季節の変わり目に間質性肺炎の咳がひどくなるのはなぜか|福岡市・常若整骨院

季節の変わり目に間質性肺炎の咳がひどくなるのはなぜか|福岡市・常若整骨院

結論から言うと、間質性肺炎の咳や息苦しさが季節の変わり目に強くなるのは、空気の乾燥と気温差が肺への負担を一気に増やし、そこに感染症のリスクが重なるためです。

  • 原因は何か:乾燥した空気が気道の粘膜を刺激し、朝晩の気温差が自律神経を揺さぶり、風邪やインフルエンザといった感染症が急性増悪の引き金になりやすい季節だからです
  • 整体でできることは何か:医療的なケアそのものには関わりませんが、呼吸を助ける筋肉の緊張をゆるめ、自律神経の乱れを整えやすい身体づくりをサポートすることはできます
  • この記事は誰向けか:間質性肺炎と診断され、季節の変わり目になると咳や息切れが強くなると感じている方、そのご家族に向けて書いています

間質性肺炎は、肺そのものが硬くなっていく病気です。服薬や在宅酸素療法など、医療機関での管理が何よりも優先されます。そのうえで、福岡市で整体をどう活用できるのかを、東洋医学の見立てとあわせてお伝えします。

なぜ間質性肺炎は季節の変わり目に長引くのですか

結論として、間質性肺炎の症状が季節の変わり目に長引きやすいのは、乾燥した空気そのものが気道への刺激になり、気温差による自律神経の乱れと、免疫の働きが揺らぐ時期が重なるためです。

秋から冬にかけて空気中の水分量が下がると、鼻や喉、気管支の粘膜がうるおいを保ちにくくなります。もともと肺の組織が硬くなっている間質性肺炎の方にとって、この乾燥は健康な方が感じる以上の負担になります。粘膜の防御機能が落ちると、そこに風邪やインフルエンザといった感染症が入り込みやすくなり、それが急性増悪と呼ばれる急激な悪化のきっかけになることが医学的にも知られています。

さらに朝晩の気温差は、体温調整を担う自律神経に負荷をかけます。自律神経が揺さぶられると、気道を取り巻く筋肉が緊張しやすくなり、呼吸そのものが浅く速くなります。浅い呼吸は横隔膜や肋間筋といった呼吸筋の疲労を招き、それがさらに息苦しさを強く感じさせるという悪循環に入っていきます。

当院で20年にわたり25,000人の患者さんを施術してきた経験では、間質性肺炎の方に限らず、呼吸器に不調を抱える方は季節の変わり目に決まって首や背中、みぞおちのあたりが硬くなっている傾向があります。この硬さそのものが病気を進行させるわけではありませんが、呼吸のしやすさには関わっている部分です。

福岡市のような都市部でも、10月から12月にかけては空気の乾燥した日が続きます。この時期は室内の暖房も加わり、屋内にいても喉や気道が乾きやすい環境になります。特発性肺線維症は50歳以上の方に多く見られる病気で、季節の影響を人一倍受けやすい世代でもあります。だからこそ、この時期をどう過ごすかが、一年を通した体調の安定につながっていきます。

間質性肺炎とはどのような状態ですか

間質性肺炎とは、肺の中で酸素と二酸化炭素を交換する薄い壁の部分(間質)に炎症や線維化が起こり、肺が硬くなっていく病気の総称です。

原因がはっきりしているものと、原因不明の特発性間質性肺炎に大きく分かれます。原因がわかるものには、関節リウマチや強皮症といった膠原病に伴うもの、粉じんやカビなどを吸い込むことで起こるもの、鳥の羽毛やフンに含まれる成分が関わる過敏性肺炎、薬剤の副作用によるものなどがあります。原因不明のものの中で最も頻度が高いのが特発性肺線維症で、国の指定難病にも定められています。

