子宮筋腫は冷えで大きくなるのですか|血流とホルモンから見る体質のケア・福岡市
結論から言うと、子宮筋腫そのものは女性ホルモンの影響で育つものですが、冷えによって骨盤内の血流が滞ると、筋腫まわりのうっ血や生理痛、経血量の増加といった症状は強く出やすくなります。冷えが筋腫を作るわけではありませんが、冷えが「症状のつらさ」を底上げしているケースは、臨床で数多く見てきました。
要点は次の3つです。原因は、女性ホルモン(エストロゲン)の作用に、骨盤内の血流の悪さが重なって症状を強めていること。整体でできることは、婦人科の経過観察と並行しながら、体を温める力を取り戻し、骨盤まわりの血流とストレスによる緊張をゆるめるサポートをすること。この記事は、健診で子宮筋腫を指摘されて経過観察中の方、生理のたびに強い痛みや量の多さに悩んでいる方、体が冷えやすく良くならない実感がない方に向けて書いています。
福岡市で「子宮筋腫 整体」と検索する方の多くは、すでに婦人科での診断を受けたうえで、「このままでいいのか」「自分でできることはないのか」という不安を抱えています。当院でも、婦人科の経過観察と並行して体調管理やストレス管理の相談に来られる方が年々増えています。この記事では、その不安に対して、東洋医学の視点と当院の臨床経験から、できることとできないことを分けてお伝えします。
なぜ子宮筋腫は冷えると症状が強くなるのですか
結論として、体が冷えると骨盤内の血流が滞り、子宮内膜への血の巡りが不十分になるため、月経痛や経血量の増加、下腹部の張りといった症状が強く出やすくなります。
東洋医学では、この血の滞りを瘀血(おけつ)と呼びます。瘀血の特徴は「痛む」「黒ずむ」「しこりができる」の3つで、生理のときに黒っぽい血の塊が出る、下腹部を押すと痛みを感じる、といったサインとして体に現れます。冷たい飲み物をよく摂る、湯船に浸からずシャワーで済ませる、長時間座りっぱなしでいる、といった生活習慣は、いずれも骨盤内の血流を悪くする要因です。
当院で25,000人を施術してきた中でも、子宮筋腫がある方の多くに共通していたのは、足先や下腹部が常に冷たいこと、そして本人がその冷えに慣れてしまい「これが普通」だと感じていることでした。冷えは自覚しにくいからこそ、体の中では静かに血流を悪くし続けています。
子宮筋腫とはどのような状態ですか
子宮筋腫とは、子宮の筋肉の壁にできる良性のこぶ(腫瘍)のことです。できる場所によって、子宮の外側にできる漿膜下筋腫、筋肉の層の中にできる筋層内筋腫、子宮の内側の粘膜に近い場所にできる粘膜下筋腫の3種類に分かれます。粘膜下筋腫は小さくても経血量の増加や貧血につながりやすく、漿膜下筋腫は大きくなるまで自覚症状が出にくい、という傾向があります。
女性の4人に1人がかかるといわれるほど珍しくない病気で、女性ホルモンの分泌が盛んな20代から40代にかけて発生・発育し、閉経後には多くの場合、自然に縮小していきます。エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンの血中濃度が高くなると筋腫の発育が促されると考えられており、遺伝的な要素や、出産経験の有無、体質なども発症のリスクに関わるとされています。
つまり子宮筋腫は「なるべくして誰にでも起こりうる」ものであり、決して珍しいことでも、自分の体が悪いことでもありません。
症状の出方も人によって大きく異なります。まったく自覚症状がないまま健診で偶然見つかる方もいれば、経血量の増加や強い生理痛、下腹部の圧迫感によって日常生活に支障が出る方もいます。筋腫の大きさと症状の強さが必ずしも比例するわけではなく、小さくても粘膜下にできていれば強い症状が出ることもあれば、大きくても漿膜下であれば無症状のまま経過することもあります。だからこそ、大きさの数字だけにとらわれず、自分の体が今どんな状態にあるのかを、症状と合わせて見ていくことが大切です。
