PMSのスピリチュアルな意味|月経前に感情が揺れるとき、体が伝えようとしていること
結論から言うと、月経前に感情が揺れたり体が重くなったりするのは、あなたが弱いからではありません。感じる力が強い人ほど、体でその変化を受け取りやすく、PMS(月経前症候群)として現れやすいのです。
東洋医学では、月経前の揺れは「肝」の働きと深く関わると見ます。肝とは、感情のエネルギーを巡らせ、血を蓄え、月経のリズムを整える臓器です。1ヶ月間、仕事・家庭・人間関係のなかで抑えてきた感情が、ホルモンの変動をきっかけに体の表面へ浮かびあがる。それがPMSの正体のひとつです。
この記事は、毎月の感情の波に戸惑い、「自分がおかしいのかもしれない」と感じている方へ書いています。スピリチュアルな視点と東洋医学の見立てを組み合わせながら、体が何を伝えようとしているのかを一緒に読み解いていきます。体の不調とスピリチュアルな意味の関係については、<a href="https://tocowaca.com/?p=15254" target="_blank" rel="noopener">こちらの記事でも詳しく書いています</a>。
PMSのスピリチュアルな意味とは何ですか
結論として、PMSのスピリチュアルな意味は「1ヶ月間抑圧してきた感情が、体を通じて解放を求めているサイン」と見ることができます。
スピリチュアルな視点から見ると、体に現れる不調には、心や感情のエネルギーの状態が映し出されています。月経前の時期は、ホルモン変動によって感受性が最も高まる時間帯です。普段は意識の下に沈んでいた「怒り」「悲しみ」「言えなかった言葉」「我慢してきた気持ち」が、ホルモンの変化をきっかけに表面へ浮かびあがってきます。
これを「心が弱いから感情的になる」と読むのは、正しい解釈ではありません。感じる力が強い人ほど、外側の変化(気圧・気温・人間関係・季節)にも内側の変化(ホルモン・自律神経)にも、体で反応しやすいのです。
欧米のスピリチュアルな文化では、月経前の時期を「内省と解放の時間」と位置づける見方があります。女性の体の周期は月の満ち欠けと同じ約28日サイクルとされ、月が満ちて欠けていくように、感情もたまって流れるリズムを持っている。月経前は「たまってきたものを手放す準備の時間」という捉え方は、東洋医学の「月経は血とともに不要なものを排泄する」という考えとも重なっています。
ただし、スピリチュアルな意味を「心が弱いから症状が出る」「感情を整理できていないから体に出る」と自己責任論にしてはいけません。PMSが出るのは、誠実に生き、真剣に誰かのために動いてきた体が、正直に疲れを知らせているからです。症状は責める材料ではなく、体からの正直な声です。
特に注意していただきたいのは、「感じる力が強い」ということと「弱い」ということは、まったく別のことだという点です。感受性が豊かで、場の空気を読み、人の感情に敏感な方ほど、月経前の感受性がさらに高まるこの時期に、症状が強く出やすいのです。それは、あなたの感受性が一種の「体のセンサー」として働いているからです。センサーが精密なほど、わずかな変化でも反応します。
体は嘘をつきません。月経前に感情が揺れるのは、あなたが1ヶ月間、どれだけ全力で生きてきたかの証拠です。
なぜPMSは長引くのですか
結論として、PMSが長引く方には「感情を抑え続けてきた体の緊張」が根本にあるケースが多くあります。
生理前になると、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが大きく変動します。日本産科婦人科学会の情報によれば、この変動が脳内のセロトニンやドーパミンのバランスに影響し、気分の揺れや不安感を引き起こすと考えられています。
ただ、延べ25,000名を施術してきた現場の経験から言うと、同じホルモン変動があっても、症状が軽い方と重い方がいます。その差を生んでいるのは、体に蓄積した「緊張の量」です。