主な症状は、痰をともなわない乾いた咳と、階段や坂道で強くなる息切れです。健康な肺は空気を入れるとゴムのように柔らかく膨らみますが、線維化が進んだ肺は膨らみにくくなるため、同じ動作でもより多くの呼吸努力が必要になります。進行すると、指先が丸く膨らむばち指と呼ばれる所見が見られることもあります。初期の段階では、坂道や階段で「以前より息が上がるようになった」という程度の変化しかなく、加齢や運動不足と見分けがつきにくいことも少なくありません。

診断には胸部CT検査や呼吸機能検査、場合によっては気管支鏡検査が使われます。聴診では、乾いた咳とともに、細かい捻髪音と呼ばれる特徴的な音が聞こえることがあり、これも診断の手がかりの一つになります。医療機関での対応は抗線維化薬やステロイド、免疫抑制薬などの薬物療法が中心で、酸素が不足する状態が進めば在宅酸素療法も選択肢になります。医師による定期的な経過観察が欠かせない病気です。

間質性肺炎に整体はどこまでできますか

結論として、整体は間質性肺炎そのものを良くする医療行為ではありません。肺の線維化に直接働きかけることはできず、できるのは呼吸を助ける身体の状態を整えるところまでです。

呼吸には、横隔膜だけでなく、首まわりの筋肉、肋間筋、肩甲骨まわりの筋肉が連動して働いています。間質性肺炎の方は、息苦しさから無意識に肩をすくめたり、胸をすぼめたりする姿勢が習慣になっていることが多く、これが呼吸を助けるはずの筋肉の動きをかえって妨げてしまうことがあります。特に、階段や坂道で息切れを感じた経験が積み重なると、体は無意識に「浅く速い呼吸」を安全なパターンとして学習してしまい、それが休んでいる時の呼吸にまで影響を及ぼすことがあります。整体では、この呼吸に関わる筋肉群の過度な緊張をゆるめ、呼吸がしやすい姿勢を取り戻しやすくするお手伝いができます。

また、自律神経の乱れが強くなると、交感神経が優位になりすぎて気道が過敏になり、ちょっとした乾燥や温度変化でも咳が出やすくなることがあります。身体の緊張をゆるめ、自律神経の働きを整えやすい状態に近づけることは、症状そのものへの効果ではなく、日常のつらさを軽くしやすくする土台づくりとして意味があります。

一方で、酸素不足そのものを解消したり、線維化した肺の組織を元に戻したりすることは、整体にはできません。ここは薬物療法や酸素療法という医療の領域です。整体はあくまで医療と並走する立場であり、主治医の方針を最優先にしていただくことが前提になります。

福岡市で整体を探すとき、何を見て選べばいいですか

間質性肺炎という持病を抱えたまま整体院を探す場合、いくつか見ておきたいポイントがあります。

まず、症状や既往歴をきちんと聞いたうえで施術内容を決めているかどうかです。強い刺激やうつ伏せでの長時間の施術は、呼吸が苦しい方にとって負担になることがあります。事前のカウンセリングを丁寧に行い、体調に応じて施術の強さや姿勢を調整してくれるかを確認してください。

次に、医療機関との関係をどう考えているかです。整体は診断や薬の判断を行う場所ではありません。症状が急に悪化した場合や、発熱、急な息苦しさの増強があれば、まず医療機関を受診するよう案内してくれる院を選ぶことが安全につながります。

そして、東洋医学的な見立てをきちんと言葉にできるかどうかも一つの目安です。単に「肩こりをほぐします」という説明だけでなく、なぜ呼吸が浅くなるのか、なぜ季節の変わり目に悪化しやすいのかを、身体の仕組みとして説明できる院は、それだけ経験の蓄積があると考えられます。

福岡市内でも呼吸器系の不調に慣れた整体院は限られています。事前に電話やメールで、間質性肺炎の方の施術経験があるかを聞いておくと安心です。

あわせて、施術者が柔道整復師や鍼灸師といった国家資格を持っているかどうかも確認しておくと、体の構造を理解した上で施術内容を判断してもらえるかどうかの目安になります。資格の有無だけがすべてではありませんが、既往歴のある方の体を預ける以上、知っておいて損はない情報です。

