触ると硬い?尖ってる?心配性・パニック障害は後頭部に現れる。
常若整骨院へ来院される方のうち、不眠・めまい・動悸・耳鳴り・息苦しさ・パニックなどの自律神経系の症状に悩まされている方が、約6割を占めています。
そういった方のお話をきいてみると、
「子どものことが心配で心配で、いつも何か起こるんじゃないかと不安です」
「この不眠が永遠に続くのじゃないかと思うと、余計に眠れなくなって…」
「また息苦しくなるんじゃないかとドキドキして、地下鉄に乗るのが怖いんです」
といった具合に、常に不安と戦っていることがうかがえます。
メンタル的な不調を抱えている方の心と身体をみていくと、心と身体がお互いに悪影響を与え合う負のスパイラルに入り込んでいることがわかりました。
そのカギは、後頭部にあったのです。
パニック・不安は後頭部にあらわれる
心配性やパニック障害で苦しんでいる方には、
■常に緊張状態で、交感神経が働きっぱなし(交感神経亢進)
■交感神経亢進により動悸・息切れなどが引き起こされるため、脳が「私は今不安なのではないか」「危険なのではないか」と勘違いする
■常に体や脳が「危険にさらされている」と感じ、逃げるか戦うか迫られている状態
…ということが起こっています。
このような方々に共通するのが、後頭部の硬さ・ボコッとした盛り上がり(後頭隆起)です。
後頭部の盛り上がりは脳の疲労が原因
頭を触り比べてみるとわかりやすいのですが、
■健康な方…頭皮がやわらかく、頭蓋骨の上でほどよくスライドする。後頭部は生まれつきの形の丸さ。
■疲れている方…頭皮が硬く、頭蓋骨にくっついてスライドしにくい。後頭部が張り出している。
■心配性やパニックの方…頭皮が硬く、卵のカラのような印象。後頭部がボコッと尖っている。
このような差があります。
これは、脳、とくに身体の微妙な動きや感覚を調整する小脳が疲労してしまっているから。
ストレスや生活習慣で交感神経が昂る
↓
脳が「危険だから対策をとれ」と頻繁に神経伝達する
↓
通常であれば使わない機能を使うため内臓が疲労し、脳からの指令に応えづらくなる
↓
脳がさらに強く頻繁に指令を出す
↓
脳の疲労・しょっちゅう使われる脳神経(危険を感じる部分)が過敏になる
↓
頭の筋肉や皮膚が硬くなり、血液や脳脊髄液の巡りが悪くなる
↓
頭~首のコリによって神経が圧迫され、脳からの命令が阻害されやすくなる
↓
ますます脳が疲労し、パニック・不安が強くなる
…このようなことが身体の中で起こっているのです。
後頭部が硬い時にやるべきこと3つ
もしも今後頭部を触ってみて「盛り上がってる」「硬い」と感じたら、
「脳がパニックや不安で疲れてきていますよ」
「そろそろ働き方や毎日の時間割を考えたほうがいいですよ」
というサインです。
自分で自分を追い詰めている事に気づく
「そうは言っても仕事はしないといけないし」
「家事も育児もあるし」
確かにその通りです。
けれど、生活が変わらなければ、あなたの心身はパニックや不安を抱えたままになってしまいます。
「これがあるから仕方ない」
「私はこういう人間だから変えられない」
そういった思い込みにより、自分で自分を追い詰めてしまっていることにまずは気づいてみてください。
仕事・家事・育児などをやめることはできないかもしれませんが、働き方や時間の使い方の見直しはある程度できるはず。
実際に、
■残業をなくすことはできないけど、3時間の残業を1時間にすることはできた
■育児は毎日のことだけど、甘い物を食べさせるのをやめたら子どもの癇癪が減った
■毎日嫌だ嫌だと思いながらやっていた掃除が、タイマーを10分かけてタイムアタック的にやるようにしたらあまりストレスにならなくなった
といった工夫によって「自信が少し出てきた」「気持ちにゆとりが出てきた」とおっしゃるお客様が多いのです。
家族関係・生活習慣など過去から原因を探る
パニックや不安といった心の症状は、過去のトラウマや積み重ねてきた生活習慣によるものが原因であることがほとんど。
■家族との関係の中で、見ないようにしてきたイヤなこと
■人間関係でショックだったこと
■勉強・部活・仕事などでうまくいかなかったことや思い通りにならなかったこと
■体に合わない食事や働き方などの生活習慣
こういった部分を、
「いつから症状が出始めたか」
「心配性はいつからあるか」
「症状が出始めた時にあった出来事と似たようなことが過去にもなかったか」
という観点から見つめることで、原因を特定しやすくなります。
パニックや不安でどんな得をするか考えてみる
体や心に現れる症状は、「心身で困ったことが起きてるから生活を変えて!」というサインです。
そのサインに気が付いて原因を解決すれば、サインを出す必要がなくなるため、症状は自然と消えていきます。
しかし、原因がよく理解できなかったり、症状があまりにも長引く時は、体調の悪さよりももっと得になることがあるからパニックや不安を抱え続けているのかもしれません。
■パニックで電車に乗れなければ、会いたくない親類に会いに行かずに済む
■不安症でいれば、頭がアレコレ考えるから、何も行動していなくても何かしている気になれる
■部活の遠征に行くバスで必ず腹痛を起こせば、試合で活躍できないことの言い訳になる
■パニックで外出が難しければ、周囲が優しく世話してくれる
これらは実際に常若整骨院へ来院された方々がご自身で見つけられた得することの一部です。
「もしも自分がパニックでいることで何か得をしているとしたら、それは何だろう?」
この問いかけがヒントになるかもしれません。
まとめ
もしもあなたの後頭部がボコッと出っ張っていたり、頭皮がやたらガチガチだったとしたら、それは脳が疲れてきているサインです。
合わせてパニック障害や不安症といった症状が現れてきているなら、それは「今のままの働き方や生活習慣じゃいけない、そろそろ変えよう」というあなた自身からのサイン。
■自分で自分をつらい環境に縛り付けていると気付く事
■家族関係や生活習慣から原因を探ってみる事
■パニックや不安によって、自分がどんな得をしているか考えてみる事
この3つを行ってみると、あなたはパニック障害や不安症でいる必要がなくなっていきます。
「自分一人じゃ難しい」
「もっと手っ取り早く元気になりたい!」
そう思われたら、お気軽に常若整骨院へご相談ください。
一緒に元気な心と体を手に入れましょう!