髪のパサつきが、ヘアケアを変えても戻らない理由|体の内側から読む東洋医学の見立て
結論から言うと、シャンプーやトリートメントを替えても髪のパサつきが戻らないときは、髪そのものではなく、髪に届く栄養と血の量が落ちている可能性があります。髪は体の外にありますが、材料はすべて体の内側から運ばれているからです。
要点を3行でまとめます。
- 原因は、髪の傷みだけでなく、睡眠・食事・冷え・ストレスで「髪まで血が回らなくなっていること」にもあります
- 整体でできるのは、体の緊張をゆるめ、血の巡りと内臓の働きを整えやすい土台をつくるサポートです
- この記事は、美容院で「傷んでますね」と言われたものの、ケアを変えても手応えがない福岡市の方に向けて書いています
福岡市早良区・西新の常若整骨院で、25,000人の患者さんを施術してきた経験から、髪の変化を体の内側からどう読むかをお伝えします。
なぜ髪のパサつきは、ヘアケアを変えても戻らないのですか
結論として、髪のパサつきが戻らない方の多くは、髪の外側のケアは十分にされていて、内側の補給が追いついていません。
髪の毛は、頭皮の下にある毛根で毎日つくられています。毛根は、血液が運んでくる栄養を材料にして髪を伸ばします。つまり、毛根まで届く血の量が減れば、できあがる髪は細く、乾いて、ツヤのないものになります。
ここで見落とされやすいのが、髪は「体にとって生き死にに関わらない部分」だという点です。体は栄養や血が足りないとき、まず心臓、脳、内臓といった大事な場所に回します。髪や爪や肌は、あとまわしにされます。だから髪のパサつきは、体が「いまは余裕がありません」と出している、最も早く目に見えるサインのひとつです。
当院で髪の変化を訴えて来られる方に共通して多いのは、次のような生活です。
- 寝る時間が遅く、睡眠が6時間を切る日が続いている
- 食事が軽く済んでいる(パンだけ、コーヒーだけ、麺類だけの日が週に何度もある)
- 手足が冷えて、お風呂はシャワーで済ませる日が多い
- 気を使う場面が続き、肩や首がいつも張っている
どれも珍しい生活ではありません。だからこそ、本人は「忙しいだけ」と思って気づかず、髪にだけ先に出ます。
髪の変化は、ある日突然起きるものではなく、数か月前の生活が遅れて表れます。髪が伸びる速さは1か月に1センチ前後と言われています。つまり、いま手触りに出ているパサつきは、2〜3か月前に毛根でつくられた髪の状態です。「最近ずっと忙しかった」「春先に環境が変わった」「去年の暮れに食欲が落ちた」といった、少し前の体の状態を思い出していただくと、つじつまが合う方が多くいらっしゃいます。
この時間差があるため、ケアを変えた直後に手応えがなくても、焦る必要はありません。逆に言えば、いま体を整え始めれば、数か月後に生えてくる髪が変わっていく余地がある、ということでもあります。
時期や場面で見る、髪のパサつきの出方
当院でお話を伺うと、パサつきの出方には傾向があります。ご自身に近いものがないか、見てみてください。
| 出方 | 背景として多いこと |
|—|—|
| 夕方になると髪が広がる、まとまらない | 1日の緊張が続き、頭皮と首まわりが硬くなっている |
| 秋から冬にかけて急に乾く | 空気の乾燥に加え、冷えで末端の血流が落ちている |
| 月経前後で髪の状態が変わる | 血の量の増減と、肝の張りつめが重なっている |
| 朝起きたときに髪がぱさぱさで絡まる | 睡眠が浅く、夜の回復が足りていない |
| 年末年始や繁忙期のあとに崩れる | 睡眠と食事の乱れが数週間続いた遅れた影響 |
髪のパサつきとはどのような状態ですか
髪のパサつきとは、髪の表面を覆うキューティクルが乱れて水分と油分を保てなくなり、手触りが乾いて、光を反射せずツヤが消えた状態です。
髪の表面は、うろこのように重なったキューティクルで守られています。ここが開いたり剥がれたりすると、内側の水分が逃げます。原因として一般によく知られているのは、次の4つです。
- ブラッシングやタオルドライなどの摩擦
- ドライヤーの熱、カラーやパーマの薬剤
- 紫外線と乾燥
- 加齢やホルモン変動による皮脂の減少
