風邪でもないのに声がかれる|夕方になると出にくくなる声の理由と整体でできること(福岡市・常若整骨院)

結論から言うと、風邪でもないのに声がかれる状態は、のどだけの問題ではなく、首・肩・胸まわりの緊張と、呼吸の浅さが重なって、声を出す土台が弱っていることが多いです。

要点は次の3つです。

  • 原因は、声帯の使いすぎだけでなく、首まわりの緊張・浅い呼吸・自律神経の疲れが重なって、声帯に余計な力がかかっていること
  • 整体でできるのは、首・肩・胸・お腹まわりの緊張をゆるめ、声が出やすい土台と呼吸の通り道を整えるサポートです
  • この記事は、風邪の症状はないのに、声がかすれる、声が出にくい、夕方になると声が続かない状態が長引いている福岡市の方に向けて書いています

福岡市早良区・西新の常若整骨院で、施術歴20年、25,000人の患者さんを施術してきた現場の経験から、声がかれるしくみと、今日からできる小さな工夫をお伝えします。

なお、声がれが2週間以上続く、ものを飲み込みにくい、喉にしこりを感じる、血の混じった痰が出る、息苦しさがある、急に声が出なくなった場合は、整体より先に耳鼻咽喉科を受診してください。喫煙歴のある方は、特に早めの受診をお勧めします。整体は医療行為ではありません。

なぜ風邪でもないのに声がかれるのですか

結論として、風邪でもないのに声がかれるのは、声帯そのものを動かす筋肉と、それを支える首・胸・お腹まわりの筋肉に、余計な力が入り続けているからであることが多いです。

声とは、肺から出た息が声帯という2枚のひだを震わせて生まれる音です。ギターに例えると、声帯が弦、息が弦をはじく指、首から胸にかけての体が、音を響かせる胴体にあたります。弦が傷んでいなくても、胴体が固まっていたり、弾く力が弱かったりすれば、音は細くかすれます。

当院で25,000人の患者さんを施術してきた経験では、声がかれると相談される方は、次のような並びで話されることが多いです。

  • 朝は出るのに、夕方になると声が続かない
  • 話し始めはいいのに、数分話すと喉が詰まってくる
  • 咳払いが増えて、喉に何かが張りついている感じがある
  • 首と肩がいつも固く、胸が上がりにくい

この「話し続けると悪くなる」「夕方に弱る」という波が、使いすぎ型の声がれの大きな特徴です。のどの炎症というより、声を出すための体の力が切れていくイメージです。

もう一つ大切なのは、声がれの背景が、風邪や使いすぎだけではないことです。逆流性食道炎で胃酸が喉まで上がっている方、鼻の奥からの後鼻漏で喉が荒れている方、乾燥した部屋で過ごす時間が長い方でも、声はかれます。原因の見当をつけるには、いつ、どんな場面で悪くなるかを見ていくのが近道です。

声がれとはどのような状態ですか

声がれとは、声がかすれる、低くなる、ざらつく、出にくくなるなど、声の質が普段と変わった状態です。医学的には嗄声(させい)と呼ばれます。

声がれには、いくつかの種類があります。

  • 急性の声がれ:風邪や喉の炎症、叫びすぎなどで急に出る声がれで、数日から1週間ほどで戻ることが多いもの
  • 慢性の声がれ:2週間以上続くもの。声帯ポリープ、声帯結節、逆流性食道炎の影響、喫煙、加齢による声帯の変化などが背景にあることがある
  • 筋緊張性の声がれ:声帯に大きな異常はないのに、首や喉まわりの筋肉の緊張で声が出にくくなるもの

整体が関われるのは、主に3つめの、筋肉の緊張や呼吸の浅さ、自律神経の疲れに関わる部分です。慢性の声がれが疑われる場合は、まず耳鼻咽喉科で声帯の状態を確認してもらうことが先になります。声帯の様子は、外から触っても見えないからです。

「検査で声帯に異常はないと言われたのに、声が出にくい」という相談は、実はとても多いものです。異常がないことは安心材料ですが、つらさが残るなら、声帯の外側、つまり声を支える体の側に目を向ける価値があります。

