頭皮の緊張をゆるめる施術はしていますか|常若整骨院が頭皮ではなく土台から整える理由
結論から言うと、しています。ただし当院では、頭皮だけを強く揉むことはしません。頭皮がかたくなる原因は、首、後頭部、あご、肩、そして眠りの浅さにあることが多いため、頭皮が動きやすくなる土台からゆるめていきます。
要点を先に挙げます。
- 頭皮の緊張とは、頭を包む皮膚と筋膜が、引っ張られたようにかたくなり、動きにくくなった状態のことです。原因は頭の中ではなく、首や肩、あご、そして緊張の続く毎日にあることが多くなります。
- 当院では、首から後頭部、側頭部、あごまわりをゆるめ、頭皮には軽く触れて状態を確かめる程度にします。頭皮の強いマッサージはしません。
- この記事は、福岡市で頭皮のかたさ、重さ、薄毛の不安を抱え、どんな施術なのかを知ってから決めたい方に向けています。
頭皮の緊張とは、どういう状態ですか
頭皮の緊張とは、頭の皮膚とその下の薄い膜が、前後左右へ動きにくくなった状態のことです。
健康な頭皮は、指の腹をあてて軽く動かすと、頭蓋骨の上をすべるように動きます。ところが、緊張が続くと、その動きが小さくなり、押しても動かず、ぴったり張りついたような手ざわりになります。お風呂で洗っているときに「頭がかたい」と感じる方は、この状態に近いことがあります。
当院で25,000人の患者さんを施術してきた経験では、頭皮のかたさを訴える方は、ほとんどの場合、頭よりも先に首と肩が張っていました。頭皮だけがかたい方は、実はあまり多くありません。
なぜ頭皮はかたくなるのですか
結論として、頭皮がかたくなる大きな理由は、頭皮をつなぐ筋肉が首や肩から引っ張られ続けていることです。
頭の皮膚の下には、おでこから後頭部まで、帽子のようにつながった膜があります。この膜は、首の後ろの筋肉、側頭部の筋肉、あごを動かす筋肉と連なっています。長時間のパソコン作業、スマホをのぞきこむ姿勢、歯の食いしばりが続くと、これらの筋肉が縮み、膜ごと頭皮を引き下ろします。
もう一つの理由は、眠りの浅さです。人は眠っているあいだに全身の緊張を解きますが、眠りが浅いと夜のうちに緊張が抜けず、朝からすでにかたい状態が始まります。
- 首から肩の張りが続いている。
- 夜、奥歯を噛みしめている、または朝にあごがだるい。
- 画面を見る時間が長く、まばたきが少ない。
- 眠りが浅く、夢が多い、または早く目が覚める。
この四つのうち二つ以上あてはまる方は、頭皮のかたさが体の緊張のあらわれである可能性が高くなります。
常若整骨院では、頭皮の緊張にどんな施術をしますか
結論として、頭皮そのものを揉むのではなく、頭皮を引っ張っている場所を順番にゆるめます。
施術の流れは、おおよそ次のとおりです。
- 首の付け根から後頭部の骨のきわまでを、手のひらと指でゆっくりゆるめる。
- こめかみから耳の上の側頭部を、軽い圧でほぐす。
- あごの付け根(耳の前のくぼみ)とあごまわりの筋肉をゆるめる。
- 肩から背中の上部を整え、頭を支える土台を安定させる。
- 最後に頭皮へ軽く触れ、動きやすさを確かめる。
頭皮を強く押したり、爪を立てたりすることはありません。強い刺激は、かえって頭皮の防御的な緊張を呼ぶことがあります。ご希望があれば頭皮に触れる時間を増やせますし、触れてほしくない場合は触れずに進めます。
ツボを使う場合もあります。風池(ふうち)は、後頭部の髪の生え際で、首の太い筋肉の外側にあるくぼみです。両手の親指を後頭部の骨の下にあてて、そのまま外へずらしていくと、押して気持ちのよいくぼみに当たります。頭の重さや首のこりの手がかりになる場所で、髪が増えると言うためではなく、緊張の目印として使います。
頭皮の緊張は、東洋医学ではどう考えるのですか
東洋医学では、頭皮の緊張は、気と血が頭へ巡りにくくなったサインとして読みます。気とは体と心のエネルギーの流れ、血とは栄養を運ぶ巡りのことです。
東洋医学では、髪は「血の余り」であり、腎(じん)の華と考えます。ここでいう腎とは、臓器の腎臓そのものではなく、回復力の貯金のような働きのことです。頭皮がかたいとき、次の三つの見方をします。
- 肝(かん):血をためて全身に配る働きです。我慢や緊張が続くと巡りが詰まり、首肩の張りやこめかみの痛みとして出ます。頭皮の側面がかたい方に多い見方です。
- 脾(ひ):食べた物から血のもとをつくる胃腸の働きです。考えごとが多い方、食事が不規則な方で弱ると、頭に回る血が足りなくなり、頭がぼんやり重くなります。
