お酒を飲んだ翌日に調子が悪くなるのは普通ですか

結論から言うと、お酒を飲んだ翌日に体調が悪くなるのは、多くの方に起こる自然な体の反応であり、珍しいことではありません。

原因は、アルコールが体の水分バランス・血糖・自律神経に同時に負担をかけることにあります。整体でできることは、飲酒で乱れた自律神経の働きを整えやすい状態に近づけ、翌日に残りやすい体の緊張をゆるめるサポートです。この記事は、飲んだ翌日にだるさや頭痛が抜けにくいと感じている方、以前より回復に時間がかかるようになったと感じている方に向けて書いています。

なぜお酒を飲んだ翌日は体調が悪くなるのですか

結論として、お酒の翌日の不調は、脱水・低血糖・自律神経の乱れという三つの要因が重なって起こります。

アルコールには利尿作用があり、体内の水分を保持するホルモンの分泌を抑える働きがあります。飲んだ量以上に水分が排出され、軽い脱水状態になることが、翌日の頭痛やだるさの土台になります。加えて、アルコールを分解する過程で肝臓が糖をつくる働きが後回しになりやすく、寝ている間に血糖値が下がる「夜間低血糖」が起こることがあります。眠っているのに疲れが取れない感覚は、この血糖の乱高下が関係していると考えられています。

さらに見落とされがちなのが自律神経です。アルコールは一時的にリラックスを担当する副交感神経を優位にしますが、分解が進む睡眠後半になると反動で交感神経の働きが強まり、脈が速くなったり、眠りが浅くなったりします。体を休めているつもりでも、内側ではアクセルとブレーキが同時に踏まれているような状態になっているのです。この三つが同時に起こるため、翌日の不調は一つの原因だけでは説明しきれません。

お酒の翌日の不調とはどのような状態ですか

お酒の翌日の不調とは、頭痛・倦怠感・胃のむかつき・むくみ・集中力の低下などが複合的に現れる状態のことです。

医学的には、飲酒後8時間から14時間ほど経ってから症状のピークが来ることが多いとされています。以前は分解の過程で生じるアセトアルデヒドという物質が主な原因と考えられていましたが、実際に不調が強い時間帯の血液を調べても、この物質がほとんど検出されないケースが多いことが分かってきました。現在では、脱水・低血糖・体内の炎症反応・ホルモンバランスの変化など、複数の要因が絡み合って起こるものと理解されています。つまり「お酒に弱くなった」という単純な話ではなく、体の複数のシステムに同時に負荷がかかっている状態だと捉えたほうが実際に近いということです。

整体はお酒の翌日の不調にどこまで関わることができますか

整体でできることは、飲酒によって乱れた自律神経の働きが本来のリズムに戻りやすい状態をつくることです。

アルコールの分解そのものは肝臓の仕事であり、整体が直接代謝を早めることはできません。ここは医療的な処置や休息が主役になる領域です。一方で、寝ている間に交感神経が優位になり続けると、首や肩、みぞおちまわりの緊張が抜けにくくなり、そのことがさらに自律神経の乱れを長引かせることがあります。施術で体の緊張をゆるめ、呼吸が深く入りやすい状態をつくることは、体が本来の回復のリズムを取り戻す土台づくりとして役立ちます。できないことを無理に約束せず、できることに絞って関わるのが誠実な立場だと考えています。

福岡市で整体を探すとき、何を見て選べばいいですか

福岡市で整体を探すときは、症状名だけでなく体全体の状態を丁寧に問診してくれるかどうかを見てください。

飲酒後の不調は自律神経・消化器・水分代謝が絡み合って起こるため、体の一部分だけを揉んで終わる施術では変化が実感しにくいことがあります。生活習慣や飲酒の頻度まで聞いたうえで施術方針を説明してくれる院かどうか、施術者が東洋医学的な見立てと西洋医学的な知識の両方を持っているかどうかは、選ぶときの大きな目安になります。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏でも、こうした視点で院を比べてみることをおすすめします。

常若整骨院ではお酒の翌日の不調をどう見ていますか

常若整骨院では、カウンセリング・施術・セルフケアの三つをセットにして、飲酒後の不調を単発の症状として終わらせない見方をしています。

25,000人の施術を通して見てきた経験では、飲酒の翌日に不調が強く出る方には、もともと肩や首まわりの緊張が強く、日頃から自律神経が休みにくい生活を送っている方が多い印象があります。アルコールはあくまできっかけであり、土台となる体の状態が整っていないと、不調が長引きやすくなります。だからこそ、その日の施術だけでなく、普段の緊張の抜き方まで含めてお伝えするようにしています。

東洋医学ではお酒の翌日の不調をどう考えるのですか

東洋医学では、お酒は体に熱と湿気(湿熱)を生みやすい飲み物として扱われ、翌日の不調は肝・脾胃・腎のどこに負担が集中しているかで三つのタイプに分けて考えます。

肝(かん)とは、東洋医学で気や血の巡りを調整する働きを指す言葉です。ここに熱がこもりやすい方は、飲むと頭痛や目の充血、いつもよりイライラしやすくなる傾向があります。これを肝鬱化熱型(かんうつかねつがた)と呼びます。もともと気を張って過ごすことが多い方、義理堅く飲み会を断りにくい方に見られやすいタイプです。

