体が常にこわばっている感じがするのはなぜですか

体が常にこわばっている感じがするのはなぜですか

結論から言うと、体が常にこわばっている感じは、多くの場合、ストレスや緊張が続くことで交感神経が優位な時間が長くなりすぎ、筋肉が緩むタイミングを失っている状態です。検査で異常が見つからないことも多いですが、体からの正直なサインとして受け止めたほうがよい状態です。

原因は何か=交感神経が働き続け、筋肉が緊張したまま戻らなくなっていること。東洋医学では気や血の巡りを調整する「肝」の乱れとして見ます。
整体でできることは何か=こわばりを生んでいる自律神経の働きを整えやすい身体づくりをサポートすること。
この記事は誰向けか=体が常に張っている、力が抜けない感じが続いていて、病院では特に異常がないと言われた方向け。

体が常にこわばっている感じがするのはなぜですか

結論として、緊張した状態が続くと交感神経が優位になり続け、筋肉が緊張したまま緩むタイミングを失うことが主な理由です。本来、体は緊張と弛緩を繰り返しながら動いていますが、ストレスが続くと、脳が「気を抜いてはいけない」という指令を出し続け、筋肉が常に身構えた状態になります。福岡市の常若整骨院で25,000人の患者さんを施術してきた経験からも、体が常にこわばっていると訴える方の多くは、考え方や物事の受け止め方そのものも硬くなっている傾向があります。体だけを緩めようとしても、その裏にある「気を張り続ける生活」が変わらなければ、こわばりは繰り返し戻ってきます。

なお、50歳以降で急に両肩や両腰のこわばりが強く出て、発熱や体重減少を伴う場合は、リウマチ性多発筋痛症などの病気が隠れていることがあります。念のため一度、内科や整形外科で検査を受けておくと安心です。

体のこわばりとはどのような状態ですか

体のこわばりとは、力を抜こうとしても筋肉が緩みきらず、突っ張った感じや動かしにくさが続く状態です。医学的には、交感神経の持続的な興奮によって筋肉の緊張が解除されにくくなっている状態と考えられています。肩や首だけでなく、背中、腰、太もも、手指など、体のあちこちに同時に出ることも珍しくありません。検査で炎症反応や神経の異常が見つからない場合、自律神経の乱れの一部として説明されることが多くありますが、当院では「気を張り続けている状態が、そのまま筋肉に表れている」と捉えています。

なぜ体は常にこわばった状態になってしまうのですか

結論として、交感神経が優位な時間が長くなりすぎることと、脳が特定の部位を「守るべき場所」と誤って学習してしまうことが重なって起きています。ストレスを感じると、体は反射的に身構え、血流を筋肉へ集中させて緊張させます。本来は緊張のきっかけが去れば元に戻るはずですが、その状態が長く続くと、筋肉は硬くなったまま血流が悪くなり、酸素や栄養が届きにくくなります。すると脳はその部位を異常のある場所と認識し、さらに防御的に力を入れ続けるという悪循環に入っていきます。睡眠中も交感神経の高ぶりが収まりきらないと、朝起きた時点ですでに体がこわばっている、という状態にもつながります。

体のこわばりが強い人にはどんな特徴がありますか

現場で見ていると、いくつかの傾向が重なっている方が多くいます。

真面目で責任感が強く、休んでいる自分に罪悪感を覚えやすい方。物事の白黒をはっきりさせたい、完璧を求めやすい方。人に頼ることが苦手で、一人で抱え込みやすい方。デスクワークや育児など、同じ姿勢を長時間続ける生活をしている方。

これらは性格の欠点ではなく、体の使い方の癖として捉えると、次の対策が見えやすくなります。

整体で体のこわばりにどこまでできますか

整体でできることは、こわばりを生んでいる自律神経の働きを整えやすい身体づくりをサポートすることです。背骨や骨盤まわりの緊張をゆるめ、血流が滞りにくい状態に整えていきます。一方で、リウマチ性多発筋痛症や甲状腺の病気など、医師による診断や専門的な対応が必要な病気を見分けることはできません。強いこわばりが続く場合は、まず医療機関での検査を受けたうえで、整体は回復しやすい身体づくりを支える立場として関わります。