常若整骨院では間質性肺炎をどう見ていますか

常若整骨院では、間質性肺炎の症状そのものを良くするという立場は取りません。診断と医療的なケアは医療機関にお任せしたうえで、日々の呼吸のしやすさとストレス管理をサポートする立場です。

カウンセリングでは、いつから症状があるか、どんな場面で咳や息切れが強くなるかを丁寧にうかがいます。季節の変わり目に悪化する方、電話や立ち話で息が切れる方、夜になると咳が止まらなくなる方など、悪化のパターンは一人ひとり違います。このパターンを聞くことで、身体のどこに負担が集中しているかが見えてきます。

施術では、首から肩、背中、みぞおちにかけての緊張を丁寧にゆるめ、呼吸筋が本来の動きを取り戻しやすい状態を目指します。うつ伏せが苦しい方には横向きや座った姿勢での施術に切り替えるなど、その日の体調に合わせて進め方を変えます。

そのうえで、東洋医学の考え方に基づいた養生のアドバイスをお伝えします。25,000人を施術してきた中で、呼吸器に不調を抱える方には共通した生活のクセが見えてきます。それを踏まえたうえで、無理のない範囲でできることを一緒に探していく、というスタンスで関わっています。

実際に触れてみると、季節の変わり目に悪化する方には共通した所見があります。鎖骨の下からみぞおちにかけての皮膚が突っ張るように硬くなっていたり、首の横にある胸鎖乳突筋がこわばっていたりすることが多く見られます。これは、息苦しさをかばうために体が無意識に力を入れ続けてきた結果と考えられます。肩甲骨の内側が板のように硬くなっている方も少なくなく、これは呼吸のたびに肩で息をするような浅い呼吸パターンが習慣になっているサインです。こうした部位を丁寧にゆるめることで、呼吸のための空間を体が取り戻しやすくなります。

東洋医学では間質性肺炎をどう考えるのですか

東洋医学では、肺とは、体に取り込んだ空気から気を作り出し、全身に配る働きを持つ臓器だと考えます。同時に、肺は乾燥をもっとも嫌う臓器とされ、秋から冬にかけての乾いた空気(燥邪)にもっとも影響を受けやすいと考えられてきました。

この記事のテーマである「季節の変わり目に悪化する」という現象は、東洋医学的に見ると、肺が持つ潤いの力が落ちているサインとして読むことができます。臨床で見えてくる傾向として、次の3つの証タイプに分かれることが多くあります。

肺気虚型は、少し動いただけで息が上がりやすく、声が小さくかすれがちで、風邪をひきやすいタイプです。肺の気そのものが不足しているため、外の環境変化に対する防御力が弱くなっていると考えます。

肺腎両虚型は、病気の経過が長く、動くと足腰から先に疲れを感じるタイプです。東洋医学では、肺だけでなく、生命力の根本を蓄える腎の力も一緒に落ちていると見ます。冬場に特に症状が強くなりやすいのが特徴です。

気陰両虚型は、乾いた咳が長く続き、のどのカラカラとした渇き、寝ている間の汗、微熱を感じるような火照りをともなうタイプです。体を潤す力そのものが不足している状態で、この記事のテーマである季節の乾燥ともっとも直結しやすい証と言えます。

季節の巡りで見ると、秋は肺の季節、冬は腎の季節にあたるとされます。肺腎両虚型の方が冬に向けて症状が強くなりやすいのは、肺の力の低下に加えて、腎という生命力の土台までもが同時に働きを求められる時期に入るためだと東洋医学では考えます。逆に言えば、この時期をどう乗り越えるかが、翌年の同じ時期の体調を左右するとも言えます。

