女性の乾燥肌×アトピーに強い東洋医学|福岡市
福岡市内でアトピー性皮膚炎と乾燥肌に悩んでいるあなた。「保湿クリームを塗っても2時間でカサカサになる」「粉を吹いて白くなる」「掻くと皮膚がボロボロ剥がれ落ちる」「冬になると悪化する」「どんな保湿剤を使っても改善しない」─こんな絶望的な経験はありませんか? 実は、これらは全て体の内側から潤いが失われているサインなんです。
私は福岡で東洋医学の整体師として20年、数え切れないほどのアトピー患者さんと向き合ってきました。その中で確信していることがあります。乾燥肌は、単に外から保湿するだけでは絶対に治りません。体の内側から潤いを生み出す力を取り戻すことが、唯一の根本改善の道なんです。
今日は、アトピーと乾燥肌の根本原因、そして東洋医学による「潤いを生み出し肌を再生させる」真の解決法を、20年の臨床経験から詳しくお伝えします。
なぜ保湿しても乾燥肌は治らないのか─東洋医学が見る本当の原因
まず、なぜ保湿クリームをどれだけ塗っても乾燥肌が治らないのか。その根本原因を理解しましょう。
【現代医学が見る乾燥肌のメカニズム】
現代医学では、乾燥肌の原因を「皮膚のバリア機能の低下」と「天然保湿因子の減少」として捉えます。
健康な皮膚の表面には、「皮脂膜」という薄い油の膜があり、これが水分の蒸発を防ぎます。また、角質層には「セラミド」という細胞間脂質があり、細胞と細胞の隙間を埋めて水分を保持します。さらに、角質層には「天然保湿因子(NMF)」があり、水分を引き寄せて保持します。
しかし、アトピーの方は、これらの保湿機能が著しく低下しています。特に、セラミドの量が健康な人の約3分の1しかないと言われています。これにより、皮膚のバリア機能が低下し、水分がどんどん蒸発し、外からの刺激(アレルゲン、細菌、化学物質など)が侵入しやすくなります。
では、なぜセラミドや天然保湿因子が減少するのか。現代医学では、「遺伝的要因」「加齢」「環境要因(乾燥、紫外線、洗いすぎなど)」が原因とされています。しかし、これでは根本的な解決にはなりません。遺伝は変えられないし、加齢も止められません。環境要因を改善しても、限界があります。
そして、多くの方が頼る保湿クリームも、実は対症療法に過ぎません。確かに、保湿クリームを塗れば一時的に皮膚の水分量は上がります。しかし、体の内側から潤いを生み出す力がなければ、すぐにまた乾燥します。これは、穴の開いたバケツに水を注ぎ続けるようなものです。
以前、福岡市中央区の38歳女性クライアントさんが、まさにこの状態でした。高級な保湿クリームを1日10回以上塗っても、2時間後にはカサカサ。皮膚科では「とにかく保湿してください」と言われるだけで、根本的な改善策は何も提示されない。「もう何年もこんな生活を続けています。いつまで保湿し続ければいいんですか? 一生このままなんですか?」と涙を流していました。
【東洋医学が見る乾燥肌の根本原因─陰液の不足と血虚】
東洋医学では、乾燥肌の根本原因を「陰液(いんえき)の不足」と「血虚(けっきょ)」として捉えます。
陰液とは: 陰液とは、体を潤す全ての液体のことです。血液、リンパ液、組織液、唾液、涙、汗、皮脂など、体内の全ての潤い成分を含みます。陰液が十分にあれば、皮膚は内側から潤い、ツヤがあり、弾力性があります。
しかし、現代人の多くは、陰液が不足しています。これを東洋医学では「陰虚(いんきょ)」と呼びます。陰虚になると、体全体が乾燥し、皮膚もカサカサになります。これが乾燥肌の根本原因です。
では、なぜ陰液が不足するのか。主な原因は以下の通りです。まず、過労と睡眠不足です。睡眠中に陰液が作られます。睡眠不足だと、陰液の生成が不十分になります。
次に、ストレスです。ストレスがかかると、「肝(かん)」の気が滞り、やがて熱に変化します。この熱が陰液を消耗させます。まるで、フライパンの上の水が熱で蒸発するようなものです。
そして、辛いもの、脂っこいもの、アルコールの摂りすぎです。これらは体内に熱を生み出し、陰液を消耗させます。
さらに、加齢です。年齢とともに、陰液を作り出す力が低下します。特に、40歳を過ぎると、陰液の減少が加速します。