怒りをこらえる。不満を飲み込む。言いたいことを「波風を立てたくないから」と黙っておく。こうした抑圧が積み重なると、体は慢性的な緊張状態に置かれます。筋肉は硬くなり、血の巡りが落ち、内臓への負担が増す。月経前のホルモン変動は、その緊張を一気に表面へ引き出すスイッチになります。
さらに、「また今月も来てしまった」という予期不安が自律神経のアクセル(交感神経)をさらに刺激し、体の緊張を増幅させます。症状が強まる→不安が増す→緊張が深まる、という悪循環が形成されると、月を重ねるごとにPMSが重くなっていきます。
PMSが長引いているのは、弱いからではなく、体の緊張が解放されないまま次の周期へ持ち越されているからです。
PMSとはどのような状態ですか
PMSとは、月経の3〜10日ほど前から始まり、月経が来ると自然に落ち着く身体的・精神的な不調の総称です。
日本産科婦人科学会の定義によれば、ホルモン変動に伴う症状で、月経周期と連動することが特徴です。症状は非常に多様で、主なものを挙げると次のとおりです。
精神的な症状としては、イライラしやすい、怒りっぽくなる、涙もろくなる、不安感が増す、落ち込みが強くなる、集中力が落ちる、などがあります。身体的な症状としては、胸の張り、むくみ、腹部のけいれん感、頭痛、腰や骨盤の重さ、全身の倦怠感、眠れない・眠りが浅い、食欲の乱れなどがあります。
日本では女性の70〜80%が月経前に何らかの不調を感じているとされており、そのうち約5%は生活や仕事に大きな支障をきたす重症型(PMDD:月経前不快気分障害)に分類されます。
PMSとPMDDの境界は、「日常生活への支障度」によって判断されます。仕事を休まなければならない、対人関係を傷つけてしまう、自分を傷つけたい気持ちが出てくる、といったレベルであれば、婦人科・精神科への相談が必要です。
東洋医学では、PMSは「体の中に巡らないものがたまっている状態」と見ます。感情も血も、巡ることが本来の姿です。それが滞ると、体は様々な形でサインを出します。
PMSに整体はどこまでできますか
結論として、整体は「体の緊張をゆるめ、血の巡りを整えやすくし、自律神経のバランスを整えるサポート」ができます。ただし、整体は医療行為ではなく、症状の改善を保証するものではありません。
整体にできることとして、まず骨盤・仙骨まわりの緊張をゆるめることが挙げられます。仙骨(おしりの付け根の骨)と腰椎(腰の骨)の周辺が固まっていると、骨盤内の血流が落ちやすく、子宮や卵巣への血の届きが悪くなります。この部位の緊張をゆるめることで、月経前の重さや痛みが和らぎやすくなる方がいます。
次に、横隔膜の硬さをゆるめることです。横隔膜(肺の下にある呼吸の筋肉)が慢性的に固まると、呼吸が浅くなり、自律神経のブレーキが働きにくくなります。月経前の不安感・眠れない・頭痛には、この横隔膜の硬さが関わっていることがよくあります。
カウンセリングを通じた感情整理のサポートも行います。「なぜ毎月こんなにきついのか」の一端を言語化することで、感情の抑圧に気づき、肝の緊張を少しゆるめるきっかけになります。
整体にできないこととして、ホルモン変動の直接的な調整は婦人科が担う領域です。症状が強い場合、特に精神症状が日常生活を大きく妨げている場合は、まず婦人科への相談が優先です。
福岡市で整体を探すとき、何を見て選べばいいですか
結論として、PMSのように「感情が絡む不調」には、身体施術とカウンセリングが両輪になっている院を選ぶことをお勧めします。
選ぶときのポイントは3つです。
まず、問診・カウンセリングに時間をかけている院かどうか。PMSは体だけでなく、生活習慣・ストレスの種類・感情の傾向が症状の深さに直結します。体を触る前に「最近どんな状態でしたか」「月経前の1週間、生活はどうですか」と丁寧に聞いてもらえる環境があるかどうかを確認してください。問診が5分以内で終わってしまう院では、感情と体の関係を診ることが難しい場合があります。
次に、東洋医学の視点を持っているかどうか。PMSは「ホルモン」だけで語れる症状ではなく、体全体の気血の巡りと感情の流れが関係しています。肝・心・腎という東洋医学の視点から体を見ることで、「なぜその方にそのPMSが出るのか」という個別の見立てが可能になります。