ただし、同じように髪を扱っていても、パサつく人とパサつかない人がいます。同じ美容院に通い、同じシャンプーを使っているのに差が出る。この差は、髪の外側だけでは説明がつきません。
もうひとつ、見分けの目安があります。毛先だけがパサつくのか、根元から細くうねっているのか、です。毛先だけなら、長く伸ばした分の摩擦や熱の影響が大きいことが多いです。根元から細く、うねり、ハリがない場合は、いま新しく生えている髪の質が落ちているので、内側の影響を疑います。
髪のパサつきに整体はどこまでできますか
結論として、整体は髪を直接つくり変えるものではなく、髪に栄養が届きやすい体の条件を整えるサポートです。
できることを整理します。
- 首・肩・背中の緊張をゆるめ、頭部への血の通り道を確保する
- お腹まわりの硬さをゆるめ、食べたものを栄養として使いやすい状態を目指す
- 呼吸が浅い方の胸と横隔膜の動きを出し、自律神経の切り替えを助ける
- 睡眠、食事、入浴などの生活の整え方を、その方の生活に合わせて一緒に決める
できないこと、しないことも明確にしておきます。
- 髪が生える、ツヤが戻ると約束すること
- 医療機関での検査や、薬の判断に代わること
- 貧血や甲状腺の不調など、病気が背景にある場合に整体だけで対応すること
髪の変化には、血液検査でわかる原因が隠れていることがあります。次の項目に当てはまるときは、整体より先に医療機関への受診をおすすめします。
| 状態 | 優先すること |
|—|—|
| 急に大量に抜ける、円形に抜ける | 皮膚科を受診する |
| 強い疲れ、動悸、息切れ、立ちくらみがある | 内科で貧血や甲状腺の検査を受ける |
| 体重が急に減った、または増えた | 内科を受診する |
| 頭皮に赤み・強いかゆみ・ふけが続く | 皮膚科を受診する |
| 新しい薬を飲み始めてから変化した | 処方した医師に相談する |
検査で異常がなく、それでも髪の質が戻らないとき。そこから先が、体の内側を整える整体の出番になります。
福岡市で整体を探すとき、何を見て選べばいいですか
結論として、髪の悩みで整体院を選ぶときは「髪の話を、体の話として聞いてくれるか」を見てください。
髪やヘアケアの相談を、髪だけで終わらせる院では、根本の相談になりません。選ぶときの確認点は次の5つです。
- 睡眠、食事、冷え、月経など、髪以外のことも丁寧に聞いてくれる
- 病院や美容院での話を、否定せずに聞いてくれる
- 「この施術で髪が生える」と断定しない
- 受診が必要な状態のときは、正直にそう伝えてくれる
- 通う頻度と期間の見通しを、最初に説明してくれる
髪のサロンケアと整体は、競合ではありません。美容院で外側を整え、整体で内側の土台を整える。この組み合わせのほうが、納得して続けやすい方が多いです。
常若整骨院では髪のパサつきをどう見ていますか
常若整骨院では、髪のパサつきを「髪の問題」ではなく「体の補給と回復の問題」として見ています。
初回は、髪のことだけでなく、次のようなことを丁寧に伺います。
- 髪の変化に気づいたのはいつ頃か。その前に生活で大きな変化はなかったか
- 睡眠の時間と、夜中や明け方に目が覚めるかどうか
- 食事の回数と内容。特に朝食と間食
- 手足や下腹の冷え、月経の量や周期(女性の場合)
- 日中の気の張り具合。休む時間があるか
そのうえで、体に触れて確認します。髪のパサつきがある方に多く見られる所見は、次のようなものです。
- お腹(へその周り)に力がなく、冷たい。または一部だけ硬く張っている
- 後頭部から首のつけ根が板のように硬く、頭に血が上がりにくい
- 足首から下が冷たく、ふくらはぎに張りがある
- 呼吸が浅く、胸の動きが小さい
こうした所見に合わせて、緊張をゆるめる施術を行います。あわせて、セルフケアと生活の整え方を、その方が無理なく続けられる量でお渡しします。
初回から数回の、施術の流れ
初回は、お話を伺う時間をしっかりとります。髪の悩みは、人に話しにくいものです。「そんなことで来ていいのだろうか」と思いながら来られる方も少なくありません。大丈夫です。髪のことを入口にして、睡眠や食事、日々の疲れ具合まで、ゆっくり伺います。