ツボについては、太淵(たいえん、手首の親指側、脈を触れるところのくぼみ)は肺の気を補う代表的なツボとして知られています。列缺(れっけつ、手首の親指側から指2本分ひじ寄り)は、古くから風邪の予防に使われてきたツボです。照海(しょうかい、内くるぶしの真下のくぼみ)は、体に潤いを与える働きがあるとされ、乾いた咳や喉の渇きに使われます。肺兪(はいゆ、背中の肩甲骨の間、首の付け根から指幅で下がった位置)は、背中から肺の働きを助けるツボとして知られています。いずれもご自身で強く押しすぎず、心地よい圧で温めるように触れる程度にとどめてください。

自律神経と間質性肺炎はどう関係しているのですか

自律神経とは、体のアクセルとブレーキのような働きをする神経で、呼吸や心拍、消化といった、意識しなくても動いている体の機能を調整しています。

間質性肺炎で息苦しさを感じると、体は自然と危険を察知し、交感神経、つまり体のアクセル側が優位になります。交感神経が優位になると、気道を取り巻く筋肉が緊張し、呼吸がより浅く速くなります。浅く速い呼吸は、十分な酸素を取り込みにくいだけでなく、不安感や焦りも強めてしまいます。これが「息苦しい」という感覚をさらに強め、また交感神経が優位になるという悪循環につながっていきます。

季節の変わり目は、この自律神経にとってもっとも負担がかかる時期です。気温差に対応するために体は常に体温調整を行っており、それ自体がエネルギーを使う作業です。そこに乾燥や感染症のリスクが重なることで、自律神経はさらに揺さぶられやすくなります。

整体でできることは、この交感神経優位に傾いた状態から、副交感神経、つまり体のブレーキ側が働きやすい状態へと切り替える土台づくりです。首や肩まわりの過度な緊張をゆるめることで、深い呼吸がしやすくなり、それが結果として自律神経のバランスを整えやすい方向に働くことがあります。

呼吸法として広く知られている腹式呼吸も、副交感神経を働かせる一般的な方法として紹介されることがあります。ただし、間質性肺炎の方は肺そのものが硬くなっているため、無理に深く吸おうとすると、かえって疲れてしまうこともあります。苦しさを感じたらすぐにやめる、という前提のもとで、ご自身の体調に合わせて試していただくことが大切です。病気そのものへの効果ではなく、日々の呼吸の質を支える取り組みとして捉えていただければと思います。

間質性肺炎で来られる方に多いのはどんなケースですか

間質性肺炎に整体で何ができるのかについては、こちらの記事でも詳しく書いていますが、実際に来院される方には、いくつか共通したパターンがあります。

一つは、季節の変わり目になると必ず咳が増える方です。「毎年、秋になるとまた咳がひどくなる」と話される方が多く、天気予報の気温差を見て不安になるという声もよく聞きます。こうした方は、乾燥への対策と、自律神経を落ち着けるケアを合わせて行うことで、日々の過ごしやすさに変化を感じられることがあります。

もう一つは、強皮症や関節リウマチといった膠原病があり、その合併症として間質性肺炎と診断された方です。もともとの病気で通院を続けながら、体の緊張やこわばりが強く、それが呼吸のしにくさにもつながっていると感じて来院されるケースです。

そして、在宅酸素療法を導入されている方も少なくありません。酸素チューブをつけての生活に慣れるまでの緊張、外出への不安、人前でチューブを見られることへの気後れなど、身体だけでなく心理的な負担を抱えていることが多く、そのご様子をゆっくりお聞きすることも大切な時間になっています。

また、ご家族に付き添われて来院される方も多くいらっしゃいます。本人よりもご家族の方が体調の変化に敏感で、「最近、家の中の移動でも息が上がっているように見える」と気づかれて予約されるケースもあります。ご本人が症状を過小に伝えてしまうことは珍しくないため、ご家族からの見立ても、施術内容を決めるうえで大切な情報になっています。

実際に間質性肺炎が楽になった方はどんな経過でしたか

ここでご紹介する事例は、実際にいただいたお声をもとに、個人が特定されない形に編集しています。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