最後に、施術後の変化を本人が実感できるかどうか。施術前後で「体の重さがどう変わったか」「肩の力がどう変わったか」を自分で感じられる施術の方が、長期的な変化につながりやすいです。
常若整骨院ではPMSをどう見ていますか
結論として、常若整骨院では、PMSを「感情と体の緊張が連動している状態」として見ています。症状を抑えることより、なぜそこまで体が緊張しているのかを一緒に探るところから始めます。
初回は、カウンセリングを中心に進めます。「月経前にどんなことが起きやすいか」「その時期の生活でどんなストレスがあるか」「感情をどのくらい表現できているか」「どこに行っても異常なしと言われてきたか」を丁寧に聞きます。
その後、体の状態を確認します。仙骨・骨盤まわりの緊張、横隔膜の硬さ、首・肩の固まり方を見ていくと、「いつ頃から体がこうなったか」が見えてくることがあります。20年・30年と積み重なってきた緊張のパターンが、月経周期を通じて表に出やすくなっているというケースは少なくありません。
施術では、体の緊張をゆるめ、血の巡りが整いやすい状態をつくることに集中します。「早く来なくていいようになること」を目標に、自宅でできるセルフケアの方法もお伝えします。依存ではなく、自分で自分の体を整えていける力を取り戻すことが、常若整骨院の施術の目的です。
東洋医学ではPMSをどう考えるのですか
東洋医学では、PMSは主に「肝(かん)」「心(しん)」「腎(じん)」の働きの乱れとして見ます。
肝(かん)とは、体の気血を巡らせ、感情のエネルギーを調節する臓器です。怒り・欲求不満・抑圧された感情は、肝に負担をかけます。月経前になると、月経へ向けて血が骨盤方向へ集まるため、肝の巡りが不安定になりやすく、イライラ・頭痛・胸の張り・脇の張りが出やすくなります。東洋医学で肝は「血を蓄える」臓器でもあり、月経のリズムを司る中心的な役割を担っています。
心(しん)とは、精神・感情の器に当たる臓器です。消耗すると「感情のクッション」が薄くなり、ちょっとした刺激でも涙が出たり、不安が増したり、眠れなくなったりします。「なぜこんなに傷つくのか」という経験は、心血の消耗を示しているケースがよくあります。
腎(じん)とは、体の回復力の貯金に当たる臓器です。月経を繰り返すたびに、腎の精(生命エネルギーの貯蓄)が少しずつ消耗します。腎の働きが弱まると、月経前の倦怠感・腰の重さ・冷え・意欲の低下が強くなりやすいです。
東洋医学でのPMSの主なタイプは以下の3つです。自分がどのタイプかを知ることで、セルフケアの優先順位が変わります。
1つ目は「肝気鬱滞型(かんきうったいがた)」です。感情を抑えてきた方に多く、月経前のイライラ・怒りっぽさ・胸の張り・頭痛・脇腹の張り感が主な症状です。仕事でもプライベートでも「いい人」を続けてきた方、言いたいことを飲み込むことが多い方に見られやすいです。
2つ目は「心脾両虚型(しんぴりょうきょがた)」です。考えすぎ・気の使いすぎで心と脾(消化器系)が消耗した方に多く、月経前の不安感・集中力低下・食欲の乱れ・眠りの浅さが出やすいです。他人のことを優先しすぎて自分が後回しになりがちな方に見られやすい傾向があります。
3つ目は「腎虚血虚型(じんきょけっきょがた)」です。慢性的な疲労や過労が続く方に多く、月経前の強い倦怠感・腰の重さ・むくみ・顔色の悪さが特徴です。20代後半から30代以降で、月経量が少なくなってきた方や、周期が乱れてきた方に見られやすいです。
ツボとしては、次の4か所が参考になります。
太衝(たいしょう):足の親指と第2指の間の水かきを、足首方向へなぞっていくと、指が止まる骨と骨の間のくぼみ。肝の気の滞りを解くのに使われるツボです。月経前の胸の張りやイライラに。
三陰交(さんいんこう):内くるぶしの頂点から、指4本ぶん上、すねの骨の後ろぎわ。血の巡りと女性のリズム全般に働きかけるツボです。月経前の不快感全般に。
血海(けっかい):膝のお皿の内側の角から、指3本ぶん上の大腿部の内側。血の滞りを解消し、月経に関わる不調全般に使われます。