施術は、うつ伏せや仰向けで、首・背中・お腹・足首を中心に行います。強く押したり、ボキボキ鳴らしたりすることはありません。緊張がゆるんでくると、施術の途中で眠くなる方も多くいます。それは、ブレーキの時間が体に入ってきたサインのひとつです。
2〜3回目からは、前回からの変化を確認します。髪の手触りよりも先に、「夜中に目が覚める回数が減った」「足先が冷たくなくなった」「朝の起きやすさが違う」といった変化が出る方が多く、それを目印に、続けるかどうかを一緒に決めていきます。
東洋医学では髪のパサつきをどう考えるのですか
東洋医学では、髪は「血のあまり」とよばれ、血と腎の状態を映す場所と考えます。
専門用語を一つずつ言い換えます。
- 血(けつ)とは、栄養を運ぶ血液と、それが体を潤す働きまで含めた考え方です
- 腎(じん)とは、腎臓だけでなく、生命力の貯金のような働きのことです
- 肝(かん)とは、血を蓄えて必要な場所に配る、配給係のような働きのことです
- 脾(ひ)とは、食べたものを血に変える、消化と吸収の働きのことです
髪が乾いてツヤを失うとき、この4つのどこで詰まっているかを見ます。当院の臨床で多いのは、次の3つのタイプです。
| タイプ | 髪の特徴 | 一緒に出やすいこと |
|—|—|—|
| 脾の疲れ(血の材料が足りない) | 全体に細く、ハリがない | 食が細い、食後に眠い、疲れやすい |
| 肝の張りつめ(血が配られていない) | パサついてうねる、枝毛が増える | 目の疲れ、肩こり、イライラ、爪が割れやすい |
| 腎の消耗(貯金が減っている) | 白髪が増える、抜けやすい、艶がなくなる | 冷え、足腰のだるさ、夜中のトイレ、中途覚醒 |
実際には1つに決まらず、2つが重なる方が多いです。大切なのは、どのタイプが良い悪いではなく、いま体のどこが一番がんばっているかを知ることです。
東洋医学の「肝」について、もう少し補足します。肝は、血を蓄えて、必要な場所に必要なだけ配る働きを持つと考えます。夜に横になると、血は肝に戻って蓄えられます。ところが、夜遅くまで画面を見たり、考えごとが止まらなかったりすると、血が肝に戻れず、翌日に配られる分が減ります。目の疲れ、爪が割れやすい、髪が乾く。この3つが一緒に出る方が多いのは、どれも「血が末端まで届いているか」を映す場所だからです。
「腎」については、年齢とともに自然に貯金が減ること自体は誰にでも起こる変化です。問題は、その減り方が生活によって早まってしまうことです。夜更かし、冷え、働きすぎが重なると、貯金の使い方が荒くなります。白髪が増える、髪が細くなる、抜けやすくなるといった変化は、貯金の減りが速いときに目立ちます。ただ、これは年齢だけで決まるものではなく、使い方を見直すことで、減り方をゆるやかにしていく余地があります。
ツボも、毎日のセルフケアに役立ちます。いずれも強く押さず、息を吐きながら心地よい強さで触れてください。
- 三陰交(さんいんこう):内くるぶしの頂点から指4本ぶん上、すねの骨の後ろぎわ。血と冷えを整える場所
- 足三里(あしさんり):膝のお皿の下のくぼみから指4本ぶん下、すねの骨の外側。食べたものを力に変える場所
- 太渓(たいけい):内くるぶしとアキレス腱のあいだのくぼみ。生命力の貯金を意識する場所
髪には、体の持ち主の暮らしが出ます。髪を見るだけで責めるのではなく、「ここまで、がんばってこられたのですね」と受け取るところから、当院の施術は始まります。
自律神経と髪のパサつきはどう関係しているのですか
自律神経とは、体のアクセルとブレーキのような働きです。この切り替えが乱れると、髪に届く血の量も落ちます。
アクセル(交感神経)が優位な状態が続くと、血管は縮みます。手足や頭皮の末端の血流が減り、毛根に栄養が届きにくくなります。緊張した日は肩がこり、頭が重く、髪を洗うときに頭皮が硬いと感じることがありませんか。これは、頭皮の血管が縮んでいる状態のひとつです。