筋腫の数についても、1個だけできる方もいれば、複数個が同時にできる多発性のケースもあります。多発性だからといって、それだけで悪性度が高いというわけではなく、女性ホルモンの影響を受けやすい体質が複数箇所に現れているだけ、と考えられることも多くあります。数や大きさに一喜一憂しすぎず、婦人科の定期検査で経過を見ていくことが基本になります。
子宮筋腫に整体はどこまでできますか
結論として、整体で筋腫そのものを小さくすることはできません。整体の役割は、婦人科での経過観察や医療的な対応と並行しながら、体を温める力を取り戻し、骨盤内の血流を促し、ストレスで固まった体の緊張をゆるめるサポートをすることです。
具体的には、股関節や骨盤まわりの筋肉のこわばりをゆるめて血流の通り道を広げること、呼吸が浅くなっている方には横隔膜の動きを取り戻して自律神経の働きを整えやすくすること、そして生活習慣のカウンセリングを通じて、冷えを助長する習慣に本人が気づけるようにすることです。エストロゲンの分泌そのものに直接働きかけることはできませんが、体が回復しやすい土台をつくることはできます。
すでに婦人科で手術や薬による対応の方針が決まっている場合は、その方針を優先してください。整体はその対応の代わりではなく、体調管理とセルフケアの支えとして位置づけています。
福岡市で整体を探すとき、何を見て選べばいいですか
結論として、婦人科の診断を否定せず、経過観察や医療的な対応と並行する姿勢を持っているかどうかを、まず確認してください。
婦人科系の不調は、体の中でも特にデリケートな領域です。「整体だけで良くなります」というような言い切りをする院は、慎重に見た方がいいでしょう。加えて、問診でどこまで生活背景まで聞いてくれるか、施術後にセルフケアの提案があるか、無理なコース契約を勧めてこないか、といった点も判断材料になります。福岡市内で通いやすい立地かどうかも、継続してケアを受けるうえでは大切な条件です。
もう一つの目安は、施術の説明の中に「なぜ今その部位を施術するのか」という理由があるかどうかです。ただ全身をもみほぐすのではなく、問診で聞いた冷えの自覚や生理の状態と、実際に触れて確認した硬さや温度を結びつけて説明してくれる院であれば、その場しのぎではなく体質から見てもらえている、という判断がしやすくなります。福岡市内には整体院が数多くありますが、婦人科系の不調を専門的に扱う姿勢があるかどうかも、比較する際の一つの視点になります。
常若整骨院では子宮筋腫をどう見ていますか
結論として、当院では問診で冷えの自覚と生活習慣を丁寧に聞き取ったうえで、骨盤まわりの触診、施術、セルフケアの提案までをセットで行っています。
問診では、足先や下腹部の冷えの自覚、生理の状態(量・痛み・血の色)、湯船に浸かる習慣の有無、日々のストレスの度合いを必ず確認します。施術では、股関節前面や仙骨まわりの硬さを触診で見極め、血流の通り道を広げることを重視します。そのうえで、体を冷やしている具体的な習慣を一緒に見つけ、無理のない範囲で変えられるところから提案しています。婦人科での定期的な検査は継続していただきながら、体の状態を並行して整えていくという立場です。
見立ての視点としては、体つきを見る、実際に触れる、話を聞く、それらを束ねて考える、という順番を大切にしています。体つきでは、下半身が冷えて上半身だけがのぼせている「冷えのぼせ」の傾向がないかを見ます。触診では下腹部・股関節・仙骨まわりの温度差と硬さを確認します。問診では、生理の状態だけでなく、日々どんな場面でどれくらい気を張っているかを聞きます。そして、これらを一つひとつ切り離さずに束ねて、その方がどのタイプの巡りの悪さを抱えているのかを見立てています。
