頭熱足寒?自律神経症状に悩むあなたを元気にするカンタンな方法3つ
常若整骨院では自律神経整体を行っていることもあり、めまい・頭痛・吐き気・だるさといった自律神経症状でお悩みの方がよく来院されます。
そういった方に多いのは、「頭熱足寒」。
頭寒足熱と言われるように、頭は冷えて足元はあたたかいのが体が健康を保てる状態です。
これがさかさまになっている身体とは、いったいどういうことなのでしょうか?
自律神経の調子が悪い方の特徴
頭だけ熱くて体が冷えている方。
常若整骨院に来院する患者さんに多いパターンです。
本来はその逆で、体が暖かくて頭が冷えている方がベストです。
内臓がきちんと働いて体に力が入り、調子が良い状態となります。
では、なぜ頭が熱くて体が冷えているのは悪いのでしょうか?
体が寒いと内臓が働いてくれず栄養を吸収できず体に力が入らないからです。
何らかの原因で内臓の働きが低下する
↓
内臓の温度が下がる
↓
内臓の温度を上げるため手・足の熱を内臓におくる
↓
手・足が冷える
↓
それでも内臓の体温が上がらないと体全体が冷えてくる
↓
頭は体の体温を上げようとがんばる
↓
頭(司令塔である脳・神経)が疲れショートする
↓
生命にかんするものすべての微調整がずれてくる
↓
症状がでる
「頭熱足寒」の体では、こういったことが起こっているのです。
症状は急激にではなく徐々に出てきます。
よく患者さんが「症状が突然出た」といいますが、それまでに何かしら体のどこかに変調があったはずです。
体はある程度までは我慢してくれるのですが、限界値を越えると症状が出るようになります。
それを「突然」と感じでしまうだけなのです。
頭熱足寒になる原因・症状・対策
■体が冷える原因は
食べ物、飲み物、環境、ストレス、考え方など
■どんな症状?
・頭がのぼせている感じで手足が冷たくて辛い
・勝手に首・肩に力が入ってしまう(無意識)
・ご飯を食べていないのに唾液が出続ける
・朝起きようとしても起きられない
…など、多くの自律神経症状
■どうしたらいい?
内臓を強くするのが一番です。
とくに腎臓からがオススメです。腎臓は体の元気の源だからです。
年をとると、体が冷たい、髪の毛、耳の聞こえ、睡眠時間が減ってきた…。こういった悩みが出てきますよね。
これらに共通するのが腎臓です。
腎臓を強くすることで体が元気になります。
症状が長引いている方は時間がかかるかもしれませんが、軽い症状でしたら効果がテキメンにでます。
腎臓を元気にする方法3つ
①お灸(体を温める)
②お風呂に入る(汗をかく)
③糖質を控える(血液をサラサラにする)
をやっていただきたいです。
①お灸
お灸は、もぐさという乾燥した薬草をツボの上に置き、火をつけることで薬効を体の中に届けるものです。
せんねん灸などドラッグストアで買える手軽なお灸を、お風呂に入る30分前(けむりで匂いがつくため)などに行うのがオススメです。
はじめてお灸をする時はヤケドしやすいので、「ちょっと熱くなってきたな」というところで外してしまってかまいません。
特にお灸をしてほしいのは、腎臓のツボ・太谿。
内くるぶしのてっぺんから真後ろ、アキレス腱の手前にあるくぼみです。
②お風呂に入る
忙しいからといってバスタイムをシャワーで済ませていませんか?
一日の終わりにゆっくりとお風呂に浸かると、体が芯から温まり、内臓の働きが正常に戻りやすくなります。
また、30分以上ぬるめのお湯に浸かっていると、汗で体に溜まった毒素が出ていきます。
温熱療法とデトックスが同時に、しかも自宅で出来てしまうのです!
汗をたっぷりかいた後は、きれいな水・天然塩・オメガ3の油(アマニ油・えごま油・しそ油)を摂ると、失った水分やミネラル、油分の補給ができます。
③糖質を控える
糖質は、体内に入ると糖化タンパク質という物質になります。
糖化タンパク質は摂った量の数パーセントが体内に蓄積され、蓄積した部分の細胞を傷つけたり、血液をドロドロにしてしまいます。
血液がドロドロになると体全体に栄養や酸素をうまく運べず、内臓や神経の働きが弱ってしまったり、末端冷え症になってしまいます。
自律神経症状に悩んでいる方に「甘いもの・炭水化物を今までの半分にしてください」とお願いすると、次に来院された時には症状がかなり改善されていることも少なくありません。
最後に
あなたの体には自己治癒能力が備わっています。
それなのに自律神経系の症状に悩まされ、頭熱足寒の状況になってしまっているのは、自己治癒能力を超える負担が体にかかり続けているから。
その負担は、腎臓を元気にするアプローチでどんどん軽くしていけます。
「もっと早く解決したい!」
「私の症状はどうなの?」
そんな意欲や疑問が湧いてきたら、お気軽に常若整骨院へお問い合わせくださいね。