一方、ブレーキ(副交感神経)が働くのは、眠っているときと、ゆったり食べているときです。髪の成長に必要な回復は、主にこの時間に行われます。夜更かしで睡眠が浅い、食事を急いで済ませる、湯船に浸からない。こうした日が重なると、ブレーキの時間が足りず、髪は「あとまわし」のままです。
つまり、パサつきを改善するには、シャンプーを選ぶ前に、ブレーキの時間を1日のどこかに作ることが近道になります。
呼吸が浅いと、髪にも影響しますか
影響することがあります。呼吸が浅いと、胸まわりが固まり、首や肩の緊張も抜けにくくなります。すると頭部の血流が落ち、毛根へ届く栄養も減りやすくなります。
簡単に試せる方法があります。息を吐くときに、お腹をゆっくりへこませながら、吸うときの倍の長さを目安に吐きます。1回で十分です。3回できれば、さらに良いのですが、できない日があっても構いません。寝る前や、仕事の合間に1回行うだけで、肩の力が少し抜けるのを感じる方が多いです。
髪のパサつきで来られる方に多いのはどんなケースですか
当院で多いのは、次の4つのパターンです。
- 忙しく働いていて、食事も睡眠も後まわしになっている方
- 出産後や授乳期で、体の貯金が減っている方
- ダイエットや小食で、食事量が減っている方
- 40代以降で、月経や更年期の変化が重なっている方
共通しているのは、本人はきちんとやっているつもりなのに、補給が回復に追いついていないことです。さぼっているわけではなく、使うほうが多いのです。
髪のパサつきで来られる方には、もうひとつ、よく伺う悩みがあります。それは「周りの人は気づいていないのに、自分だけが髪の状態を気にしてしまう」ことです。鏡を見るたびに気持ちが沈んだり、人に会う前に髪ばかり気になったりします。この状態は、それ自体が緊張になり、肩や首をさらに固くします。髪の悩みが、体の緊張を増やし、血流を落とし、髪の質をさらに落とす。この悪循環の途中のどこかで、緊張をゆるめる場所をつくることが、整体の役割だと考えています。
実際に髪のパサつきがやわらいだ方はどんな経過でしたか
当院の口コミのなかに、髪のパサつきだけを主訴としたものは多くありません。ただ、「施術を3回ほど受けた頃、美容師さんから『久しぶりなのに(髪と肌の)状態いいですね!何かあったんですか?』と言われるほど、肌ツヤが良くなっていた」という声がありました(首や肩のこり、疲れ目、中途覚醒、冷え、生理不順などで来院された方)。髪のためだけに通われたのではなく、体全体を整える過程で、髪や肌の状態が変わった例です。
ここからは、特定されない形に直した一般的な事例です。実在の特定の患者さんではなく、当院でよく見られるパターンをまとめたものです。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。
1人目:仕事が忙しい30代女性
デスクワーク中心で、昼は軽く済ませ、夜遅くに食べる生活でした。髪が急にパサついて枝毛が増え、美容院を変えても変わらないと来院されました。お腹が冷たく、首のつけ根が硬い状態でした。施術とあわせて、朝に温かいものを一口入れること、寝る前の入浴を週3回に増やすことから始めました。2か月ほどで、朝のブラッシングで髪がとおりやすくなったと話されました。
2人目:育児中の40代女性
下のお子さんの夜泣きで睡眠が細切れの状態が続き、髪が細くなったと感じていました。自分のことは後まわしで、食事も子どもの残りで済ませがちでした。まず、ご自身の体が休めていないことを一緒に確認し、休める時間を1日15分だけ確保する工夫を話し合いました。通ううちに、足の冷えや首のつっぱりが和らぎ、髪の手触りも少し変わってきたと伝えてくださいました。
3人目:長年あれこれ試してきた50代女性
高価なヘアケアも、サプリメントも、美容院でのトリートメントも試してきたものの、数年間変わらないと来院されました。病院での血液検査では、大きな異常は指摘されていませんでした。夜中に1〜2回トイレに起き、足が冷える状態でした。体の貯金が減っている方に多い所見でした。施術と、足首を冷やさないこと、夕食を軽くして早く寝ることを続けていただくなかで、髪のハリの変化より先に、夜中に目が覚める回数が減ったと話されました。
