マクロビ向き?糖質制限向き?あなたに合う食事療法の選び方
さまざまなやり方が存在する食餌療法。
こちらのブログでも、食べ物の選び方に関する記事を書いたことがあります。
>体は全部知っている♪何を食べたらいいか悩んだ時に試してほしい方法3つ
では、マクロビ・糖質制限など、たくさんある食事療法のうち、あなたはどれを選べばいいのでしょうか?
「万能の食事療法」はない
人にはそれぞれの体質や状態(レベル)があります。
例えば、高い人気を誇るマクロビオティック。
これは、今までお肉多めの高タンパク高脂質な食生活を続けてきて体調を崩した人にとっては、大きな効果を発揮します。
けれど、低血糖だったりイライラしやすい人にとっては、むしろ悩みを大きくしてしまう場合も。
食事療法に限らず、健康にまつわる方法はすべて、ある人にとっては大きな効果を発揮しても、別の人にとっては合わない可能性があります。
誰にでも合う「万能の食餌療法」「万能のサプリメント」といったものは存在しないのです。
それを踏まえたうえで「じゃあ、今の自分に合う食事法はなんだろう?」と考えることが第一歩です。
代表的な食餌療法のメリット・デメリット
それぞれの食餌療法には、メリット・デメリットがあります。
これを理解しておくと、自分にはどんな食事が合うかが把握しやすくなります。
こちらでは、代表的な食餌療法のマクロビオティック・まごわやさしい・糖質制限の3つをピックアップしてみました。
マクロビオティック・菜食
マクロビをはじめとした菜食は、糖質とお野菜多めの食事です。
デトックス効果が高く、ビタミンやミネラルを豊富に摂ることができます。重金属やホルモン剤などの毒素が少ないのも魅力です。
その反面、タンパク質や脂質といった体を作る栄養素が不足するため、覇気がなくなる・イライラしやすくなる・肌がカサカサするという一面も。
糖質過剰になりがちなところも注意したい点です。
マクロビ・菜食は、
■肉食を続けてきて野菜不足の方
■ジャンクフードや外食ばかりしてきた方
■性格がおおざっぱ過ぎると言われる方
■タンパク質や脂質をしっかり摂っているのに疲れやすい方
■デトックスしたい方
こういった方にオススメです。
まごわやさしい
「まごわやさしい」とは、食べ物の頭文字をとったものです。
豆(小豆・大豆など)・ごま(ナッツ類)・わかめ(海藻類)・野菜(緑黄色野菜・淡色野菜)・魚(いわし・あじ等)・しいたけ(きのこ類)・いも(さつまいも・さといも等)を中心とした食事法です。
バランスのとれた和食(もちろん洋食仕立てでも)なので、広くオススメすることができます。
ただし、豆類の性ホルモンへの影響・糖質過剰になりがちな点は注意が必要です。
まごわやさしい食事は、
■栄養素のうち、何が足りて何が足りないか分かっていない方
■主要な栄養素からマイナーな栄養素まで、まんべんなく摂りたい方
■ジャンクフードや外食ばかりしてきた方
こういった方にオススメです。
糖質制限・肉食
糖質制限は、単に炭水化物や甘いものを抜く食事ではありません。
タンパク質・脂質といった体を作るための食べ物を重点的に摂り、結果として糖質が少なめの食事になるものです。
糖質制限の良い所は、体に必要な栄養素をしっかり摂れることです。糖質が少なくなるため、イライラや内臓への負担もぐっと減らせます。
しかし、肉・魚は重金属やホルモン剤などが生体濃縮されているため、毒素も一緒に摂りこんでしまいがち。肉や魚は産地や育て方に注意し、質の良いものを選びましょう。
また、ケトジェニックダイエットなどの過剰な糖質制限は、糖質を補うために筋肉を分解してしまう場合もあります。
糖質制限・肉食は、
■甘いものや炭水化物多めの食生活をしてきた方
■性格が神経質でイライラしがちな方
■菜食中心で基礎栄養が足りていない方
■低血糖症ぎみの方
■健康だけでなく色気やモテの方も大事にしたい方
こういった方にオススメです。
万能の食事より、あなた専用の食事を目指して
自分が成功すると「この食事法がいいから試してみて!」と周囲に広めたくなるのが人情ですし、情報が多い方がいいのは確かです。
けれど、「どんな状況の誰にでも合う食事法」は存在しません。
万能な食事を探し求めるより、今の自分にピッタリ合う食事法のほうが、ずっと価値がありますしカンタンです。
ぜひあなたに合った食事を見つけてみてくださいね。
コチラの記事もオススメです。
体は全部知っている♪何を食べたらいいか悩んだ時に試してほしい方法3つ