内関(ないかん):手首の折り目の中央から、指3本ぶん肘側へのぼった、2本の腱の間。心を落ち着かせ、不安感・動悸・吐き気に使われるツボです。月経前の精神的な揺れに。
自律神経とPMSはどう関係しているのですか
自律神経とは、体のアクセル(交感神経)とブレーキ(副交感神経)を自動で切り替えるシステムのことです。
月経前の黄体期には、プロゲステロンの影響でアクセル側の交感神経が優位になりやすく、体は「戦闘モード」に入りっぱなしになります。この状態が続くと、筋肉の緊張が抜けにくくなり、血管が収縮して末梢の血流が落ちます。結果として、手足の冷え・肩こり・頭痛・眠れない、といった症状が重なります。
さらに「また今月も来てしまった」という予期不安が、交感神経をさらに刺激します。不安によって緊張が増し、緊張によって不快感が強まり、不快感が不安を呼ぶ。この悪循環が、月を重ねるごとにPMSを重くしていきます。
PMSの悪循環を断ち切るには、体の「ブレーキを踏む能力」を戻すことが重要です。長く吐く呼吸・体を温める・骨盤まわりの緊張をゆるめる、といったアプローチが、副交感神経を優位に戻しやすくします。
また、感情を言葉にすること自体が、自律神経のバランスを整える作用があります。月経前に「今月は○○が大変だった」「これが言えなくて苦しかった」と、誰かに話す・日記に書く、といった形で感情を外に出すことは、肝の緊張をゆるめ、体のブレーキをかけやすくします。
PMSで来られる方に多いのはどんなケースですか
延べ25,000名を施術してきた経験から、PMSでお越しになる方に共通して見られるパターンがあります。
最も多いのは、「職場でも家庭でもいい人」をずっと続けてきた方です。感情を顔に出さず、周りの空気を読み、頼まれたら断れない。月経前に突然「感情のスイッチが切れる」ように涙が出たり、無性に腹が立ったりする。「なぜ自分だけこんなに情緒不安定なのか」と自己嫌悪になっている方が多いですが、これは弱さではありません。1ヶ月間抑えてきた感情が一度に浮かびあがっているだけです。
次に多いのは、「生理前の1週間は別人だと思っている」方です。普段の自分と月経前の自分があまりに違いすぎて、パートナーや家族との関係に支障が出ています。その後悔がさらなるストレスになって、翌月のPMSが重くなるという連鎖が続いています。
「仕事が忙しくなると症状が強まる」という方も多くいます。過負荷な状態が続くと肝と腎が消耗し、月経前の緩衝材が薄くなるためです。繁忙期の直後に来る月経前が特にきつい、という方はこのパターンが多いです。
また、「病院では異常なし」と言われてきた方も少なくありません。ホルモン検査が正常範囲でも、自律神経の切り替え不全や体全体の緊張が深ければ、PMSとして体に出ます。検査で見えないからといって、体の反応がないわけではありません。
実際にPMSが楽になった方はどんな経過でしたか
実際にお越しになった方の経過をご紹介します。なお、効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。
30代女性・会社員(福岡市)
肩こり・手のしびれ・生理痛・体のだるさで来院された方です。4歳のお子さんに読む絵本が重く感じて、ページをめくるのも辛い状態でした。施術を受けた翌朝、「当たり前のようにあった体のだるさがなくなっていて不思議でした」とおっしゃっていたとのことです。さらに、生理の血がキレイな赤になり、においが全くなくなったと驚かれた事例です。体の緊張が解けるにつれ、月経の質も変わってきたケースです。(口コミ10-18より)
40代女性(福岡市)
じんましん・首コリ・噛み締め・睡眠障害・PMSなど、複数の症状が重なっていた方です。「ずっと原因不明と言われていた症状がなぜ出ているのかがわかり、ホッとしました」と話されていました。施術を3回ほど受けた頃、美容師さんから「久しぶりなのに髪と肌の状態がいいですね」と言われるほど体調が変化し、6回目の施術の頃にはほとんどの症状が生活に支障のない程度まで落ち着いたとのことです。PMS含む複数の不調が、体全体の緊張が解かれることで変化した事例です。(口コミ6-14より)