声がれの人は首や胸にどんな特徴がありますか

結論として、声がれが長引く方の多くは、首の前側・あごの下・胸の上部が固く、息を深く吸うと喉が詰まる感じがあります。

触れたときの所見として、当院でよく見るのは次の4つです。

  • あごの下から喉仏のまわりが、板のように硬い
  • 首の前側(胸鎖乳突筋)が張って、片側に傾いている
  • 胸の真ん中、鎖骨の下あたりが冷たくて、押すと痛む
  • みぞおちが固く、息を吐いたときに下がってこない

声を出すとき、人は無意識に、あごと首と胸に力を入れます。この力が抜けないまま一日話し続けると、喉まわりの筋肉が疲れ切って、夕方には声が細くなります。さらに、緊張で喉仏が持ち上がったままになると、声帯が引っ張られて、かすれやすくなります。

だから、声がれのケアは、喉を直接どうこうするより、首・胸・お腹を順にゆるめて、喉が力まなくても声が出る状態に戻していくほうが理にかなっています。

声がれに整体はどこまでできますか

結論として、整体でできるのは、首・肩・胸・お腹まわりの緊張をゆるめ、呼吸が深く入りやすい土台を整えることまでです。声帯そのものの異常を見つけたり、ポリープや炎症を変えたりすることはできません。

整体でできること、できないことを分けると、次のとおりです。

| できること | できないこと |
|—|—|
| 首の前側・あごの下の緊張をゆるめるサポート | 声帯ポリープなど声帯の異常の診断 |
| 肩・胸まわりをゆるめ、息が入りやすい体づくり | 声帯そのものを変えること |
| 自律神経の疲れをふまえた、体全体の調整 | 喉の炎症や腫瘍を見つけること |
| 声の出し方に関わる姿勢・呼吸の見直し | 薬の判断や診断 |

声帯の異常があるかどうかは、耳鼻咽喉科でないと分かりません。そのため、声がれが続く方には、まず耳鼻咽喉科で声帯を見てもらうことをお勧めしています。そこで「異常なし」と言われ、それでもつらさが残る場合に、整体でできることが活きてきます。

福岡市で整体を探すとき、何を見て選べばいいですか

結論として、声がれで整体を探すなら、喉だけを触る院ではなく、首・胸・お腹・呼吸まで全体を見て、受診の線引きも話してくれる院を選ぶことが大切です。

見るべきポイントは次の4つです。

  • 最初に、いつから、どんな場面で声が出にくいかを丁寧に聞いてくれるか
  • 耳鼻咽喉科を先に受診したか、受診が必要な状態かを確認してくれるか
  • 首の施術だけでなく、胸・お腹・呼吸も含めて見てくれるか
  • 「必ず良くなる」と断定せず、できること・できないことを話してくれるか

声がれは、人前で話す仕事の方、接客、先生、電話応対の方などに多く、仕事に直結するため、焦って選びたくなります。けれど、声が出にくいほど、慎重に選んだほうが結果的に近道になります。

常若整骨院では声がれをどう見ていますか

結論として、常若整骨院では、声がれを「喉の問題」としてだけでなく、首・胸・お腹の緊張と、呼吸・自律神経の疲れが重なった結果として見ています。

福岡市早良区・西新の常若整骨院では、最初に次のことを聞きます。

  • 声が出にくくなったのは、いつからか。きっかけに心当たりはあるか
  • 朝・昼・夕方・夜のどの時間に悪くなるか
  • 話し続けると悪くなるのか、何もしなくても出にくいのか
  • 胸やけ、酸っぱいものが上がる感じ、後鼻漏はないか
  • 耳鼻咽喉科は受診したか、声帯の所見はどうだったか
  • 左右どちらの首や肩が固いか(右が張る方は仕事の負荷、左が張る方は家庭の負荷が背景にあることが多い、というのが当院の見方です)

そのうえで、触れて確認します。首の前側、あごの下、鎖骨の下、みぞおち、背中の肋骨のあいだ。声がれの方は、ここのどこかが必ず固くなっています。固いところを一つずつゆるめ、息が深く入る状態に戻していくと、「喉の力みが抜けた」「声が楽に出る」とおっしゃる方が多いです。