最後に、冷房とエアコンです。エアコンの風は、皮膚の表面から直接水分を奪います。福岡市の夏は暑く湿気も多いですが、室内はエアコンでカラカラに乾燥しています。
血虚とは: 血虚とは、血(けつ)が不足している状態です。東洋医学でいう血は、現代医学でいう血液だけでなく、全身に栄養と潤いを運ぶ物質を指します。血が十分にあれば、皮膚に栄養が届き、潤いが保たれます。
しかし、血が不足すると、皮膚に栄養が届かず、乾燥し、弾力性が失われます。血虚の人は、顔色が青白く、爪が割れやすく、髪が抜けやすく、生理不順(女性の場合)などの症状も現れます。
血虚の主な原因は、栄養不足(特に鉄分、タンパク質不足)、過労、睡眠不足、出血(生理、出産、怪我など)、脾胃(消化器系)の弱さなどです。
東洋医学では、「肺は皮毛を主る」「脾は肌肉を主る」「腎は陰液を蔵する」と言われます。つまり、肺、脾、腎の働きが皮膚の潤いと深く関わっています。これらの臓腑の働きが低下すると、陰液と血が不足し、乾燥肌になるのです。
以前、福岡市南区の42歳女性クライアントさんが、まさにこの状態でした。顔色が青白く、髪も抜けやすく、爪も割れやすく、慢性的な疲労感があり、そして全身の皮膚がカサカサに乾燥していました。「もう体の中が枯れているような気がします」と話していました。
福岡市で多い乾燥肌のパターン─あなたはどのタイプ?
20年の臨床経験から、福岡市で特に多い乾燥肌のパターンを4つご紹介します。
【パターン1】肺陰虚型─呼吸器と皮膚の乾燥
このタイプは、肺の陰液が不足し、皮膚と呼吸器が乾燥している状態です。秋から冬にかけて特に悪化します。
特徴的な症状:
- 皮膚がカサカサと乾燥し、粉を吹く
- 顔、手、腕、脚など全身が乾燥する
- 口や喉が渇く
- 空咳が出る
- 鼻が乾燥する
- 声がかすれる
- 秋冬に症状が悪化する
- 便秘がち(便が硬い)
このタイプの方の特徴: 喫煙している(または過去に喫煙していた)、乾燥した環境にいる、辛いものが好き、水分摂取が少ない
改善のポイント: 肺陰を補い、潤いを生み出すことがマジで大事です。具体的には、白い食材(白きくらげ、百合根、山芋、大根、梨)、水分を十分に摂る、乾燥した環境を避ける、禁煙することが効果的です。
以前、福岡市博多区の35歳男性クライアントさんが、まさにこのタイプでした。15年間喫煙していて、全身の皮膚がカサカサ、特に手がひび割れて出血する状態でした。「タバコやめないと治らないですか?」と聞かれたので、「やめないと絶対に治りません」とはっきり伝えました。
【パターン2】腎陰虚型─加齢による潤い不足
このタイプは、腎の陰液が不足し、体全体の潤いが失われている状態です。40歳以上の方、更年期の女性に多いタイプです。
特徴的な症状:
- 皮膚がカサカサと乾燥し、弾力性が失われる
- しわが増える
- 髪が抜けやすい、白髪が増える
- ほてり、のぼせ、寝汗
- 腰や膝がだるい
- 耳鳴り
- めまい
- 夜中に目が覚める
このタイプの方の特徴: 40歳以上、更年期、過労、睡眠不足、ストレスが多い
改善のポイント: 腎陰を補い、体の根本から潤いを生み出すことが重要です。具体的には、黒い食材(黒ごま、黒豆、黒きくらげ)、山芋、白きくらげ、百合根、くるみ、海藻類を積極的に摂り、十分な睡眠を確保することが効果的です。
以前、福岡市東区の48歳女性クライアントさんが、まさにこのタイプでした。更年期に入ってから、皮膚の乾燥がひどくなり、しわも増え、髪も抜け、「もう老けるのが止まらない」と絶望していました。
【パターン3】血虚風燥型─栄養不足による乾燥
このタイプは、血が不足し、皮膚に栄養が届かず、乾燥している状態です。痩せている方、ダイエット中の方、偏食の方に多いタイプです。
特徴的な症状:
- 皮膚がカサカサと乾燥し、粉を吹く
- 痒みが強い(特に夜)
- 顔色が青白い
- めまい、立ちくらみ
- 爪が割れやすい
- 髪が抜けやすい
- 生理不順、経血が少ない(女性の場合)
- 慢性的な疲労感
このタイプの方の特徴: 痩せている、過度なダイエットをしている、偏食がち、ベジタリアン・ビーガン
