大人になってからぶり返すアトピーのスピリチュアルな意味とは|弱音を吐けない体からのサイン

結論から言うと、大人になって繰り返すアトピーには、皮膚のバリア機能の低下という体の事情に加えて、長く弱音を吐かずにため込んできた緊張が皮膚に出ているケースが多くあります。

要点は次の3つです。原因は、乾燥や体質だけでなく自律神経の慢性的な緊張であること。整体でできることは、皮膚そのものへ直接働きかけることではなく、体の緊張をゆるめて回復しやすい土台を整えることであること。そしてこの記事は、子どもの頃からのアトピーが大人になっても残っている方、いったん落ち着いたのに社会人になってからぶり返した方に向けて書いています。

なぜアトピーは長引くのですか

結論として、アトピーが長引く方には、皮膚の乾燥やアレルギー体質という要因のほかに、体の緊張が慢性的に抜けていないケースが多くあります。

皮膚は、内側と外側を分ける境界です。当院で25,000人の患者さんを施術してきた中で感じるのは、大人になってからアトピーがぶり返す方の多くが、仕事や人間関係の中で「ここまでは自分、ここからは相手」という境界を保つことに疲れている、ということです。責任のある立場になったとき、人と近い距離で働くようになったとき、皮膚の症状が強くなる方を、これまで何度も見てきました。

福岡でも季節の変わり目や忙しい時期に相談に来られる方が増えます。乾燥した空気やハウスダストといった外的な要因はもちろんありますが、それだけでは「なぜこの時期に、この人に強く出るのか」の説明がつかないことが多いのです。

アトピーとはどのような状態ですか

アトピーとは、皮膚のバリア機能が弱くなり、外からの刺激やアレルゲンに対して炎症やかゆみが起こりやすくなっている状態です。

医学的には、皮膚の角層のバリア機能低下と、免疫反応の過敏さが組み合わさって起こるとされています。子どもの頃に発症してそのまま続く方、いったん落ち着いたのに大人になって再発する方、社会人になって初めて発症する方と、経過はさまざまです。かゆみで眠れない、掻き壊して跡が残る、人前に出る仕事なのに顔や首に症状が出るなど、生活そのものに影響が出やすいのも特徴です。

アトピーに整体はどこまでできますか

結論として、整体は皮膚そのものへ直接働きかける施術ではありません。できるのは、体の緊張をゆるめ、自律神経の働きを整えやすい体づくりをサポートすることです。

皮膚科での治療と並行して、体の緊張や自律神経の乱れにアプローチすることで、回復しやすい土台を整えていく。これが整体の役割です。ステロイドや保湿剤といった治療そのものを否定するものではなく、あくまで体づくりの補完という立場です。逆に、整体だけで皮膚科の治療をやめるようにお伝えすることはありません。

福岡市で整体を探すとき、何を見て選べばいいですか

結論として、皮膚だけを見るのではなく、生活全体や考え方の癖まで一緒に見てくれるかどうかが、整体院選びの分かれ目になります。

見るべきポイントは3つです。ひとつは、皮膚科での治療を否定せず、医療機関との併用を前提に話をしてくれるかどうか。ふたつめは、施術だけでなく、生活習慣やストレスとの関わりについてカウンセリングをしてくれるかどうか。みっつめは、体質改善には時間がかかることを、誇張せず正直に説明してくれるかどうかです。「すぐに治る」と断定するような院は、慎重に見た方がよいでしょう。

常若整骨院ではアトピーをどう見ていますか

結論として、当院ではアトピーを、皮膚だけの問題ではなく、自律神経・内臓の状態・考え方の癖が絡み合って出ている体からのサインとして見ています。

初回のカウンセリングでは、症状そのものだけでなく、いつから、どんな時期に強くなるか、生活の中でどんな場面で悪化するかを丁寧にうかがいます。そのうえで、体の緊張をゆるめる施術と、生活の中でできるセルフケアをセットでお伝えします。カウンセリング・施術・セルフケアの3つをそろえることで、その場しのぎではなく、回復しやすい体づくりを目指しています。

東洋医学ではアトピーをどう考えるのですか

結論として、東洋医学では、アトピーを「肺」「心」「肝」という3つの臓の乱れとして読み解きます。

肺とは、東洋医学でいう呼吸だけでなく、皮膚や免疫のバリア機能を含めた働きの単位です。肺が弱ると、皮膚を守る「衛気(えき)」という体の防御エネルギーが不足し、外からの刺激に過敏になります。心は感情の座であり、我慢や緊張が続くと心に熱がこもり、それが皮膚に炎症として現れることがあります。肝は感情の巡りを司り、言いたいことを飲み込む状態が続くと気が滞り、これも皮膚の状態に影響します。

当院で多い証(体質タイプ)は次の3つです。

  • 肺脾気虚型(はいひききょがた)。もともと皮膚が弱く、疲れやすい方に多いタイプです。皮膚が乾燥しやすく、かゆみは慢性的にじわじわと続きます。
  • 心火亢進型(しんかこうしんがた)。我慢や緊張を溜めやすい方に多いタイプです。顔や首など上半身に赤みの強い炎症が出やすく、眠れないほどのかゆみを伴うことがあります。
  • 肝気鬱結型(かんきうっけつがた)。言いたいことを飲み込みやすい方に多いタイプです。ストレスがかかった時期に一気に悪化しやすいのが特徴です。

