳の霧)」と呼ばれる、頭がぼんやりする・思考がまとまらない・言葉が出にくい・複数のことを同時に考えられないという症状は、コロナ後遺症の患者さんの2割から3割に見られると報告されています。感染の重症度に関わらず、軽症や無症状だった方にも現れることが分かっており、「軽かったから大丈夫」とは言えないのが難しいところです。

また、感染時の発熱・倦怠感・呼吸困難は、体にとって非常に大きなストレスです。免疫系がウイルスと戦い続けた記憶が体内に残り、感染が落ち着いた後も慢性的な炎症の状態が続くことがあるとされています。体がいつまでも「非常事態モード」を解除できない、という状態です。

検査数値に出てこないのは、こうした「働き方の乱れ」が構造的な異常ではなく、神経系・免疫系の機能的な問題であることが多いためです。「異常なし」という結果は「何も起きていない」ではなく、「今の検査では数値に出にくい変化が起きている」と理解するほうが実情に近いかもしれません。

なぜコロナ後遺症は長引くのか

コロナ後遺症が長引く仕組みは、大きく三つの流れで整理できます。

まず、身体の緊張が抜けないことです。感染中、体はウイルスと戦うために交感神経(アクセル)を強く踏み続けます。熱が出る、息が苦しい、関節が痛む、体がきつい。こうした状態はすべて、体が全力でウイルスに対抗しているサインです。感染が落ち着いた後も、神経系がその「戦う状態」から切り替えられずにいることがあります。アクセルを常に踏んでいる車のように、どこにも走れないのに燃料だけが減り続ける状態です。

次に、睡眠の質の低下です。自律神経の乱れによって深い眠りに入りにくくなります。目は閉じているのに脳が完全に休めない、眠れても朝に疲れが残っている、夜中に何度も目が覚める。本来、睡眠は体の修復・回復において最も重要な時間です。この時間の質が落ちると、日中の倦怠感やブレインフォグがさらに深くなり、それがまた眠りに影響する、という悪循環が生まれます。

三つ目は、体の使い方の変化と回避行動です。症状がある間、体を動かすのが怖くなる方がいます。一方で「早く元に戻らなければ」と無理をしてしまう方もいます。コロナ後遺症では、少しの無理が翌日・翌々日の大きな悪化につながるケース(PEM:労作後倦怠感と呼ばれます)がよく知られています。「頑張る→悪化する→また頑張れない」という波が繰り返されることで、体の緊張は解消されず、回復への足がかりがつかめない状態が長引きます。

この三つは単独ではなく、互いに強め合います。緊張が睡眠を妨げ、睡眠不足が体の緊張を強め、体が動かせないことで自信を失い、焦りがさらに交感神経を刺激する。この連鎖を一か所でも緩めることが、回復への入り口になります。

コロナ後遺症と整体の関係、できることとできないことを明確に

ここははっきりとお伝えします。整体はコロナ後遺症を「治す」医療行為ではありません。ウイルスを除去したり、免疫の異常を直接修正したりすることはできません。診断も薬の処方もできません。コロナ後遺症と診断されている方は、まず主治医に相談するのが正しい順序です。

その前提の上で、整体ができることがあります。それは、身体の緊張をゆるめ、自律神経が働きやすい状態に近づけることです。

コロナ後遺症では、首・肩・胸まわり・横隔膜(呼吸を支える筋肉)の緊張が特に強く残りやすい傾向があります。息が浅いまま毎日を過ごすと、体は慢性的に「少し酸欠」のような状態になります。それが倦怠感やブレインフォグと重なることがあります。

施術でこれらの部位の緊張をゆるめると、深い呼吸が入りやすくなります。呼吸が深まると、体全体の循環が動きやすくなります。血流が広がりやすくなると、副交感神経(ブレーキ)の働きが促されます。これが「休んでいい」という信号を体中に送る助けになります。

これは「治す」ことではなく、体が本来持っている回復力が動きやすくなる状態を整えるサポートです。その違いを理解したうえでご利用いただけると、整体との向き合い方がより良いものになると思います。