改善のポイント: 血を補い、皮膚に栄養を届けることが重要です。具体的には、レバー、赤身肉、卵、ほうれん草、黒ごま、プルーン、なつめなど、血を補う食材を積極的に摂ることが効果的です。
以前、福岡市中央区の28歳女性クライアントさんが、まさにこのタイプでした。3年間ベジタリアン生活を続けていて、BMIは16と痩せすぎ、顔色も青白く、全身の皮膚がカサカサで、生理も3ヶ月止まっていました。「美容と健康のためにベジタリアンになったのに、逆に不健康になってしまいました」と後悔していました。
【パターン4】脾虚湿困型─胃腸が弱く潤いを作れない
このタイプは、脾胃(消化器系)の働きが弱く、食べ物から陰液と血を十分に作り出せない状態です。胃腸が弱い方に多いタイプです。
特徴的な症状:
- 皮膚が乾燥するが、時々ジュクジュクもする
- 食欲不振
- 食後に眠くなる、だるくなる
- 軟便、下痢しやすい
- むくみやすい
- 顔色が黄色っぽい
- 慢性的な疲労感
このタイプの方の特徴: 生まれつき胃腸が弱い、食が細い、偏食がち、冷たいものをよく食べる
改善のポイント: 脾胃の働きを高め、陰液と血を作り出す力を高めることが重要です。具体的には、温かく消化に良い食事(おかゆ、煮物、蒸し料理)を摂り、冷たいものを避け、よく噛んで食べることが効果的です。
以前、福岡市南区の32歳女性クライアントさんが、まさにこのタイプでした。生まれつき胃腸が弱く、食が細く、食後はいつも眠くなる。皮膚は乾燥しているのに、時々ジュクジュクもする不思議な状態でした。「食べても栄養になっていない気がします」と話していました。
乾燥肌を根本から改善する東洋医学の7つの方法
では、具体的にどうやって体の内側から潤いを生み出し、乾燥肌を根本から改善していくのか。東洋医学の視点から、効果的な方法をお伝えします。
【方法1】陰液を補う食養生─体の内側から潤いを作る
乾燥肌を根本から改善する最も重要な方法が、食養生です。陰液と血を補う食材を積極的に摂ることで、体の内側から潤いが生まれ、乾燥肌が改善します。
陰液を補う食材(積極的に摂りたい):
まず、白きくらげです。白きくらげは、陰液を補う最強の食材です。肺と腎を潤し、皮膚に潤いを与えます。週3〜4回は食べましょう。デザートとして、白きくらげ、クコの実、なつめ、氷砂糖を一緒に煮て、冷やして食べるのがおすすめです。
次に、百合根です。百合根は、肺を潤し、心を落ち着かせ、皮膚の乾燥を改善します。茶碗蒸しやスープに入れて食べましょう。
そして、山芋です。山芋は、肺、脾、腎の3つの臓腑を養い、陰液を補います。すりおろしてご飯にかけたり、お好み焼きに入れたりして、毎日食べましょう。
さらに、梨です。梨は、肺を潤し、喉の渇きを癒し、皮膚の乾燥を改善します。秋から冬にかけて積極的に食べましょう。
そして、蜂蜜です。蜂蜜は、肺と大腸を潤し、便秘も改善します。毎朝、白湯に大さじ1杯の蜂蜜を溶かして飲みましょう。
さらに、オリーブオイル、ごま油、亜麻仁油などの良質な油です。これらは体を内側から潤します。毎日適量摂りましょう。
最後に、ゼラチン質の食材です。豚足、鶏の手羽先、魚の煮こごり、ゼリーなど。これらはコラーゲンが豊富で、皮膚の潤いを保ちます。
血を補う食材(積極的に摂りたい):
レバー、赤身肉、卵、ほうれん草、小松菜、黒ごま、プルーン、なつめ、クコの実、ひじきなど。これらを毎日積極的に摂りましょう。
陰液を消耗する食材(避けたい):
まず、辛いものです。唐辛子、カレー、キムチなど。これらは体内に熱を生み出し、陰液を消耗させます。完全にやめるか、極力控えましょう。
次に、脂っこいもの、揚げ物です。これらも体内に熱を生み出し、陰液を消耗させます。控えめにしましょう。
そして、アルコールです。アルコールは陰液を著しく消耗させます。乾燥肌がひどい時は、完全にやめましょう。
さらに、コーヒーです。コーヒーは体を乾燥させます。1日1杯までにしましょう。
最後に、ファストフードやインスタント食品です。これらは栄養価が低く、添加物が多く、陰液と血の生成を妨げます。
陰液を補う最強レシピ:白きくらげクコの実スープ
