足のむくみの相談は、常若整骨院でできますか
結論から言うと、できます。夕方になると靴がきつい、靴下の跡が消えない、朝より脚が一回り太く感じる。そうした足のむくみを、体の冷え、内臓の疲れ、呼吸の浅さ、自律神経の面から一緒に整理します。ただし、整体は医療行為ではありません。むくみの原因となる病気の診断や薬の判断は、医療機関の領域です。
要点を先に3つ挙げます。
一つ目、足のむくみは、心臓や腎臓、肝臓、血管の病気が隠れていることもあるため、片足だけ急に腫れた場合などは先に医療機関を受診してください。
二つ目、検査で「特に異常なし」と言われたのに、むくみと重だるさが続く方の体を、緊張と巡りの側から整えることはできます。
三つ目、この記事は、福岡市で、立ち仕事や座り仕事、家事や介護で夕方に足が重くなる方に向けて書いています。
足のむくみとは、どのような状態ですか
足のむくみとは、血管の外にある余分な水分が、足の組織にたまって膨らんだ状態です。
足は心臓から遠く、重力で水分が下に集まります。ふくらはぎの筋肉は、縮むたびに血液と水分を上へ押し上げる「第二の心臓」のような役目をしています。この働きが弱まる、または使われない時間が長いと、水分が足に残ります。
当院で25,000人の患者さんを施術してきた中で、足のむくみの訴えは、おおよそ次のように分かれます。
| タイプ | よく聞く訴え |
|—|—|
| 夕方型 | 朝は普通だが、夕方に靴がきつくなる |
| 朝型 | 朝、顔や足が重くふくらんでいる |
| 冷え型 | 足先が冷たいのに、足首は膨らんでいる |
| 生理前型 | 生理の前だけ、足や下腹部が重くなる |
どれかひとつでも、毎日のように続いているなら、体からの合図として相談の対象になります。
足のむくみで、整体より先に医療機関へ行ったほうがいいのはどんなときですか
結論として、次の場合は、先に医療機関を受診してください。
- 片足だけが急に腫れた、赤い、熱を持った、押すと強く痛い
- 息苦しさ、胸の痛み、動悸を伴う
- 数日で体重が急に増えた
- 尿の量が減った、まぶたまで腫れる
- 心臓、腎臓、肝臓の病気、甲状腺の病気の経過を見ている
片足だけの急な腫れは、血管の中に血のかたまりができている可能性もあり、早い受診が必要です。むくみの一般的な説明や受診の目安は、厚生労働省のe-ヘルスネットにも載っています。診断と薬の判断は、必ず医師にご相談ください。
検査で異常なしと言われても、足のむくみが続くのはなぜですか
結論として、病気ではなくても、筋肉の使われ方、冷え、内臓の疲れ、自律神経の乱れが重なると、むくみは起こります。
血管の外の水分は、血管とリンパ管が回収しています。この回収が追いつかなくなると、足にたまります。追いつかなくなる背景は、一つではありません。
- 座りっぱなし、立ちっぱなしで、ふくらはぎが動いていない
- 呼吸が浅く、お腹の中の圧が動かない
- 胃腸が疲れ、水分の処理が遅れている
- 冷えで血管が縮み、巡りが落ちている
- 緊張が続き、自律神経のブレーキが利かない
検査の数値は、これらを拾いきれないことがあります。数値に出ない疲れや緊張の積み重ねが、むくみとして先に出ている方は、多くいらっしゃいます。
常若整骨院では、足のむくみをどう見ていますか
結論として、足だけを揉むのではなく、足にたまる流れ全体を見ています。
当院の見立ての骨格は、「ダメージが回復を上回り続けたとき、体は不調として警報を出す」という考え方です。足のむくみは、その警報のひとつです。
触れたときに、次のような所見が重なる方は少なくありません。
| 触れた所見 | その意味合い |
|—|—|
| お腹が冷たく、押すとぽこぽこ水音がする | 胃腸が疲れ、水分の処理が遅れている状態 |
| 脇腹から肋骨の下が板のように硬い | 気づかいと緊張が抜けていない状態 |
| ふくらはぎがパンパンで、押すと跡が残る | 水分が下にたまっている状態 |
| 足首から先が冷たい | 巡りが足先へ届いていない状態 |
| 呼吸が浅く、肋骨が動いていない | 横隔膜が動かず、水分を上へ戻す力が弱い状態 |
これは診断ではありません。触れた所見と経過から、どこから緩めていくかを決める手がかりです。
