女性の足のむくみの相談は多い?生理前や夕方に強まる理由|福岡市・常若整骨院
結論から言うと、足のむくみのご相談は女性のほうが多く、常若整骨院でも毎週のようにお受けしています。整体は医療行為ではありませんので、症状が強い場合や急に悪化した場合は、まず医療機関を受診してください。
要点を先に3つ挙げます。
一つ目、女性のむくみは、生理の周期、冷え、立ち仕事やデスクワークの姿勢、気持ちの張りつめ方が重なって起きていることが多くあります。
二つ目、整体でできるのは、足を揉むことではなく、水の流れの上流にあたる呼吸、お腹、腰まわりの緊張をゆるめて、回復しやすい土台をつくることです。
三つ目、この記事は、福岡市で「夕方になると足がぱんぱん」「生理前になると靴がきつい」と感じている女性に向けて書いています。
常若整骨院では、女性の足のむくみの相談は多いですか
結論として、多いです。足のむくみを主訴に来られる方、別の不調で来られて問診のなかで「実はむくみも」と話される方を合わせると、女性が圧倒的に多数を占めます。
当院で25,000人の患者さんを施術してきた経験では、むくみだけを訴えて来られる方は意外と少なく、冷え、生理前の不調、肩や腰のつらさ、眠りの浅さといったものと一緒に語られることがほとんどです。ご本人は別々の悩みだと思っていても、体のなかでは同じ根っこでつながっていることが多いのです。
福岡市早良区・西新駅から徒歩圏という立地もあり、お仕事帰りの立ち仕事やデスクワークの女性、育児や介護で自分のことが後回しになっている女性が多く来られます。
なぜ、むくみは男性より女性に多いのですか
結論として、女性は筋肉量が少なく、ホルモンの波があり、冷えやすいという三つの条件が重なりやすいためです。
むくみとは、血管の外の組織に余分な水分がたまった状態です。足にたまった水分は、ふくらはぎの筋肉が縮んだりゆるんだりするポンプ作用で心臓へ押し戻されます。このポンプの力が弱いと、水分は足に残ります。
| 女性に多い理由 | 体のなかで起きていること |
|—|—|
| 筋肉量が少ない | ふくらはぎのポンプ作用が弱く、水分を押し戻しにくい |
| ホルモンの波がある | 生理前は体に水分をためこみやすい時期がある |
| 冷えやすい | 巡りが落ち、水分が足に残りやすい |
| 我慢が重なりやすい | 気持ちの張りつめで呼吸が浅くなり、上半身で流れが止まる |
どれか一つが原因というより、いくつかが同時に重なって、夕方の靴のきつさや朝のまぶたの重さとして出てきます。
生理前や更年期に、むくみが強くなるのはなぜですか
結論として、ホルモンの波によって体が水分をためこみやすい時期があり、そこに疲れや冷えが重なると、いつもより強く出るためです。
生理の前の一週間ほどは、足や顔がむくみやすい時期として知られています。月経前症候群、いわゆるPMSの一つの症状として現れることもあります。更年期に入ると、ホルモンの変化に加えて、自律神経の切り替えが乱れやすくなり、むくみが長引く方もおられます。
東洋医学では、この時期のむくみを「肝の気の滞り」と「脾の水はけの低下」が重なったものとして読みます。肝とは、気持ちの張りと体の巡りを調整する働きのことです。脾とは、飲食物から栄養と水分をさばく消化の力のことです。気持ちの張りつめが続くと肝の働きが固くなり、それが脾の水さばきを押さえ込んで、水分が足にたまりやすくなる、という見立てです。
生理周期とむくみの出方が重なる方は、周期に合わせて体を整える意識を持つと、むくみとのつきあい方が少し楽になります。生理不順やPMSについては、別の記事でも詳しく書いています。
女性のむくみには、どんなタイプがありますか
結論として、当院では大きく三つのタイプに分けて見立てます。ご自身のタイプが分かると、日常で気をつけることも絞れます。
| タイプ | 特徴 | 東洋医学の見立て |
|—|—|—|
| 張りつめて流れが止まるタイプ | 生理前に強い。イライラしやすい。胸やわき腹が張る | 肝の気の滞り |
| 水さばきが落ちるタイプ | 夕方にだるい。足を押すと跡が残る。食後に眠くなる | 脾の働きの低下 |
| 冷えて回復が落ちるタイプ | 足先が冷たい。朝より夜に重い。腰が冷える | 腎の力の低下 |
腎とは、東洋医学では「回復力の貯金」にあたるところです。長年の疲れや冷えがたまると、貯金が減って、むくみが抜けにくくなります。
実際には、一人の方が二つのタイプを併せ持つことがほとんどです。タイプは優劣ではなく、整える順番を決めるための道しるべとお考えください。
触れてみて分かる、女性のむくみの所見は何ですか
