わき腹の痛みが、体をひねると出る理由|検査で異常がなかった方へ、福岡市の整体院から

結論から言うと、検査で大きな異常がないのに続くわき腹の痛みは、わき腹そのものよりも、肋骨のまわりの動きの硬さと、浅くなった呼吸が重なって起きているケースが多くあります。揉んでも湿布を貼っても戻るのは、痛みの出ている場所と、痛みを作っている場所が少し離れているからです。

要点を3つにまとめます。

原因は、肋骨の下のほうを動かす筋肉や横隔膜が固まり、息を吸うたび、体をひねるたびに、わき腹へ負担が集まっていることにあります。
整体でできることは、わき腹に直接何かをすることではなく、肋骨まわりと背中、お腹の緊張をゆるめ、呼吸と体のひねりが楽に行える土台を整えるサポートです。
この記事は、内科や整形外科で大きな異常はないと言われたのに、わき腹の痛みが何週間も続いている福岡市の方に向けて書いています。

福岡市早良区・西新の常若整骨院で、施術歴20年、25,000人の患者さんを施術してきた現場の経験から、わき腹の痛みの見立てと、今日からできる小さなことをお伝えします。

なぜわき腹の痛みは、揉んでも湿布を貼っても戻ってくるのですか

結論として、わき腹の痛みが戻るのは、痛む場所だけを和らげても、肋骨を動かす土台の硬さと、呼吸の浅さが残っているからです。

わき腹には、肋骨の下のほうがあります。肋骨はひとつの塊ではなく、背骨から左右に何本も伸びて、息を吸うと広がり、吐くと閉じる、扇のような動きをしています。その肋骨のあいだを埋める筋肉と、肋骨の内側に付いている横隔膜が、呼吸のたびに働いています。

ここに、デスクワークで丸まった背中、長時間のスマートフォン、緊張して肩に力が入った状態が重なると、肋骨が広がりにくくなります。すると、広がれない分を、わき腹の筋肉と、肋骨のあいだを走る神経が代わりに引き受けます。呼吸は1日に2万回以上ありますから、少しの硬さでも、積み重なると痛みとして出てきます。

当院で25,000人の患者さんを施術してきた経験では、わき腹の痛みで来られる方の多くは、痛む場所を自分で揉み続けていらっしゃいます。ところが、揉むほど翌日に張りが強くなる、という方が少なくありません。守ろうとして固まっている筋肉を、さらに刺激してしまうためです。

臨床で多いのは、次のような場面です。

朝は何ともないのに、午後になって体をひねると、片側のわき腹がつっぱる。
くしゃみや深呼吸のときに、わき腹の一点にピリッと走る。
寝返りを打つと目が覚める。あおむけも横向きも、しっくりくる姿勢がない。
仕事が立て込んだ週の後半になると、決まって同じ側が痛む。

どれも、わき腹の筋肉が弱いから起きるのではありません。動かす場所が硬くなり、残った場所が働きすぎているから起きることです。

わき腹の痛みとはどのような状態ですか

わき腹の痛みとは、肋骨の下から骨盤の上にかけての、体の側面に感じる痛みのことです。

医学的な診断名ではなく、症状の名前です。同じ「わき腹が痛い」でも、筋肉の疲れ、肋骨のあいだの神経、内臓、皮膚の病気など、背景は幅広くあります。

筋肉や骨格が関わる痛みには、次のような特徴があります。

体をひねる、反らす、深く息を吸うなど、動作や呼吸で痛みが変わる。
痛い場所を指で押すと、ここだと分かる。
じっとしていると楽で、動き始めに強い。
日によって、時間帯によって、強さが変わる。

一方で、動作と関係なく痛む、食事と関係して痛む、熱や吐き気を伴う、といった場合は、内臓や神経の病気が隠れていることがあります。ですから最初に、受診が必要なパターンを知っておくことが大切です。