常若整骨院では体のこわばりをどう見ていますか

当院では、体のこわばりをカウンセリングと施術、セルフケアをセットにして見ています。初診では、こわばりを感じるのはいつか、朝が強いのか夕方が強いのか、仕事や家庭でどんな場面に気を張っているかを丁寧に伺います。そのうえで、首や背中、股関節まわりなど緊張が集まりやすい部位の施術を行い、力を抜く感覚を体に思い出してもらうことを大切にしています。言葉で「力を抜いてください」と伝えるだけでは変わらないため、体に直接働きかけることを重視しています。

東洋医学では体のこわばりをどう考えますか

東洋医学では、体のこわばりは「肝(かん)」という臓の働きと深く関わると考えます。肝とは、気や血の巡りを調整し、筋を養う働きのことで、体の中の交通整理役のような存在です。肝の働きが乱れると、気の巡りが滞って筋肉を十分に養えなくなったり、逆に力が抜けなくなったりして、こわばりとして表れます。

現場で見ていると、大きく三つのタイプに分かれます。

肝気鬱結(かんきうっけつ)型は、考え方が硬く、物事を溜め込みやすいタイプです。足の甲、親指と人差し指の骨が合流する手前のくぼみにある「太衝(たいしょう)」を目安に、圧をかけながらゆっくり呼吸すると、気の滞りをゆるめる助けになります。

気血両虚(きけつりょうきょ)型は、慢性的な疲労や産後などで、筋を養う血そのものが不足しているタイプです。膝のお皿の内側から指3本ぶん上にある「血海(けっかい)」が、血を補う目安になります。

寒凝気滞(かんぎょうきたい)型は、冷えによって血の巡りが滞り、朝方や冬場に特にこわばりが強くなるタイプです。手の甲、親指と人差し指の骨が分かれる部分にある「合谷(ごうこく)」を温めると、巡りを助ける目安になります。

自律神経の乱れそのものについては、自律神経失調症についての記事でも詳しく書いています。

体のこわばりで来られる方に多いのはどんなケースですか

管理職として部下と会社の板挟みになり、気を抜く時間がないまま数年が過ぎた40代男性のような方。育児と仕事を一人でやりくりし、常に次の予定を考えている30代女性のような方。真面目に頑張ってきたのに、周囲からは「そんなに頑張らなくても」と言われ、それでも力の抜き方が分からない50代女性のような方。それぞれ立場は違っても、心のどこかで気を張り続けている点は共通しています。

実際に体のこわばりが楽になった方はどんな経過でしたか

当院に、原因不明の全身の筋肉痛とぎっくり腰で来院された60代女性の患者さんがいらっしゃいました。総合病院で詳しく調べても異常は見つからず、来院時は右太ももから始まった痛みが全身に広がり、動かすたびに痛みを庇う生活をされていました。考え方の幅が狭くなっていたことに気づき、少しずつ振り返りを重ねる中で、3か月ほどで筋肉の痛みはほとんど気にならなくなったといいます。心と体は一つのものだと実感した、と話されていました。

50代女性の患者さんは、朝起きた時の手のこわばりと関節の痛み、首や背中のコリ、全身のだるさに長く悩まれていました。体に出ている症状の一つひとつが、自分の心の奥にある感情や思い癖とつながっていると気づかれてからは、施術を重ねるたびに少しずつ体が軽くなっていかれました。

30代の会社員男性の方は、デスクワーク中ずっと肩と背中に力が入りっぱなしで、休日も抜けきらないこわばりに悩んでいました。呼吸を意識することと施術を重ねる中で、力を抜くタイミングを少しずつ取り戻せるようになってきたと話されています。

効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

体のこわばりは自宅でどうケアすればいいですか

息を吸う時間より吐く時間を長くする深呼吸を、1日数回行う。お風呂で体を温め、湯船に浸かる時間を作る。同じ姿勢が続いたら、意識して肩をすとんと落とす。

三つ挙げましたが、どれか一つからで十分です。全部を完璧にやろうとすると、それ自体が体を緊張させてしまいます。できない日があって当然ですし、真面目さが悪いのではなく、その真面目さの向け先が少し違うだけです。まずは一つ、続けやすいものから始めてみてください。