どの方も、髪の変化は「体が先に整った結果として、あとからついてきたもの」でした。髪を直接どうにかしようとするより、体の補給と回復を見直すほうが、結果的に早い傾向を感じています。
髪のパサつきは自宅でどうケアすればいいですか
結論として、次の4つのうち、どれか1つからで十分です。全部やる必要はありません。できない日があって当然ですし、できなかった日に自分を責めないでください。
- 朝食に温かいものを一口入れる(味噌汁、白湯、スープなど。量は少しで構いません)
- 寝る前の20分、スマホを置いて、足首とふくらはぎをさする
- 入浴は、週に2〜3回だけでも湯船に浸かる(ぬるめで10分)
- 頭皮を指の腹でゆっくり動かす(洗髪のとき、爪を立てずに)
食事も、完璧を目指すと緊張になって逆効果になります。7〜8割できれば十分です。
髪のケアで、真面目な方ほど「もっとやらなければ」と考えがちです。ただ、がんばるほど肝が張りつめて、血が配られにくくなります。真面目さが悪いのではなく、真面目さの向け先を、髪から自分の休息へ少し移すだけで構いません。
洗髪とドライヤーで見直したいこと
髪の外側のケアも、やり方次第で負担を減らせます。ただし、ここでも完璧は目指さず、できそうなものを1つだけ選んでください。
- お湯の温度は、熱すぎないぬるめにする(熱いと頭皮の油分を取りすぎる)
- 洗う前に、ブラシで軽くほぐしてから濡らす
- タオルでこすらず、押さえて水分をとる
- ドライヤーは、髪から15センチほど離して、根元から先に乾かす
- 濡れたまま寝ない(キューティクルが開いたまま摩擦を受けるため)
食事で意識したい、血の材料
髪の材料は、たんぱく質を中心に、鉄分、亜鉛、ビタミンなどです。ただ、栄養素の名前を覚えるより、次のように考えるほうが続きます。
- 朝:温かい汁物か白湯を一口。卵や納豆など、手のかからないたんぱく質があれば加える
- 昼:麺類だけ、パンだけで済ませず、汁物かおかずを1品足す
- 夜:遅くなる日は量を減らして、消化のよいものにする
- 間食:甘いものだけでなく、ナッツやゆで卵など、たんぱく質のあるものを混ぜる
食事の質を上げようとして、かえって疲れてしまう方がいます。毎日ではなく、週に3回できれば十分です。
睡眠は、時間よりも「入りの時刻」を見る
東洋医学では、夜の早い時間帯に眠ることで、血が肝に戻りやすいと考えます。目安として、0時前に布団に入れる日を、週に何日か作ってみてください。毎日でなくて構いません。眠れない夜は、無理に眠ろうとせず、目を閉じて横になるだけでも、体は休まっています。
髪が気になる日ほど、やりがちなこと
髪が気になる日は、ついヘアケア用品を買い足したり、何度もブラッシングしたり、鏡で髪を確認したりしがちです。ただ、摩擦を増やすほど、髪の表面はさらに傷みます。気になる日こそ、髪に触る回数を減らして、体を休めることを優先してください。
また、SNSや広告で見かけるビフォーアフターと比べて、自分を責める必要もありません。髪の質は、体質・年齢・生活・食事・遺伝などが重なって決まるもので、人と比べても答えは出ません。比べる相手は、数か月前の自分だけで十分です。
病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか
結論として、急な変化や強い全身症状があるときは、病院が先です。それ以外で、検査で異常がなくても髪の質が戻らないときに、整体を選ぶ流れが安心です。
病院を先にするのは次のようなときです。
- 数週間のうちに急に抜け毛が増えた、または円形に抜けた
- 強い疲れ、息切れ、動悸、立ちくらみがある
- 月経が止まった、または極端に乱れた
- 体重の増減が大きい
- 頭皮の赤み、かゆみ、湿疹が強い
医療機関で検査を受けて問題がなければ、そのうえで体の土台を整える目的で整体を使う、という順番をおすすめします。通院中の方は、担当の医師に伝えたうえで併用してください。皮膚の状態については、日本皮膚科学会の情報も参考になります(日本皮膚科学会)。
また、体の冷えや自律神経の乱れが背景にあることも多く、そちらは別の記事でも詳しく書いています。
よくあるご質問
髪のパサつきは整体で良くなりますか?