わき腹の痛みで病院に行くべき症状はありますか

結論として、次の症状があるときは整体より先に、必ず医療機関を受診してください。

| 症状 | 考えられる状況 |
|—|—|
| 冷や汗が出るほどの急な激痛、吐き気、血の混じった尿 | 尿路の石などの可能性があり急ぎの受診 |
| 38度以上の発熱や悪寒を伴う、背中から脇腹の鈍い痛み | 腎臓の炎症などの確認が必要 |
| 脂っこい食事のあとに繰り返す、右上腹部からわき腹の痛み | 胆のうの病気の確認が必要 |
| ピリピリ、チクチクする痛みに加えて、皮膚の赤みや水ぶくれ | 帯状疱疹の可能性があり早めの皮膚科受診 |
| 転んだり、ぶつけたりしたあとから続く強い痛み | 肋骨の骨折や内臓の損傷の確認が必要 |
| 息苦しさ、胸の痛み、冷や汗が一緒にある | 心臓や肺の病気も含め救急を |
| 体重が減ってきた、黒い便が出る、強い痛みが夜も続く | 消化器などの全身の確認が必要 |

特に、急に激しい痛みが出た、痛みで動けない、熱がある、という場合は、様子を見ずに受診してください。

整体は医療行為ではありません。診断や薬の判断は必ず医師に相談してください。わき腹の痛みの一般的な原因や受診の目安は、メディカルノートの脇腹が痛い症状の解説も参考になります。

そのうえで、検査を受けて大きな異常はないと言われたのに続くわき腹の痛みについて、以下で詳しく書いていきます。

わき腹の痛みに整体はどこまでできますか

結論として、整体にできるのは、肋骨まわりの緊張をゆるめて、痛みが出にくい体の使い方と呼吸の土台を整えることまでです。

できることは次の通りです。

肋骨の動き、背骨のひねり、骨盤と股関節の硬さを確かめ、わき腹に負担が集まる原因の場所をゆるめる。
横隔膜の動きを妨げている、お腹と背中の緊張を整え、息が入りやすい状態に近づける。
日常の姿勢、座り方、寝方、呼吸のクセを聞き取り、続けやすい小さな工夫を一緒に決める。
緊張が続く生活の背景を聞き、体が休みやすくなる整え方を考える。

できないこともはっきり伝えています。

痛みの原因が内臓や神経の病気にあるかどうかを診断すること。
病気そのものに直接働きかけること。
薬を減らす、やめるといった判断をすること。

こうした部分は医療機関の役割です。通院を続けながら、体の緊張や呼吸の土台を整える。そのように役割を分けて考えていただくのが、いちばん安心です。

福岡市で整体を探すとき、わき腹の痛みの相談先は何を見て選べばいいですか

結論として、わき腹の痛みで整体を選ぶときは、痛む場所だけを触る院ではなく、受診の目安を最初に伝えてくれる院を選ぶのが安全です。

次の4点を確認してください。

最初のカウンセリングで、痛みの出る動作、時間帯、食事との関係、熱の有無を聞いてくれるか。
病院で検査を受けたかどうかを確かめ、必要なら受診を勧めてくれるか。
「必ず良くなる」と断言せず、見立てと経過の見通しを言葉で説明してくれるか。
痛い場所だけでなく、背中、お腹、呼吸、足の使い方まで見てくれるか。

痛い場所だけを強く押す施術は、わき腹の痛みでは合わないことが多いです。守ろうとして固まっている筋肉に強い刺激が入ると、翌日に痛みが増える方がいらっしゃいます。

常若整骨院ではわき腹の痛みをどう見ていますか

結論として、当院では、わき腹の痛みを「痛い場所」「呼吸」「生活の背景」の3つを合わせて見ます。

最初に、痛む動作を一緒に確かめます。ひねると痛いのか、息を吸うと痛いのか、押すと痛いのか。この違いで、筋肉の問題か、肋骨のあいだの神経の問題か、見当がつきます。

次に、触れて確かめます。わき腹が痛い方の体を触ると、痛みの出ている側だけでなく、反対側の背中や、お腹の奥、骨盤まわりが板のように硬くなっていることがよくあります。わき腹は、そのしわ寄せを受けているだけ、というケースが少なくありません。

