手術後の辛さ・不安・副作用…乳がん発覚後のおすすめケア4つ
「乳がんの手術後、腕が挙がらなくて、服を着るのもすごく苦痛です」
「腕や肩がむくんで、いつもだるくて重い」
「抗がん剤治療やホルモン治療の副作用がつらくて…」
乳がんが見つかったあと、こんなお悩みを抱えて来院される方がいらっしゃいます。
回復するための治療で体調を崩すのはつらいですし、不安や悲しみもありますよね。
こういったことから出来るだけ早く立ち直るには、どうすればいいのでしょうか。
実例:Xさん(50代女性)
乳がんの手術後、腕が動かない、むくみ、抗がん剤治療の副作用がつらい、といったことで悩まれて来院されたXさん。
経緯をうかがってみると、数年前にご両親から会社を引き継がれ、子育てと仕事に明け暮れる日々を過ごされてきたそうです。
「とにかく忙しく、会社でも家でも考えることが山積みで、病気になってやっと自分のことを考えるゆとりが出来たくらいなんです」とのこと。
お体をみてみると、肩回りの関節がギシギシして動きがかなり悪くなっています。身体全体もむくんでいて、毒素や疲労の排出ができなくなっているような状態でした。
施術で関節やリンパの状態を整えていくと、身体全体が軽くなり、肩もかなりなめらかに動くようになりました。
その後Xさんは、抗がん剤治療のあとにキツさを緩和するために通われながら、ご自身がこれまでに続けてきたクセ(仕事を人に任せず自分で全部やってしまおうとする、家族や社員のために自分の時間を潰す、など)と向き合い、少しずつ自分のための時間を増やしていらっしゃいます。
症状や病気は、物理的ストレス×精神的ストレスから生まれる
がん、自律神経系の症状、ポリープなど、あらゆる症状が生まれる原因は、
「今まで送ってきた生活の中に、身体に合わないものが多すぎた」
ということです。
■物理的ストレス(食事・栄養不足・毒素過多・寝不足・働きすぎ・大気汚染・騒音・化学物質過多など)
■精神的ストレス(経済的不安・家族や人間関係の不和・対策のとれない恐怖や不安・自己嫌悪・その他本来の性質に合わない考えグセなど)
こういったものの組み合わせの種類によって、ある人は自律神経失調症になり、ある人はがんになり…という傾向が出て来るようです。
乳がんになった方のお話を聞いていると、
「カフェオレなど乳製品をよく摂る」
「甘い物が好きでよくお菓子を食べている」
「自分の時間を持てないまま、家族や会社のために働き続けてきた」
「過去の人間関係や心無い言葉、思い込みによって、傷ついた乙女心が乗り越えられないままになっている」
「家族でも仕事でもない、自分のための楽しみを忘れている」
という共通点があります。
もちろん、これが原因のすべてではありませんが、知らず知らずのうちにこういった身体的・精神的ストレスを溜め込むことで、乳がんになりやすくなるのかもしれません。
乳がん発覚後のおすすめケア4つ
「なぜ私は乳がんになったのか?」原因を本気で考えてみる
前述したように、どんな症状も偶然に起こるわけではありません。体質に合わないストレスや食事などを続けてきた結果、しわ寄せとして乳がんという形になってしまったのです。
ですから「今までの人生の何が乳がんを作り出してしまったんだろう?」と本気で見直すことが回復を早め、再発をふせぐために必要不可欠です。
■人のために自分を使いつぶすような生活を続けていないか。
■「だって仕方ないじゃない」と流されるままになっているけれど、本当はイヤなことを抱えていないか。
■自分へのダメ出しをし続けていないか。
■忙しさや疲れから、外食やお惣菜に頼る生活が続いていないか。
■ストレス解消のために甘い物や乳製品をしょっちゅう摂っていないか。
■寂しさを、リアルな人間関係ではなく、SNSなどのバーチャルなもので埋めようとしていないか。
こういったことをチェックしてみてください。
リスクを高める食べ物を減らす
私たちの身体は、食べたものから出来ています。
乳がんのリスクを高める食べ物を減らすことは、物理的な対策としてとても有効です。
■甘いお菓子や人工甘味料をへらす
