薄毛の原因を体質から見てもらえますか|常若整骨院が体つきと生活から読み取ること

結論から言うと、見てもらえます。当院では、髪そのものよりも、髪が育つ土台である体質を、問診と触診で読み取ります。ただし、薄毛の診断や発毛の判断は医療機関の領域で、当院はその手前にある体の偏りを整える立場です。

要点を先に挙げます。

  • 体質とは、生まれつきの強さと弱さに、これまでの暮らしの積み重ねが重なった、その方の体の傾向のことです。東洋医学では、胃腸の力、血のめぐり、回復力の貯金の三つから見ます。
  • 体質は、見た目、触れたときの冷えや硬さ、眠りや食事の話から、かなり具体的に読み取れます。検査数値ではなく、体の手ざわりで見る方法です。
  • この記事は、福岡市で薄毛が気になり、医療機関とは別の角度から体質を見てもらえるか知りたい方に向けています。

体質とは、どういうものですか

体質とは、その方の体に生まれつき備わった強さと弱さ、そしてこれまでの暮らしが重なってできた傾向のことです。

同じ生活をしていても、すぐお腹にくる人、肩にくる人、眠りにくる人がいます。これは体質の違いです。薄毛についても同じで、同じ年齢、同じ忙しさでも、髪に出る人と出ない人がいます。その差の一部は、遺伝やホルモンといった医学的な要素ですが、もう一部は、体のどこが先に弱りやすいかという体質の傾向でもあります。

当院で25,000人の患者さんを施術してきた経験では、髪の悩みで来られる方の多くが、髪の前に、眠りの浅さ、足先の冷え、胃腸の弱さのどれかを抱えておられました。髪はその一番先に現れた合図だった、と読める方が少なくありません。

薄毛の原因を、体質面から読むとはどういうことですか

体質面から読むとは、髪が薄くなった理由を、頭皮の中だけでなく、全身の巡りと回復力の側から探ることです。

髪は、体にとって命に直結しない場所です。体が余力を回す順番を決めるとき、内臓や脳が先で、髪は後回しになります。疲れや冷えで余力が減れば、先に髪への配分が減る、と東洋医学では考えます。

この見方は、頭皮のケアや薬を否定するものではありません。医療の側が「髪に直接届くもの」を扱い、当院は「髪へ回る余力そのもの」を見る。役割が違うだけです。

東洋医学では、薄毛と体質をどう結びつけるのですか

東洋医学では、髪は「血の余り」であり「腎(じん)の華」と考えます。血と腎、そして血をつくる脾(ひ)を合わせて、体質を読みます。

  • 脾(ひ):食べた物から血のもとをつくる胃腸の働きです。考えごとが多い方、食事が不規則な方は弱りやすい部分です。
  • 肝(かん):血をためて全身に配る蔵です。我慢や緊張が続くと巡りが滞り、首肩の張りや眠りの浅さとして出ます。
  • 腎(じん):回復力の貯金にあたる働きです。夜更かしや過労が続くと減り、冷え、足腰のだるさ、髪の細りとして現れます。

血が足りない型、血はあるが巡らない型、貯金そのものが減っている型。同じ薄毛でも、読み方は人によって変わります。だから当院では、薄毛と聞いた時点で施術の内容を決めず、まず体質を確かめます。

体質は、どうやって見分けるのですか

体質は、見る、聞く、触れるの三つで見分けます。検査機器は使わず、人の手と目と対話で読みます。

  • 見る:顔色、爪の色、舌の様子、姿勢、歩き方、肩の高さ。
  • 聞く:眠りの深さ、食欲、便通、冷え、汗のかき方、気持ちの浮き沈み。
  • 触れる:首の付け根、背中、お腹、足首の硬さと冷え。

たとえば、後頭部が板のように硬く、足首が冷たい方。聞くと、朝4時ごろに目が覚めるという。これは貯金が減っているサインとして読みます。一方で、顔色が白っぽく、食後に眠くなり、お腹を押すとやわらかすぎる方は、血のもとをつくる力が弱っている型として読みます。