そして、問診で必ず聞くのは、次の3つです。

痛むのは右か左か。
痛みが強くなるのは、どんな日か。仕事が詰まった日か、人と会った日か、食べすぎた日か。
最近、息をつく時間がありますか。

右と左の違いは、当院の見立てでは手がかりになります。右側は仕事や外での役割、左側は家庭や身近な関係に負担がかかっているときに出やすい、と読むことが多いです。もちろん「そう決まっている」わけではありません。「そう読むと当たることが多い」という、臨床の目安です。

カウンセリング、施術、セルフケアをセットで行うのは、体だけを整えても、同じ生活に戻れば、また同じ場所に負担が集まるからです。

東洋医学ではわき腹の痛みをどう考えるのですか

結論として、東洋医学では、わき腹は「肝(かん)と胆(たん)の通り道」であり、気のめぐりが滞ったときに最も張りやすい場所と読みます。

東洋医学の「気」とは、体と心のエネルギーの流れのことです。「肝」は、この気の流れをなめらかに保つ働きを持つ臓器で、「胆」はその相棒のような存在です。体の側面は、この二つにつながる道筋が通っています。ですから、わき腹が張る、痛むという症状は、気の流れが詰まったサインと考えます。

当院の見立てでは、「胆は肝より先に疲れやすい」と読みます。肝が音を上げる前に、まず胆に出る。そのとき、わき腹や、肋骨の下の張りとして最初に気づかれることが多いのです。

この「肝と胆」は、感情では、怒りや義務感と結びつきます。「こうあらねばならない」「やらなければならない」という気持ちを、長く抱えていると、気の流れが詰まりやすくなる、という観方です。これはあなたの性格を責める話ではありません。責任感の強い方ほど、体の側面に力が入りやすい、という臨床での傾向の話です。

当院の臨床で多い、3つのタイプを表にまとめます。

| タイプ | 特徴 | 出やすい場面 |
|—|—|—|
| 肝の張りつめ型 | 肋骨の下からわき腹が張る。ため息が多い。イライラや我慢が続く | 人に気を使った日、断れなかった日 |
| 胆の疲れ型 | 体の側面がつっぱる。ひねる動作が苦手。決めごとが続く | 決断を急がされた週、役割が重なる時期 |
| 脾胃の停滞型 | 食後にわき腹からみぞおちが重い。お腹が張る。脂っこいものが苦手 | 食べすぎた日、遅い時間の食事のあと |

複数が混ざる方も多く、どれか一つに決める必要はありません。

季節との関わりも、臨床では見えてきます。秋から冬にかけて、朝晩の冷え込みが強くなると、体は無意識に縮こまり、肋骨のまわりの筋肉が固まりやすくなります。この時期に、わき腹の張りが戻ってくる方は少なくありません。首の後ろとお腹を冷やさない、という小さな備えだけでも、体の側面の緊張は変わりやすくなります。

また、気の流れは、食事とも深くつながっています。夜遅くに食べすぎると、消化に力が使われて、眠っているあいだも体が休めません。翌朝、わき腹から肋骨の下が重い、という感覚で目覚める方は、まず夕食の時間と量を見直すところから始めると、変化を感じやすくなります。

肝の張りつめ型の方は、気の流れが詰まっています。断れない、人に合わせる、頑張って抑える、といった日が続くと、肋骨のまわりに力が入り続けます。胸の横が詰まる感じ、深呼吸がしにくい感じが目安です。

胆の疲れ型の方は、決めること、選ぶことに疲れています。胆は「決断」を支える臓器とも言われます。やるかやめるか、残るか離れるか、という場面が続くと、体の側面が固くなり、体をひねる動作がつらくなります。

脾胃の停滞型の方は、消化の働きが追いついていません。脾胃は、食べたものを体の力に変える工場のようなものです。ここが疲れると、お腹が張って、わき腹の下のほうまで重くなります。食事のタイミングと量を整えることが、大きな助けになります。