ツボについても、一般の方にわかる言葉で触れておきます。曲池(きょくち)は、肘を曲げたときにできるしわの外側の端にあり、皮膚の炎症やかゆみに関わるとされる場所です。血海(けっかい)は、膝のお皿の内側上端から指3本ぶん上にあり、血の巡りに関わるとされます。太衝(たいしょう)は、足の甲、親指と人差し指の骨が合わさる手前のくぼみで、気の滞りに関わるとされる場所です。いずれも、強く押すのではなく、指の腹でゆっくり温めるように触れる程度で構いません。

当院の思想として、体の不調にはスピリチュアルな意味が重なっている場合があると考えています。詳しくは体の不調にスピリチュアルな意味はあるのかという記事にまとめていますが、アトピーについていえば、皮膚は「自分と他人の境界」を体で表している場所だと私は見ています。境界を守る役割を長く担ってきた方ほど、皮膚に負担が出やすい、という見方です。ただし、これは断定できるものではなく、ひとつの見方としてお伝えしています。

ここで大切にしたいのは、感じる力が強い方を否定しないことです。人の顔色や場の空気を敏感に感じ取れる方ほど、境界を保つために多くのエネルギーを使っています。それは心が弱いからではなく、感度が高いからです。「気にしすぎだから症状が出た」という読み方は、当院ではしません。

自律神経とアトピーはどう関係しているのですか

結論として、自律神経の乱れは、皮膚の回復力そのものを落とします。

自律神経とは、体のアクセルとブレーキのような働きです。緊張状態が続くとアクセルを踏みっぱなしの状態になり、血流が優先されるべき皮膚の修復や睡眠中の回復に、体のエネルギーが十分に回らなくなります。ストレスがかかると自律神経とホルモンバランスが乱れ、免疫機能が低下し、かゆみや炎症が悪化しやすくなることは、皮膚科の情報でも指摘されています。仕事のプレッシャーや人間関係の悩み、睡眠不足が重なる時期に症状が急に強くなるのは、このためだと考えられます。

夜、かゆみで目が覚める方が多いのも特徴のひとつです。これは、日中に興奮した交感神経が、本来休むはずの時間帯にも十分に下がりきらず、皮膚の血流やかゆみのセンサーが過敏なままになっているためだと考えられます。

アトピーで来られる方に多いのはどんなケースですか

当院に来られる大人のアトピーの方には、いくつかの傾向があります。

ひとつは、責任のある立場にいる方です。人前に弱みを見せられない、常に気を張っていなければならない環境にいる方ほど、顔や首など人目につく場所に症状が出やすい印象があります。もうひとつは、家庭や職場で人のことを優先しすぎてしまう方です。自分のことは後回しにして、周りに気を配り続けてきた結果、皮膚がその我慢を代わりに主張しているように見えることがあります。そしてもうひとつは、子どもの頃からアトピーがあり、大人になって環境が変わった(就職、転職、出産など)タイミングで再びぶり返した方です。

いずれのケースも、「性格が悪いから」「気にしすぎだから」ということではありません。真面目に、誠実に、周りとの関係を保とうとしてきた結果として、体に負担が出ている、というだけのことです。

実際にアトピーが楽になった方はどんな経過でしたか

当院に実際に来られた方の声を、匿名化してご紹介します。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

1人目は、経営者として働く男性の方です。幼少期から20年以上アトピーに悩まされ、特に顔がひどい時期は人前に出ることも難しいほどでした。夜も無意識に掻き壊してしまい、朝起きるとシーツが血で染まっていることもあったといいます。経営者という立場上、常に気を張っていなければならず、人に弱みを見せられない状態が続いていたそうです。カウンセリングの中でその緊張を話せたこと自体が、大きな変化のきっかけになったと話してくださいました。施術を重ねる中で、皮膚の状態も少しずつ落ち着いていきました。

2人目は、30代の男性の方です。3歳の頃からアトピーがあり、ストレスがかかると顔や体の状態が悪化しやすい状態が続いていました。周囲からは「普通に生活している」ように見えていても、本人の中では無理を重ねている自覚があったそうです。「なぜその症状が現れているのか、真剣に考えていますか」という問いかけをきっかけに、体からのメッセージと向き合うようになり、考え方や生活のリズムを見直していく中で、症状が落ち着きやすくなっていきました。

3人目は、50代の女性の方です。夜にリラックスするとかえってかゆみがひどくなるという、独特の悩みを抱えていました。カウンセリングを重ねる中で、これまで家族よりも他人を優先しすぎていたこと、人目を気にして自分を後回しにしてきたことに気づかれたそうです。自分を後回しにする癖を少しずつ手放していく中で、湿疹の出る頻度が落ち着いていきました。