30代女性・会社員
毎月の生理前1週間が「自分でもコントロールできない感情の波」で、職場での言動を後から後悔するという状態でした。婦人科で検査を受けても異常なし。体全体の緊張が慢性的に高い状態で、肝気鬱滞の傾向が強いと判断しました。感情を表現する機会が極端に少なく、言えないまま飲み込むことが体の緊張に変わっていたことを、カウンセリングの中で一緒に確認していきました。施術とセルフケアを数ヶ月続けた結果、「感情の山が低くなった感じがします」と変化を感じ始めた事例です。効果には個人差があります。
PMSは自宅でどうケアすればいいですか
次の3つを参考にしてください。どれか1つからで十分です。全部やろうとしなくていい。できない日があっても、それで問題ありません。
まじめな方ほど「毎日きちんとやろう」として、できなかった日に自分を責めます。しかし、その自責が体の緊張になります。セルフケアは「できた日のボーナス」くらいの感覚で続けるほうが、結果として体は変わりやすくなります。現場での経験から言うと、回復が早い方に共通しているのは「完璧にやっている方」ではなく「できなかった日をさらっと流せる方」です。おおらかに、7割できれば十分という気持ちが、肝の緊張をゆるめます。
1つ目は、月経前の1週間は「してあげる量を7〜8割に下げる」こと。家事でも仕事でも、普段の100%ではなく、意識的に7〜8割にする。「完璧にやらなくていい」という自分への許可が、肝の緊張をゆるめます。これは手抜きではなく、体を守るための選択です。
2つ目は、「吐く息を意識的に長くする」こと。鼻から吸って4カウント、口からゆっくり8カウントで吐く。1日3回だけでも十分です。副交感神経を優位に戻す、最もシンプルかつ科学的な根拠がある方法です。
3つ目は、「お腹を温める」こと。カイロや湯たんぽで、おへそから骨盤の間を温める。骨盤内の血流が改善しやすくなり、月経前の冷えや重さが和らぎやすくなります。特に月経前の5〜7日前から始めると効果を感じやすいです。
また、月経前に感情が揺れたとき、「また来た」と拒否するより「今月はここが限界だったんだな」と体の声を聞く姿勢が、長期的には体を楽にします。感情は悪者ではなく、体が正直に出しているサインです。感情を言葉にする、日記に書く、信頼できる人に話す、どれも肝の気の滞りをほぐすのに有効です。完全に解消しようとしなくていい。少しだけ外に出すだけで、体への負担は変わります。
病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか
結論として、症状が強い場合は婦人科が先です。整体は医療行為ではなく、診断や薬の処方はできません。
次のような状態では、まず婦人科や精神科に相談してください。月経前の気分の落ち込みや不安感で仕事・学業・対人関係に大きな支障が出ている。「消えたい」「死にたい」という気持ちが浮かぶ。症状が月経後も続いている。月経の量・期間・周期に大きな変化がある。これらは医療機関が担う領域です。
婦人科でホルモン療法・薬物療法の必要性を確認したうえで、体の緊張管理・セルフケアの補完として整体を活用するという順番が安全です。
整体と婦人科は対立するものではなく、補完関係にあります。「薬は飲みたくないから整体だけ」という選択より、必要なら両方を並行して活用することが、体への丁寧な向き合い方です。整体でできるのは、薬でカバーしきれない「体の緊張の根本」を整えることです。
なお、子宮内膜症・筋腫・卵巣嚢腫など器質的な疾患が疑われる場合は、整体ではなく婦人科・産婦人科が対応する領域です。
参考として、日本産科婦人科学会のPMSに関する情報は、<a href="https://www.jsog.or.jp/citizen/5716/" target="_blank" rel="noopener">日本産科婦人科学会の公式サイト</a>でご確認いただけます。
よくあるご質問
PMSのスピリチュアルな意味とは何ですか?