- 腎(じん):回復力の貯金です。夜更かしや過労で減ると、冷え、足腰のだるさ、頭皮の乾いたかたさとして出ます。
同じ頭皮のかたさでも、側頭部が張る型、後頭部が重い型、頭頂が冷える型では、読み方が変わります。ですから、頭皮に触れる前に、まず問診で眠り、冷え、胃腸の様子を伺います。
触れたときに、どんな所見を見ているのですか
結論として、頭皮そのものよりも、首、後頭部、足首の手ざわりを合わせて見ています。
- 後頭部が板のようにかたく、足首が冷たい:回復力の貯金が減り、緊張が抜けにくい型として読みます。
- こめかみが張り、首の横が盛り上がっている:我慢が続いて巡りが滞った型として読みます。
- 頭皮が薄く乾いたように動かず、お腹がやわらかすぎる:血のもとをつくる力が弱い型として読みます。
こうした所見を組み合わせ、その日の施術の順番と強さを決めます。同じ方でも、日によって選ぶ場所は変わります。
頭皮の緊張をゆるめると、薄毛にも関係しますか
結論として、関係する可能性はありますが、頭皮をゆるめれば髪が増えるとは言えません。
頭皮が張りつめていると、血のめぐりが悪くなり、髪が育つ土台が整いにくくなると東洋医学では考えます。そのため、頭皮の緊張をゆるめることは、髪が育ちやすい状態を支える一つの手段になりえます。
ただし、薄毛の原因には、遺伝やホルモンといった医学的な要素が大きく関わります。発毛や増毛の判断は、医療機関の領域です。当院は、髪を直接増やすのではなく、髪が育つ土台である体の緊張や冷えを整える立場です。薄毛の見立てについては、薄毛を東洋医学ではどう考えるかの記事でも詳しく書いています。
こんなときは、施術の前に受診が先です
次のような状態では、頭皮のかたさとして扱う前に、医療機関の受診が先です。当院は医療行為ができないため、先に診察を受けてください。
- 突然の激しい頭痛、ろれつが回らない、片側の手足に力が入らない。
- 頭皮に強い赤み、かゆみ、痛み、ただれ、膿がある。
- 発熱、首のこわばり、吐き気を伴う頭の重さ。
- 円形に急に抜けた、短期間で大量に抜けた。
- 頭を打ったあとから続く痛みやかたさ。
頭皮の皮膚病や、貧血、甲状腺の不調が背景にある場合は、診察と検査が先です。そのうえで、医療機関にかかりながら、当院で体の土台を支えるという順番が安全です。頭痛や首の症状については、厚生労働省の情報なども参考にしながら、迷うときは早めに医師へご相談ください。
頭皮の緊張は、自分を責める材料ではありません
結論として、頭皮がかたいのは、頑張ってこられた体の跡です。
心が弱いから、気にしすぎだから頭皮がかたくなるのではありません。感じる力が強く、周りに気を配ってきた方ほど、体のほうで緊張を受け止めます。頭皮のかたさに気づいたのは、体が合図を出してくれたからで、気づけたこと自体が前進です。
髪や頭皮のことを考える時間が長くなるほど、考えること自体が緊張になり、眠りを浅くします。まず体をゆるめる時間をつくることが、遠回りに見えて近道になる場合があります。
頭皮の緊張に、自宅で何ができますか
お伝えするのは三つですが、どれか一つからで十分です。三つとも毎日やる必要はなく、できない日があって当然です。
- 入浴のとき、シャンプーの指の腹で頭皮をなでるように動かす。強く押さず、動く感じを確かめる程度にする。
- 寝る前に、両手で首の後ろをはさみ、ゆっくり息を吐きながら10秒温める。
- 夕方に一度、奥歯が当たっていないか確かめ、あごの力を抜く。
きっちりやろうとして、できなかった日に自分を責めると、その自責が緊張になり、かえって頭皮をかたくします。真面目さが悪いのではなく、向け先が少し違うだけです。
実際に頭皮の緊張がやわらいだ方は、どんな経過でしたか
結論として、頭皮の手ざわりの変化より先に、首の軽さや眠りの変化から現れた方が多くいました。
当院の口コミの中に、頭皮の緊張に絞ったものは見当たらなかったため、ここでは多くの方に共通する経過を、個人が特定されないよう再構成した一般的な例としてご紹介します。
一人目は、30代の男性で、会社員です。在宅勤務で一日中画面に向かい、夕方に頭全体が締めつけられるようでした。首の付け根が板のようにかたく、あごの食いしばりも見られました。首からあごを中心にゆるめる施術と、休憩時の姿勢の見直しで、夕方の重さが軽くなったと話されました。