こうした所見を組み合わせて、その方がどの型に寄っているかを絞り込んでいきます。

体質を読んだあと、施術では何をするのですか

結論として、読み取った偏りに合わせて、緊張の強い場所をゆるめ、冷えている場所を温め、巡りを通します。頭皮を強く刺激することはありません。

  • 巡りが滞る型:首、肩、背中の緊張をゆるめ、呼吸が深く入る状態を目指します。
  • 血のもとが足りない型:お腹まわりと背中を整え、胃腸が働きやすい姿勢をつくります。
  • 貯金が減っている型:足腰と下腹部の冷えをやわらげ、眠りの質を支えます。

ツボを使う場合もあります。太渓(たいけい)は、内くるぶしの頂点とアキレス腱の間のくぼみにあるツボです。腎の状態を見る目安として昔から使われてきた場所で、押して冷たい、力が入らない感じがあるといった所見が、その日の手がかりになります。髪が増えると言うためではなく、体の偏りの目印として使います。

薄毛を東洋医学でどう考えるかについては、薄毛を東洋医学ではどう考えるかの記事でも詳しく書いています。

体質面から見てもらえないのは、どんなときですか

次のような状態では、体質を見る前に医療機関の判断が必要になります。当院は医療行為ができないため、先に受診をお勧めします。

  • 円形に急に抜けた、短期間で大量に抜けた。
  • 頭皮に強い赤み、かゆみ、痛み、ただれがある。
  • 発熱、体重の急な減少、強い倦怠感を伴う。
  • 服用を始めた薬のあとから、急に抜け毛が増えた。

貧血や甲状腺の不調、皮膚の病気が背景にある場合は、血液検査や診察が先です。その結果を踏まえて、当院で体の土台を支えるという順番が安全です。医療機関にかかりながらの来院も問題ありません。

体質は、生まれつきで変えられないのですか

結論として、生まれつきの部分は変わりませんが、暮らしで積み重なった部分は、変わりはじめることがあります。

体質のうち、遺伝的な強さと弱さは、変えられません。一方、睡眠不足、冷え、食事の偏り、緊張の続く毎日が重ねた偏りは、生活と施術で少しずつ軽くなる場合があります。眠りが深くなる、足先が温かくなる、肩の力が抜けやすくなる。そうした変化が、髪が育つ土台を支えます。

ただし、体質が整えば髪が増えると言い切ることはできません。当院がお約束できるのは、体の偏りを確かめ、整えやすい状態をつくることまでです。

体質のことで、自分を責めなくていいのはなぜですか

結論として、体質は努力不足の結果ではないからです。

髪が薄くなったのは、心が弱いからでも、怠けたからでもありません。感じる力が強く、頑張ってこられた方ほど、体で受け止めて髪に出ることがあります。体質を知るのは、自分を責める材料を探すためではなく、これまでの頑張りの跡を読むためです。

髪のことを考える時間が長くなるほど、それ自体が緊張になり、眠りを浅くします。まず体をゆるめる時間をつくることが、遠回りに見えて近道になる場合があります。

自宅では、どう過ごせばいいですか

結論として、お伝えするのは一つだけです。三つ四つやる必要はなく、できない日があって当然です。

  • 寝る前に湯船に10分ほどつかり、足首まで温める。
  • 布団の中で、息を吐く時間を長くして深呼吸を3回。
  • 夕食を、温かい汁物から始める。

どれか一つからで十分です。きっちりやろうとして、できなかった日に自分を責めると、その自責が緊張になり、かえって回復を遠ざけます。真面目さが悪いのではなく、向け先が少し違うだけです。

実際に体質を見てもらった方は、どんな経過でしたか

結論として、髪そのものの変化よりも先に、眠りや冷え、肩の軽さといった体の変化から現れた方が多くいました。

当院の口コミの中に、薄毛の相談に絞ったものは見当たらなかったため、ここでは多くの方に共通する経過を、個人が特定されないよう再構成した一般的な例としてご紹介します。