■パンや麺類などの小麦粉モノをへらす
■牛乳やカフェオレ、生クリームなどの乳製品をへらす
■産地や育て方がハッキリしないお肉や卵をへらす
■料理に砂糖を使わない(代わりにみりんを使う)
■外食やお惣菜、冷凍食品、インスタント食品など、食品添加物が多い物をへらす
代わりに旬の食材を使った手作りごはんを増やしてみてください。
玄米、昔ながらの作り方をされた梅干しや味噌、天然塩などはとてもオススメです。
自分のための時間を増やす
家族や仕事のために自分を使いつぶすような生活を続けていると、頭はそのリズムや仕方なさに慣れたつもりでいても、身体はどんどん消耗していきます。
たまに旅行やライブへ行く、というのもいいですが、できるだけ日々の生活の中で自分のための時間を増やしましょう。
■「どんな都合があろうと、体調を崩したということは、もう今までの生活のやり方ではこの先立ち行かないんだ。見直し時期なんだ」と認める。
■夜10時以降(寝る2時間前程度)は仕事ややるべきこと、問題などについて考えない、と決める。
■SNSなどで他人のイライラや怒りを拾い集めたり、羨みを感じるような投稿を見たりするのをやめる。
■毎日10分~30分でもいいので、趣味や楽しみ、リラックスのための時間を死守する。
■仕事から家に帰る前に、お気に入りのカフェなどで一息入れる。
■アクティブな休み(遊んでエネルギーチャージ)とリラックスの休み(休息や回復)の両方を増やす。
■やるべきことはササッと終わらせ、沢山遊んで沢山寝る、という気持ちでいる。
などがオススメです。
乙女心や生活にうるおいを与える
乳がんは女性特有の病気です。
女性と男性は違う生き物です。体のつくりや内臓が違うのですから、考え方や感じ方、働き方、生活のリズムなども違います(男女の違いはもちろん、女性一人一人の違いもあります)。
それを押して、他人と同じリズムで動こうとしたり、同じような考え方をしようとしたりしていると、知らず知らずのうちにやわらかな乙女心が傷ついてしまったり、女性特有のみずみずしさが失われ、結果として身体全体の巡り(血流・体液・リンパ・脳脊髄液など)が悪くなりやすい傾向があります。
巡りが悪いということは、毒素や疲労が特定の場所に溜まりやすく、回復しづらくなるということです。
心と身体を潤わせることは、女性がすこやかでいるために必要不可欠。
■肌触りのやわらかな下着やパジャマを身に着ける。
■いい香りの香水やアロマスプレー、ハンドクリームなどを使う。
■ふわふわしたクッションやぬいぐるみを触る。
■小さい子どもや動物と触れ合う。
■エステやリンパマッサージ、ヘッドマッサージなど、人から大切に触れられる機会を持つ(グイグイバキバキ系はNG)
■ハッピーエンドのロマンティックな小説やマンガを読む
■友達、同僚、カフェの店員さん、美容師さんなど、男性と楽しくおしゃべりする機会を作る
■婚活やマッチングアプリなど、自分を条件・数字・商品として売り出すような場所はお休みする。
こういったことがオススメです。
乳がんは今までの無理のあらわれ。ここらで見直してみましょう♪
病気になったことへのストレス、治療のストレスや副作用、再発への不安。
乳がんには、様々な辛さがついて回ります。
それらをやわらげていくためには、
■「なぜ私は乳がんになったのか?」を本気で考えてみる
■リスクを高める食べ物を減らす
■仕事や家族の為に無理をしすぎず、自分のための時間を増やす
■乙女心や生活にうるおいを与える
といった、物理的ストレス×精神的ストレスへの対策がオススメです。
乳がんは偶然に起こったわけではなく、これまでに重ねてきた無理の結果です。
考え方のクセ・食生活・睡眠・休みや遊び・働き方・人間関係・家族関係などを見直すことで、心身を健やかに整えていくことができます。
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一緒に健康な心身を取り戻していきましょう♪
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