白きくらげ(乾燥したもの10g)を水で戻し、クコの実(10粒)、なつめ(3個)、氷砂糖(適量)と一緒に30分煮る。これを毎日食べることで、肺と腎が潤い、皮膚がしっとりします。
以前、福岡市東区の更年期女性クライアントさんに、「毎日この白きくらげスープを食べて、黒ごま大さじ1杯をご飯にかけて、レバーを週2回食べて、辛いものとアルコールを完全にやめてください」と指導したところ、2ヶ月後には「皮膚の乾燥が明らかに改善された」「保湿クリームを塗る回数が減った」と報告がありました。6ヶ月後には「もう保湿クリームがほとんど要らなくなった。肌が内側から潤っている感じがする。人生が変わりました」と喜んでいました。食事の力は本当にすごいんです。めちゃくちゃ効きます。
【方法2】水分摂取の正しい方法─飲めばいいってもんじゃない
乾燥肌の人によく言われるのが「水を飲みなさい」です。確かに水分摂取は大切ですが、飲み方を間違えると逆効果になります。
正しい水分摂取の方法:
まず、1日1.5〜2リットルの水分を摂りましょう。ただし、一気に飲むのではなく、こまめに少しずつ飲むことが大切です。1回200ml程度を、1日8〜10回に分けて飲みましょう。
次に、常温か温かい飲み物にしましょう。冷たい飲み物は、脾胃を冷やし、陰液の生成を妨げます。特に、氷入りの飲み物は絶対に避けましょう。
そして、白湯が最もおすすめです。朝起きた時に、白湯を200ml飲むことで、体が目覚め、腸が動き、陰液の生成が促されます。
さらに、ハトムギ茶、麦茶、ルイボスティーもおすすめです。これらは体を潤し、利尿作用もあり、老廃物の排出を助けます。
コーヒー、緑茶、紅茶は、利尿作用が強く、かえって体を乾燥させることがあります。飲むなら1日1杯までにしましょう。
ジュース、清涼飲料水、スポーツドリンクは、糖分が多く、体に負担をかけます。避けましょう。
【方法3】整体で陰液を巡らせる─肺兪と腎兪へのアプローチ
東洋医学整体では、肺兪(はいゆ)と腎兪(じんゆ)というツボを刺激することで、陰液の生成と巡りを促進します。
肺兪(はいゆ): 背中の第3胸椎の両側、背骨から指2本分外側にあるツボ。肺の働きを高め、皮膚を潤します。
腎兪(じんゆ): 腰の第2腰椎の両側、背骨から指2本分外側にあるツボ。腎の働きを高め、陰液を生み出します。
整体施術の実際:
施術では、まず背中全体をほぐします。特に、肺兪と腎兪を重点的に刺激します。これにより、肺と腎の働きが高まり、陰液の生成が促進されます。
次に、お腹をマッサージします。脾胃の働きを高め、食べ物から陰液と血を作り出す力を高めます。
そして、足の三陰交(さんいんこう)と太谿(たいけい)を刺激します。これらのツボは、陰液を補う重要なツボです。
以前、福岡市博多区の女性クライアントさんに、週1回の整体施術(肺兪と腎兪への施術)を3ヶ月続けたところ、「皮膚の乾燥が改善された」「体の中から潤っている感じがする」「保湿クリームの使用量が半分以下になった」という結果が出ました。
【方法4】気功で陰液を生み出す─呼吸と意念の力
気功は、呼吸と意念(イメージ)の力で、陰液を生み出し、全身に巡らせる養生法です。
陰液を生み出す気功:腎呼吸
仰向けに寝て、両手を腰(腎兪の位置)に置きます。鼻からゆっくり息を吸い込み、お腹を膨らませます。この時、腎に水のような潤いが満ちるイメージを持ちます。
そして、口からゆっくり息を吐き出します。この時、腎から全身に潤いが広がり、皮膚がしっとりするイメージを持ちます。
これを毎日朝晩15分ずつ続けることで、陰液が生み出され、乾燥肌が改善します。
以前、福岡市南区の女性クライアントさんに、この気功を3ヶ月続けてもらったところ、「皮膚の乾燥が改善された」「体の中から潤っている感じがする」と報告してくれました。
【方法5】睡眠の質を高める─陰液は睡眠中に作られる
陰液は、睡眠中に作られます。質の良い睡眠は、乾燥肌改善に絶対に必要です。
質の良い睡眠のポイント:
毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる習慣をつけましょう。理想は、夜11時就寝、朝6時起床です。夜11時から午前3時は、陰液が作られる時間です。
