顔・首・肘の内側……アトピーが出る場所で違うスピリチュアルな意味とは

結論から言うと、アトピーは出る場所によって、体が伝えようとしているものが少しずつ違う、という見方ができます。

要点は次の3つです。原因は、体質だけでなく「気を使いすぎる」「優しすぎる」といった性格の傾向が重なって起こることが多いこと。整体でできるのは、皮膚そのものに直接働きかけることではなく、体の緊張をゆるめ、気を使う場面を減らせる状態に整えることです。この記事は、福岡市でアトピーに悩んでいて、皮膚科に通いながら、体質の面からも何かできないかと探している方に向けて書いています。

顔にばかり出る、首だけ赤くなる、肘や膝の内側がいつまでも治まらない。同じアトピーでも、出る場所が人によって違うのはなぜだろうと感じたことがある方は多いのではないでしょうか。私は柔道整復師・鍼灸師として20年、25,000人の方の体に触れてきましたが、出る場所には確かに一定の傾向があります。この記事では、その傾向を東洋医学とスピリチュアルな視点の両方から読み解いていきます。

アトピーが顔や首、肘の内側に出やすいのはなぜですか

結論として、アトピーは顔・首・肘の内側・膝の裏側といった、皮膚が薄くやわらかい場所、そして人からよく見える場所に出やすいという医学的な傾向があります。

これは私の見立てだけでなく、皮膚科領域でも前額・眼のまわり・口や耳のまわり・首・肘や膝の関節部分が好発部位として知られています。小さなお子さんでは頭や顔から始まり、成長とともに体や手足の関節部分へ、思春期から大人にかけては顔や胸、背中、肘など上半身に出やすくなっていく傾向があるとされています。

皮膚が薄くやわらかい場所は、外からの刺激を受けやすいと同時に、体の内側の状態がいちばん表に出やすい場所でもあります(参考:アレルギーポータル「アトピー性皮膚炎とは」)。私はここに、もうひとつの見方を重ねています。皮膚は、体にとって最後の出口だという見方です。

なぜ皮膚が「最後の出口」なのですか

結論として、東洋医学では、便として出す・汗として出す・鼻や咳として出す、という順番があり、その手前で出しきれなかったものが、最後に皮膚から出てくると考えます。

東洋医学には、肺と大腸を同じグループ(金・きん)として見る考え方があります。肺は呼吸だけでなく、皮膚や毛穴の開け閉め(衛気・えき)も受け持ち、大腸は便として不要なものを外に出す働きを持っています。このグループが弱ると、便で出しきれない、汗もかきにくい、というふうに、出口が奥から順番に詰まっていきます。

私が25,000人の施術の中で見てきたのは、この「金」が弱っている方に共通する性格の傾向です。気を使いすぎる、優しすぎる、他人を優先しすぎる。こうした傾向がある方は、便でも汗でも出しきれなかったものを、最後に皮膚から出しているケースが多くあります。皮膚は、体がいちばん外側に置いている、最後の出口なのです。

福岡市でアトピーに悩む方の症状を、腸や自律神経の状態とセットで見ていく視点については、別の記事でも詳しく書いています。体の不調とスピリチュアルな意味の関係について基本から知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

季節や生活の場面によって、出る場所は変わりますか

結論として、変わります。同じ方でも、季節や生活の負担によって、症状が出る場所や強さが変化することはよくあります。

たとえば梅雨の時期は、汗をかいても蒸れて乾きにくく、汗という出口がうまく機能しなくなります。すると、汗で出しきれなかったものが、皮膚の炎症として表に出やすくなります。子どもの頃にアトピーがあり、大人になって落ち着いていた方が、梅雨だけまた症状が戻ってくるという相談は、当院でも珍しくありません。これは体質が元に戻ったというより、汗という出口がその季節だけふさがれている、という見方ができます。

衣類による摩擦が続く場所、たとえば首の後ろや肘の内側は、日々の小さな刺激が積み重なりやすい場所でもあります。刺激そのものだけでなく、そこに気を張り続けている姿勢が重なると、同じ場所に繰り返し症状が出やすくなります。出る場所が変わったときは、その時期に何をがんばりすぎていたかを振り返る手がかりにもなります。

出る場所によって、伝えている意味は違うのですか

結論として、断定はできませんが、出る場所ごとに体が抱えやすいものの傾向が少し違う、という見方があります。ここから先はスピリチュアルな視点になりますので、当てはまらない方がいても不思議ではありません。ひとつの読み方として受け取ってください。

顔や首に出やすい方は、人からどう見られているかを、人一倍気にしてきた方が多いという印象があります。顔は人と向き合う場所であり、首は言葉が通っていく場所です。言いたいことを飲み込んで、代わりに笑顔で取り繕ってきた方に、顔や首の症状が集中する傾向を、私は現場でくり返し見てきました。

肘や膝の内側に出やすい方は、体を丸めて自分を守ろうとする姿勢と関係している、という見方ができます。腕を体に引き寄せる、膝を抱えるように座る。そうした姿勢を無意識に取り続けてきた方の内側に、症状が出ているように見える場面が多くあります。