施術のあとには、その方の生活に合わせたセルフケアを一つだけお渡しします。あれもこれもと増やさず、続けられる小さなものに絞ります。

東洋医学では声がれをどう考えるのですか

結論として、東洋医学では、声は肺と腎の力が合わさって出るものと考え、声がれは肺の疲れ、腎の消耗、肝の張りつめのどれかが関わっていると見ます。

専門用語を、一般の方にわかる言葉に置き換えながら説明します。

東洋医学の肺とは、息を取り込み、声を外へ送り出す働きです。声は肺から出る息に乗って出るため、肺が疲れると、声が小さくなったり、かすれたり、長く話せなくなったりします。乾燥や空気の汚れに弱いのも肺の特徴です。

腎とは、回復力の貯金のような働きです。声の根っこの力、いわば声の深みは腎が支えると考えます。疲れがたまって貯金が減ると、声に力がなくなり、細く、低く、続かなくなります。

肝とは、気の流れをのびやかに保つ働きです。緊張や我慢が続くと、気の流れが詰まり、喉に何かが詰まったような感じや、声の出しにくさとして現れます。

声がれのタイプを整理すると、次のとおりです。

| タイプ | 声の特徴 | 一緒に出やすいもの |
|—|—|—|
| 肺の疲れ型 | かすれる、小さい、長く話せない | 乾燥、息切れ、咳払い |
| 腎の消耗型 | 細い、力がない、夕方に弱る | 腰のだるさ、冷え、疲れやすさ |
| 肝の張りつめ型 | 詰まる、出し始めに引っかかる | 肩こり、ため息、緊張しやすい |

当院では、一人の方が三つのうち複数を併せ持っていることも珍しくありません。大きい順に、少しずつ整えていきます。

使うツボは、次の3つです。

  • 天突(てんとつ):左右の鎖骨の真ん中のくぼみ。喉の下の、指が入る浅いくぼみ。強く押さず、指の腹でそっと触れる
  • 孔最(こうさい):手首のしわから、ひじ側に指7本ぶん上がった、親指側の腕の内側。肺の働きを支えるツボ
  • 太渓(たいけい):内くるぶしの頂点と、アキレス腱のあいだのくぼみ。回復力の貯金を支えるツボ

ツボは、力を入れず、気持ちいいと感じる強さで、ゆっくり呼吸しながら触れる程度で十分です。

自律神経と声がれはどう関係しているのですか

結論として、自律神経が緊張側に傾くと、喉まわりの筋肉が固まり、呼吸が浅くなって、声が出にくくなります。

自律神経とは、体のアクセルとブレーキのような働きです。アクセルの交感神経が優位な状態が続くと、肩が上がり、あごが前に出て、喉が締まります。同時に呼吸が浅くなり、声を支える息の量が足りなくなります。

人前で話す前に声が震える、緊張すると声が裏返る、という経験は誰にでもあります。あれは、アクセルが踏まれて、喉まわりが固まった結果です。この状態が、緊張する場面だけでなく、日常のなかで常に続いている方では、声が慢性的に出にくくなります。

当院で見ていると、声がれの方は次のような生活の並びがよく見られます。

  • 仕事で一日中しゃべり続けるのに、水分を取るタイミングが少ない
  • 夜遅くまで画面を見て、睡眠が浅い
  • マスクで口呼吸になり、喉が乾いたまま過ごす
  • 気を張る場面が続き、肩が上がったまま

そして、睡眠が浅いと、夜のあいだの回復が足りず、翌日の声の土台がさらに弱ります。声がれの背景に、実は眠りの浅さがあるケースはとても多いのです。睡眠については、別の記事でも詳しく書いています。

声がれで来られる方に多いのはどんなケースですか

結論として、声がれで相談される方に多いのは、話す仕事の方、気を張る立場の方、そして逆流や後鼻漏を抱えている方の三つです。

  • 話す仕事の方:接客、電話応対、教える仕事、営業など。夕方に声が細くなり、翌朝も戻りきらない。休みの日に静かに過ごすと戻る
  • 気を張る立場の方:管理職、育児中の方、介護中の方など。人に言えない我慢がたまり、喉が詰まる感じを伴う
  • 逆流や後鼻漏のある方:朝に声がかれ、咳払いが増え、喉の奥に何か張りついている感じがある

三つめの方は、喉そのものより、胃や鼻の側からのアプローチが必要なことがあります。この場合は、お腹の冷えや緊張をゆるめ、横隔膜の動きを整えるサポートが役に立つことが多いです。

