情報収集に疲れたら♪頭でっかち×行動できない「オトナ子ども」脱出法

ブログ著者

冨高 誠治

冨高 誠治

柔道整復師、はり・きゅう師、自律神経整体

冨高 明子

冨高 明子

カウンセラー


テレビ、ネット、本など、巷にはありとあらゆる情報があふれています。

そんな中、情報収集能力の高い人ほど陥りがちなのが、情報を集めたことに満足してそれを実行に移さない状態です。

「ああ、それ知ってるよ!」「いい話を聴いたな~」と言いながら行動が伴わない人は、まるでオトナぶって背伸びをしている子どものよう。

でも、せっかく本物の大人なのですから、そんな「オトナ子ども」に甘んじていては勿体ないですよね。

 

頭でっかち×行動できない「オトナ子ども」の特徴

オトナ子ども状態に陥っている人には、以下のような特徴があるようです。

 

■情報を集めるのが好き・日課

■ネガティブな情報を収集し、世の中を憂えている

■情報を集めたことで満足して、やった気になってしまう(実行しない)

■「難しいよね」「わかってるんだけど、なかなか出来ないよね」と実行できないことが普通のようにとらえる

■周囲が自分よりも過度に劣って見えたり、逆に過度に優れて見える

■目の前のことをコツコツこなすのが苦手

■「これさえやれば大丈夫」という一発逆転のテクニックを求めてしまう

■「良いか悪いか」「正義か悪か」「AかBか」という二極思考・短絡的思考に陥りがち

■家庭や仕事などの自分が抱えている問題から目をそらすため、世の中や他人の問題ばかり気にする

■未熟な自分がバレそうな場所・見抜かれそうな人は避けたくなる

 

当てはまることが多いほど、知識や情報で頭がパンパンになり、実際の生活に反映するのが難しくなります。

実行において一番大切な、「自分の生活の中でどう生かすか」という処理ができていないからです。

 

頭でっかち×行動できない状態を脱するためのコツ

集めた情報を生かしていくには、以下のような筋道が必要です。

 

①情報を集める

②自分の生活の中でどう生かすかの判断

③実行にうつす

 

頭でっかちで行動が伴わない方は②の判断をするクセがなく、それゆえに③の実行に移れない場合がほとんど。

ここを鍛えることで行動にうつりやすくなります。

 

例えば「甘いものを抜くと体にいい」という情報を得たとします(①)。

次に、「自分は甘いものをどのくらいの頻度で食べているか」「どのくらいの量から減らすのが長続きするか」を考え、実際に試行錯誤してみます(②)。

②の結果、今まで毎日食べていたお菓子を2日に1回にするぐらいが一番長続きしそうだとわかれば、それを毎日続けていきます(③)。

 

この手順を踏むだけで、ぐっと情報の有効活用をしやすくなるのです。

 

心と頭の筋力をつける、脱「オトナ子ども」のためのトレーニング7つ

得た情報の中から自分に合ったものを選び、スムーズに行動に移せるようになるためには、その動きを支える心と頭の筋肉が必要です。

例えるなら、野球選手がより速い球を投げるために、投球練習だけでなく筋トレや走り込みをするようなもの。

心と頭の筋力全体を底上げしてくれるので、仕事・恋愛・家庭・人間関係など様々な面で効果を実感できます。

 

①テレビ・パソコン・スマホを見る時間を減らし、情報ダイエットをする

②ネガティブな情報を得たら「じゃあ、毎日の中でどうやって強くなっていく?対処する?」と考える

③良いと思える情報は、まず実行してみて、自分の体・心・生活にどんな変化があるのかじっくり観察する

④周囲が劣ったり優れたり見える時は「あの人にはあの人の人生があって、いいことも辛いこともある。自分は自分の人生を積んでいこう」と思い直す

⑤家事・仕事・育児など、まず目の前の仕事をコツコツこなす

⑥「良い悪い」「AかBか」という二極端なものの見方ではなく、「自分の目的は何か」「そのためには何が必要か」「それぞれのメリット・デメリットは何か」を踏まえて、より自分の意図に沿ったものを選択する

⑦家庭の問題、後回しにしている仕事など、見ないふりしていることにとりあえず手をつけてみる。

 

大人の世界は「オトナ子ども」でいるより断然楽しい!

情報は使うための物であって、振り回されるものでも、昆虫標本のように集めて飾っておくものでもありません。

情報を上手に選び実行できるようになると、あなたの体や心だけでなく、周囲の環境まで変化していきます。

それは「オトナ子ども」から「本物の大人」へと進化しはじめた証拠。

毎日がもっと楽しい、大人の世界に進んでみませんか?