なお、当院では体の左右差も見立ての手がかりにしています。一般的な傾向として、右側は仕事や社会との関わり、左側は家庭や身近な人間関係の負担が体に表れやすいという見方をしています。筋腫のできている場所や、下腹部の張りをより強く感じる側がどちらかによって、日々の負担がどこに偏っているかを推測する材料の一つにしていますが、これはあくまで体の緊張の傾向を見るための視点であり、断定的な診断ではありません。
東洋医学では子宮筋腫をどう考えるのですか
東洋医学では、子宮筋腫を主に「瘀血(おけつ)」、つまり血の巡りが滞った状態としてとらえます。ただし、なぜ血が滞るのかという背景は人によって違うため、当院では体質を大きく3つのタイプに分けて見ています。これらのタイプは、どれか一つにきれいに当てはまるとは限らず、多くの方は複数のタイプが重なった状態で来院されます。たとえば、もともと冷えやすい脾腎陽虚型の体質に、忙しさによる気滞血瘀型の要素が重なっている、というケースも珍しくありません。タイプ分けは診断名ではなく、今の体がどちらの傾向に近いかを見て、施術やセルフケアの方向性を決めるための目安として使っています。
寒凝血瘀型(かんぎょうけつおがた)は、体を冷やす生活が積み重なり、血そのものが冷えて滞っているタイプです。手足の先が常に冷たく、生理のときに黒っぽい血の塊が出やすく、温めると痛みが和らぐという特徴があります。
脾腎陽虚型(ひじんようきょがた)は、もともと体を温める力(陽気)が不足しているタイプです。疲れやすく、下半身がむくみやすく、朝から体がだるいという訴えが多く見られます。東洋医学でいう「腎」は生命エネルギーの貯金箱のような働きをしており、この貯金が減ると、体を温める力そのものが弱ってしまいます。
気滞血瘀型(きたいけつおがた)は、ストレスで気の巡りが滞り、そこに冷えが重なって症状が悪化するタイプです。生理前にイライラしやすい、下腹部やわき腹が張って苦しい、ため息が多いといった特徴があります。責任のある立場で気を張り続けている方や、人に本音を言えずに抱え込みやすい方に、このタイプの傾向がよく見られます。
いずれのタイプにも共通しているのが「巡りの悪さ」です。冷え・ストレス・疲労のどこから崩れているかを見極めることが、セルフケアの方向性を決める手がかりになります。自律神経の働きを整えやすい身体づくりという視点で見ると、この3つのタイプはすべて、体のブレーキがうまく踏めずに緊張が抜けきらない状態だとも言えます。
ツボで言えば、三陰交(さんいんこう・内くるぶしの頂点から指4本ぶん上、すねの骨の後ろぎわ)は婦人科系の不調全般に使われる代表的なツボで、血の巡りを整える働きがあるとされています。血海(けっかい・膝のお皿の内側から指3本ぶん上)は、その名の通り血の海、血が集まる場所とされ、冷えによる滞りに使われます。関元(かんげん・おへそから指4本ぶん下)は、下腹部を温め、生命エネルギーを補うツボとして知られています。腰にある腎兪(じんゆ・おへその高さで背骨から指2本ぶん外側)は、腎の力を補い、体を温める土台を支えるとされています。
触診で実際に見ているのは、股関節の付け根(鼠径部)の硬さと、下腹部・仙骨まわりの皮膚の温度です。寒凝血瘀型の方は下腹部がひんやりと冷たく、押すとピンポイントで痛みを訴えることが多くあります。脾腎陽虚型の方は下腹部そのものよりも、腰から太もも裏にかけて張りが強く、力が入りにくい印象を受けます。気滞血瘀型の方は、みぞおちからわき腹にかけての筋肉が板のように硬くなっていることが多く、深呼吸をしてもらうとその硬さがより分かりやすく触れます。こうした触診の所見は、問診で聞いた自覚症状の裏づけとして、体質タイプを見極める手がかりにしています。
季節によって子宮筋腫の症状が変わるのはなぜですか
結論として、夏は冷房による冷え、冬は気温そのものの底冷えによって、いずれの季節も骨盤内の血流が悪くなりやすく、症状が強く出やすい時期になります。