福岡市でコロナ後遺症のための整体を探すときに見るべきポイント

福岡市にはさまざまな整体院があります。コロナ後遺症のような複合的な不調を抱えている場合は、特に次の点を確認することをすすめます。

まず、初回にカウンセリングをしっかり行ってくれるかどうかです。コロナ後遺症は症状の出方が人によって大きく異なります。「いつから・どんな症状が・どういうときに出やすいか・これまでに受けた医療の内容は何か」を丁寧に聞いてくれる院かどうかは、信頼の一つの目安になります。

次に、PEM(労作後倦怠感)を知っているかどうかです。コロナ後遺症では、施術後に症状が悪化することがあります。これを「好転反応」と片づけず、「今日はここまでにしましょう」と判断できる施術者かどうかが重要です。

そして、医療との連携を否定しないかどうかです。「整体だけで大丈夫」と言い切る院は要注意です。コロナ後遺症の中には、内科・呼吸器科・神経内科・心療内科での診察や検査が不可欠なケースが含まれます。「必要に応じて病院を受診してください」と自然に言える院が安心です。

常若整骨院の考え方、カウンセリング・施術・セルフケアを組み合わせる理由

常若整骨院では、コロナ後遺症のような複合的な不調に対して、カウンセリング・施術・セルフケアの三つをセットで行うことを大切にしています。

なぜカウンセリングが必要かというと、同じ「倦怠感」でも、ストレスや焦りが主な引き金になっているケースと、呼吸の問題が根本にあるケース、睡眠の乱れが中心のケースでは、施術のアプローチが変わるからです。症状の名前ではなく、その人の体の今の状態を丁寧に読み取ることから始めます。

施術では、体全体の緊張を段階的にゆるめることに重点を置きます。強い刺激を加えると体が過剰に反応することがあるため、コロナ後遺症の方には特に、穏やかな施術を丁寧に積み重ねるアプローチをとります。首・肩・横隔膜・骨盤まわりの緊張を順に見ながら、体が「安心して力を抜いていい」という状態に入りやすくなるよう働きかけます。

セルフケアは、施術と施術の間の時間を体がどう過ごすかに直接影響します。次の来院までの数日間、体への負担を減らす過ごし方や、体を温めるちょっとした習慣を一緒に考えます。施術の効果が日常生活の中で続きやすくなるよう、その方のライフスタイルに合わせた提案をしています。

この三つが揃ったとき、体は少しずつ「回復しやすい状態」に向かいやすくなります。

東洋医学から見たコロナ後遺症

東洋医学では、コロナ後遺症のような感染後の長引く不調を「邪気(じゃき)が残っている状態」と解釈することがあります。邪気とは、外から入ってきた体に不調をもたらす影響(ウイルスや環境の過剰な負荷)が体のなかに居座り続けることで、気血(きけつ=体と心を動かすエネルギーと栄養の流れ)の巡りを滞らせている、という考え方です。

コロナ後遺症でよく見られる体の状態(証:しょう=その人の体のパターン)として、大きく三つがあります。

「肺気虚(はいききょ)」と呼ばれる状態です。東洋医学の「肺」は、呼吸だけでなく体のバリア機能や、全身に気(エネルギー)を配分する役割も担うとされています。感染によって肺の機能が消耗すると、息が浅い・声が出にくい・疲れやすい・少し動くと息が上がるといった症状が続きやすくなります。

「腎虚(じんきょ)」と呼ばれる状態です。東洋医学の「腎」は、いわば回復力の貯金のようなものです。長期間にわたる消耗や慢性的な疲労が続くと、この貯金が底をついていきます。腰のだるさ、足の重さ、疲れが一向に抜けない、夜中に何度も起きる、耳鳴りがする、といった症状と結びつきやすいとされています。コロナ後遺症が長引く方に、この状態が重なっているケースをよく見ます。