一人目は、60代の元会社経営者の方です。特発性肺線維症と診断されてから2年が経ち、季節の変わり目になると咳で夜中に目が覚めることが続いていました。主治医のもとへの通院を続けながら、月に数回のペースで施術を受けるうちに、「咳で目が覚める回数が少し減った気がする」と話されるようになりました。肩と背中の緊張が強く、施術のたびに呼吸が浅くなっているねと声をかけると、ご自身でも姿勢を意識されるようになり、デスクに向かうときに一度肩の力を抜く習慣を取り入れたところ、夕方の息苦しさが以前より軽く感じる日が増えてきたと話されています。

二人目は、50代の女性で、強皮症に伴う間質性肺炎と診断され、介護と仕事を両立されている方です。人に頼ることが苦手で、常に気を張っている様子がうかがえました。初めて来院された時は、胸のあたりが薄い板を貼り付けたように硬く、深く息を吸おうとしても途中で止まってしまう状態でした。施術の中で、頑張り続けている自分を少し労ってもいいのだと感じられたことが、体の緊張のゆるみにつながったようです。「呼吸が浅いことに、指摘されて初めて気づいた」と話されていました。数ヶ月通われるうちに、休日には意識して用事を詰め込みすぎないようにするなど、ご自身の生活のペースにも変化が出てきているとのことです。

三人目は、70代の男性で、在宅酸素療法を導入されて半年ほどの方です。ご家族の勧めで来院され、当初は酸素チューブをつけたままの施術に戸惑いもあったようですが、座った姿勢での施術に切り替えたところ、無理なく続けられるようになりました。孫とのビデオ通話で話すときに息が切れるのがつらいと話されていましたが、首まわりの緊張がゆるんだことで、会話中の呼吸のしやすさに変化を感じているとのことです。「チューブをつけている自分を見られるのが嫌だった」と最初の頃にぽつりと話されたことがありましたが、施術を重ねる中で少しずつ表情が和らぎ、外出への気後れも以前より減ってきたそうです。

間質性肺炎は自宅でどうケアすればいいですか

季節の変わり目に負担を増やさないために、自宅でできることをいくつかご紹介します。ただし、これから挙げる3つは、すべてを完璧にこなす必要はありません。どれか1つからで十分です。

一つ目は、室内の湿度を保つことです。加湿器を使う、洗濯物を室内に干すなど、湿度が40パーセントを下回らないようにする工夫は、乾いた空気による喉や気道への刺激を減らす助けになります。

二つ目は、朝晩の気温差から首元を守ることです。マフラーやスカーフで首を温めるだけでも、体温調整にかかる自律神経の負担を減らすことができます。外出時は一枚羽織るものを持ち歩く習慣も助けになります。

三つ目は、人混みでのマスク着用と手洗いです。急性増悪のきっかけの多くが風邪やインフルエンザといった感染症であることを踏まえると、感染予防そのものが、症状の急激な悪化を防ぐ大切なケアになります。季節性のインフルエンザワクチンについても、急性増悪を防ぐ観点から接種を勧められることが多くあります。接種の可否や時期は、必ず主治医にご相談ください。

このほかにも、湿度計を一つ部屋に置いておくと、体感だけに頼らず加湿の目安がわかりやすくなります。長時間の熱いお風呂は皮膚だけでなく気道の粘膜まで乾燥させることがあるため、ぬるめのお湯で短めに済ませるのも一つの工夫です。喉が渇く前に、こまめに白湯を一口ずつ飲む習慣も、体の潤いを保つ助けになります。

できなかった日があっても、ご自分を責める必要はありません。真面目に全部やろうとすることが、かえって心の緊張を生んでしまうこともあります。真面目さが悪いのではなく、その向け先を「完璧にやること」ではなく「無理なく続けること」に変えるだけで十分です。