月経前に感情が揺れるのは、1ヶ月間抑えてきた感情が体を通じて解放を求めているサインと見ることができます。怒り・悲しみ・言えなかった言葉など、意識の下に沈んでいたものが、ホルモンの変化をきっかけに表面へ浮かびあがります。これは心が弱いからではなく、感じる力が強いからこそ起きることです。
PMSは整体で楽になりますか?
整体が直接ホルモンを調整するわけではありませんが、体の緊張(骨盤・横隔膜・首肩)をゆるめることで、骨盤内の血流と自律神経のバランスが整いやすくなります。その結果、月経前の不快感が和らぎやすくなる方がいます。ただし、効果には個人差があります。症状が強い場合は婦人科への相談が先です。
毎月PMSがひどくなっているように感じます。なぜですか?
体の緊張の蓄積量が増えているサインの可能性があります。月経前の感情の波は、その月だけでなく、長期間の疲労・感情の抑圧・睡眠不足が積み重なって出てきます。忙しい時期が続いたり、感情を表現する機会が減ったりすると、年々症状が強くなりやすいです。
PMSは何日前から始まりますか?
一般的には月経の3〜10日前から症状が現れ、月経が始まると自然に和らぎます。ただし、体の緊張が強い方や腎精が消耗している方では、2週間前から症状が始まるケースもあります。「月経の1週間以上前から始まり、月経後も続く」という場合は、婦人科への相談をお勧めします。
婦人科でPMSの薬をもらっていますが、整体と並行してもいいですか?
はい、問題ありません。婦人科での薬物療法と整体は補完関係にあります。薬で症状を管理しながら、体の緊張を根本から整えていくというアプローチを同時進行で行うことができます。担当医への相談も忘れずに行ってください。
「気のせい」と言われたのですが、本当に体に変化が起きているのですか?
はい、体の反応は確実に起きています。ホルモン変動による脳内神経伝達物質の変化、自律神経の切り替え不全、骨盤内の血流変化など、科学的に確認されているメカニズムが重なって起きています。「気のせい」と言われた方は多くいますが、それは数値に出にくいだけで、体の変化がないわけではありません。
福岡市西新エリアでPMSに対応できる整体院はありますか?
常若整骨院は福岡市早良区(西新駅から徒歩圏内)にあり、PMSを含む自律神経系・婦人科系の不調を抱えた方のサポートをしています。カウンセリングと施術の両輪で、体の緊張を整えながら、生活習慣のアドバイスも行っています。
PMSのスピリチュアルな視点から、感情の揺れに自分を責めないためにはどうすればいいですか?
「月経前の感情の波は、弱さではなく1ヶ月間誠実に生きてきた体の正直な反応」と捉えなおすことが出発点です。感じすぎることは欠点ではなく、感受性の豊かさです。体の声を責める材料にするのではなく、「今月はここが限界だったんだな」と受け取る練習をすることが、長期的に体を楽にします。
PMSと更年期障害はつながっていますか?
どちらも女性ホルモンの変動が背景にあります。PMSが重い方は、更年期にも体が反応しやすい傾向はあります。ただし、必ずしも更年期が重くなるわけではありません。体の緊張を慢性的にゆるめておくことが、更年期への準備にもなります。
PMSは食事でも変わりますか?
変わりやすい部分があります。砂糖の多い食事・冷たい飲食物のとりすぎ・乳製品の過剰摂取は、脾の消化機能を弱め、体の冷えを助長することがあります。逆に、温かい食事・根菜・発酵食品は腸と脾の働きを整えやすくします。ただし、完璧に変えようとするとストレスが体への負担になるので、「7〜8割で十分」という感覚でゆるく始めることをお勧めします。
PMS以外にも頭痛・むくみ・不眠が重なっています。どこに相談すればいいですか?