病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか

50歳以降で、両肩や両腰、太ももなどのこわばりが急に強く出て、発熱や体重減少、朝起き上がるのがつらいほどの痛みを伴う場合は、リウマチ性多発筋痛症などの病気が隠れていることがあるため、内科や整形外科の受診を優先してください(済生会 リウマチ性多発筋痛症)。また、手足のしびれや脱力、ろれつが回らないなどの症状を伴う場合も、速やかに医療機関を受診してください。整体は医療行為ではなく、診断や薬の判断は医師にしかできません。当院では、医療機関での検査を前提としたうえで、体の緊張をゆるめ、回復しやすい身体づくりをサポートする立場を取っています。

よくあるご質問

体のこわばりは誰にでも起こることですか?

はい、緊張が続く生活の中では多くの人に起こり得る反応です。ただし、それが常態化して生活に支障が出ている場合は、体からのサインと捉えたほうがよい状態です。

体のこわばりは病気のサインですか?

必ずしもそうとは限りませんが、50歳以降で急に強いこわばりが出て発熱や体重減少を伴う場合は、リウマチ性多発筋痛症などの可能性があるため、内科での受診をおすすめします。

体のこわばりは整体で楽になりますか?

整体は、こわばりを生んでいる自律神経の働きを整えやすい身体づくりをサポートできますが、病気そのものの診断や医学的な対応はできません。

なぜ考え方が硬いと体もこわばるのですか?

東洋医学では、気や血の巡りを調整する「肝」の働きが、考え方の柔軟さと筋肉の状態の両方に関わると考えられているためです。

朝方に特にこわばりが強いのはなぜですか?

睡眠中も交感神経の高ぶりが十分に収まらないと、筋肉が休息できないまま朝を迎え、起床時にこわばりが強く出やすくなります。

ストレッチをしてもすぐ戻ってしまうのはなぜですか?

筋肉だけでなく、気を張り続ける生活そのものが変わらないと、緊張は繰り返し戻ってきやすい傾向があります。

東洋医学でいう「肝」とはどういう意味ですか?

気や血の巡りを調整し、筋を養う働きのことで、体の中の交通整理役のような役割を指します。

太衝はどこにあるツボですか?

足の甲、親指と人差し指の骨が合流する手前のくぼみにあります。

こわばりと冷えは関係がありますか?

はい、冷えによって血の巡りが滞ると、筋肉がこわばりやすくなる傾向があります。

セルフケアはどれくらい続ければ変化を感じますか?

体質や生活習慣によって差がありますが、無理のない範囲で続けることを優先してください。

リウマチ性多発筋痛症とはどう違いますか?

リウマチ性多発筋痛症は、主に50歳以上で急に発症し、発熱を伴う両肩や腰のこわばりが特徴の炎症性の病気です。心当たりがある場合は医療機関での検査が必要です。

子どものこわばりも相談できますか?

はい、体格や生活リズムに応じてカウンセリングを行っています。気になる場合はご相談ください。

まとめ

体が常にこわばっている感じは、多くの場合、気を張り続ける生活の中で交感神経が優位な時間が長くなり、筋肉が緩むタイミングを失っていることが背景にあります。病院で検査をしても異常が見つからないことも多いですが、それは大丈夫という意味ではなく、体からの正直なサインです。福岡市で体のこわばりに悩んでいる方、真面目に頑張ってきたのに力の抜き方が分からずにいる方へ。一人で抱え込まず、まずは体の緊張をゆるめることから始めてみてください。常若整骨院では、カウンセリングと施術、セルフケアを通じて、回復しやすい身体づくりをサポートしています。

院長プロフィール

冨高誠治。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年、25,000人の患者さんを施術してきた経験をもとに、東洋医学と気功を軸にした整体を福岡市早良区・西新で行っている。西新駅から徒歩圏。自律神経の乱れや原因のわからない不調に対し、体の緊張をゆるめ、回復しやすい身体づくりをサポートすることを大切にしている。

季節ごとの体の整え方を、メールでお届けしています。よければ、どうぞ。
▼ 常若だより 登録はこちら
https://my919p.com/p/r/dqRWbTcm

author avatar
dmt35sqkjuve