唾液過多と向き合う:「頑張りすぎる自分」を少し休ませるだけで体は楽になる
口の中に唾液がたまりすぎて、不快感が続く。
飲み込もうとしても、すぐにまた唾液が湧いてくる。
会話中に気になってしまい、人と話すのが億劫になることもある。
唾液過多(よだれ過多症)は、病気というよりも「自律神経の乱れ」「ストレス過多」「エネルギーの偏り」 から起こることが多いです。
特に、「人に頼れない」「頑張りすぎる」「常に気を使いすぎてしまう」 という人に、唾液過多の症状が出やすい傾向があります。
東洋医学の視点では、唾液過多は 「脾(ひ)と腎(じん)の疲れ」 からくるもの。
さらに、「腸と甲状腺のエネルギーが消耗している」 ことも深く関係しています。
でも、安心してください。
少しずつ、体を休ませる習慣を作り、「人に頼ること」を学んでいくと、唾液の過剰な分泌は自然と落ち着いていきます。
今回は、東洋医学の視点から「なぜ唾液過多が起こるのか」「どうすれば症状が軽くなるのか」を解説し、すぐにできるセルフケア方法をご紹介します。
1. 唾液過多の東洋医学的な原因
1-1. 「脾」と「腎」の疲れが唾液をコントロールできなくなる
東洋医学では、「脾」は消化吸収を司る臓器ですが、同時に「体の中の水分バランスを調整する役割」も担っています。
一方、「腎」は、体の根本的なエネルギーを蓄える場所で、「ストレスに耐える力」 を持っています。
しかし、
- ストレスがかかりすぎる
- 頑張りすぎて、休む時間がない
- 常に人の顔色をうかがっている
こうした状況が続くと、脾と腎が疲れ切り、水分の調整がうまくいかなくなる のです。
本来、唾液は適量が分泌されるようにコントロールされていますが、脾と腎が弱ることで、制御がきかなくなり、唾液が増えすぎてしまう のです。
1-2. 「腸」と「甲状腺」が疲れると、自律神経が乱れる
腸と甲状腺は、東洋医学的には「気と血を巡らせる中心的な役割」を担っています。
しかし、
- 腸が疲れていると、気(エネルギー)がうまく巡らず、自律神経が乱れる
- 甲状腺が弱ると、体の代謝やホルモンバランスが崩れ、唾液の分泌が異常になる
腸と甲状腺が正常に働いていれば、唾液も自然な量で分泌されますが、これらの臓器が疲れすぎると、コントロールが効かなくなってしまう のです。
2. 唾液過多を和らげるためのセルフケア
2-1. 「脾」と「腎」を整える食事を意識する
唾液のコントロールを整えるには、まず「脾」と「腎」を回復させることが大切です。
積極的に摂りたい食べ物 |
控えたい食べ物 |
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かぼちゃ、山芋、玄米 |
冷たい飲み物、アイス |
黒ごま、くるみ、味噌汁 |
コーヒー、カフェイン |
発酵食品(納豆、ぬか漬け) |
甘いお菓子、揚げ物 |
特に、「山芋」や「黒ごま」は、脾と腎のエネルギーを補うのに最適な食材です。
2-2. 経絡を整える:「脾経(ひけい)」のセルフケア
脾経を整えると、水分バランスが改善し、唾液の分泌が正常化しやすくなります。
脾経を整えるツボ押し
- 三陰交(さんいんこう)(内くるぶしの上、指4本分の位置)を5秒押して離す ×5回
- 公孫(こうそん)(足の親指の付け根)を優しく押す ×5回
三陰交は 「脾と腎のバランスを整えるツボ」。
公孫は 「胃腸の働きを高め、唾液の分泌を調整するツボ」 です。
毎日3分ほど刺激することで、体の水分バランスが整いやすくなります。
2-3. 「人に頼る練習」をする
唾液過多の人は、「自分で全部やらなきゃ」「迷惑をかけたくない」と思い、無理をしがちです。
でも、体は「もっと人に頼って」と言っています。
小さな「頼る練習」から始める
- 「ちょっと手伝ってもらえる?」と一言言ってみる
- 「今日は疲れたから、お願いしてもいい?」と伝えてみる
- 「少し休んでもいいかな」と自分に許可を出してみる
「頼ることは迷惑ではない」と実感できると、心の緊張がほどけ、唾液のコントロールも整いやすくなります。
3. まとめ:「もっと自分を楽にしていい」
唾液過多は、「頑張りすぎている人に出やすいサイン」 です。
- 脾と腎のエネルギーを補う食事を意識する
- 経絡(脾経)のセルフケアで、水分バランスを整える
- 「人に頼る練習」をして、心の緊張をゆるめる
「もう少し、気を抜いても大丈夫」と思えたとき、唾液の過剰な分泌は自然と落ち着いていきます。
あなたが、もっと自分を大切にし、楽に生きられるようになることを、心から願っています。