夏場に相談が増えるのは、意外に思われるかもしれませんが冷房による冷えです。外気温が高いぶん薄着で過ごし、そこに冷房の効いたオフィスや電車で長時間過ごすことで、自覚のないまま下腹部と足先が冷え続けてしまいます。汗をかいて体温調節をする機会も減るため、体の中に熱がこもりながら表面だけが冷えるという、ちぐはぐな状態になりやすいのもこの時期の特徴です。
冬場は単純に気温そのものが下がるため、血管が収縮しやすく、もともと冷えやすい体質の方ほど症状が強く出る傾向があります。特に朝晩の気温差が大きい季節の変わり目は、自律神経が気温の変化についていけず、血流の調整がうまくいかなくなることも重なります。
季節を問わず言えるのは、体感で「暑い」「寒くない」と感じていても、下腹部や足先だけが冷えているケースが少なくないということです。手のひらで実際に下腹部や足首を触れてみて、体の中心よりひんやりしていないかを確認する習慣は、季節を問わず続けていただきたいセルフチェックです。
福岡市は夏の湿度が高く、冷房を強めにかける職場や店舗も多い土地柄です。その一方で冬は底冷えを感じる日も少なくないため、1年を通して骨盤内の冷えと付き合っていく意識が必要な地域だとも言えます。
自律神経と子宮筋腫はどう関係しているのですか
結論として、自律神経の乱れは骨盤内の血流をさらに悪化させ、冷えと筋腫まわりの症状を強める方向に働きます。
自律神経とは、体のアクセルとブレーキのような働きをしている神経です。ストレスが続くとアクセル役の交感神経が優位になり続け、血管が収縮して手足や骨盤内の血流が悪くなります。本来は緊張した場面で一時的に働くはずのアクセルが、慢性的なストレスによって踏まれっぱなしになってしまうのです。
その結果、体は常に冷えやすい状態になり、生理痛や経血量の増加といった症状がより強く出やすくなります。逆にブレーキ役の副交感神経がきちんと働く時間があれば、血管はゆるみ、血流は回復しやすくなります。呼吸を深くする時間、湯船に浸かる時間、何も考えずに過ごす時間をつくることは、単なるリラックスではなく、骨盤内の血流を守るための具体的な行動でもあります。
施術の場面でも、呼吸が浅く、みぞおちのあたりが硬くこわばっている方の多くは、日頃から交感神経が優位になりやすい生活を送っています。横隔膜まわりの緊張をゆるめて呼吸を深くしていただくと、その場で手足の先が温かくなってくる方も少なくありません。これは自律神経の働きが切り替わり、血管がゆるんで血流が実際に良くなっている一つのサインだと考えています。
子宮筋腫で来られる方に多いのはどんなケースですか
結論として、健診で偶然指摘されて不安を抱えている方と、生理のたびに強い症状に悩まされている方の、大きく2つのパターンに分かれます。
1つは、人間ドックや婦人科検診で「子宮筋腫がありますね、経過観察でいいですよ」と言われたものの、それ以上の説明がなく、不安だけが残っているケースです。多くの方が「何もしなくていいのか」「大きくならないためにできることはないのか」という疑問を抱えたまま、日々を過ごしています。
もう1つは、生理のたびに経血量が多く、貧血気味でだるさが抜けない、下腹部の張りや痛みが年々強くなっている、というケースです。このタイプの方に共通して多いのが、冷房の効いた職場で1年中足先が冷たい、湯船に浸からずシャワーで済ませる習慣が長く続いている、といった生活背景です。
年代で言えば、30代後半から40代の働き盛りの女性が多く、仕事や家庭の忙しさを優先するあまり、自分の体を温めることを後回しにしてきた、という声をよく聞きます。
もう一つ、共通してよく聞くのが「人の予定を優先して、自分の予定を後回しにしてきた」という生活のパターンです。子どもの習い事や家族の食事の準備、職場での役割を優先するうちに、湯船に浸かる時間も、体を休める時間も、気づけば一番後回しになっていた、という方が少なくありません。体を温める時間は、決してぜいたくなものではなく、体調を保つために必要な時間だという認識に切り替えていただくことも、当院がお伝えしていることの一つです。