結論として、むくみが強い女性ほど、足よりも先に肋骨まわり、お腹、腰の硬さが目立つことが多くあります。
当院での触診で、よく見られるものをまとめます。
| 触れる場所 | よく見られる所見 |
|—|—|
| 肋骨の下のふち | 息を吐いても下がらず、硬く張っている |
| お腹 | 下腹部だけ冷たい。または臍のまわりが板のように硬い |
| 腰から仙骨 | 手のひらを当てると冷たく、押すと跳ね返す力がない |
| 足首からふくらはぎ | 押すと指の跡が残り、戻るのに数秒かかる |
肋骨まわりが硬いと、呼吸が浅くなり、お腹の奥で水の流れが滞ります。上流が詰まっているのに、下流の足だけを揉んでも、また夕方には戻ってしまうのはこのためです。
東洋医学では、女性の足のむくみをどう考えるのですか
結論として、水の通り道を肺、脾、腎の三段階で見て、どこで滞っているかを探します。
肺は水を上から降ろす、脾は水をさばいて運ぶ、腎は水を最後に外へ出す。この三つがつながって、水は体のなかを巡ります。ストレスで息が浅くなれば肺が降ろす力が落ち、冷たいものを多く摂れば脾が疲れ、冷えが続けば腎が弱る。どこで詰まっても、最後は足にたまります。
ツボの場所も、ご自宅でできるようにお伝えします。
陰陵泉(いんりょうせん)は、すねの内側を膝のほうへなぞり上げて、骨の出っ張りの下にぶつかって止まるくぼみです。水さばきを助けるとされるツボです。
三陰交(さんいんこう)は、内くるぶしの頂点から指4本ぶん上、すねの骨の後ろぎわです。女性の巡りに関わるとされています。
太渓(たいけい)は、内くるぶしとアキレス腱のあいだのくぼみです。冷えとむくみが一緒に出る方が温めやすい場所です。
妊娠中の方は、三陰交への刺激は避けてください。
自律神経と、女性のむくみはどう関係していますか
結論として、自律神経が緊張側に傾いたままだと、血管や筋肉が固くなり、水分が戻りにくくなります。
自律神経とは、体のアクセルとブレーキのような働きです。仕事、家事、育児、人間関係で気を張る時間が長いと、アクセルを踏みっぱなしになり、夜になっても体のブレーキがきかなくなります。この状態では、血管が締まったままで、水分を回収する力も落ちます。
むくみを訴える女性に「ゆっくり休めていますか」と伺うと、休んでいるつもりでも、布団のなかで翌日の段取りを考えている方が少なくありません。体は横になっていても、神経が休めていないのです。足のむくみは、そのサインとして出ていることがあります。
実際に女性のむくみが楽になった方はどんな経過でしたか
結論として、むくみだけを追うのではなく、体全体の巡りを整えていった方に、変化が出やすい傾向があります。お一人ずつ体の状態は違いますので、同じ経過になるとは限りません。
1人目は、福岡市の40代女性です。首や肩のこり、歯の噛みしめ、夜中や早朝に目が覚めること、むくみ、手足の冷え、生理不順、PMSと、多くの不調が重なっていました。ずっと原因が分からないと言われていた症状が、どうして出ているのかが分かってほっとした、と話されました。施術を重ねるうちに、体がぽかぽかしてきて、美容院で「状態がいいですね」と言われるほど肌の調子も変わった、とのことでした。残った症状も、生活に支障のない程度になったそうです。
2人目は、福岡市の30代女性です。腰、膝、生理痛、PMS、イライラ、むくみがありました。常に骨盤ベルトをつけ、翌日に痛みが出ないよう毎日体操をしていたそうです。施術のあと、何もしなくても過ごせるようになり、気持ちの面でも考え方が少しずつ変わって、家族が穏やかに過ごせるようになった、と話されました。
3人目は、40代後半の女性です。更年期に入ってから足のむくみが取れず、夕方には靴下の跡が深く残っていました。お話を聞くと、仕事と親の見守りが重なり、休める時間がほとんどなかったそうです。足を揉むよりも、まず呼吸とお腹の緊張を丁寧にゆるめることから始めました。数回目の頃から、夕方の靴下の跡が浅くなってきた、と話されました。
効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。
女性の足のむくみは、自宅でどうケアすればいいですか
結論として、あれもこれもやる必要はありません。次の三つのうち、どれか一つからで十分です。できない日があって当然です。
一つ目は、夜に足首を温めることです。お風呂で湯船につかるか、難しい日は、足首だけでも蒸しタオルで温めます。
二つ目は、息を長く吐くことです。吐く息を、吸う息の倍の長さにして3回。肋骨まわりがゆるみ、水の流れが動きやすくなります。
三つ目は、座りっぱなしの途中でかかとの上げ下げを10回することです。ふくらはぎのポンプを動かします。