「脾気虚(ひききょ)」と呼ばれる状態もあります。東洋医学の「脾」は、消化・吸収・栄養の取り込みに関わる働きを担います。コロナ後遺症では食欲が落ちたり、食べても疲れが戻らなかったりすることがありますが、これは「脾」の機能が低下しているサインと捉えます。栄養が体に行き渡りにくくなることで、全身の回復力がさらに落ちていきます。

こうした体のパターンを見立てたうえでアプローチすることで、症状の背景にある「根」に働きかける施術が可能になります。

コロナ後遺症のケアで用いることが多いツボ

足三里(あしさんり)は、膝蓋骨(膝のお皿)の下外側のくぼみから、指4本ぶん下のところにあります。脛(すね)の外側の筋肉の上です。胃腸の働きを整え、全身の気(エネルギー)を補う代表的なツボです。倦怠感が強いとき、食欲が落ちているとき、体全体のスタミナが落ちている感覚があるときに、指の腹でじんわりと押さえてみてください。

太谿(たいけい)は、内くるぶしの骨の頂点と、アキレス腱との間にあるくぼみです。東洋医学の「腎」に働きかけるとされるツボで、腰のだるさ・慢性的な疲れ・夜眠れないという症状と相性がよいとされています。

内関(ないかん)は、手首の内側の横じわから、指3本ぶん肘寄りの中央にある二本の腱の間にあります。動悸・不安感・胃のむかつき・眠りの浅さに働きかけるとされるツボです。

三陰交(さんいんこう)は、内くるぶしの頂点から指4本ぶん上、すねの骨の後ろぎわにあります。血の巡りを整え、冷えや疲れ、睡眠の乱れを和らげるとされています。

これらのツボは、強く押すのではなく「指の腹でじんわり押さえて、ゆっくり息を吐く」程度が体に優しいやり方です。入浴後など体が温まっているときに行うとより体に馴染みやすくなります。

自律神経とコロナ後遺症の深い関係

自律神経とは、体のアクセルとブレーキのことです。心臓・血管・呼吸・消化・体温調節・免疫の調整など、意識して動かさなくても体が自動で行うすべての機能に関わっています。アクセルにあたる「交感神経」が日中の活動・緊張・集中を支え、ブレーキにあたる「副交感神経」が夜間の休息・消化・修復を担います。この二つがバランスよく切り替わることで、体は活動でき、休めます。

コロナ後遺症では、このバランスが崩れやすくなることが多くの報告で指摘されています。具体的には、交感神経が常にアクセルを踏んでいるような状態が続きやすくなります。

交感神経が過剰に優位な状態が続くと、体は安静にしていても心拍数が上がりやすくなります。横になっても眠れない、眠れても浅い、目が覚めても疲れが残っている。血流が末梢まで届きにくくなるため、手足の冷えや頭痛が続く方も多くいます。

一方で副交感神経の働きが落ちると、消化器の動きが鈍くなります。食欲が落ちる、胃がもたれる、便秘と下痢が交互に来るという消化器症状も、コロナ後遺症でよく見られる訴えの一つです。

整体で体の緊張をゆるめることは、副交感神経のスイッチが入りやすくなることにつながります。筋肉がゆるむと血管が広がりやすくなり、深い呼吸が入りやすくなり、体全体に「休んでいい」という信号が伝わりやすくなります。体が「安心した状態」になることで、消化も、睡眠も、免疫の働きも、少しずつ落ち着いてくる。そういった流れが生まれやすくなります。

ただし、自律神経の乱れは生活全体の影響を受けます。施術だけで完結するものではなく、睡眠・食事・過ごし方・ストレス管理を含めた日常の全体が関わります。整体はその一部を支えるものとして位置づけています。

実際に多い相談のパターン

現場でよく耳にするコロナ後遺症の相談には、いくつかのパターンがあります。

「感染から3か月以上経つのに、倦怠感がどうしても取れない」。仕事に戻れたものの、午後になると急に力が抜ける感じがする。夜になるとさらに疲れが増す。朝が一番しんどい。このパターンが非常に多くあります。