アトピーは自宅でどうケアすればいいですか

セルフケアとして、次の3つをお伝えしています。ただし、全部やろうとする必要はありません。どれか1つからで十分です。

  • 湯船に浸かる時間を、できる範囲で確保する。熱すぎるお湯はかゆみを強めることがあるので、ぬるめを意識する。
  • 寝る前の1分だけ、深呼吸を3回する。息を吐く時間を長くすることを意識する。
  • 一日のうち、誰かのためではなく自分のためだけの時間を、5分でもいいので作る。

できなかった日があって当然です。むしろ、きっちりやろうとしすぎることが、かえって体の緊張を強めてしまうことがあります。真面目な方ほど、できなかった自分を責めてしまいがちですが、真面目さそのものが悪いわけではありません。ただ、その真面目さの向け先が、少しだけずれてしまっているだけです。まずは、できた日を数える、くらいの気持ちで十分です。

病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか

結論として、皮膚の症状そのものは、まず皮膚科を優先してください。整体は医療行為ではなく、体のケアとストレス管理をサポートする立場です。

強いかゆみで眠れない状態が続く場合、皮膚から出血や膿が出ている場合、発熱を伴う場合、急激に症状が広がる場合は、速やかに医療機関を受診してください。当院でも、皮膚科での治療と並行して通われている方がほとんどです。診断や薬の判断は、必ず医師にご相談ください。当院は、その治療を続けながら、体の緊張やストレスの面からサポートする立場で関わらせていただいています。

よくあるご質問

皮膚科に通いながら整体を受けても大丈夫ですか?

はい、大丈夫です。当院に来られる方のほとんどが、皮膚科での治療を続けながら通われています。整体は治療の代わりではなく、体の緊張をゆるめるサポートという位置づけです。

アトピーは整体で良くなりますか?

整体は医療行為ではないため、良くなるとお約束することはできません。できるのは、自律神経の働きを整えやすい体づくりのサポートです。皮膚の状態が落ち着いてくる方は多くいらっしゃいますが、効果には個人差があります。

子どもの頃のアトピーが大人になって再発するのはなぜですか?

環境の変化が大きなきっかけになることが多いです。就職や転職、出産などで生活のリズムやストレスの質が変わると、自律神経の負担が増え、落ち着いていた症状が戻ってくることがあります。

ストレスとアトピーは本当に関係がありますか?

関係があると考えられています。ストレスは自律神経やホルモンバランスを乱し、免疫機能や皮膚の回復力に影響を与えるため、症状の悪化と関わりがあるとされています。

ステロイドを使い続けることに不安があります。どうすればいいですか?

薬の使用や減らし方については、必ず処方している医師にご相談ください。整体では薬の判断はできませんが、薬に頼る量を少しずつ減らせるような体づくりをサポートすることはできます。

顔や首など人目につく場所の症状がつらいです。どう向き合えばいいですか?

つらいお気持ちはよくわかります。まずは、症状が出ていること自体を責めないことが大切です。人前に出る立場の方ほど症状が強く出やすい傾向がありますが、それはあなたの弱さではなく、それだけ気を張って頑張ってきた証でもあります。

アトピーになりやすい性格はありますか?

当院で施術してきた印象としては、周りに気を配りすぎる方、弱音を吐きにくい方に多い傾向があります。ただし、これは断定できるものではなく、あくまで傾向としてお伝えしています。

施術はどれくらいの頻度で通えばいいですか?

体質や症状の程度によって異なりますが、まずは短い間隔で数回受けていただき、その後は体の状態を見ながら間隔を調整していく形が多いです。

アトピーが季節によって悪化するのはなぜですか?

乾燥する時期や汗をかきやすい時期は、皮膚のバリア機能への負担が増えるためだと考えられます。あわせて、季節の変わり目は自律神経も乱れやすく、そのふたつが重なることで症状が強く出やすくなります。

食事で気をつけることはありますか?

極端な食事制限はかえってストレスになるため、7〜8割できていれば十分という気持ちで取り組むことをお勧めしています。冷たいものの摂りすぎを控える程度から始める方が多いです。

家族にアトピーの人がいますが、遺伝でしょうか?

体質が似やすいという意味では関わりがあるとされていますが、生活習慣やストレスの影響も大きいため、体質だけで決まるものではないと考えています。

まとめ

福岡市で、大人になってもアトピーが続いている方、いったん落ち着いたのに再びぶり返してしまった方へ。その症状は、皮膚が弱いからだけではなく、長く弱音を吐かずに頑張ってきた体からのサインかもしれません。

一人で抱え込まず、まずは体の緊張をゆるめることから始めてみませんか。当院では、カウンセリング・施術・セルフケアをセットで行い、皮膚科での治療と並行しながら、回復しやすい体づくりをサポートしています。

院長プロフィール

冨高誠治(とみたか せいじ)。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年、25,000人の患者さんを施術してきた実績を持つ。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏内にある常若整骨院の院長。東洋医学と自律神経の関係を軸に、皮膚の不調と心の状態を合わせて見る施術を行っている。

参考:e-ヘルスネット(厚生労働省)