一人目は、30代の男性で、会社員です。残業が続き、夜中に目が覚めることが増えていました。後頭部の硬さと足首の冷えが目立ち、貯金が減っている型として読みました。首肩と足腰をゆるめる施術と、夜の画面を減らす習慣で、朝のだるさが軽くなったと話されました。

二人目は、40代の女性で、育児中です。産後から食事が立ったままになり、お腹の張りと顔色の白さがありました。血のもとが足りない型として読み、お腹まわりを整える施術を続けるうち、気持ちが落ち着きやすくなったと話されました。

三人目は、50代の男性で、長年薄毛に悩み、いくつも対策をしてこられました。肩と首の緊張が強く、巡りが滞る型でした。施術のたびに肩の力が抜け、「髪のことを考えない時間が増えた」と話されました。

効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

よくあるご質問

薄毛の原因を、体質から見てもらえますか?

見てもらえます。問診と触診で、胃腸の力、血のめぐり、回復力の貯金の三つから体質を読みます。診断ではなく、体の偏りを確かめる作業です。

体質を見るとは、具体的に何をするのですか?

眠り、冷え、食事、便通などを伺い、首、背中、お腹、足首に触れて硬さや冷えを確かめます。話と体の所見を合わせて、偏りの型を絞ります。

体質がわかれば、髪は増えますか?

髪が増えるとはお約束できません。発毛や増毛は医療機関の領域です。当院は、髪が育つ土台である体の状態を支える立場です。

遺伝やAGAが原因でも、意味はありますか?

遺伝やホルモンの影響は、当院では変えられません。そのうえで、眠りや冷え、緊張といった、整えられる部分を支えることには意味があります。

病院に通っていても、相談できますか?

できます。通院の内容や服用中の薬をお知らせいただければ、施術の強さを安全に選べます。薬の中止や変更は、必ず医師にご相談ください。

体質は何回くらいで変わりますか?

個人差が大きく、何回と断言はしません。最初の数回で体の反応を見ながら、ご一緒に目安を決めます。

頭皮を強くマッサージされますか?

頭皮を強く触ることは基本的にありません。首、肩、背中、足を中心に進めます。苦手な場所は事前にお伝えください。

女性でも体質を見てもらえますか?

見てもらえます。産後、更年期、食事制限、強いストレスなどの背景が、問診で一人ひとり違うため、それに合わせて読みます。

体質を見てもらうだけでも行っていいですか?

行っていただけます。話を伺い、体の状態を確かめるところまでで終えることもできます。無理に回数券や長期の契約をお勧めすることはありません。

自律神経が乱れていると、髪にも影響しますか?

眠りが浅くなり、体の巡りも悪くなるため、髪が育つ土台に影響しやすくなると東洋医学では考えます。自律神経と体の関係は、自律神経失調症についての記事でも詳しく書いています。

相談のとき、何を伝えればいいですか?

髪が気になりはじめた時期と、そのころの生活の変化から話してください。眠り、冷え、肩の張り、胃腸の調子を、思いつく順に話していただければ十分です。

まとめ

薄毛の原因を体質の面から知りたい福岡市の方へ。見てもらえます。髪の前に、眠り、冷え、胃腸、緊張といった体の合図が出ていることは少なくありません。そこを読み取り、体の土台を整えやすい状態をつくるのが、当院の役割です。

一人で抱え込む前に、まず体の緊張をゆるめるところから始めてみてください。医療機関と役割を分けながら、無理のない形で並走します。

院長プロフィール

冨高誠治。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年、25,000人の患者さんを施術してきました。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏の常若整骨院で、東洋医学の見立てをもとに、体の緊張をゆるめる施術と日常のアドバイスを行っています。

季節ごとの体の整え方を、メールでお届けしています。よければ、どうぞ。
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