「頭がぼんやりして、仕事のミスが増えた」。以前は問題なくこなせていた作業がぽろぽろと抜け落ちるようになった。会議の内容を追いきれない。読んだことが頭に入ってこない。言いたい言葉が出てこない。脳の霧(ブレインフォグ)の相談は、現場でも確実に増えています。

「病院では異常がないと言われたが、体がしんどい」。血液検査も、胸のレントゲンも、問題なし。それなのに、深く息を吸おうとすると途中で止まる感じがある。胸が常に少し締め付けられている。体の感覚と検査の結果が一致しない、という苦しさを抱えている方が多くいます。

「少し動くと翌日が動けない」。「元気になってきた気がして動いたら、翌日から3日間まったく動けなかった」という話はよく聞きます。PEM(労作後倦怠感)は、コロナ後遺症において特に注意が必要な状態です。「自分の体の声を無視していたのかもしれない」と気づく方が多いパターンでもあります。

どのパターンも、体の深い緊張と自律神経の乱れが根底にあることが多く、丁寧なカウンセリングと体の状態の見立てが最初のステップになります。

実際にあった3つのケース

以下は、一般的なケースとして参考にご紹介するものです。個人を特定する情報は含みません。また、いずれも効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

ケース1、仕事のプレッシャーが重なって回復できなかった30代の男性

30代の男性の方です。コロナ感染後、仕事への復帰を早めたことで倦怠感と頭痛が長引きました。「休みたいのに、仕事が気になって休めない」という状態で、交感神経が常に緊張したままになっていました。体を見ると、首から肩・背中にかけての筋肉が固く張り詰めており、呼吸が非常に浅い状態でした。

施術では、まず首・肩・胸まわりの緊張をゆるめることから始め、横隔膜まわりにも働きかけながら呼吸が深くなるよう丁寧にアプローチしました。数回の施術を重ねる中で、「夜に眠れる時間が増えてきた」「午後の失速感が少し落ち着いた」という変化を感じてくださいました。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

ケース2、育児と家事を抱えながら無理をし続けた40代の女性

40代の女性の方です。感染後も「子どもの世話は休めない」と家事と育児を続け、体を無理やり動かし続けていました。やがてブレインフォグのような症状が出始め、「頭が重い、言葉が出てこない、些細なことでイライラしてしまう」という状態になりました。「自分のことは後回しにしてきた」という言葉が印象的でした。

施術に加え、「一日10分でも自分の体に向き合う時間をつくる」というセルフケアをご提案しました。体の緊張が少しずつ落ち着いてくると、「頭の重さが楽になった日がある」「夜に深く眠れた感じがした」という変化を語ってくださいました。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

ケース3、複数の医療機関を受診してもどこでも「異常なし」だった50代の女性

50代の女性の方です。コロナ感染後、倦怠感と息のしにくさが続き、内科・呼吸器科・神経内科と複数の医療機関を受診しましたが、どこでも「検査では特に問題ない」と言われ続けていました。「自分でも何がおかしいのか分からなくなってきた」とおっしゃっていました。

体を見ると、胸まわりの呼吸の動きがほとんど止まっており、腹式呼吸が非常に浅い状態でした。首から肩にかけての緊張も強く、全体的に「体が縮こまっている」という印象でした。施術を重ねる中で、「久しぶりに深く息が吸えた感じがした」「体の力が少し抜けた」という感想をいただきました。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

自宅でできるコロナ後遺症のセルフケア

整体の施術との組み合わせとして、日常生活のなかで体に優しい習慣をご紹介します。難しいことは何もありません。今日からできることだけです。

体を冷やさないことを最優先にしてください。特に首の後ろ(冷気が入りやすい場所)とお腹まわりを温めることで、副交感神経が働きやすくなります。冷たい飲み物・食べ物を控え、温かいものをゆっくりとることで、体の内側から緊張をゆるめる助けになります。