複数の症状が月経周期と連動して変化するなら、まず婦人科への相談が出発点です。その後、体の全体的な緊張管理・自律神経のサポートとして整体を選ぶと、根本からの立て直しがしやすくなります。常若整骨院でも、複合する不調をまとめて診ることができますので、ご相談ください。自律神経の乱れが背景にあることも多く、そちらは別の記事で詳しく書いています。
PMSのイライラや落ち込みは、性格の問題ですか?
性格の問題ではありません。ホルモンの変動による脳内神経伝達物質(特にセロトニン)の変化が、感情の調節を難しくしているものです。東洋医学では、肝のエネルギーが滞ると怒りやすくなり、心(しん)の消耗が進むと涙もろくなると見ます。感情が出やすくなること自体は体のサインであり、「なぜこんな自分なのか」と責める必要はありません。
PMSが楽になると、月経痛(生理痛)も変わりますか?
関係があります。骨盤内の血流が改善され、体全体の緊張がゆるむことで、月経痛が和らぎやすくなる方がいます。東洋医学では、痛みは「気血の滞り」から来ることが多く、PMSの背景にある肝気鬱滞や血の巡りの低下は、月経痛とも共通した根本にあります。PMSと月経痛を同時に整えていくアプローチが効果的なケースが多いです。
月経前に甘いものが無性に食べたくなるのはなぜですか?
東洋医学では、脾(消化器系)が疲弊すると甘味を求めるようになると考えます。月経前に心と脾の消耗が進むと、脳がエネルギーを急いで補おうとして甘いものを求めます。ただし、砂糖の急激な摂取は脾をさらに疲弊させ、気分の乱高下を引き起こしやすくします。甘いものを否定するのではなく、「なぜ体が求めているか」を見る視点が大切です。
月経前に孤独感や「誰にも理解されない」感覚が強まるのはなぜですか?
感受性が高まるこの時期、言葉にしてこなかった気持ちが体の前面に出てきます。東洋医学では、肝の気のつまりが「疏泄(そせつ)」を妨げると、感情が滞り、閉塞感や孤立感として現れやすくなると考えます。「おかしいのは自分だけ」という感覚は、エネルギーが内向きに詰まったサインかもしれません。
まとめ
毎月の感情の波に「また来た」と怖くなっていた方へ。
PMSは、1ヶ月間真剣に生き、真剣に誰かのために動いてきた体が、正直に限界を知らせてくれる時間です。弱さではなく、体が「ここで少し立ち止まって」と伝えているメッセージです。
感じる力が強い方ほど、月経周期を通じてその声が大きくなりやすい。それは、感受性が豊かである証拠でもあります。ただ、感じる力が強い分だけ、体の緊張もたまりやすい。だから、月経前だけを「なんとかする」のではなく、普段から体の緊張をゆるめる仕組みをつくることが大切です。
毎月の感情の波が怖くて、自分を責めてきた方。病院では異常なしと言われてきた方。「生理前だから仕方ない」と諦めてきた方。常若整骨院では、整体とカウンセリングを組み合わせた形でサポートしています。一人で抱え込まず、まず体の声を一緒に聞いてみてください。
体の変化には、必ず理由があります。その理由を丁寧に読み解くことが、毎月の「怖さ」を「体と対話する時間」に変える出発点になります。
院長プロフィール
冨高誠治(とみたか・せいじ)
柔道整復師・鍼灸師。常若整骨院(福岡市早良区・西新駅から徒歩圏内)院長。施術歴20年、延べ25,000名の施術実績。整体・気功・東洋医学を組み合わせ、自律神経・婦人科系・慢性の不定愁訴など、検査では異常が出にくい体の不調と向き合っています。PMSをはじめ、感情と体の緊張が連動した不調を多く診てきました。カウンセリングと施術の両輪で、体の緊張を根本からゆるめることを大切にしています。「早くここに来なくていいようになること」を目標に、自分で自分の体を整えられる状態へ導くことを目指しています。