実際に子宮筋腫の症状が楽になった方はどんな経過でしたか
40代・事務職の女性は、健診で子宮筋腫を指摘され、経過観察中でした。もともと冷房の効いたオフィスで1日中座りっぱなしの仕事で、足先が年中冷たく、生理のたびに黒っぽい血の塊が出るのが悩みでした。初回の触診では下腹部と足首が驚くほど冷たく、ご本人は「これが普通だと思っていた」と話していました。寒凝血瘀型の傾向が見られたため、股関節まわりの施術とあわせて、勤務中に1時間に一度だけ足首を回すこと、湯船に浸かる習慣を週2回から始めることを提案しました。最初の1ヶ月は忙しさで湯船に入れない日も多かったそうですが、無理せず続けてもらったところ、3ヶ月ほど経った頃には生理痛の強さが和らぎ、血の塊が出る頻度も減ったと話してくれました。
30代・製造業でパート勤務の女性は、もともと冷え性で、健診で筋腫を指摘されたことをきっかけに来院しました。疲れやすく、下半身がむくみやすいという訴えがあり、腰から太もも裏にかけての張りが強く、脾腎陽虚型の傾向が強く見られたケースです。施術では腰まわりと下腹部の緊張をゆるめることを中心に行い、生姜や根菜を積極的に摂る食事の工夫、湯たんぽを使った就寝時の温めを提案しました。最初は食事を変えることにも気負いがあったようですが、「完璧にやろうとしなくていい」とお伝えしたところ、無理なく続けられるようになり、体のだるさが軽減し、以前より疲れが翌日に残りにくくなったと話しています。
50代・管理職として働く女性は、生理前のイライラと下腹部の張りが強く、生理不順もあるという相談でした。みぞおちからわき腹にかけての筋肉が板のように硬く、深呼吸も浅い状態で、気滞血瘀型の典型に加えて冷えが重なっている状態でした。呼吸を深くする施術と、仕事の合間に数分だけ目を閉じる時間をつくる提案を続けたところ、最初の数週間は変化を感じにくかったものの、2ヶ月を過ぎた頃から生理前の張りが以前より軽く感じられるようになったといいます。
いずれの方にも共通してお伝えしているのは、婦人科での定期検査を続けながら、体を温める習慣を並行して積み重ねていくことです。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。
子宮筋腫は自宅でどうケアすればいいですか
セルフケアとして提案しているのは、次の3つです。お腹と足首を冷やさない服装を選ぶこと、湯船に浸かる習慣を週に数回だけでもつくること、生姜や根菜など体を温める食材を意識して摂ることです。
お腹と足首を冷やさない服装は、腹巻きやレッグウォーマーを1枚足すだけでも十分です。夏場の冷房対策として、職場に薄手のカーディガンや靴下を置いておくのも実践しやすい方法です。湯船に浸かる時間は、10分程度、みぞおちまでしっかりお湯に浸かるだけでも骨盤内の血流は変わってきます。忙しくて湯船が難しい日は、足湯やお腹への使い捨てカイロで代用しても構いません。生姜や根菜については、しょうが湯や具だくさんの味噌汁など、普段の食事に少し足す程度で十分です。特別な食材を新たに買いそろえる必要はありません。
ただし、この3つを全部きちんとやろうとする必要はありません。どれか1つからで十分です。できなかった日があって当然です。むしろ、真面目な方ほど「今日は湯船に入れなかった」「今日は冷たいものを飲んでしまった」と自分を責めてしまいがちですが、その自責そのものが体の緊張を生み、血流をさらに悪くしてしまいます。真面目さが悪いのではなく、その真面目さの向け先が違うだけです。完璧を目指すよりも、7〜8割できれば十分だと考えてください。
病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか
結論として、婦人科の受診が最優先です。整体は、婦人科での診断・経過観察・医療的な対応と並行して体調を整えるための場です。
特に、急激な下腹部の痛み、生理の量が急に増えて立ちくらみやめまいが強い、貧血の症状(動悸・息切れ・顔色の悪さ)が強い、排尿や排便が困難になっている、といった症状がある場合は、迷わず早めに婦人科を受診してください。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、まれに他の病気が隠れていることもあるため、自己判断で様子を見続けることは避けたほうがいいでしょう。診断と今後の対応の判断は、必ず医師にゆだねてください。
また、閉経後に急に筋腫が大きくなった場合や、これまでになかった不正出血が続く場合も、念のため早めに婦人科で確認してもらうことをおすすめします。通常、子宮筋腫は女性ホルモンの分泌が減る閉経後には縮小していくため、その流れと違う変化が見られたときは、体からの注意サインだと受け止めてください。当院でこうした症状の相談を受けた場合も、まずは婦人科の受診を案内し、そのうえで体質面のケアをどう並行していくかをお伝えするようにしています。
よくあるご質問
子宮筋腫は冷えを改善すれば小さくなりますか?
いいえ、冷えの改善だけで筋腫そのものが小さくなることは医学的には確認されていません。ただし、冷えによる血流の悪化が招く生理痛や経血量の増加といった症状は、体を温めることで和らぎやすくなります。
子宮筋腫があっても整体を受けて大丈夫ですか?
多くの場合、問題ありません。ただし、強い痛みや大量出血がある時期、手術直前・直後など、医師から運動や施術を控えるよう指示されている場合は、その指示を優先してください。
子宮筋腫は何センチになったら手術が必要ですか?
大きさだけでなく、症状の程度やできている場所によって判断は異なります。数値だけで一律に決まるものではないため、必ず担当の医師に確認してください。
子宮筋腫があると妊娠しにくくなりますか?
筋腫の場所や大きさによっては着床や妊娠経過に影響することがあるとされています。妊娠を希望する場合は、婦人科で筋腫の位置と大きさを確認しておくことをおすすめします。
経血量が多いのは筋腫のせいですか、それとも貧血のせいですか?
粘膜下筋腫は経血量を増やしやすく、それが続くことで貧血を招くことがあります。どちらが先かを自己判断するのは難しいため、経血量が急に増えた場合は婦人科で確認してください。
湯船に浸かるのが苦手な場合、ほかにできることはありますか?
足湯や、腹巻き・使い捨てカイロでお腹まわりを温める方法でも代用できます。無理に長時間の入浴をする必要はありません。
冷たい飲み物は絶対にやめたほうがいいですか?
絶対にやめる必要はありません。完全にやめようとするとストレスになり、かえって体の緊張を招くことがあります。まずは頻度を少し減らすところから始めてください。
子宮筋腫があるとダイエットや運動は控えたほうがいいですか?
激しい運動を制限されている場合を除き、軽いウォーキングやストレッチは血流を促すためにもおすすめです。ただし体調が優れない日は無理をしないでください。
子宮筋腫があると閉経後はどうなりますか?
多くの場合、閉経に伴って女性ホルモンの分泌が減ることで、筋腫は自然に縮小していく傾向があります。ただし個人差があるため、閉経後も定期的な検査は続けてください。
整体に通う頻度はどのくらいが目安ですか?
体質や生活習慣によって異なるため一概には言えませんが、体の変化を見ながら間隔を調整していくケースが多くあります。
子宮筋腫の痛みで市販の鎮痛剤を使い続けても大丈夫ですか?
一時的な使用であれば問題ないことが多いですが、毎月のように強い痛みが続く場合は、根本的な体質のケアと合わせて婦人科での相談をおすすめします。
ストレスをためないようにすれば筋腫の症状は良くなりますか?