腹式呼吸を一日3回、各2分ほど試してみてください。背筋を軽く伸ばして椅子に座り、鼻からゆっくり4秒かけて吸い、口から6〜8秒かけてゆっくり吐く。吸う時間より吐く時間を長くすることで、副交感神経が刺激されやすくなります。これだけです。「うまく吸えない」と感じる方は、まず「吐く」ことから意識してみてください。吐ききれば、自然に吸えます。

寝る前の1時間はスマホ・パソコンをなるべく使わないようにしてください。ブルーライトと情報の刺激は、交感神経を活性化させます。眠る1時間前に画面を閉じるだけで、寝つきが違う、という方は少なくありません。

「少し良くなった」と感じても、急に活動を増やさないことが大切です。コロナ後遺症では、無理をした翌日・翌々日に大きな悪化が来るPEMのパターンがよく知られています。「動けた自分を褒める」より「止まれた自分を褒める」感覚が、回復への近道になることがあります。

症状が出ていることを責めないでください。「なぜ元に戻れないのか」という焦りや自責は、交感神経をさらに刺激します。体はいま、懸命に回復しようとしています。その過程に焦らず付き合うことが、結果として体を楽にしやすくなります。

毎日の体調を簡単にメモする習慣も助けになります。「昨日より少し楽だった」「今日は朝がきつかった」という短い記録を積み重ねることで、体の変化のパターンが見えてきます。どんな行動が翌日に響くか、どんなときに悪化しやすいかが分かってくると、無理をしないための判断がしやすくなります。施術の際に体の変化を伝えやすくなり、アプローチの調整にも役立ちます。

食事については「消化に負担をかけない」ことを意識してみてください。コロナ後遺症では消化器の働きが落ちやすく、揚げ物・冷たいもの・過食は体への余計な負荷になります。温かく消化しやすいもの、例えば雑炊・スープ・蒸した野菜などを少量ずつとるだけで、内臓の疲れが少し落ち着きやすくなることがあります。

医療機関との連携について

コロナ後遺症の症状のなかには、整体だけでは対応できないものが含まれます。次に当てはまる状態がある場合は、整体より先に医療機関を受診してください。

息苦しさが急に強くなった場合、胸に痛みや圧迫感がある場合、急に高熱が出た場合、体重が短期間に急激に落ちている場合、歩行や日常の動作に支障をきたすほどのだるさがある場合。これらはレッドフラグ(緊急サイン)であり、整体では対応できません。

コロナ後遺症の診断・検査・薬の処方は、医師が行うものです。整体は医療行為ではありません。「病院に行かずに整体だけで様子を見る」という選択は、コロナ後遺症においては特に避けてください。内科・呼吸器科・神経内科・心療内科など、症状に合った科で適切な評価を受けたうえで、整体を組み合わせるのが安全な順序です。医師から「安静に」「激しい運動は控えて」と指示が出ている場合は、施術前にその内容を必ずお知らせください。

FAQ よくある質問

Q1. コロナ後遺症に整体は効きますか?

整体が「効く」という断定はできません。ただ、自律神経の乱れや体の緊張を和らげるサポートとして、体が楽になりやすくなった、眠りが落ち着いた、呼吸が深くなったという方は一定数いらっしゃいます。整体は医療的な治療ではなく、体の回復しやすい状態を整える補完的なサポートです。

Q2. 整体を受けるタイミングはいつがいいですか?

症状が比較的安定している時期に受けることをすすめます。発熱が続いている・急な悪化がある時期は、まず医療機関で診てもらうことが先です。体の状態が落ち着いてから、整体でのケアを始めるのが基本的な順序です。

Q3. コロナ後遺症の倦怠感に整体でアプローチできますか?

倦怠感のすべてに対応できるわけではありませんが、体の緊張と自律神経の乱れが関わっているケースでは、施術で体の状態が変わることがあります。まず丁寧なカウンセリングで体の状態を確認してから、施術の方針を決めます。

Q4. ブレインフォグに対して整体で何ができますか?