手に出やすい方は、人のために動きすぎてきた方に多い印象があります。手は、誰かに何かを渡す、誰かの分まで引き受ける、という場面でいちばん働く場所です。自分の分よりも先に、人の分を先に差し出してきた手に、皮膚の反応が出てくることがあります。

全身に広がっている方は、我慢の限界に近いところまで来ている、という読み方をしています。一か所では収まりきらないほど、抱え込んできたものが多かったのだと思います。

常若整骨院では出る場所をどう見ていますか

結論として、当院では出る場所を、その方が普段どこに気を使い、どこで自分を抑えているかを知る手がかりとして見ています。

施術の前のカウンセリングでは、症状そのものだけでなく、日常生活でどんな場面が続いているかを一緒に振り返ります。顔や首に出ている方には、職場や家庭で言いたいことを飲み込む場面がなかったかを尋ねます。肘や膝の内側に出ている方には、最近、体を丸めて過ごす時間が増えていないかを確認します。

大切なのは、原因を決めつけることではありません。本人が「そういえば」と気づくことです。気づいたうえで、気を使う場面をひとつだけ減らせるかどうかを、一緒に考えていきます。

実際に施術で体に触れると、顔や首に症状が集中している方は、胸のあたりや喉の下がこわばっていることが多くあります。話したいことを喉のところで止めてきた方に、よく見られる触診所見です。肘や膝の内側に症状が出ている方は、その関節そのものよりも、脇の下や股関節の付け根が硬くなっていることが少なくありません。体を丸めて守る姿勢が、関節の内側の緊張として残っているのだと感じています。

実際にアトピーが変化した方はどんな経過でしたか

以下は、実際にいただいたお声をもとに、個人が特定されない形でまとめたものです。効果には個人差があり、皮膚の状態を保証するものではありません。

40代女性の方は、アトピーに加えて生理不順やPMS、気持ちの浮き沈みにも悩まれていました。施術と対話を重ねる中で、自分の考えグセに気づき、気楽なあり方、心地よいあり方が少しずつわかってきたそうです。ご本人が「自分のご機嫌がいちばん大切で、自分がニコニコしていると周りも変わってくる」と話されていたのが印象的でした。

30代女性の方は、子どもの頃にアトピーがあり、大人になるにつれて自然と落ち着いていましたが、ここ数年、梅雨の時期になると全身にかゆみやじんましんが出るようになっていました。今年はとくにひどく困っていたそうですが、施術とお灸、食生活のアドバイスを続ける中で、思ったよりも早くかゆみが引いていったといいます。ご本人からは「自分からも積極的に体を良くしていっている感覚がある」というお話をいただきました。

10代の息子さんを持つご家族の場合は、食生活や考え方を親子で見直すきっかけになったそうです。すぐに変化が出たわけではありませんが、前向きに取り組めたこと自体が良かったと話されていました。息子さんご本人も、少しずつ食生活を見直せるようになっていったということです。

感じやすい人ほど症状が出やすいのはなぜですか

結論として、これは弱さではなく、感じる力の強さだと私は考えています。

人の顔色に敏感な方、場の空気をすぐに読み取ってしまう方、頼まれると断れない方。こうした方は、まわりの情報を人よりも多く受け取っているだけです。受け取る量が多いぶん、抱えるものも多くなり、その一部が体の外へ出ようとする。それが皮膚の反応として現れているのだと私は見ています。

自分の感じやすさを、悪いものだと思わないでください。感じ取る力が強いからこそ、人の気持ちに寄り添える場面もたくさんあったはずです。向け先を少し変えるだけで、体の負担は変わっていきます。

私が25,000人を施術してきた中で気づいたのは、症状が長く続いている方ほど、幼いころから「察する側」だった、という共通点です。家族の顔色を読んで動いてきた、友人関係でいつも聞き役だった。そうした積み重ねが、大人になってからの体質として残っていることは珍しくありません。今から性格そのものを変える必要はありません。1日のうち、ほんの数分でも、察することをやめて自分のことだけを考える時間を作ってみてください。

自宅でどうケアすればいいですか

結論として、次の3つのうち、どれか1つからで十分です。すべてを完璧にやろうとする必要はありません。

まず、1日のうちどこかで、誰か1人にだけでも本音を話す時間を持つこと。全員に本心を出す必要はなく、1人で十分です。次に、体を丸めて過ごす時間が続いていないか、ときどき肩と胸を開いてみること。最後に、便が毎日出ているかを確認すること。皮膚は最後の出口なので、その手前の出口が動いていると、皮膚への負担が少しずつ変わってきます。

できなかった日があっても、自分を責めないでください。真面目な方ほど、セルフケアをきっちりやろうとして、逆に気を張ってしまうことがあります。真面目さが悪いのではなく、その向け先を変えるだけで十分です。

ツボを使う場合は、曲池(きょくち)が目安になります。肘を曲げたときにできるしわの、いちばん外側の端にあるツボで、指の腹で軽く押すと少し響きを感じる場所です。肘の内側に負担を感じやすい方は、ここをやさしくさすってみてください。手のケアには合谷(ごうこく)もおすすめです。親指と人差し指の骨が交わる少し手前のふくらみで、人に何かを差し出しすぎたと感じた日に、反対の手で軽く押してみてください。