脾胃(ひい)とは、消化吸収を担う胃と、それを支える脾の働きをまとめた言葉です。ここが弱い方は、飲むと胃もたれやむくみ、翌日のだるさが強く出やすくなります。これを脾虚湿困型(ひきょしっこんがた)と呼びます。もともと胃腸が丈夫でない方、まじめに食事のタイミングを守ろうとする方に多い傾向があります。

腎(じん)とは、生命力そのものを蓄える働きを指す東洋医学の言葉で、いわば体力の貯金にあたります。加齢や慢性的な疲労でこの貯えが少なくなっている方は、飲んだ翌日に強い喉の渇きや脱水感、疲れの抜けにくさとして現れやすくなります。これを腎陰虚型(じんいんきょがた)と呼びます。「若いころより二日酔いが重くなった」と感じる方の多くが、このタイプに当てはまります。

ツボについても触れておきます。太衝(たいしょう)は、足の甲側、親指と人差し指の骨が合わさる手前のくぼみにあり、肝の高ぶりを鎮めるとされる場所です。足三里(あしさんり)は、膝のお皿の下から指四本ぶん下がった、すねの骨の外側にあり、脾胃の働きを助けるとされています。太渓(たいけい)は、内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみで、腎の力を補うとされる場所です。自分のタイプに合わせて、軽く指の腹で押してみるとよいでしょう。

自律神経とお酒の翌日の不調はどう関係しているのですか

自律神経とは、体のアクセルとブレーキのような働きをする神経で、意識しなくても呼吸や心拍、消化を調整してくれています。

飲酒直後は副交感神経(ブレーキ側)が優位になり、心地よい眠気が訪れます。ところが睡眠の後半になると、アルコールの分解が進むにつれて交感神経(アクセル側)の働きが強まり、脈が速くなり、眠りが浅くなります。本来は眠っている間にしっかりブレーキがかかって体を回復させるはずが、明け方にかけてアクセルが踏まれた状態になってしまうのです。この綱引きが続くと、朝起きたときに「寝たはずなのに休んだ感じがしない」という独特のだるさになります。翌日に予定を詰め込みすぎず、アクセルを緩める時間をどこかにつくることが、回復を助ける鍵になります。

お酒の翌日に調子を崩しやすい方に多いのはどんなケースですか

相談を受ける中で多いのは、仕事の付き合いで断りにくい飲み会が続いている方、家事や育児のあいまに少しだけ晩酌をして息抜きをしている方、そして若いころと同じ感覚で飲んで以前より回復が遅くなったと感じている方です。

共通しているのは、飲酒そのものよりも、普段からの疲労の蓄積や自律神経の緊張が先にあり、そこにアルコールが加わることで一気に不調が表面化しているケースが多いという点です。飲む量を減らしても不調が変わらないという相談を受けることがありますが、その場合はお酒以外の部分、つまり睡眠や日々の緊張のほうに目を向けたほうが早く変化が出ることがあります。

実際にお酒の翌日の不調が楽になった方はどんな経過でしたか

30代の男性会社員の方は、接待や付き合いの飲み会が続き、翌朝の頭痛とイライラに悩んでいました。もともと肩と首の緊張が強く、肝鬱化熱型の傾向が見られたため、上半身の緊張をゆるめる施術と合わせて、太衝の場所と押し方をお伝えしました。数回の施術と生活の見直しを重ねる中で、翌朝の頭痛が出る頻度が少しずつ減っていきました。

40代の女性の方は、育児と仕事の両立で疲れがたまっており、たまの飲み会の翌日に強い胃もたれとむくみが出ることに悩んでいました。脾虚湿困型の傾向があり、お腹まわりの緊張をゆるめる施術と、空腹での飲酒を避けるセルフケアをお伝えしたところ、むくみを感じる日が少しずつ減ってきたとお話しされていました。

50代の男性の方は、長年の晩酌習慣があり、以前より翌日の疲れが抜けにくくなったと感じていました。腎陰虚型の傾向が見られたため、腰まわりを温める施術と太渓のセルフケアをお伝えし、無理のない範囲で飲む量そのものも見直していただいたところ、朝の体の重さが軽減してきたとのことでした。

なお、これらは一例であり、効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

お酒の翌日の不調は自宅でどうケアすればいいですか

自宅でできることとして、次の三つをお伝えしています。

一つ目は、飲んでいる最中からこまめに水を挟むことです。アルコールには利尿作用があるため、飲んだ量以上に水分が出ていきやすくなっています。二つ目は、空腹での飲酒を避け、消化に負担の少ないものを先に少し口にしておくことです。血糖が急に乱れるのを和らげやすくなります。三つ目は、翌日は太衝・足三里・太渓のうち、気になる場所を軽く押してみることです。