ブレインフォグに整体が直接働きかけることはできません。ただ、首・肩・呼吸まわりの緊張が緩むことで脳への血流が改善しやすくなり、結果として「頭がすっきりした感じがした」という感想をいただくことはあります。あくまで個人差があります。

Q5. PEM(労作後倦怠感)がある場合でも整体を受けられますか?

PEMがある場合は、特に慎重な施術が必要です。強い刺激や長時間の施術は避け、ごく短時間・穏やかなアプローチから始めます。PEMがあることを、必ず事前にお伝えください。状態に合わせて施術内容を調整します。

Q6. 何回くらい通えばいいですか?

症状の程度や体の状態によって異なります。長引く不調は1回の施術で大きく変わることは少なく、数回から十数回のケアを積み重ねながら、体の状態の変化を一緒に確認していくことが多いです。

Q7. 子どものコロナ後遺症にも対応していますか?

お子さんのコロナ後遺症については、まず小児科への相談を優先してください。整体では、保護者の方と一緒に来ていただき、状態を見たうえで判断するケースが多いです。

Q8. コロナ後遺症と診断されていなくても相談できますか?

はい。「コロナにかかった後から体調が元に戻らない」という状態であれば、正式な診断の有無にかかわらず相談いただけます。カウンセリングで体の状態を丁寧に確認します。

Q9. 整体と並行して病院の薬を飲んでいても大丈夫ですか?

薬を服用しながら整体を受けることはできます。ただし、どのような薬を服用しているかを施術前にお知らせください。特に血液を固まりにくくする薬や、精神科・心療内科の薬を服用している場合は、施術内容を調整することがあります。

Q10. コロナ後遺症が疑われる場合、まず何をすれば良いですか?

まず内科やかかりつけ医に相談することをすすめます。コロナ後遺症外来を設けている医療機関もあります。検査・診断を受けてから、補完として整体を利用するのが安全な流れです。

Q11. 施術を受けた後に症状が一時的に強くなることはありますか?

施術後に体に変化が出ることはあります。翌日に症状が強くなった場合はすぐにご連絡ください。無理に続けるのではなく、状態に応じて施術内容を調整します。

Q12. 整体以外に鍼灸や気功も有効ですか?

常若整骨院では、整体に加えて東洋医学に基づいたアプローチも行っています。自律神経への働きかけという点で、鍼灸はその効果が報告されている施術の一つです。体の状態に合わせて組み合わせを検討します。

福岡市でコロナ後遺症に悩んでいる方へ

コロナの陰性から数か月が経っている。「もう元に戻るはずなのに」と思いながら、どうしても体がついてこない。病院では「異常なし」と言われて、では一体どこに行けばいいのか、と途方に暮れている。そういう状況は、症状がつらいことに加えて、「自分でも何が起きているかわからない」という不安がさらに重なって、本当に消耗します。

体がうまく働かない状態は、根性や意志の力で乗り越えるものではありません。体の仕組みとして、緊張が抜けない・自律神経が乱れているという状態は、適切なケアを積み重ねることで少しずつ変化していく可能性があります。

焦らなくていい。「休むことが怠けではなく、今の体に必要なことだ」と自分に伝えることから始めてください。

福岡市でコロナ後遺症のケアを探している方、整体で身体の緊張をゆるめることから一歩踏み出してみたい方、一人で抱え込まずに気軽にご相談ください。カウンセリング・施術・セルフケアを組み合わせて、体が回復しやすい状態に近づけるサポートをします。

院長プロフィール

冨高誠治(とみたか せいじ)

常若整骨院(福岡市)院長。整体・気功を軸とした施術歴20年。延べ25,000名の施術経験を持つ。

「検査に出ない不調」「どこに行っても変わらなかった」という状態の方と向き合い続けてきた。自律神経・東洋医学・身体構造の視点を組み合わせ、症状の背景にある体の状態を読み取ることを大切にしている。整体師向けの教育活動も行い、技術だけでなく患者さんとの向き合い方を伝え続けている。