病院と整体、どちらに相談すればいいですか

皮膚から広範囲に液がにじみ出ている、強いかゆみで眠れない夜が続いている、発熱や皮膚の広い範囲が熱を持っているといった場合は、まず皮膚科を受診してください。整体は医療行為ではなく、診断や医療的な判断を行う立場ではありません。

すでに皮膚科に通われている方は、通院をやめる必要はまったくありません。当院では、医師によるケアと並行して、体の緊張をゆるめ、気を使いすぎる生活のパターンを見直すお手伝いをしています。薬と体質のケアは、対立するものではなく、両方を並行して進めていただいて構いません。

よくあるご質問

アトピーは整体で良くなりますか?

整体そのものが皮膚の状態を直接変えるわけではありません。ですが、体の緊張がゆるみ、気を使いすぎる生活のパターンが変わることで、症状が出にくい体質に近づいていく方は多くいらっしゃいます。

なぜ顔や首に出やすいのですか?

皮膚が薄くやわらかい場所であることに加えて、東洋医学では、言いたいことを飲み込んできた方に、顔や首への負担が集中しやすいという見方をしています。

手にアトピーが出るのはどんな意味がありますか?

断定はできませんが、人のために動きすぎてきた方に多い印象があります。自分の分よりも人の分を優先してきた手に、反応が出やすいという見方です。

肘や膝の内側に出るのはなぜですか?

医学的には関節のやわらかい部分に出やすいことが知られています。私はそこに、体を丸めて自分を守る姿勢との関係があると見ています。

ステロイドを使っていても施術を受けられますか?

はい、受けられます。当院は薬の使用を否定する立場ではありません。医師によるケアと並行して、体質の面から整えるお手伝いをします。

スピリチュアルな意味を知ったら、通院をやめてもいいですか?

いいえ、やめないでください。この記事の視点は、医療に代わるものではなく、体との向き合い方を広げるためのひとつの見方です。今の対応を続けるかどうかの判断は必ず医師にご相談ください。

感じやすい人ほど出やすいというのは本当ですか?

私が現場で見てきた傾向としてはそう感じています。ただしこれは弱さではなく、感じる力の強さです。自分を責める材料にしないでください。

子どものアトピーにも同じことが言えますか?

似た傾向はありますが、お子さんの場合は「寂しさ」や「親御さんの疲れを引き取っている」ケースも重なることがあります。まずは1日10分でも、何もせず一緒に過ごす時間を持つことをおすすめしています。

東洋医学の「金」とは何ですか?

肺と大腸をひとつのグループとして見る考え方です。呼吸や皮膚、免疫に関わり、言いたいことを言えるかどうかとも関係が深い部分とされています。

どのくらいの頻度で通えばいいですか?

症状の状態や生活の負担によって異なります。まずは体の緊張の状態を見せていただいたうえで、一緒にペースを決めていきます。

セルフケアは何から始めればいいですか?

3つのうち、どれか1つで十分です。誰か1人に本音を話す、体を開く時間を作る、便通を確認する。できそうなものから始めてください。

病院に行くべきタイミングはありますか?

強い滲出液、眠れないほどのかゆみ、発熱や皮膚の広範囲の熱感がある場合は、すぐに皮膚科を受診してください。整体はその代わりにはなりません。

梅雨や夏だけ症状が強くなるのはなぜですか?

汗が皮膚の表面にとどまりやすくなり、汗という出口がうまく働かなくなるためです。汗をかいたら早めに拭き取る、こまめに着替えるといった対応で、負担を減らせる場合があります。

出る場所が急に変わったときは何が起きているのですか?

その時期に気を張っている場面が変わった、という可能性があります。出る場所の変化は、今どこに負担がかかっているかを教えてくれるサインとして受け取ってみてください。

まとめ

福岡市でアトピーに悩んでいて、出る場所がなぜここなのだろうと感じている方へ。顔や首、肘の内側、手。出る場所には、それぞれ抱えてきたものの傾向があるという見方があります。それは弱さのサインではなく、感じ取る力が強かったこと、人一倍がんばってきたことの表れです。

出る場所が変わっても、慌てる必要はありません。それは体が、今どこに負担を感じているかを教えてくれているだけです。一人で抱え込まず、まずは体の緊張をゆるめることから始めてみてください。当院では、カウンセリングと施術、そして自宅でできるセルフケアをセットで、皮膚の反応が出にくい体質に近づいていけるようサポートしています。医師によるケアを続けながらでも、いつでもご相談いただけます。

院長プロフィール

冨高誠治(とみたか せいじ)。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年、25,000人を施術してきた経験をもとに、東洋医学と自律神経の両面から体を見立てる施術を行っている。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏の常若整骨院院長。テレビ出演、女性自身掲載、全国で技術セミナー講師を務めるほか、NHKセミナーの講師も開講してきた実績を持つ。医療機関との連携を前提とし、皮膚科でのケアと並行した体質のケアを専門としている。

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