イライラ・頭痛・止まらない食欲…PMSは<心身を映す鏡>でした

ブログ著者

冨高 誠治

冨高 誠治

柔道整復師、はり・きゅう師、自律神経整体

冨高 明子

冨高 明子

カウンセラー

「生理前になるとイライラして、旦那に当たってしまう」

「ぼーっとして仕事が進まない」

「食べても食べてもお腹がすく」

生理前になると悩まされる人の多いPMS(月経前症候群)。

なる人とならない人がいますし、症状も人それぞれ。

なぜ、このような個人差が生まれてくるのでしょうか?

 

PMSって?

PMSとは“Premenstrual Syndrome(月経前症候群)のこと。

排卵から月経開始までの間に生じる、様々な不調のことを差します。

 

月経には、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2種類の女性ホルモンが関わっています。

生理終了後から卵胞期~排卵期にかけて、エストロゲンは徐々に増加し、プロゲステロンは少ない状態を保っています。この期間、肌やメンタルはいい状態を保ちやすくなります。

そして排卵期から生理開始までの黄体期には、プロゲステロンが増加しエストロゲンが(一本調子ではありませんが)減少に転じます。

さらに、受精卵が着床しなかったしなかった場合、子宮内膜を剥がすためにプロスタグランジンという物質を分泌します。

これらのホルモンバランスの急激な変化・プロスタグランジンによる内臓への揺さぶりが、PMS症状の大きな原因です。

 

PMSの症状

PMSで起こる症状は人によって千差万別です。

 

■イライラや情緒不安定

■胃もたれ

■腹痛や腰痛

■頭痛や吐き気、めまい

■やたらと甘い物が食べたくなる、食事量が増える

■むくみ

■頭がボーッとする

■熱っぽい

■気温や気圧、音、光、匂いなどの刺激に敏感になる

■吹き出物やニキビができる、肌が荒れる

 

PMSの原因と対策

女性ホルモンの変化やプロスタグランジンといった要因は誰しもが持っているもの。

それでは、なぜPMSがある人とない人、重い人と軽い人、メンタル面に出る人とボディに出る人…といった違いが生まれてくるのでしょうか。

そこには、<あなた特有の生活の乱れ>が絡んでいます。

 

原因①自分や人に厳しすぎる

真面目、几帳面、完璧主義といった性質の人は、そうでない人に比べてストレスを感じやすくなります。

ストレスは子宮にダイレクトに負担をかけ、女性ホルモンの分泌が阻害されたり、硬くなった子宮を動かすためにプロスタグランジンが過剰分泌されたり…といったことが起こります。

真面目であることや完璧を目指すこと自体が悪いわけではありません。

しかし、それがあなた本来の持つ性質ならば、PMSを起こすほど心身に負担をかけることはないのです。

体が悲鳴をあげているということは、あなたが自分の性格だと思い込んでいるその几帳面さは、そもそも性格ではなく単なる考えグセなのかもしれません。

 

原因②自分に合わない食生活

人間は雑食の生き物です。

だからこそ万人に合う食餌療法はありません。人それぞれ、合う食べ物・合わない食べ物は違うのです。

もし、あなたがパンやお米を食べた後に眠くなるようなら、あなたは血糖値が上がりやすく、糖質を分解するのが得意ではないのかもしれません。炭水化物や甘い物は控えめにして、お肉や魚を多めに摂る方が良い可能性があります。

もし、あなたが豚肉や牛肉を食べた後に胃もたれや頭痛がしやすいなら、お肉の油が体に合わないのかもしれません。魚や大豆製品やナッツなどでタンパク質・脂質を補いましょう。

 

こういった個人差のある部分とはまた別に、誰でもが無防備に摂りすぎない方がいい食べ物もあります。

甘い物、精製炭水化物、加工食品や添加物、スナック菓子、乳製品などがそれに当たります。

とくにPMSで悩んでいるなら、これらの食べ物を半分にするだけで、グッと症状はラクになります。

 

原因③自分に合わない環境

職場、家庭、学校などの環境で長期間大きなストレスを受け続けていると、子宮や卵巣だけでなく、体全体に指令を出す自律神経や視床下部といった部分までが参ってしまいます。

ストレス=緊張感があるからこそ、人は成長できるもの。

しかし、明らかに心身に大きな負担がかかっているのに状況を変えることをせず、ただただ耐えている状態なら、少し視点を変える必要があるかもしれません。

仕事や家庭といった場所でのストレスは、我慢していればいつか変わる、というものではありません。

学校でのストレスも、卒業してしまえば…と思うかもしれませんが、我慢のし過ぎで残った傷は、後々まで尾を引きます。

「この状況を変えよう」「甘んじるのをやめよう」

そう決めるだけで、されるがままの被害者状態から、自分に選択権を取り戻すことができます。

(実際、常若整骨院へ来院された方の中には、ご自分がどれほどの無理を強いられているか・向いていないか等に気づき、転職や退職をされた方が少なくありません)

 

PMSは自分と向き合う<心身の鏡>

PMSや生理痛などの不調は、女性にしかないものです。

だからこそ煩わしくもありますが、同時に、男性に比べて自分のコンディションを見直すチャンスに恵まれているともいえるのです。

女性にとって、生理状態は自分を映す心身の鏡。

PMSに悩んでいるなら、ぜひ原因①~③に当てはまることはないかな?とチェックしてみてくださいね。

 

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