問診では、むくむ時間帯、仕事の姿勢、水分と塩分の取り方、冷えの有無、生理との関係、服薬の内容、睡眠の状態を伺います。左右差も確認します。当院の経験では、右の足が強くむくむ方は仕事の負担が、左が強い方は家庭の気づかいが背景にある傾向があります。必ずそうだと決めつけるものではなく、問診を深める入り口です。
東洋医学では、足のむくみをどう考えるのですか
結論として、東洋医学では、足のむくみを「水の滞り」とみなし、主に胃腸と腎の働きから読み解きます。
東洋医学の「脾」とは、胃腸を中心とした、食べ物から体のエネルギーと水を処理する働きです。「腎」とは、体の水の出入りと回復力の貯金を司る働きです。この二つが疲れると、水が体に残ります。
| タイプ | 特徴 | 触れた所見 |
|—|—|—|
| 脾の疲れ型 | 食後に眠い、軟便、夕方にむくむ | 舌がふくらみ縁に歯の跡がある |
| 腎の弱り型 | 冷え、夜間の頻尿、腰が重い | 下腹部と足首が冷たい |
| 気の滞り型 | イライラ、生理前に悪化、ため息が多い | 脇腹が硬く張る |
ツボは、無理のない範囲で触れる程度で構いません。
- 陰陵泉(いんりょうせん):すねの内側を膝へなぞり上げ、骨の出っ張りの下でくぼむところ
- 三陰交(さんいんこう):内くるぶしの頂点から指4本ぶん上、すねの骨の後ろぎわ
- 太渓(たいけい):内くるぶしとアキレス腱のあいだのくぼみ
痛気持ちいい程度で、ゆっくり押します。強く押す必要はありません。
自律神経と足のむくみは、どう関係しているのですか
結論として、自律神経が緊張から抜けないと、血管と水分の調整が乱れ、むくみやすくなります。
自律神経とは、体のアクセルとブレーキのような働きです。アクセル側(交感神経)が優位な時間が長いと、血管が縮み、巡りが落ちます。ブレーキ側(副交感神経)が働きにくいと、夜になっても内臓が休めず、水分の処理も進みません。
頑張りすぎた一日の終わりに足が重くなるのは、体がブレーキをかけられていない合図でもあります。呼吸が浅くなると、横隔膜が動かず、お腹の中のポンプが働きません。ですから、当院では足だけでなく、呼吸が入る体をつくることも大切にしています。
常若整骨院では、足のむくみにどんな施術をしますか
結論として、足を揉むのではなく、お腹と肋骨まわりの緊張をゆるめ、足へ巡りが届く道筋を整える施術です。
- お腹の冷えと硬さをやわらげ、胃腸の疲れに働きかける
- 肋骨と横隔膜まわりをゆるめ、呼吸が入りやすくする
- 骨盤から足首までの緊張をほどき、巡りの通り道を広げる
- 生活のなかで続けられる、無理のないセルフケアをお伝えする
施術で水分そのものを抜くことはできません。むくみがなくなると約束するものでもありません。回復しやすい土台をつくり、むくみにくい体へ近づけることを目指します。
実際に足のむくみが楽になった方は、どんな経過でしたか
結論として、足のむくみが気になって来られた方でも、足だけでなく、全身の疲れが抜けていく経過をたどる方が多くいらっしゃいます。
1人目は、30代の女性、看護職の方。立ち仕事で下半身のむくみと腰痛、肩こりを抱えていました。実際の口コミには、「今までの疲れの溜まった身体に慣れてしまっていたので、疲れをとって頂き、『本当はこんなに軽くてラクなんだ』と感心する日々です」という言葉があります。疲れに慣れてしまうと、不調が普通になる。むくみも、その一つだったのだと思います。
2人目は、40代の男性、デスクワークの方。夕方になると靴が窮屈になり、ふくらはぎが張っていました。お腹の冷えと肋骨まわりの硬さを緩めるうちに、夕方の足の重さが変わりはじめました。(一般的な例です)
3人目は、50代の女性、家族の世話が続いていた方。何年も足が冷えてむくみ、どこへ行っても変わらないと諦めていました。気づかいの緊張がゆるむにつれて、足の感覚が変わったと話されました。(一般的な例です)
効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。
足のむくみで、自分を責めなくていいのはなぜですか
結論として、むくみは、あなたの怠けや体質の悪さではなく、頑張ってきた体が出している合図だからです。