7〜8時間の睡眠を確保しましょう。睡眠不足は、陰液の生成を著しく妨げます。
寝室の湿度を50〜60%に保ちましょう。乾燥していると、睡眠中に皮膚から水分が奪われます。加湿器を使いましょう。
寝る前にスマホやパソコンを見ないようにしましょう。ブルーライトは睡眠の質を低下させます。
【方法6】保湿の正しい方法─外からのケアも大切
体の内側から潤いを生み出すことが最も重要ですが、外からのケアも適切に行うことで、より効果的に改善します。
正しい保湿の方法:
入浴後3分以内に保湿しましょう。入浴後は皮膚が柔らかく、保湿成分が浸透しやすいです。3分を過ぎると、どんどん水分が蒸発します。
保湿剤は、セラミド配合のものがおすすめです。セラミドは、皮膚のバリア機能を高めます。
保湿剤は、たっぷり塗りましょう。ケチらず、しっかり塗ることが大切です。
1日2回(朝と入浴後)は必ず保湿しましょう。乾燥がひどい時は、日中も追加で塗りましょう。
やってはいけない保湿:
洗いすぎです。1日2回以上体を洗うと、皮脂が奪われ、かえって乾燥します。石鹸は最小限にしましょう。
熱いお湯での入浴です。42℃以上のお湯は、皮脂を奪い、皮膚を乾燥させます。38〜40℃のぬるめのお湯にしましょう。
長風呂です。20分以上の入浴は、かえって皮膚を乾燥させます。15〜20分にしましょう。
【方法7】環境を整える─乾燥から身を守る
乾燥肌の人は、環境にも気を配る必要があります。
環境を整えるポイント:
室内の湿度を50〜60%に保ちましょう。特に、冬とエアコンを使う夏は、加湿器を使いましょう。
エアコンの風が直接当たらないようにしましょう。エアコンの風は、皮膚から直接水分を奪います。
紫外線対策をしましょう。紫外線は、皮膚を乾燥させ、老化を促進します。日焼け止めを塗り、帽子をかぶりましょう。
化学繊維の服を避け、天然素材(綿、絹)の服を着ましょう。化学繊維は、皮膚を刺激し、乾燥を悪化させます。
私の経験から伝えたいこと─体の内側から潤えば人生が変わる
20年間、東洋医学の整体師として、数え切れないほどのアトピー患者さんと向き合ってきました。その中で確信したことがあります。乾燥肌を根本から治すには、体の内側から潤いを生み出す力を取り戻すことが絶対に必要だということです。
以前、福岡市中央区の40歳女性が、20年以上乾燥肌に苦しみ、高級な保湿クリームを1日10回以上塗り続けていたものの、症状は一向に良くならず、むしろ悪化していると相談に来られました。彼女は「もう一生保湿し続けるしかないんですか? いつまでこんな生活を続ければいいんですか?」と絶望していました。
私は彼女に、毎日の食養生(白きくらげスープ、黒ごま、レバー、辛いものとアルコールをやめる)、水分摂取(白湯を1日2リットル)、週1回の整体施術、毎日の気功(腎呼吸15分)、睡眠の改善(夜11時就寝、湿度60%に保つ)を提案しました。
最初の1ヶ月は、生活を変えるのが大変だったようですが、2ヶ月目から徐々に変化が現れ始めました。「皮膚の乾燥が少し改善された気がする」「保湿クリームを塗る回数が減った」と報告してくれました。
半年後、彼女の肌は見違えるほどしっとりし、保湿クリームはほとんど要らなくなりました。そして何より、彼女は「人生が変わりました。体の内側から潤うことで、肌だけじゃなく、心も、気分も、全部良くなりました。20年間悩んでいた乾燥肌がこんなに良くなるなんて信じられません。もっと早く東洋医学に出会いたかった」と涙を流して喜んでくれました。
乾燥肌は確かに辛い症状です。どんなに保湿しても改善しない絶望感、皮膚がボロボロ剥がれ落ちる惨めさ、人目が気になる苦しみ─その辛さは計り知れません。
しかし、諦めないでください。体の内側から潤いを生み出す力を取り戻すことで、あなたの肌は必ず良くなります。東洋医学の叡智は、その力を引き出すための道しるべです。
福岡市内にお住まいのあなたが、一日も早くアトピーと乾燥肌の苦しみから解放され、笑顔で過ごせる日々を取り戻せることを、心から願っています。
あなたの心と体は、今日からどのような変化を始めたいと思いますか?