病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか

間質性肺炎と診断されている方にとって、医療機関での定期的な経過観察は何よりも優先されるべきものです。整体はそれに代わるものではなく、あくまで補う立場だとご理解ください。

次のような症状がある場合は、整体を予約する前に、まず医療機関を受診してください。安静にしていても息苦しさが強い、唇や爪の色が紫がかっている、急な発熱がある、これまでと明らかに違う速さで息切れが悪化している、といった場合は、急性増悪の可能性があります。数日のうちに一気に進行することもあるため、様子を見ようとせず、一刻を争うことがあるという前提で、迷わず医療機関に連絡してください。判断に迷う場合も、まずは主治医やかかりつけの医療機関に電話で相談することをおすすめします。

体調が安定しており、主治医から日常生活の制限について特に指示がない場合には、呼吸のしやすさやストレス管理のサポートとして整体を活用いただくことができます。施術を受ける際は、必ず間質性肺炎の診断があること、現在の通院内容、酸素療法の有無を事前にお伝えください。それをもとに、無理のない範囲で施術内容を調整いたします。可能であれば、次の受診日や検査結果の傾向も教えていただけると、体調の波をより丁寧に把握できます。

薬の量や通院の方針についての判断は、必ず主治医にご相談ください。整体でお聞きした体の状態をもとに、通院先の医師に伝えていただくことも、体調管理の助けになります。

よくあるご質問

間質性肺炎でも整体を受けて大丈夫ですか?

体調が安定していれば受けていただけます。ただし、必ず事前に診断名と現在の通院内容、酸素療法の有無をお伝えください。それをもとに施術の強さや姿勢を調整いたします。

整体を受けると間質性肺炎は良くなりますか?

整体は間質性肺炎そのものを良くする医療行為ではありません。肺の線維化に直接働きかけることはできず、呼吸を助ける身体の緊張をゆるめ、自律神経の働きを整えやすい状態に近づけるところまでが役割です。

季節の変わり目に咳がひどくなるのはなぜですか?

乾燥した空気が気道を刺激し、朝晩の気温差が自律神経を揺さぶり、そこに風邪やインフルエンザといった感染症のリスクが重なるためです。この3つが同時に重なる時期が、いわゆる季節の変わり目にあたります。

うつ伏せの施術は苦しくないですか?

息苦しさを感じる方には、横向きや座った姿勢での施術に切り替えます。事前のカウンセリングで体調をうかがい、無理のない姿勢で進めますのでご安心ください。

在宅酸素療法をしていても施術は受けられますか?

酸素チューブをつけたままの施術は可能です。実際に在宅酸素療法をされている方の来院実績もあります。事前に酸素の設定量や外せない時間帯などをお伝えいただければ、それに合わせて進めます。

急性増悪とはどんな状態ですか?

数日のうちに呼吸困難が急激に進行する状態で、風邪やインフルエンザなどの感染症がきっかけになることが知られています。命に関わることがあるため、急な息苦しさの悪化や発熱があれば、すぐに医療機関を受診してください。

薬を飲んでいますが整体と併用しても平気ですか?

はい、併用に問題はありません。ただし、薬の量や通院の方針についての判断は必ず主治医にご相談ください。整体は薬物療法に代わるものではなく、並行して受けていただくものです。

東洋医学ではどんなタイプに分かれますか?

臨床で見えてくる傾向として、少し動くと息が上がりやすい肺気虚型、病気が長く足腰から疲れやすい肺腎両虚型、乾いた咳が続き喉の渇きをともなう気陰両虚型の3タイプに分かれることが多くあります。

呼吸が楽になるセルフケアはありますか?

室内の湿度を保つこと、首元を気温差から守ること、人混みでのマスク着用と手洗いの3つをご紹介しています。すべてやる必要はなく、どれか1つからで十分です。

家族として何をサポートすればいいですか?

室内の湿度管理や気温差への声かけなど、日常の小さな工夫を一緒に行っていただくことが助けになります。また、急性増悪のサインについて家族で共有しておくと、いざというときに慌てずに対応できます。

ツボ押しだけで症状は楽になりますか?