ただし、これらをすべて完璧にやろうとする必要はありません。どれか一つからで十分です。できなかった日があっても、それで体が悪化するわけではなく、むしろ「できなかった自分」を責めることのほうが、体の緊張につながります。真面目さが悪いのではなく、真面目さの向け先が違うだけです。まずは一つ、気軽に試してみてください。

病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか

通常の二日酔いによる不調は、水分をとって休めば数時間から一日程度で和らいでいくことがほとんどです。整体は、この一般的な範囲の不調に対して、自律神経の働きが整いやすい状態をつくるサポートという立場です。

一方で、嘔吐が止まらない、水分すら受けつけない、意識がもうろうとする、けいれんが起きる、皮膚や白目が黄色っぽくなる、吐いたものや便に血が混じる、いつもと違う激しい腹痛や胸の痛みがある、といった場合は、急性アルコール中毒や膵臓・肝臓のトラブルなど、医療機関でしか対応できない状態の可能性があります。ためらわずに医療機関を受診してください。また、飲酒量を自分でコントロールできない、やめたくてもやめられないと感じる場合は、整体で扱う範囲を超えており、専門の医療機関への相談が優先されます。整体は医療行為ではなく、医師による診断や処置の代わりにはならないという前提のもと、できることに絞ってサポートしています。

よくあるご質問

お酒の翌日に調子が悪くなるのは体質のせいですか?

体質だけが原因ではありません。脱水・低血糖・自律神経の乱れが重なって起こる反応で、その日の体調や普段の疲労の蓄積によっても左右されます。

若いころは平気だったのに、最近だるさが強くなったのはなぜですか?

加齢によって体の水分や体力の貯えが少なくなり、東洋医学でいう腎の働きが弱ってくることが関係していると考えられます。回復に時間がかかるようになるのは自然な変化です。

水をたくさん飲めば不調は防げますか?

脱水対策としては有効ですが、低血糖や自律神経の乱れまではカバーできません。水分に加えて、空腹で飲まないことや、睡眠のリズムを整えることも合わせて意識してみてください。

二日酔いと単なる寝不足の違いはどう見分ければいいですか?

飲酒を伴わない寝不足では、通常ここまでの頭痛や胃のむかつきは起こりにくいとされています。頭痛・胃のむかつき・強い喉の渇きが揃っている場合は、飲酒による不調である可能性が高いといえます。

整体で二日酔いそのものを早く回復させることはできますか?

整体はアルコールの分解を早めることはできません。できるのは、乱れた自律神経が本来の働きを取り戻しやすい状態に近づけるサポートです。

太衝や足三里は、いつ押すのが良いですか?

翌朝、体調が落ち着いてから軽く押していただくのが目安です。飲酒直後や体調が悪いときに強く刺激するのは避けてください。

毎回同じタイプの不調が出るのですが、体質は変わりますか?

生活習慣や睡眠、日々の緊張の取り方を変えることで、出方が和らいでいくことはあります。ただし急激な変化を求めず、時間をかけて見ていく姿勢が大切です。

飲む量を減らしているのに不調が変わらないのはなぜですか?

飲酒量以外に、普段の疲労の蓄積や自律神経の緊張が先にあるケースが少なくありません。お酒以外の生活の部分にも目を向けてみることをおすすめします。

整体に通う頻度はどのくらいが目安ですか?

体の状態や生活リズムによって異なるため、一概には言えません。カウンセリングのうえで、無理のないペースをご提案しています。

女性のほうが翌日の不調が出やすいというのは本当ですか?

一般的に女性は男性よりアルコールを分解する力が緩やかとされており、同じ量でも体への負担が大きくなりやすい傾向があるといわれています。

常若整骨院ではどんな施術を行いますか?

自律神経の働きが整いやすい状態をつくることを目的に、体の緊張をカウンセリングと施術でゆるめ、生活の中でできるセルフケアを一緒に考えていく形で行っています。

まとめ

お酒を飲んだ翌日に調子が悪くなることは、多くの方に起こる自然な反応です。ただし、以前より不調が長引くようになった方、翌日の不調が仕事や生活に響くほど強く出る方は、体の側に整えたい部分が隠れていることがあります。福岡市でお酒の翌日の不調に悩んでいる方、病院では大きな異常はないと言われたけれど、以前ほど回復が早くない方へ。一人で抱え込まず、まずは体の緊張をゆるめることから始めてみませんか。常若整骨院では、カウンセリング・施術・セルフケアを通じて、自律神経が本来の働きを取り戻しやすい状態づくりをサポートしています。

参考として、厚生労働省の情報も紹介しておきます。e-ヘルスネット「賢く飲むためのコツ」では、適度な飲酒量の目安が紹介されています。また、自律神経の乱れ全般については、こちらの記事でも詳しく書いています。自律神経失調症でお悩みの方へ

院長プロフィール

冨高誠治。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年。25,000人を施術。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏で常若整骨院を営む。整体・気功を軸に、東洋医学の見立てと現場での臨床経験をもとに、体のケアとセルフケアの両面から回復しやすい身体づくりをサポートしている。

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