ツボも紹介します。

陽陵泉(ようりょうせん)。膝の外側で、すねの外側の骨の出っぱりの、すぐ前下にあるくぼみです。体の側面の緊張をゆるめたいときの代表的な場所です。
太衝(たいしょう)。足の甲で、親指と人差し指の骨が合流する手前のくぼみです。押すと少しズーンと響きます。
章門(しょうもん)。肘を軽く曲げて脇腹につけたとき、肘の先が当たるあたりです。肋骨の先端のやや下にあたります。

どれも強く押さず、痛気持ちいい程度で十分です。息を吐きながら10秒ほど、が目安です。

自律神経とわき腹の痛みはどう関係していますか

結論として、自律神経が緊張側に傾いたままだと、呼吸が浅くなって肋骨が動かなくなり、わき腹への負担が大きくなります。

自律神経とは、体のアクセルとブレーキのような働きです。アクセルにあたる交感神経が優位になると、筋肉は固まり、呼吸は浅く速くなります。ブレーキにあたる副交感神経が働くと、筋肉はゆるみ、息は深く、ゆっくりになります。

人は緊張したとき、無意識に息を止めたり、肩を上げたりします。この状態が続くと、横隔膜が下がりきらず、肋骨も広がりません。広がれない肋骨の代わりに、わき腹の筋肉が必死に動き続けます。1日中アクセルを踏んだ状態で、体の側面が休めない、とイメージしてください。

そのため、仕事が詰まった週や、人間関係で気を張った週に、わき腹の痛みが強くなる方が多くいます。逆に、休みの日や、旅行に出た日に、嘘のように楽になる、という方もいます。これは、体の仕組みが壊れているのではなく、緊張が抜けると本来の動きが戻る、ということを示しています。

わき腹の痛みで来られる方に多いのはどんなケースですか

結論として、わき腹の痛みで来られる方には、真面目で責任感が強く、休むことが後回しになっている方が多くいらっしゃいます。

よくあるケースを挙げます。

デスクワークが中心で、1日の大半を座ったまま、同じ姿勢で過ごしている。
足を組むクセがあり、いつも同じ側に体重をかけている。
カバンをいつも同じ肩にかけている。
子どもを抱く側が決まっていて、抱っこの日はいつも同じ側が痛む。
運動をがんばった翌日に痛みが出て、それが長引く。
食事が遅く、夜遅くに食べすぎる習慣がある。

どのケースも、体の側面の片側ばかりに負担が集まっています。「何か悪いことをしたから痛い」のではなく、「同じことを毎日続けてきたから痛い」のです。

もうひとつ、よくあるのが、「検査では何もないと言われたけれど、痛いのは確かで、気のせいと言われたようで悲しかった」という声です。気のせいではありません。画像に映らない体の硬さや、呼吸と神経の問題は、確かに起こり得ます。

わき腹の痛みは、「年齢のせい」「歳だから仕方ない」と片づけられやすい症状でもあります。けれど、当院で20代、30代の方にも多く出会ってきました。年齢よりも、同じ姿勢と同じ動作を続けてきた時間の長さと、休めなかった期間の長さのほうが、はるかに大きく関わっています。逆に言えば、生活の中の小さな偏りを一つずつほどいていけば、体は変わりはじめる余地を十分に持っている、ということです。

病院で「原因は分かりません」と言われると、不安になる方が多いです。ですが、重大な病気が見つからなかったことは、まず安心してよいことです。そのうえで、残っている痛みを、体の使い方と緊張のほうから見直していく。その順番で考えていただくと、気持ちが少し楽になります。

実際にわき腹の痛みが楽になった方はどんな経過でしたか

結論として、わき腹の痛みが楽になっていく方に共通しているのは、痛む場所だけでなく、呼吸と生活の整え方を一緒に見直したことです。

ここでは、特定の方の口コミではなく、当院の臨床で多い経過を、特定できないよう属性だけを残した一般的な例として3つご紹介します。実在の特定の患者さんの話ではありません。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

