もう美容室は怖くない!シャンプー台で首がツラくなくなる方法
「美容室がニガテなんです!」
という方、案外多いですよね。
「オシャレ空間すぎると緊張しちゃって…」
という声もありますが、常若整骨院でチラホラ伺うのが、
「シャンプーしてもらう時、首がつらくてたまらない」
「シャンプー台に頭を載せたとたんクラクラしてきた」
というもの。
シャンプー台ってそんなにコワイものだったのでしょうか?
実例:Aさん(40代男性)
ひどい動悸やめまいで来院されたAさん。
美容室に行き、シャンプー台で首を倒されたとたんにクラクラしてきて、なんとそのまま気を失ってしまったこともあるそうです。
お体をみてみると、とにかく首が硬くて動きも悪い状態。
そのままベッドに横になっただけでクラクラしてきたということでしたので、整体まくらで頸椎を正しい位置にセットするとめまいが止まりました。
首のゆがみと硬さをやわらげ、可動域を広げることで、整体まくら無しで横になってもクラクラしないように整えていきました。
実例:Bさん(40代女性)
「この間美容室でシャンプーしてもらった時、台の傾斜で首が押されて痛くて痛くて…」
とおっしゃるBさん。
お体をみていくと右肩から首にかけてがガチガチで、さらにそれをたどっていくと肝臓の機能低下と、それに伴い右肩が引っ張られていることがわかりました。
肝臓の疲労を取り除いていくと、肩の動きがよくなって首もゆるみ、可動域が広がりました。
シャンプー台がツライのは、首が硬すぎるから!
シャンプー台に乗ると、首がカクンと後ろに倒されますよね。
この時、正常な状態の首の人はなんなく後ろに首を倒すことができます。
しかし、首まわりの筋肉が硬い・首の可動域(動く範囲)が狭い人は、シャンプー台の角度に首がついていきません。
結果、コリやズレで圧迫された血管がますます狭くなって頭に血流がいかなくなりめまいがしたり、硬く張った状態の首が台で押されてひどい痛みを感じます。
「シャンプーの後にやってくれる首のマッサージも痛くて…」
という声もよく聞きますが、これも同じように首が硬すぎるから。
美容室だけでなく一般的なマッサージ店などの揉みほぐしもそうなのですが、これらは健康な人の正常な首に行うことが前提にされています。
頭痛・めまい・吐き気・頻繁な寝違えなどが起こる不健康な首には、刺激が強すぎて逆効果。
首が硬い人は
「すみません、私首がすごく硬くて痛がりなので、さするくらいでお願いします」
とお願いするのも手です。
…が、それは根本解決にはなりませんよね。
シャンプー台やマッサージで痛みを感じるのは、美容師さんがわるいんじゃなく、われわれの首が硬いのが原因なんですもの!
もうシャンプー台は怖くない!首をゆるめる方法3つ
シャンプーをしてもらうのが辛いほどの首コリは、相当な厄介者です。
単に首の筋肉を狙うだけでは、なかなか改善されません。
ここでは精神的原因・物理的原因・首そのものから、その手ごわい首の硬さを撃退していきます。
①なんで首が硬くなったのか?を精神的原因から考えてみる
いきなり難易度が高そうですか?でも案外あなどれないのがこちら。
「体は、その人の心や考えのあらわれである」というのが東洋医学的な考え方だからです。
首は<今現在自分が置かれている状況>を表します。
首が硬くて動きが悪い場合、「コントロール欲が強すぎる」「思い通りにいかないことが多すぎる」「身動きがとれない」「誰かに押さえつけられている」「自分で自分を縛っている(=可動域を狭めている)」かもしれません。
また、頸椎(首の骨)を含めた背骨は<その人の軸><生きる姿勢>などを表します。
頸椎ヘルニアや骨の間が狭まっている場合は「軸がブレていて八方美人ぎみになっている」「自分が本当は何をしたいのかわからない」状態の可能性があります。
とくに首の右側に痛みがある場合は「仕事・男性・自分の中の男性的部分」などの影響を受け、左側の場合は「家庭・女性・自分の中の女性的な部分」の影響が考えられます。
これらの考え方と「いつから首が悪くなったのか」という時期を照らし合わせ、原因になるであろうストレスのかかった出来事や、自分の中のわだかまりを探します。
それが見つかったら、「じゃあ、その問題についてこれから先の自分はどうあったらステキだろう?」と考え直してみます。
「未来のステキな自分」を指針として、日々の言動を変えていくのです。
②首を含めた全身から、物理的原因を探してみる
胃が胃だけで生きていくことはできないし、筋肉が筋肉だけで動き回ることもできませんよね。
体は、筋肉・骨・神経・内臓・脳・血管などが複雑に関連し合って動いています。
ですから、例えば腸の調子が悪くて腰痛になった時、筋肉が引っ張って肩首の動きが悪くなる…といったパターンは、もはや定番といっていいほどよく見かけます。
「首の痛みの原因は、首にはほぼない」
と考えていいでしょう。
「じゃあどこから探したらいいの!?」
まずは、他にどんな不調が出ているかを挙げてみましょう。そこから内臓の不調を探していきます。
たとえば、
■めまい・耳鳴り・膀胱炎・むくみ・不安や心配性→腎臓や膀胱まわり
■眼精疲労・目の痛み・油ものを食べると背中が痛くなる・イライラや怒りっぽい→肝臓や胆のうまわり
■高血圧や低血圧・逆流性食道炎・嫉妬→心臓や小腸まわり
■胃もたれ・貧血・唇が荒れる・口内炎・めんどくさがり→脾臓や胃まわり
■咳・ぜんそく・下痢や便秘・鼻炎・アレルギー・依存体質→大腸や肺まわり
こういったアタリをつけることができます。
原因を見つけたら、そこが機能回復するようにしていきます。
■腎臓や膀胱まわりなら、水分や塩分の摂りすぎに気をつける。
■肝臓や胆のうまわりなら、油モノ・アルコール・酸っぱいものを減らす。
■心臓や小腸まわりなら、苦いものを避ける。
■脾臓や胃まわりなら、甘いものや炭水化物(とくに小麦粉モノ)を今の半分にする。
■肺や大腸まわりなら、辛いもの・スパイシーなものをひかえめにする。
…といったことで対策ができます。
③時には即効性も欲しい!首まわりをゆるめる方法
とはいえ、明日の美容院の予約に間に合わせたい!ということもありますよね。
そんな時は、
■ストールやタオル、パーカーなどで首回りを覆い、エアコンなどで冷えないようにする。お風呂で肩までゆっくり浸かる(40℃のお湯に15分くらい)。
■タイマーを1時間セットし、鳴ったら壁にかかと・ふくらはぎ・お尻・肩甲骨・後頭部をつけて立つ。ウエストのうしろに重ねた手のひらが入るくらいのスキマを作り、手をおろして2分キープ。終わったらまたタイマーを1時間セット。
■首が倒れにくい側の頭に手を当てる(うしろに倒れにくい人は後頭部、右に倒れにくい人は右側頭部)。その状態で、頭と手が力比べをするイメージでグーッと押し合う。5秒したら手を放し、可動域を確認する。
■常若整骨院で自律神経整体を受ける。
…といった方法で、首をある程度ゆるめることができます。
せっかくの美容室。快適に過ごして至福タイムに♡
美容室へ行く頻度は人それぞれですが、だいたい1カ月~3カ月に1度くらいでしょうか。
それだけ時間があれば、首はやわらか×なめらかに動くようになります。
次の予約までに首まわりをゆるめて、シャンプーを至福タイムに変えませんか?