
更年期障害の症状を軽くする方法はありますか|福岡市の東洋医学整体が答えます
結論から言うと、更年期障害の症状は、生活習慣の見直しと体のケアを組み合わせることで軽くしやすくなります。
要点は次の3つです。原因は、女性ホルモンの減少に加えて、それまでの疲れや無理が重なって自律神経が乱れやすくなっていることです。整体でできることは、体の緊張をゆるめ、自律神経の働きを整えやすい身体づくりをサポートすることです。この記事は、ホットフラッシュやイライラ、不眠などの症状に悩み、婦人科でのケア以外にできることを探している福岡市の方に向けて書いています。
なぜ更年期障害の症状は軽くなったり重くなったりするのですか
結論として、女性ホルモンの減少そのものは止められませんが、それに対する体の反応の強さは、それまでの疲れの蓄積や生活リズムによって変わってきます。
更年期は、卵巣の働きが落ちていく過程で女性ホルモン「エストロゲン」が急激に減る時期です。エストロゲンは自律神経の働きを整える役割も担っているため、その量が乱高下すると、体のアクセルとブレーキである自律神経のバランスが崩れやすくなります。ホットフラッシュ、発汗、動悸、不眠、イライラといった症状は、この自律神経の乱れとして表れます。
ただし、同じように女性ホルモンが減っても、症状の重さには個人差があります。当院で25,000人の施術に関わってきた経験では、日頃からこまめに休みを取り、自分の楽しみの時間を持てている方は症状が軽く済みやすく、逆に長年がんばり続けて自分を後回しにしてきた方ほど、症状が重く出やすい傾向を感じています。更年期は体力や気力の土台を作る「腎」という働きが大きく入れ替わる時期でもあり、それまでの消耗が一気に表面化しやすいタイミングだからです。
更年期障害とはどのような状態ですか
更年期障害とは、閉経の前後10年ほどの期間に起こる女性ホルモンの減少と、加齢による体の変化、そして仕事や家庭環境の変化が重なって現れる、心と体のさまざまな不調のことです。
厚生労働省の情報によると、日本人の閉経の平均年齢は50.5歳で、その前後をあわせた期間を更年期と呼びます。この時期に現れる症状が日常生活に支障をきたすほど強い場合に、更年期障害と診断されます。症状はホットフラッシュや発汗といった血管の拡張・収縮に関わるものだけでなく、頭痛、めまい、動悸、不眠、気分の落ち込み、イライラなど多岐にわたるのが特徴です。
更年期障害の症状を軽くするには何をすればいいですか
結論として、症状を軽くするうえで土台になるのは「運動・食事・睡眠」に加えて、意識的に自分のための時間を持つことです。
有酸素運動には、自律神経のバランスを整え、ほてりや不眠、気分の落ち込みを和らげる働きが期待できます。ウォーキングや軽いストレッチなど、無理のない範囲で体を動かす習慣を作ることが助けになります。食事は、極端な制限をせず、三食をきちんと摂ることが基本です。栄養が不足すると、それ自体が自律神経の乱れを強め、発汗や動悸を招く一因になります。大豆に含まれるイソフラボンや、腸内細菌がそれを変換して作る「エクオール」という成分についても、ホットフラッシュなど一部の症状の緩和に役立つとの報告があります。ただし体質によって作られる量に個人差があるため、摂り入れ方は婦人科の医師にも相談しながら進めるのが安心です。
そして当院が現場で特に大切だと感じているのが、休みと楽しみを取り戻すことです。「睡眠を整えましょう」「休みましょう」という助言は、真面目な方ほど「やらなければ」という新たな義務になってしまい、かえって気を張らせてしまうことがあります。それよりも先に、心から楽しいと思える時間を1つ取り戻すことのほうが、本人が自然と動きやすく、結果として体の緊張がゆるみやすいというのが、臨床で見てきた実感です。婦人科でのホルモン補充療法などの医学的な判断については、必ず医師にご相談ください。
東洋医学では更年期障害をどう考えますか
東洋医学では、更年期は「腎(じん)」という働きが大きく入れ替わる節目の時期だと考えます。腎とは、生まれ持った生命力の貯金のようなもので、成長、回復力、そして老化のスピードにも関わっています。
更年期に多くの方に共通しているのは、それまでがんばりすぎて、体力と気力を消耗しすぎた結果、変化に対応しきれなくなっている状態です。当院ではこれを「腎の前借り」という言葉で説明しています。長年、睡眠や休みを削って人のために動いてきた分、腎の力があらかじめ使われてしまっており、更年期という節目でその消耗が一気に表面化するというイメージです。定期的にセルフケアを続けてきた方は、この節目を比較的軽く越えていきやすい、という傾向も感じています。