ツボ押しは呼吸を助ける補助的なケアであり、それだけで症状が良くなるわけではありません。医療機関への通院を続けながら、無理のない範囲で取り入れていただくものとお考えください。

強皮症などの持病があっても施術は受けられますか?

はい、実際に強皮症に伴う間質性肺炎の方の施術実績もあります。もとの病気の通院内容もあわせてお伝えいただくことで、より安全に進めることができます。

なぜ肺は乾燥に弱いと考えられているのですか?

東洋医学では、肺は乾燥をもっとも嫌う臓器とされ、秋から冬にかけての乾いた空気の影響を受けやすいと考えられています。肺が持つ潤いの力が落ちると、喉や気道の防御機能も落ちやすくなります。

加湿器はどのくらいの湿度に設定すればいいですか?

目安は40パーセントから60パーセントです。湿度が高すぎるとカビやダニの原因になることもあるため、湿度計で数値を確認しながら調整することをおすすめします。就寝中は特に乾燥しやすいため、寝室の加湿を意識してみてください。

軽い運動やウォーキングはしてもいいですか?

主治医から運動の制限について指示がなければ、無理のない範囲でのウォーキングは、体力の維持や気分転換にとって助けになることがあります。息切れが強い日は無理をせず、その日の体調に合わせて休むことも大切です。運動の可否や強度については、必ず主治医にご確認ください。

何歳くらいの方が発症しやすいですか?

特発性肺線維症は50歳以上の方に多く見られ、加齢とともに発症の割合が高くなる傾向があります。ただし、膠原病に伴うものなど、若い世代で見られるケースもあります。

禁煙は症状に関係がありますか?

喫煙は肺への負担を増やす要因の一つとされています。すでに診断を受けている方は、禁煙について主治医と相談しながら進めることが勧められています。ご家族が喫煙されている場合は、受動喫煙を避ける環境づくりも助けになります。

施術の頻度はどれくらいがいいですか?

体調や生活のリズムによって異なりますが、季節の変わり目は特に体への負担が大きいため、月に数回のペースで様子を見ながら通われる方が多くいらっしゃいます。まずはご自身の体調の変化を一緒に確認しながら、無理のないペースを探っていきましょう。

まとめ

季節の変わり目に間質性肺炎の咳や息苦しさが強くなるのは、乾燥と気温差、そして感染症のリスクが重なる時期だからです。この時期を意識して過ごすことは、症状の急激な悪化を防ぐための大切な備えになります。毎年同じ時期に不安を感じてこられた方も、今年は少し早めから室内の湿度や首元の保温を意識するだけで、過ごし方が変わってくることがあります。

福岡市で間質性肺炎と診断され、季節の変わり目のつらさに悩んでいる方へ。整体は病気そのものを良くするものではありませんが、呼吸を助ける身体の緊張をゆるめ、自律神経の働きを整えやすい状態に近づけるお手伝いはできます。医療機関への通院を最優先にしていただきながら、日々の過ごしやすさを整える一つの選択肢として、当院のカウンセリング・施術・セルフケアをご活用いただければと思います。一人で抱え込まず、まず身体の緊張をゆるめることから始めてみてください。

院長プロフィール

冨高誠治(とみたか せいじ)。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年、これまで25,000人の患者さんを施術してきました。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏の常若整骨院院長。整体と気功を軸に、東洋医学の見立てを取り入れた施術を行っています。全国での技術セミナー講師、テレビ出演、女性自身掲載の実績があります。

参考:難病情報センター 特発性間質性肺炎(指定難病85)、東邦大学医療センター大森病院 間質性肺炎センター 急性増悪について

間質性肺炎の呼吸のしにくさについてはこちらの記事でも詳しく書いています。また、季節の変わり目に自律神経が揺さぶられる仕組みについてはこちらの記事もあわせてご覧ください。

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