ストレスの軽減は自律神経の働きを整えやすくし、血流の改善につながる可能性があります。ただし、筋腫そのものの大きさに直接影響するとは言い切れません。
漢方薬と整体を併用しても問題ないですか?
多くの場合、問題ありません。ただし服用中の薬がある場合は、施術前に必ず担当の医師や薬剤師に相談してください。
子宮筋腫は遺伝しますか?
家族に子宮筋腫がある場合、発症リスクがやや高まるという報告はありますが、必ず遺伝するというものではありません。
若いうちから冷えに気をつければ、将来の筋腫を予防できますか?
冷えの予防が筋腫の発生を完全に防ぐとは言い切れませんが、骨盤内の血流を保つ習慣は、婦人科系のさまざまな不調の予防につながると考えられています。
夏なのに体が冷えていると言われて驚いたのですが、本当ですか?
はい、よくあることです。夏場は冷房や薄着によって、本人の自覚がないまま下腹部や足先だけが冷えているケースが少なくありません。実際に手で触れてみると分かりやすいので、一度ご自身の下腹部や足首の温度を確かめてみてください。
生理前になると下腹部が張って苦しいのですが、これも筋腫の影響ですか?
筋腫の圧迫による張りのこともあれば、気の巡りが滞ることによる張りのこともあります。両方が重なっている方も多く、一概にどちらが原因とは言い切れません。
施術を受けるタイミングは生理中でも大丈夫ですか?
体調やお身体の状態によって判断が変わりますので、生理中に強い痛みがある場合は無理をせず、体調の良いタイミングで受けていただくことをおすすめしています。
福岡市内であれば、どのあたりの整体院に通うのが通いやすいですか?
継続してケアを受けることを考えると、職場や自宅から通いやすい立地かどうかは大切な要素です。当院は福岡市早良区の西新駅から徒歩圏にあり、通院の負担を減らせるよう立地を選んでいます。
まとめ
福岡市で子宮筋腫と診断され、経過観察の不安を抱えている方へ。そして、生理のたびに強い痛みや経血量の多さに悩み、冷えが当たり前になってしまっている方へ。子宮筋腫そのものを整体で小さくすることはできませんが、体を温める力を取り戻し、骨盤内の血流とストレスによる緊張をゆるめていくことは、体調を安定させる大きな支えになります。
一人で抱え込まず、まずは婦人科での定期的な検査を続けながら、日々の体の緊張をゆるめることから始めてみてください。当院では、カウンセリング・施術・セルフケアの提案をセットで行い、無理のない範囲で体質から整えていくお手伝いをしています。
冷えは、自分では気づきにくいものです。忙しい毎日の中で、下腹部や足先が冷たいことに慣れてしまい、それが「普通」になっている方をこれまで数多く見てきました。今日、湯船に少し長く浸かってみる、腹巻きを1枚足してみる、そんな小さな一歩からで構いません。体を温める習慣は、子宮筋腫だけでなく、生理にまつわるさまざまな不調全体にとっても、長い目で見た土台づくりになります。焦らず、できることから少しずつ整えていきましょう。
外部の医学的な情報については、MSDマニュアル家庭版の子宮筋腫の解説もあわせてご確認ください。東洋医学の考え方についてさらに詳しく知りたい方は、子宮筋腫を東洋医学で読み解く|気滞・血瘀・腎虚の体質と整体でできることの記事も参考にしてください。お腹の張りや便秘、頻尿といった圧迫症状に悩んでいる方は、子宮筋腫でお腹の張り・便秘・頻尿が続くのはなぜですかもあわせてご覧ください。
院長プロフィール
冨高誠治(とみたか せいじ)。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年、これまでに25,000人の患者さんを施術してきた経験をもとに、東洋医学と気功を軸とした整体を行っている。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏の常若整骨院院長。婦人科系の不調に対しては、体質面からのケアと生活習慣のカウンセリングを重視し、医療機関での診断や対応を前提としたうえで、体が回復しやすい土台づくりをサポートしている。
季節ごとの体の整え方を、メールでお届けしています。よければ、どうぞ。
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