自律神経失調症の症状で悩む子どもが増えてきている原因は?
子どもだって大人と同じように自律神経失調症になる
自律神経失調症は大人がかかる症状だと思われているかもしれませんが、子どもも自律神経失調症になることもあります。大人も増えているように子どもも増加していっています。
自律神経失調症とは、ストレスや生活習慣に乱れなどにより自律神経が乱れたことにより、頭痛、めまい、耳鳴り、集中力の低下、イライラするなどのさまざまな症状がでます。
病院でさまざまな検査をしても、異常がないと言われます。
症状が悪化すれば、うつ病やパニック障害などになることもありますし、体が成長することにより良くなることもあります。
こういう症状がありましたら自律神経失調症の疑いがあります。
・長時間たっていると立ちくらみや貧血おこす
・よく眠れない、眠りが浅い、朝起きれない(不眠症)
・肩こり、首こりなど全身が固い
・腹痛・便秘・下痢になりやすい
・感情的になりやすくイライラしていることが多い
・気持ちが悪かったり、頭が痛いことが多い
・保健室に行くことが多くある
・学校を休んだり、早退することが多い
・食欲不振になる、または暴飲暴食をする
・吐き気がある
・疲れやすい
・冷え性
このような症状の方は自律神経失調症の可能性がありますので、ひどい場合や心配な場合は一度医療機関で診察してもらいましょう。
自律神経失調症になる原因
子どもが自律神経失調症になる原因として考えられることは、
1.生活習慣
・冷暖房が完備されている環境で長時間過ごす
・運動をあまりしない
・テレビゲームを長期間する。パソコンやスマホの長時間の使用
・偏食する
・食事の時間が不規則
・睡眠時間が足りない
などの生活習慣の乱れ考えられます。昔はお母さんやお父さんから「好き嫌いせず食べなさい」「早く寝なさい」「外で遊んできなさい」など言われて育った人がほとんどでした。
「よく体を動かし,よく食べ,よく眠る」という言葉があるように、成長期の子どもにとって必要不可欠なものです。このような生活習慣の乱れが自律神経の乱れをまねき、さまざまな症状を起こす原因になっています。
2.ストレス
子どもも大人と同じようにストレスにより自律神経失調症になることもあります。学校や家庭などさまざまな所にストレスは潜んでいますので、子どもはちょっとしたことでもストレスになることがありますので注意しましょう。
家庭でできる自律神経を整える方法
自律神経失調症になるのは、自律神経が乱れたことが原因なので、自律神経を整えることが大事になります。
自律神経を整えるには、生活習慣の改善とストレスの軽減が必要です。
1.生活習慣の改善
・テレビ、パソコン、スマホ、ゲームなどの使用時間の減らす
・冷暖房をなるべく使わないようにする
・食事をバランスよくし、3食しっかり食べる
・睡眠をしっかりとり、早寝早起きを心がける
・しっかり運動する
など規則正しい生活習慣を心がけることが大切です。
2.ストレスの軽減
子どもが現在どのようなストレスで悩んでいるのかを突き止め、そのストレスを軽減する。
自律神経失調症の治療法
自律神経失調症が疑われるときは、まず一度内科などの病院にいって診てもらった方がいいです。その理由としては、病気の可能性があるかもしれないからです。
自律神経失調症と同じような症状を起こす病気も少なくもありませんのしっかり検査してもらったほうがいいです。病院で診察してもらい特に異常がない場合は、自律神経失調症の可能性が高いです。
現在自律神経失調症はこれをすれば絶対に治るという治療法がありません。
主な治療法としては
1.専門の病院に治療を行う
薬やカウンセリング等による治療
2.整体・カイロプラクティック・鍼灸
体のゆがみを整える、血液の流れを良くする、自律神経を整えることで症状を改善させる
3.生活改善
規則正しい生活を行なうことにより自律神経を整える
生活習慣改善しましょう
子どもが自律神経失調症になりやすくなったのは、大人と同じように暮らしが豊かになり、ストレスや生活習慣が乱れたが大きな原因です。自律神経失調症にならないためにも、生活習慣を整えましょう。
症状がひどい時などは早めに専門の医療機関にいきましょう、症状が悪化してうつ病やパニック障害などになったりすることもありますので注意しましょう。