整体で髪に直接働きかけることはできません。ただ、体の緊張や冷えがゆるみ、睡眠や食事が整いやすくなることで、髪の質の変化を感じる方はいます。効果には個人差があります。
シャンプーやトリートメントを替えても変わらないのはなぜですか?
髪の外側のケアは、表面の手触りを整えることはできても、これから生えてくる髪の質までは変えられないからです。毛根に届く栄養と血の量が背景にあることが多いです。
髪のパサつきは、何歳くらいから増えますか?
30代後半から40代にかけて増える方が多いです。ただ、年齢だけでなく、睡眠・食事・出産後・ダイエットなどの条件が重なると、20代でも出ます。
食事で気をつけることはありますか?
食事の回数を抜かないこと、朝に温かいものを少しでも入れること、たんぱく質を毎食少しずつ摂ることが目安です。完璧を目指さず、7〜8割で続けてください。
サプリメントは飲んだほうがいいですか?
必要かどうかは、血液検査などで足りないものを確認してから判断するのが安心です。不足がないのに飲んでも、変化が出ないことがあります。自己判断が不安なときは、医師や薬剤師に相談してください。
抜け毛もある場合は、同じ原因ですか?
重なることはありますが、同じとは限りません。急な抜け毛や円形に抜けるときは、まず皮膚科を受診してください。
白髪とパサつきは関係がありますか?
東洋医学では、どちらも腎の貯金と血の状態に関わると考えます。両方が気になる方は、冷えや夜間のトイレ、睡眠の状態も一緒に見ていきます。
冷え性だと髪にも影響しますか?
影響することがあります。末端の血流が落ちると、頭皮の毛根にも栄養が届きにくくなるためです。足首から下を冷やさないことが基本になります。
ストレスで髪がパサつくことはありますか?
あります。緊張が続くと血管が縮み、睡眠も浅くなるため、髪に回る栄養が減りやすくなります。ストレスを無くすのではなく、緊張をゆるめる時間を作ることが大切です。
美容院と整体は両方通っても大丈夫ですか?
問題ありません。外側のケアと内側の土台づくりは役割が違うので、併用して続けやすい方が多いです。
産後に髪が傷んだのは、もとに戻りますか?
産後は、ホルモンの変化と睡眠不足、授乳による消耗で、髪が細くなる方が多くいます。多くは時間とともに落ち着きますが、1年以上続くときは、貧血などの確認をおすすめします。
ダイエット中でも髪を守れますか?
極端な食事制限は、髪が真っ先に影響を受けます。量を急に減らさず、たんぱく質と温かい食事を残すことが、髪を守る近道です。
福岡市で、髪の悩みを整体に相談しても大丈夫ですか?
大丈夫です。髪のことだけでなく、睡眠・冷え・食事など体全体のことを伺い、受診が必要な状態のときはその旨をお伝えします。
どのくらい通えば変化がわかりますか?
個人差がありますが、髪が生え変わるには数か月かかるため、まず睡眠や冷えなど体の変化を目安にし、髪は3か月ほどの見通しで見ていくことが多いです。
髪のパサつきは、頭皮の状態とも関係しますか?
関係することがあります。頭皮が硬く、血の巡りが落ちていると、毛根に届く栄養も減りやすくなります。洗髪のときに、指の腹で頭皮をやさしく動かすだけでも、頭皮の硬さに気づきやすくなります。
髪の細さやハリのなさも、パサつきと同じ原因ですか?
重なることが多いです。パサつきが髪の表面の問題、細さやハリのなさが髪の中身の問題と考えると整理しやすく、後者は内側の補給が関わりやすい傾向があります。
髪のために、何時に寝るのがいいですか?