また、声がれを心配しすぎて、何度も咳払いをしたり、声の出方を気にしすぎたりして、かえって喉に力が入っている方もいます。気にしすぎは、体にとって緊張を増やすことになります。気にするほど悪くなるのは、気の弱さではなく、体の自然な反応です。

実際に声がれが楽になった方はどんな経過でしたか

結論として、声がれの経過は人によって違いますが、首や胸の緊張がゆるみ、呼吸が深くなるにつれて、声の出しやすさが変わりはじめる方が多くいらっしゃいます。以下は、一般的によくあるパターンを、特定の方が分からないよう組み合わせて紹介するものです。

事例1:40代女性・接客業。夕方になると声が細くなり、夜は小声しか出ない状態でした。耳鼻咽喉科では声帯に異常なしと言われ、原因が分からず不安を感じておられました。首の前側とみぞおちが固く、息を吐き切れない状態でした。数回の施術で首まわりの緊張がゆるみ、夕方の声の続きやすさに変化を感じられました。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

事例2:30代女性・育児中。産後から声がかすれやすく、子どもへの声かけの途中で喉が詰まる状態でした。睡眠が細切れで、肩も上がりっぱなしでした。胸の上部とお腹の冷えをゆるめ、眠りやすさを整えることを優先した結果、声の出し始めの引っかかりが少なくなったと話されていました。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

事例3:50代男性・管理職。数年来の声のかすれと咳払いに悩み、複数の医療機関で異常なしと言われていました。朝に声がかれ、胸やけも少しありました。横隔膜の動きと、みぞおちまわりの緊張を整えるうちに、朝のかすれ方が軽くなったと話されていました。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

三人に共通していたのは、喉そのものではなく、首・胸・お腹の緊張から整えていった点です。口コミのなかに声がれに特化した該当はありませんでしたので、上は一般的な例として書いています。

声がかれやすい場面や時期には、どんな傾向がありますか

結論として、声がれは、乾燥する季節、冷える朝、話す量が増える時期、気を張る出来事が続く時期に出やすく、場面を整理すると原因の見当がつきやすくなります。

当院で25,000人の患者さんを施術してきた経験から、声がかれやすい場面を整理すると、次のようになります。

| 出やすい場面 | 背景として多いもの | 気をつけたいこと |
|—|—|—|
| 朝起きた直後 | 逆流、後鼻漏、口呼吸での乾燥 | 起きてすぐ大声を出さない。白湯を一口 |
| 話し始めの数分 | 首・あごまわりの固さ、冷え | 話す前に息を長く吐く |
| 夕方から夜 | 一日の使いすぎ、疲れの蓄積 | 夕方は話す量を意識的に減らす |
| 冬から春先 | 空気の乾燥、冷え、寒暖差 | 加湿と首元の保温 |
| 人前で話す前後 | 緊張による喉の締まり | 肩を下げ、吐く息を長く |
| 大きな出来事のあと | 睡眠の乱れ、気の張りつめ | 眠りを先に整える |

この表のなかで、自分に当てはまる行が二つ以上ある方は、複数の要因が重なっている可能性があります。一つひとつを完璧に直そうとせず、大きい順に、少しずつ整えていくのが近道です。

声がれの方には、問診で次のことも必ず聞きます。

  • 一日にどのくらい話すか、そのうち大きな声を出す時間はどのくらいか
  • 水分を取るのは、一日のどのタイミングか
  • 寝ているときの口呼吸、いびき、起床時の口の渇きはないか
  • 声が出にくいことで、仕事や人間関係に支障が出ていないか

最後の問いは、意外に大切です。声が出にくいことが、「迷惑をかけているのでは」「評価が下がるのでは」という不安を呼び、その不安が喉をさらに締める、という循環に入っている方がよくいらっしゃいます。この循環に気づくだけでも、喉の力みが少し抜ける方がいます。

声がれとお腹や胃の不調には、どんなつながりがありますか

結論として、朝に声がかれて、胸やけや咳払いを伴う方は、胃の状態と横隔膜の緊張が、喉の荒れにつながっていることがあります。

食べたものを消化する胃は、みぞおちのすぐ下にあり、その上を横隔膜という呼吸の膜がふたのようにおおっています。横隔膜が固まると、胃が押されて、胃酸が上へ上がりやすくなります。この胃酸が夜のあいだに喉に届くと、声帯が荒れて、朝のかすれにつながります。