「水を飲みすぎたから」「運動しないから」「塩分をとったから」と、自分を責める方が多くいます。でも、責める気持ちは緊張を生み、緊張は巡りをさらに落とします。真面目さが悪いのではなく、真面目さの向け先が、少し違うだけです。
足のむくみは、自宅でどうケアすればいいですか
結論として、足を高くして休む、ふくらはぎを動かす、お腹を冷やさない。この三つのうち、どれか1つからで十分です。できない日があって当然です。
1. 寝る前に5分、足を椅子や壁に上げて休む
2. 座りっぱなしのときは、1時間に一度、足首を回してかかとの上げ下げをする
3. 腹巻きや湯たんぽで、お腹と足首を冷やさない
全部を完璧にやろうとしないでください。完璧を目指すこと自体が、緊張を作ります。食事の塩分も、ゼロを目指さず、7〜8割守れていれば十分です。
病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか
結論として、迷ったら、まず医療機関で原因の病気がないか確認し、体のケアは並行して行う形をお勧めします。
診断と薬は医療機関、緊張と生活のケアは当院、という役割分担で構いません。上の受診の目安に当てはまらなければ、体の緊張を確認することから始める選び方もあります。当院は福岡市早良区、西新駅から徒歩圏にあります。関連して、自律神経の乱れについては、自律神経失調症の記事で詳しく書いています。
よくあるご質問
足のむくみは整体で楽になりますか?
楽になる方もいますが、お約束はできません。お腹と呼吸の緊張をゆるめ、巡りやすい体をつくることをサポートします。
病院で異常なしと言われたのに、足がむくむのはなぜですか?
筋肉の使われ方、冷え、胃腸の疲れ、自律神経の乱れが重なると、病気がなくてもむくみます。数値に出ない疲れが背景にあることが多いです。
夕方になると足が太くなるのは普通ですか?
一過性なら、多くの方に起こります。ただし、朝になっても引かない、毎日強くなる場合は、相談をお勧めします。
片足だけむくむのですが、整体に行っていいですか?
先に医療機関を受診してください。血管の病気が隠れていることがあるためです。
心臓や腎臓の薬を飲んでいても受けられますか?
受けられる場合が多いですが、医師に確認のうえ、服薬の内容を必ずお伝えください。
マッサージで水分を流せば良くなりますか?
強く揉んでも、根本の滞りは動きにくいです。強い刺激は、かえって体の緊張を生むことがあります。
水を控えたほうがいいですか?
自己判断で極端に控えないでください。水分が足りないと、体が水をためこみやすくなる面もあります。
塩分は完全に避けるべきですか?
完全に避ける必要はありません。7〜8割を目標にして、続けられる範囲で十分です。
生理前だけむくみます。関係はありますか?
あります。ホルモンの変化と、気の滞りが重なることが多いです。生理前の過ごし方も一緒に整理できます。
妊娠中のむくみも相談できますか?
産科の先生に確認のうえで、相談できます。妊娠中のむくみは、別の記事でも書いています。
何回くらい通えばいいですか?
個人差が大きく、回数をお約束することはできません。最初の数回で体の状態を確認し、そこから一緒に決めます。
着圧ソックスは使ってもいいですか?
使っても構いません。ただし、締めつけが強すぎて足先が冷える、痛む場合は外してください。
まとめ
福岡市で、夕方の足の重さやむくみを抱え、「体質だから」と諦めかけている方へ。病気が隠れていないかを医療機関で確認しつつ、体の側から整える方法もあります。むくみは、あなたの努力不足ではなく、体が出している警報です。
一人で抱え込まず、まず体の緊張をゆるめることから始めましょう。カウンセリングと施術、セルフケアで、回復しやすい土台づくりをサポートします。
院長プロフィール
冨高誠治。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年、25,000人の患者さんを施術。福岡市早良区・西新、常若整骨院。整体と東洋医学の見立てを軸に、自律神経と身体の緊張にアプローチしています。整体は医療行為ではないため、強い症状や急な変化があるときは、まず医療機関の受診をお勧めしています。
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