きっちりやろうとして、できなかった日に自分を責めると、その緊張がかえって巡りを止めます。真面目さが悪いのではなく、真面目さの向け先が、少し体の外に向きすぎているだけです。
足を強く揉んだり叩いたりするのは、皮膚や組織を傷めることがあるので控えてください。関連して、自律神経の乱れが背景にあることも多く、自律神経失調症についてはこちらの記事で詳しく書いています。厚生労働省のe-ヘルスネットでも、生活習慣と体の不調についての基本的な情報が見られます。
病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか
結論として、次のような状態があるときは、整体より先に医療機関を受診してください。
| 状態 | 優先すること |
|—|—|
| 片方の足だけが急に腫れて、赤く熱い | すぐに医療機関を受診 |
| 息苦しさ、胸の痛みがある | すぐに医療機関を受診 |
| 数日で体重が急に増えた | 内科などを受診 |
| 尿の量が減った、顔や手まで腫れる | 内科などを受診 |
| 妊娠中に急にむくみが強くなった | 産婦人科に相談 |
検査で異常がなく、薬も使っていないのに続くむくみは、整体で体の緊張をゆるめることが役立つ場合があります。診断や薬の判断は、必ず医師にご相談ください。必要に応じて、主治医のもとで経過を見ながら進めていきましょう。
よくあるご質問
女性のむくみは、整体で楽になりますか?
楽になる方はおられますが、個人差があります。足だけでなく、呼吸、お腹、腰の緊張をゆるめることで、水の流れが動きやすくなる方が多くおられます。
生理前のむくみも相談できますか?
はい、相談できます。周期のどの時期に強いかを伺い、その時期に合わせて施術の強さや内容を調整します。
むくみと冷えは、一緒に相談してもいいですか?
はい、一緒にご相談ください。多くの女性で、むくみと冷えは同じ根っこでつながっています。
夕方にだけ足がぱんぱんになるのは病気ですか?
多くは立ち仕事や座りっぱなしによる一時的なもので、病気とは限りません。ただし、片足だけ、息苦しさを伴うなどの場合は、受診を優先してください。
更年期のむくみも相談できますか?
はい、相談できます。ホルモンの変化に自律神経の乱れが重なっていることが多いので、休めていない体の緊張をゆるめることから始めます。
妊娠中のむくみは相談できますか?
主治医の許可がある状態でご相談ください。刺激の強い施術は避け、安全を優先して内容を決めます。
産後のむくみにも対応していますか?
はい。産後は骨盤まわりや睡眠不足の影響で、むくみが長引く方もおられます。体の状態を見ながら無理のない範囲で行います。
足を揉んでもらえば楽になりますか?
足を直接揉むだけでは、夕方に戻ることが多くあります。当院では上流の呼吸、お腹、腰の緊張をゆるめてから、足は最後に軽く整えます。
何回くらい通えば変わりますか?
個人差があり、お約束はできません。数回で足の軽さを感じる方もおられれば、時間をかけてゆっくり変わる方もおられます。
むくみを減らすために、水分を控えたほうがいいですか?
自己判断で水分を大きく減らすのはお勧めしません。冷たい飲み物を一度に多く摂らない、常温でこまめに飲む、といった工夫のほうが体に負担がかかりません。
弾性ストッキングは使ったほうがいいですか?
使うことで楽になる方もおられますが、血流の病気がある場合は合わないこともあります。気になるときは、医師にご相談ください。
病院で異常なしと言われても、むくみが続くのはなぜですか?
検査の数値に表れない、巡りや緊張の問題が背景にあることがあります。異常がないことは安心材料ですが、つらさが消えるわけではありません。
まとめ
福岡市で、夕方の足のむくみや、生理前の靴のきつさに悩んでいる女性へ。むくみは、あなたの頑張りが体に出ている、一つのサインです。足だけを何とかしようとせず、呼吸とお腹の緊張をゆるめることから始めてみてください。
一人で抱え込まず、気になる方は、カウンセリングでお話をお聞かせください。体の状態を丁寧に伺い、無理のない範囲で、施術とセルフケアでサポートします。
院長プロフィール
冨高誠治(柔道整復師・鍼灸師)。施術歴20年、25,000人の患者さんを施術。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏の常若整骨院にて、東洋医学の見立てをもとに、体の緊張をゆるめる施術を行っています。
季節ごとの体の整え方を、メールでお届けしています。よければ、どうぞ。
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