東洋医学の「気血水(きけつすい)」という考え方で見ると、更年期の症状は「血(けつ)」の不足と「気(き)」の滞りが重なって起こりやすいとも言えます。血は体に栄養と潤いを与える働きで、これが不足すると、のぼせやほてりの下で手足は冷えるという「冷えのぼせ」の状態が起こりやすくなります。気の滞りは、イライラやため息の多さ、胸のつかえ感として現れます。
常若整骨院では更年期障害をどう見ていますか
当院では、カウンセリング、施術、セルフケアの3つをセットで行っています。まずカウンセリングで、これまでの生活リズムや、ご自身のための時間をどれくらい持てているかを丁寧にうかがいます。次に、首や横隔膜まわり、骨盤まわりなど、緊張がたまりやすい部位を中心に施術し、体のこわばりをゆるめます。
お伝えするセルフケアの中心は、①楽しみを1つ取り戻すこと、②夜10時前に横になる日を週に何日か作ること、③誰にも気を使わなくていい時間を1日のうちに少しでも作ることです。睡眠や休息そのものよりも先に「楽しみ」から始めていただくのは、本人が自発的に動ける唯一の項目だからです。
整体は医療行為ではありません。更年期障害の診断や、ホルモン補充療法などの医学的な判断は医師の領域です。当院ができるのは、体の緊張をゆるめ、自律神経が働きやすい身体の土台をつくるお手伝いです。婦人科に通院しながら、体のケアとして整体を並行して受けたいという方にも対応しています。
実際に更年期障害の症状が楽になった方はどんな経過でしたか
実際に来院された方の声を、匿名にしてご紹介します。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。
海外在住の50代女性の方は、歯茎の浮いたような違和感と歯のグラつきに数年悩まれていました。歯科では異常が見つからず、以前に子宮全摘と卵巣摘出の手術を受けていたこともあり、「これも更年期症状の1つだから仕方ないか」と半ば諦めておられたそうです。福岡帰省中に来院され、体だけでなく意識の緊張まで含めてゆるめていく施術を受けたことで、身も心も楽になったと話してくださいました。
40代女性の方は、若い頃からの肩こりや首の痛みに加え、最近は肩がいつも緊張しているような感覚が続き、疲れやすさも重なっていました。鍼や漢方も試したものの変化が乏しく、「更年期だから仕方ないのかな」と諦めかけていたところ、施術を重ねるうちに様々な不調が少しずつ和らいでいくのを実感され、長年気になっていた姿勢の崩れまで変わっていったことに驚かれたそうです。
50代女性の方は、ホットフラッシュと夜中の目覚め、些細なことでのイライラに悩んでいました。カウンセリングで、家族のために自分の時間をほとんど持てていなかったことに気づき、週に一度だけでも好きな時間を作ることから始めたところ、施術と並行して、のぼせの回数や寝つきの浅さが少しずつ落ち着いていったといいます。
更年期障害は自宅でどうケアすればいいですか
セルフケアとして特に取り入れやすいのは、次の3つです。湯船に浸かって体を温める、寝る前に深呼吸をゆっくり3回行う、そして何より、好きなことをする時間を意識的に確保することです。
ただし、この3つを全部きっちりやろうとする必要はありません。どれか1つからで十分です。できなかった日があって当然です。むしろ「毎日必ずやらなければ」と完璧を目指すこと自体が、体を緊張させ、腎の力をさらに消耗させてしまいます。真面目な方ほど「今日もできなかった」と自分を責めがちですが、真面目さが悪いのではなく、その真面目さの向け先が違うだけです。できた日を素直に喜ぶくらいの気持ちで、気長に続けてみてください。
病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか
強い不正出血、急激な体重減少、しこりに気づいた場合、また症状が急激に悪化する場合は、まず婦人科など医療機関の受診を優先してください。更年期の年代は、子宮筋腫や卵巣のう腫など婦人科の病気が見つかることもある時期です。「更年期だから仕方ない」と自己判断で済ませず、気になる症状があれば検査を受けることをおすすめします。整体は医療行為ではなく、診断や医学的な判断は必ず医師にご相談ください。
すでに婦人科でホルモン補充療法などを受けている方は、それを続けながら、体のケアとして整体を併用していただくことも可能です。必要に応じて医師など専門家と連携する姿勢で施術にあたっています。
よくあるご質問
更年期障害の症状は自分で軽くすることができますか?