二人目は、40代の女性で、育児中です。夜に何度も起きる日が続き、朝から頭皮が張りついたように感じていました。眠りの浅さと肩のこわばりが目立ち、施術のたびに肩の力が抜けるようになり、朝の頭の重さが減ったと話されました。
三人目は、50代の男性で、長年の頭の重さに悩み、いくつも対策をしてこられました。こめかみから首の横が張りつめた型でした。通ううちに、頭のことを考えない時間が増えたと話されました。
効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。
病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか
結論として、急な変化や強い症状があるときは病院が先、慢性的なかたさや重さは整体も選択肢になります。
頭皮の赤みやただれ、強い痛み、急な脱毛は、皮膚科や内科で診察を受けてください。検査で大きな異常がなく、頭のかたさ、重さ、首肩の張りが続いている場合は、体の緊張をゆるめる整体が役に立つことがあります。迷うときは、先に医療機関で確認し、そのうえで当院へお越しいただくのが安心です。
よくあるご質問
頭皮の緊張をゆるめる施術はしてもらえますか?
してもらえます。ただし頭皮を強く揉むのではなく、首、後頭部、側頭部、あごまわりをゆるめ、頭皮には軽く触れて状態を確かめます。頭皮がかたくなる原因は、頭皮の外側にあることが多いためです。
頭皮を強くマッサージされますか?
強いマッサージはしません。強い刺激は、かえって防御的な緊張を呼ぶことがあります。触れてほしくない場合は、その旨をお伝えください。
頭皮のかたさは、自分でわかりますか?
わかります。シャンプーのときに、指の腹を頭皮に当てて動かしてみてください。頭蓋骨の上を動く感じが小さく、張りついているようなら、緊張が強いサインです。
頭皮が緊張すると、薄毛になりますか?
関係する可能性はありますが、頭皮の緊張だけで薄毛になるとは言い切れません。遺伝やホルモンの影響も大きく、発毛の判断は医療機関の領域です。
頭皮の緊張をゆるめれば、髪は増えますか?
髪が増えるとはお約束できません。当院ができるのは、髪が育つ土台である体の緊張や冷えを整えやすい状態をつくることまでです。
頭痛があっても施術を受けられますか?
急な激しい頭痛やろれつの異常がなければ、受けられます。初めての頭痛や、いつもと違う痛みのときは、先に医療機関を受診してください。
何回くらい通えばいいですか?
個人差が大きく、何回と断言はしません。最初の数回で体の反応を見ながら、ご一緒に目安を決めます。無理に回数券や長期の契約をお勧めすることはありません。
病院に通っていても相談できますか?
できます。通院の内容や服用中の薬をお知らせいただければ、施術の強さを安全に選べます。薬の中止や変更は、必ず医師にご相談ください。
女性や、産後の方でも受けられますか?
受けられます。産後は睡眠不足と抱っこの姿勢で、首肩と頭皮が張りやすい時期です。体の状態に合わせて強さを調整します。
自律神経が乱れていると、頭皮もかたくなりますか?
眠りが浅くなり、体の緊張が抜けにくくなるため、頭皮もかたくなりやすいと東洋医学では考えます。自律神経と体の関係は、自律神経失調症についての記事でも詳しく書いています。
相談のとき、何を伝えればいいですか?
頭のかたさや重さが気になりはじめた時期と、そのころの生活の変化から話してください。眠り、冷え、肩の張り、あごの疲れを、思いつく順に話していただければ十分です。
まとめ
頭皮の緊張が気になっている福岡市の方へ。頭皮のかたさは、頭そのものより、首、肩、あご、眠りの浅さといった体の土台から来ていることが多くあります。そこを順番にゆるめ、頭皮が動きやすい状態をつくるのが、当院の役割です。
一人で抱え込む前に、まず体の緊張をゆるめるところから始めてみてください。医療機関と役割を分けながら、無理のない形で並走します。
院長プロフィール
冨高誠治。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年、25,000人の患者さんを施術してきました。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏の常若整骨院で、東洋医学の見立てをもとに、体の緊張をゆるめる施術と日常のアドバイスを行っています。
季節ごとの体の整え方を、メールでお届けしています。よければ、どうぞ。
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