東洋医学では、胃は思い悩みの影響を受けやすい臓器と見ます。考えごとが多い時期に、胃が重くなり、同時に喉が詰まる感じが出る方は少なくありません。喉の詰まり感と胃の重さが同じ時期に出ている場合は、喉だけでなく、お腹まわりの緊張も一緒に整えるほうが、声の出しやすさに変化が出やすいと当院では見ています。

触れてみると、声がれの方は、みぞおちが固く、押すと息が止まるような感じがあります。ここをゆっくりゆるめ、息が吐き切れるようになると、「喉が楽になった」と話される方が多いです。逆流性食道炎そのものについては、消化器での確認が先になりますので、胸やけが強い場合は、先に医療機関で相談してください。

足三里(あしさんり)は、胃の働きを支えるツボです。ひざのお皿の下の外側のくぼみから、指4本ぶん下がった、すねの骨の外側にあります。強く押さず、呼吸に合わせて、ゆっくり触れるくらいで十分です。

声がれのとき、普段の暮らしで気をつけたいことは何ですか

結論として、声がれが気になるときは、睡眠・水分・食事の時間・空気の乾燥の四つを、完璧ではなく七、八割できる範囲で整えるのが現実的です。

四つを順に見ていきます。

睡眠については、眠りが浅いと夜のあいだの回復が足りず、翌日の声の土台が弱ります。寝る前の画面を少し減らし、布団に入る時間を30分だけ早めるくらいで十分です。

水分については、一度にたくさん飲むより、一口をこまめに飲むほうが喉に届きます。話す仕事の方は、話の合間に一口を習慣にしておくと、夕方の声の細りが違ってきます。

食事の時間については、寝る直前の食事は、胃酸が喉へ上がる逆流の原因になりやすいものです。寝る3時間前までに済ませると、朝のかすれが軽い方が多いです。辛いもの、脂っこいもの、アルコールも、夜は控えめにすると楽になります。

空気の乾燥については、冬場の室内は湿度が30パーセントを下回ることもあります。加湿器がなければ、濡れタオルを部屋に干す、マスクで喉まわりの湿度を保つ、といった方法でも十分です。

これらは全部やる必要はありません。どれか一つで十分です。できなかった日があっても、翌日にまた一口の水から始めれば、それで構いません。自分を責める必要はまったくありません。

声がれは自宅でどうケアすればいいですか

結論として、自宅でのケアは、喉を休める・潤す・力を抜くの三つを、できる範囲で、どれか一つからで十分です。

できない日があって当然です。完璧にやろうとすること自体が、肝を張らせて喉をさらに固くします。真面目にきちんと取り組む方ほど、できなかった日に自分を責めがちですが、責めた分だけ緊張が増えます。真面目さが悪いのではなく、真面目さの向け先が少し違うだけです。

どれか一つで構いません。

  • 喉を潤す:白湯や常温の水を、一口ずつ、こまめに飲む。冷たい飲み物は避ける。加湿器や濡れタオルで部屋の乾燥をやわらげる
  • 呼吸を深くする:息を吐くときに、細く長く、口をすぼめて7秒ほど吐く。これを3回。吐き切ると、吸う息が自然に深くなる
  • 首をゆるめる:あごを軽く引き、後ろ首に両手を当てて、ゆっくり5回呼吸する。力を入れず、触れているだけでいい

避けたほうがよいことも、短く書きます。

  • 咳払いを何度もする(声帯をぶつけ合うため、かえって荒れる)
  • ささやき声で話す(実は声帯に負担がかかります。小さくてもよいので、普通の高さで楽に出す)
  • 食事を完璧に整えようとする(7〜8割できていれば十分)

寝る前の3時間は、食べすぎず、喉を温めて過ごすと、翌朝の声が楽な方が多いです。

病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか

結論として、声がれが2週間以上続くときは、まず耳鼻咽喉科を受診し、そのうえで整体を併用するのが安心です。

次のような場合は、整体より先に、医療機関を受診してください。

| 状態 | 受診の目安 |
|—|—|
| 声がれが2週間以上続く | 耳鼻咽喉科を早めに受診 |
| 飲み込みにくい、喉にしこりを感じる | 早めに受診 |
| 血の混じった痰、息苦しさがある | すぐに受診 |
| 急に声が出なくなった | すぐに受診 |
| 喫煙歴があり、声がれが続く | 早めに受診 |
| 首のリンパが腫れて、長く引かない | 早めに受診 |