1人目は、仕事が忙しい40代の会社員の男性です。右のわき腹が、ひねる動作のたびにつっぱっていました。整形外科では、骨には異常がないと言われています。右側という点に注目し、デスクの置き方と、座ったときの体重のかけ方を確認しました。ほとんど右手でパソコンを操作し、体を右にひねったまま作業を続けていたことが分かりました。施術と並行して、1時間に1回、背伸びをして息を吐く習慣を、無理のない範囲で取り入れていただきました。数週間のうちに、痛みの出る日が減り、強さも下がったとのことでした。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

2人目は、育児中の30代女性です。左のわき腹が、抱っこのたびに痛んでいました。子どもを抱く側がいつも左で、夜の授乳でも同じ姿勢が続いていました。左側は家庭への負担、という見立ての目安もありましたが、まずは抱き方を変え、クッションで腕を預けること、短い休憩の取り方を一緒に考えました。「全部きちんとやらなくていい」と伝えたことで、肩の力が抜けたとのことです。わき腹の痛みが出る日が少しずつ減っていきました。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

3人目は、長年、体の側面の張りと重さがあった50代女性です。いくつかの病院を回り、湿布と痛み止めを使っても、半年以上変わりませんでした。話を聞くと、夕食が毎日21時を過ぎ、脂っこいものが多く、食後は決まってわき腹からみぞおちが重くなると分かりました。当院では施術に加えて、食事の時間を少し早める、量を腹7割にする、という小さな変更だけをお願いしました。数か月かけて、食後の重さが軽くなり、わき腹の張りも落ち着いてきたとのことです。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

三人に共通するのは、痛い場所だけを追いかけず、動き方、食事、休み方といった周りの条件を、一つだけ変えたことです。

また、通い始めて間もない時期に、一度楽になって、また戻ることもあります。これは後戻りではなく、体が整っていく途中でよく見られる波です。波があること自体は、悪いことではありません。

わき腹の痛みは自宅でどうケアすればいいですか

結論として、わき腹の痛みのセルフケアは「強く揉まず、肋骨を広げる呼吸と、ゆるやかな体側の伸びで、動きを取り戻す」ことが中心で、どれか1つで十分です。

できない日があって当然です。全部をきちんとやろうとすると、それ自体が緊張になり、わき腹にとっては逆効果になりかねません。

選択肢は次の4つです。どれか1つからで構いません。

わき腹に両手を当てて、鼻から吸い、口からゆっくり長く吐く呼吸を3回する。吐くときに、肋骨が閉じていく感覚を確かめます。
椅子に座ったまま、片手を頭の上に置いて、体をゆっくり横に倒す。気持ちいいところで止めて、20秒で十分です。
夕食を、寝る2〜3時間前までに終える。量は腹7分目にする。
入浴で、ぬるめのお湯に肩までゆっくり浸かる。

ストレッチは、強く伸ばしすぎないでください。痛みが出るまで伸ばすと、筋肉が守ろうとして、かえって硬くなります。

痛い場所を強く揉むのは、お勧めしません。揉むなら、ふんわりと手のひらを当てて温めるくらいが合っています。

また、真面目さが悪いのではありません。真面目さの向け先が、わき腹のほうに少し偏りすぎているだけです。

食事や睡眠も、完璧を目指さないでください。体に合わないものを全部やめようとするとストレスになり、かえって悪化することがあります。7割できれば十分です。

寝る姿勢の工夫もあります。痛いほうを上にして横向きになり、膝のあいだと、上の腕の下に、クッションを入れると、わき腹の筋肉が休まりやすいです。

体を動かす習慣がある方は、運動の前後に、肋骨を広げる呼吸を取り入れてみてください。運動の前に深く息を吐いておくと、わき腹に急な負担が集まりにくくなります。運動のあとは、ぬるめの入浴で体の側面をゆるめると、翌日に張りを持ち越しにくくなります。ただし、これも「必ずやる」ものではありません。できた日にできたぶんだけで、十分です。

病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか

結論として、迷ったら、まず病院で原因となる病気がないかを確かめ、そのうえで整体を併用するのが、いちばん安全で確実です。

目安は次の通りです。

初めて出た、急に強くなった、熱や吐き気を伴う、食事や排尿と関係する。この場合は、先に医療機関です。内科、消化器内科、泌尿器科、整形外科などが窓口になります。
検査で大きな異常はないと言われた。ひねる、息を吸うなど、動きや呼吸で変わる。この場合は、整体で体の使い方と緊張を整えていくことが、選択肢になります。
皮膚に赤みや水ぶくれがある場合は、皮膚科が先です。