はい、できる範囲はあります。運動・食事・睡眠に加えて、自分のための楽しみの時間を持つことが、症状を軽くする助けになります。ただし完全になくすことを目指すものではありません。
エクオールは飲んだほうがいいですか?
ホットフラッシュなど一部の症状の緩和に役立つとの報告がありますが、体質によって効果に個人差があります。摂り入れる場合は婦人科の医師にご相談されることをおすすめします。
ホルモン補充療法と整体は併用できますか?
はい、可能です。ホルモン補充療法の判断は医師が行うものです。当院では、それと並行して体の緊張をゆるめるケアを行っています。
東洋医学でいう「腎」とは何ですか?
生まれ持った生命力の貯金のようなもので、成長、回復力、老化のスピードに関わる働きです。更年期はこの腎の働きが大きく入れ替わる節目の時期にあたります。
なぜ「がんばりすぎ」で症状が重くなるのですか?
長年、睡眠や休みを削ってがんばってこられた方ほど、体力と気力の消耗が大きく、更年期という節目でその消耗が一気に表面化しやすいためです。ご本人を責める意味ではなく、これまで無理を重ねてこられた証でもあります。
冷えのぼせがあるのですが、これも更年期の症状ですか?
のぼせや発汗と手足の冷えが同時に起こる状態は、東洋医学では体を潤す働きの不足として見ることが多く、更年期に多く見られる状態のひとつです。
整体に通うとどれくらいで変化を感じられますか?
個人差が大きく、一概には言えません。体の状態や生活背景によって経過は異なります。当院では継続的に状態を確認しながら進めています。
婦人科の検査で異常がないと言われました。それでも整体は意味がありますか?
はい。検査で異常が見つからない場合でも、自律神経の乱れによる体の緊張自体は実際に存在しています。体のケアが、症状を軽くする一つの助けになることがあります。
家族のことで自分の時間が持てません。それでも症状は軽くなりますか?
まとまった時間でなくても構いません。1日のうち数分でも、誰にも気を使わない時間を作ることから始めてみてください。小さな積み重ねが土台になります。
どんな施術を受けることになりますか?
首や横隔膜まわり、骨盤まわりなど、緊張がたまりやすい部位を中心に、体の緊張をゆるめる施術を行います。強い痛みを伴うものではありません。
男性にも更年期のような症状はありますか?
はい。男性ホルモンの減少によって、女性の更年期障害と似た不調が現れることがあります。気になる場合は泌尿器科などへの相談をおすすめします。
しこりや不正出血に気づいたら、まず整体に相談してもいいですか?
いいえ。しこりや不正出血、急激な体重減少に気づいた場合は、自己判断せず、まず婦人科など医療機関を受診してください。
まとめ
福岡市で更年期障害の症状に悩んでいる方へ。症状の重さには、女性ホルモンの減少だけでなく、それまでの疲れの蓄積や、ご自身のための時間をどれくらい持てているかも関わっています。運動・食事・睡眠を整えることに加えて、まずは小さな楽しみを1つ取り戻すことから始めてみてください。一人でがんばりすぎず、常若整骨院では、カウンセリング、施術、セルフケアの3つをセットにして、あなたの回復しやすい身体づくりをサポートします。
院長プロフィール
冨高誠治。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年、25,000人を施術。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏の常若整骨院院長。東洋医学と気功を軸に、自律神経の不調やストレスによる体の緊張のケアにあたっている。
自律神経の乱れそのものについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
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