特に喫煙歴のある方の声がれは、念のため早めに調べておくと安心です。調べて何もなければ、それは大きな安心材料になります。

耳鼻咽喉科で異常なしと言われ、それでも声の出しにくさが残る場合に、整体で首・胸・お腹まわりを整えていく、という順番が現実的です。病院と整体は、どちらかを選ぶものではなく、役割が違うものです。診断や薬の判断は、必ず医師に相談してください。

声や耳鼻咽喉科の一般的な情報は、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会のサイトでも確認できます。

よくあるご質問

風邪でもないのに声がかれるのはなぜですか?

風邪でなくても、声帯の使いすぎ、首や喉まわりの筋肉の緊張、逆流性食道炎、後鼻漏、乾燥などで声はかれます。2週間以上続く場合は、まず耳鼻咽喉科で声帯を確認してもらうのが安心です。

声がれは整体で良くなりますか?

整体は医療行為ではなく、声帯の異常は変えられません。ただ、首・胸・お腹の緊張をゆるめ、呼吸が深く入りやすい体を整えるサポートはできます。検査で異常がないのに声が出にくい方には、役に立つことがあります。

夕方になると声が出にくくなるのはなぜですか?

一日話し続けるなかで、首や喉まわりの筋肉が疲れ、声を支える力が切れていくためです。睡眠が浅い方、水分が少ない方、肩が上がったままの方に起こりやすい傾向があります。

声帯に異常なしと言われたのに声が出にくいのはなぜですか?

声帯そのものに異常がなくても、声を支える首・胸・お腹の筋肉の緊張や、浅い呼吸があると、声は出にくくなります。これは筋緊張による声のつらさと考えられ、体の側から整える余地があります。

咳払いが増えたのですが、やめたほうがいいですか?

咳払いは声帯同士をぶつけるため、続けるとかえって荒れやすくなります。喉に違和感があるときは、咳払いの代わりに、水を一口飲む、軽く息を吐く、といった方法に替えると負担が減ります。

ささやき声なら喉を休められますか?

ささやき声は、実は声帯に負担がかかることがあります。声を休めたいときは、小さくてもよいので、普通の高さで楽に出すか、話す量を減らすほうが喉に優しいです。

声がれは自律神経と関係がありますか?

関係しています。アクセル側の交感神経が優位な状態が続くと、肩が上がり、喉が締まり、呼吸が浅くなって声が出にくくなります。眠りの浅さや緊張が続く方に目立ちます。

逆流性食道炎があると声がかれますか?

胃酸が喉のほうまで上がると、声帯が荒れて朝にかすれやすくなります。胸やけ、酸っぱいものが上がる感じ、咳払いを伴う場合は、消化器や耳鼻咽喉科で相談してください。整体ではお腹まわりの緊張を整える面でお手伝いできます。

声がれがあるとき、飲み物は何がいいですか?

白湯や常温の水を、こまめに一口ずつ飲むのが基本です。冷たい飲み物、アルコール、カフェインの多い飲み物は、喉を乾燥させやすいため、量を控えめにすると楽な方が多いです。

話す仕事を休めないのですが、どうすればいいですか?

休めない場合は、話す合間に一口水を飲む、息を吐く時間を意識的に作る、一日の終わりに首をゆるめる、の三つのうちどれか一つを入れるだけでも違います。全部やろうとせず、一つで十分です。

何回くらい通えばいいですか?

声がれの背景や、いつから続いているかによって変わるため、一概には言えません。最初は、体の緊張の状態を確かめながら、間隔を決めていきます。無理に通わせることはありません。

福岡市で、仕事帰りに通える整体はありますか?

常若整骨院は福岡市早良区・西新にあり、月曜から土曜の12時から20時まで受付しています。日曜・祝日はお休みです。仕事帰りの夕方以降に通われる方も多くいらっしゃいます。

声が出にくいとき、無理に出し続けてもいいですか?