病院と整体は、どちらかを選ぶものではなく、役割が違います。当院は医師の診断や通院を否定せず、通院を続けながら、体の緊張をゆるめることで、回復しやすい土台づくりをお手伝いする立場です。自律神経の乱れと体の不調の関係については、自律神経の乱れと体の不調についての記事でも書いています。

よくあるご質問

わき腹の痛みは整体で楽になりますか?

整体で、わき腹の痛みが楽になる方はいらっしゃいます。ただし、すべての痛みが対象ではなく、動作や呼吸で変わる、筋肉や肋骨まわりが関わる痛みが中心です。内臓の病気が背景にある場合は、先に医療機関の確認が必要です。

わき腹が痛いのは内臓の病気ですか?

内臓の病気のこともありますが、動作や呼吸で痛みが変わるものは、筋肉や肋骨のあいだの神経が関わっていることが多いです。ただし、熱、吐き気、血尿、食事との関係がある場合は、受診を優先してください。

何科に行けばいいですか?

まずは内科か整形外科が窓口になります。食事と関係するなら消化器内科、尿や背中の痛みを伴うなら泌尿器科、皮膚に赤みや水ぶくれがあれば皮膚科が目安です。迷うときは、かかりつけの内科に相談すると振り分けてもらえます。

右のわき腹だけ痛いのはなぜですか?

右だけが痛む理由は一つではありません。座り方、荷物の持ち方、利き手の使い方など、片側に負担が集まる習慣が背景にあることが多いです。胆のうなど、右側にある臓器の病気もあり得るため、食後に出る、繰り返す、という場合は受診してください。

左のわき腹だけ痛いのはなぜですか?

左だけの場合も、姿勢や荷物の習慣が背景にあることが多いです。胸の痛み、冷や汗、息苦しさが重なるときは、心臓などの病気も考えて、すぐに受診してください。当院の見立てでは、左は家庭や身近な関係の負担が出やすい、という目安もあります。

息を吸うと痛いのは肋骨が折れているのですか?

転倒や強い衝撃のあとであれば、肋骨のひび割れや骨折の確認が必要です。思い当たる出来事がなく、くしゃみや深呼吸で痛む場合は、肋骨のあいだの筋肉や神経が関わっていることがあります。強い痛みなら、まず整形外科で確認してください。

体をひねると痛いのは何が原因ですか?

ひねる動作で痛む場合は、わき腹の筋肉や、肋骨と背骨のつなぎ目の硬さが関わっていることが多いです。背中や骨盤が動かないぶん、わき腹だけで無理にひねっている状態です。わき腹以外の場所をゆるめることが、助けになります。

揉んだほうがいいですか?

強く揉むことは、お勧めしません。守ろうとして固まっている筋肉に強い刺激が入ると、翌日に痛みが増えることがあります。温める、手のひらをそっと当てる、深く息を吐く、といった穏やかな方法が合っています。

湿布や痛み止めは使っていいですか?

使ってかまいません。医師や薬剤師の指示に従ってください。薬や湿布は痛みを和らげて、日常を過ごしやすくする助けになります。整体はそれと併用して、痛みが出にくい体の使い方を整える役割です。

帯状疱疹との見分け方はありますか?

帯状疱疹は、ピリピリ、チクチクした痛みのあと、数日して赤みや水ぶくれが出ます。片側の帯状に出るのが特徴です。皮膚に変化が見えたら、早めに皮膚科を受診してください。痛みだけの時期は見分けにくいため、気になるときは医師に相談してください。

食後にわき腹が痛くなるのは胆のうが悪いのですか?

胆石などの病気のこともあるため、脂っこい食事のあとに繰り返し痛む場合は、消化器内科での確認をお勧めします。検査で異常がなければ、食事の量、時間、脂の量、食べるスピードなどの影響も考えられます。

ストレスでわき腹が痛くなることはありますか?