決まった時刻はありませんが、0時前に布団に入れる日を増やすことが目安です。夜の早い時間の睡眠は、体の回復に関わりやすいと考えられています。
鉄分をとれば髪は良くなりますか?
鉄分が不足している場合は関係しますが、足りているのにとりすぎると、体の負担になることがあります。まず血液検査で確認し、医師の指示のもとで進めるのが安心です。
髪の悩みで通う場合、頻度はどのくらいですか?
初めは1〜2週間に1回ほどで体の緊張や冷えの変化を見て、落ち着いてきたら間隔をあけていくことが多いです。体の状態に合わせてご相談しながら決めます。
更年期に入ってから髪が乾くようになりました。関係はありますか?
関係することがあります。ホルモンの変動で皮脂が減り、髪や肌が乾きやすくなる方が多いです。気になる変化が強いときは、婦人科への相談もあわせて検討してください。
髪が傷んでいると、自信がなくなって人に会いたくなくなります。どうすればいいですか?
その気持ちはとても自然なものです。髪は人から見える場所なので、気になるのは当然です。髪を責めるのではなく、体が補給を求めているサインと受け取って、できることを1つだけ始めてみてください。
髪のパサつきに、ドライヤーの冷風は効果的ですか?
仕上げに冷風を当てると、キューティクルが整って手触りが良くなりやすいです。ただし、表面の手触りを整えるもので、髪の中身を変えるものではありません。
何をしても変わらないとき、あきらめたほうがいいですか?
あきらめる必要はありません。外側のケアで変化がなかったときは、内側の補給や回復に目を向ける段階です。睡眠、食事、冷えのうち、できそうなものを1つだけ見直すところから始めてみてください。
髪のパサつきで受診するなら、何科に行けばいいですか?
頭皮の赤みやかゆみ、急な抜け毛があるときは皮膚科が目安です。強い疲れや動悸、体重の変化があるときは内科で相談してください。
髪のパサつきは、冬と夏のどちらが強く出ますか?
冬に乾燥と冷えで強く出る方が多い一方、夏は冷房と紫外線、汗による消耗で出る方もいます。季節より、その時期の睡眠・食事・冷えの状態を見るほうが、原因をつかみやすくなります。
家族や友人に、髪の悩みを相談しにくいときはどうすればいいですか?
無理に説明しなくて構いません。髪は見た目に関わる悩みなので、話しにくいのは自然なことです。まず、体の疲れや睡眠の状態から話し始める方が多く、当院でもそこからお伺いします。
髪のために、湯船に浸かる時間はどのくらいが目安ですか?
ぬるめのお湯に10分ほどが目安です。長く浸かりすぎて疲れる場合は、5分でも構いません。足首まで温まって、ほっとする感覚があれば十分です。
髪の悩みが続くと、気持ちまで落ち込みます。どうすればいいですか?
気持ちの落ち込みが2週間以上続く、眠れない日が続くといったときは、心療内科や精神科など医療機関への相談も検討してください。整体は、体の緊張をゆるめるサポートとして併用できます。
まとめ
髪のパサつきは、あなたの努力不足やケアの間違いではありません。体の補給が追いついていないという、体からの静かなメッセージである場合があります。
福岡市で、ヘアケアを変えても髪のパサつきが戻らず、病院の検査でも大きな異常は言われなかった方へ。一人で髪だけを追いかけず、まず体の緊張をゆるめ、睡眠と食事と冷えを見直すところから始めてみませんか。
常若整骨院では、カウンセリング、施術、セルフケアをセットで行い、あなたの体の土台づくりをサポートします。できる日だけ、できる量だけで大丈夫です。
院長プロフィール
冨高誠治(柔道整復師・鍼灸師)。施術歴20年。福岡市早良区・西新の常若整骨院にて、25,000人の患者さんを施術。東洋医学を軸に、体の緊張や自律神経、内臓の働きを見立てて、体の土台を整えるサポートを行っています。
季節ごとの体の整え方を、メールでお届けしています。よければ、どうぞ。
▼ 常若だより 登録はこちら
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整体師・鍼灸師の方へ。同業の先生だけが集まっているオープンチャットで、毎朝1本、現場の見立ての話を書いています。オープンチャットはこちら。