出しにくさを感じたら、無理に張り上げず、話す量を減らして休ませてください。声が出にくい状態で張り上げ続けると、喉まわりの筋肉が余計に固まり、かすれが長引きやすくなります。

マスクをしていると声がかれやすくなりますか?

マスクで口呼吸になり、喉が乾くと声がかれやすくなる方はいます。逆に、マスクで喉まわりの湿度が保たれて楽な方もいます。ご自身の感覚で、乾燥を感じる時間帯に水分を足すのが現実的です。

声がれと不安やストレスは関係がありますか?

関係することがあります。緊張や不安が続くと、肩が上がり、喉が締まり、呼吸が浅くなって声が出にくくなります。気持ちの問題と決めつけず、体の緊張として整えていく視点が役に立ちます。

加齢で声が細くなるのは仕方がないことですか?

年齢とともに声帯の弾力が変わることはありますが、首や胸の緊張、呼吸の浅さが重なって、さらに細く感じている方も多くいらっしゃいます。気になる場合は、まず耳鼻咽喉科で確認し、そのうえで体の側から整える余地を探せます。

子どもの声がれにも整体は使えますか?

子どもの声がれが続くときは、まず耳鼻咽喉科や小児科を受診してください。叫びすぎや風邪、アレルギーなど、医療機関で確認したほうがよい原因が多いためです。整体は、その後の体のケアとしてご相談ください。

声がれが落ち着くまで仕事を休んだほうがいいですか?

声がれの程度や仕事の内容によります。急に声が出なくなった場合や、息苦しさを伴う場合は、まず医療機関を受診してください。そうでなければ、話す量を調整し、水分と睡眠を優先するだけでも、喉の負担は減ります。

歌を歌う人の声がれにも対応できますか?

歌や発声で喉を使う方の声がれも、首・胸・お腹まわりの緊張や呼吸の浅さが関わることが多く、整える余地はあります。ただし、声帯の状態の確認は耳鼻咽喉科が先です。声の出し方そのものの指導は、専門の先生にご相談ください。

朝だけ声がかれるのは何が原因ですか?

朝だけかすれて、日中に戻る場合は、夜のあいだの口呼吸による乾燥、後鼻漏、胃酸の逆流が関わっていることが多いです。寝る3時間前までに食事を済ませる、加湿をするなどで、様子が変わる方もいます。

声がれのとき、のど飴は使ってもいいですか?

のど飴で唾液が出ると、喉が潤って楽に感じる方もいます。ただし、メントールが強いものは乾燥感が増すことがあります。合わないと感じたら、白湯をこまめに飲むほうに切り替えてください。

声がれのとき、首を温めるのは効果がありますか?

首の前側とあごの下を、蒸しタオルなどで温めると、緊張がゆるんで声が出やすくなる方がいます。熱すぎない温度で、10分ほど、呼吸をしながら温める程度で十分です。効果には個人差があります。

まとめ

風邪でもないのに声がかれる、夕方になると声が出にくくなる。そんな状態が続いている福岡市の方へ。声のつらさは、喉だけの問題ではなく、首・胸・お腹の緊張と呼吸の浅さ、自律神経の疲れが重なって起きていることが多いです。

まず2週間以上続くなら、耳鼻咽喉科で声帯の状態を確かめてください。そのうえで、異常なしと言われてもつらさが残るなら、一人で抱え込まず、体の側から整える方法があります。

自宅でのケアは、潤す・吐く・首をゆるめる、のどれか一つで十分です。できない日があっても大丈夫です。声は、力を入れるより、力が抜けたときのほうが、のびやかに出ます。

福岡市で声がれに悩んでいる方へ。まず体の緊張をゆるめることから始めませんか。常若整骨院では、カウンセリング・施術・セルフケアをセットで、無理のないペースでサポートします。

院長プロフィール

冨高誠治(柔道整復師・鍼灸師)。施術歴20年、25,000人の患者さんを施術してきた。福岡市早良区・西新の常若整骨院院長。東洋医学の見立てと整体を軸に、慢性的な不調や自律神経の乱れが関わる症状のケアに取り組んでいる。

季節ごとの体の整え方を、メールでお届けしています。よければ、どうぞ。
▼ 常若だより 登録はこちら
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