あります。ストレスで緊張が続くと、呼吸が浅くなり、肋骨まわりの筋肉が固まり、わき腹に痛みや張りとして出ることがあります。気持ちの問題と片づけるのではなく、体の緊張として整えていくことが大切です。

運動不足が原因ですか?

運動不足も一因になり得ます。体幹の筋肉が弱ると、一部の筋肉に負担が集まります。ただし、急に頑張って運動を始めると、かえって痛めることもあるため、散歩や軽い体操など、できる範囲から始めてください。

妊娠中や産後にわき腹が痛むのは普通ですか?

妊娠中は、お腹が大きくなって肋骨が押し広げられ、わき腹に痛みや張りが出ることがよくあります。産後は、抱っこや授乳の姿勢が関わります。強い痛みや出血、お腹の張りが続く場合は、産科の医師に相談してください。

初診ではどんなことを聞かれますか?

痛みが出る動作、時間帯、右か左か、食事や排尿との関係、熱の有無、これまでの検査結果、仕事や生活の様子を伺います。そのうえで、必要なら受診をお勧めし、整体で対応できる範囲をお伝えしてから、施術に進みます。

何回くらい通えば変わりますか?

痛みの背景によって個人差があります。数回で出る日が減る方もいれば、数か月かけて整えていく方もいます。回数を決めつけず、変化を一緒に確かめながら、通う間隔を相談して決めていきます。

左右どちらかに寝返りを打つと痛いのはなぜですか?

寝返りのとき、体の側面の筋肉は、背骨と骨盤をつなぐ橋のように働きます。肋骨まわりや骨盤が固まっていると、その橋に負担が集中して痛みが出ます。寝る前に息を長く吐いて体の力を抜き、膝のあいだにクッションを挟むと、寝返りが楽になる方がいます。

咳やくしゃみでわき腹に響くのは大丈夫ですか?

咳やくしゃみは、肋骨のまわりの筋肉を一気に収縮させるため、固まっている場所に痛みが響きやすくなります。数日で落ち着く軽いものなら様子を見てかまいません。咳が長引く、息苦しい、熱があるといった場合は、内科で確認してください。

毎日続けられる簡単な習慣はありますか?

寝る前に、わき腹に両手を当てて、息をゆっくり吐く呼吸を3回するだけで十分です。時間にして1分もかかりません。続けられない日があっても、気にしないでください。思い出した日にやる、くらいの気持ちのほうが、長く続きます。

痛みがない側のわき腹も固いと言われたのはなぜですか?

体は左右でバランスをとっているため、痛む側をかばううちに、反対側や背中、骨盤が固まることがよくあります。痛みの出ている場所だけでなく、全体の偏りを整えるほうが、結果として痛みが出にくい体につながります。

仕事を休んだほうがいいですか?

強い痛みや熱があるときは、休んで受診を優先してください。軽い痛みなら、無理に休む必要はありません。ただし、同じ姿勢を続けず、1時間に1回は立って息を吐く時間をつくると、わき腹への負担が減ります。休めない日があっても、自分を責めないでください。

まとめ

結論として、わき腹の痛みは、わき腹だけの問題ではなく、肋骨まわりの動きの硬さと、浅くなった呼吸、休めない生活が重なって起こる場合が多くあります。

内科や整形外科で、大きな異常はないと言われたのに、わき腹の痛みが続いている福岡市の方へ。気のせいではありません。まず、受診が必要な症状がないかを確かめてください。そのうえで、息をゆっくり長く吐くこと、夕食の時間を少し早めること、どれか1つからで十分です。

一人で抱え込まず、気になることがあれば、お気軽にご相談ください。体の緊張に向き合うところから、一緒に整えていきます。

院長プロフィール

冨高誠治(柔道整復師・鍼灸師)。施術歴20年。25,000人の患者さんを施術。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏の常若整骨院にて、東洋医学の見立てを軸に、体の緊張をゆるめ、回復しやすい土台づくりをサポートしています。

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