子宮筋腫による貧血は、なぜ悪化するまで気づきにくいのですか|福岡市・常若整骨院

結論から言うと、子宮筋腫による貧血は、出血の量が月ごとにほんの少しずつ増えていくため、体がその状態に慣れてしまい、本人が「いつもと違う」と気づきにくいまま進んでいくケースが多くあります。

要点を先にまとめます。原因は何かといえば、筋腫が子宮内膜の剥がれる面を広げ、経血量が増えて鉄が失われ続けることです。整体でできることは何かといえば、血を作り、巡らせる力を立て直すための体のケアと生活の見直しをサポートすることです。この記事は誰向けかといえば、婦人科で子宮筋腫を指摘されていて、立ちくらみやだるさが長引いている方、あるいは健康診断で初めて貧血を指摘されて驚いた方に向けて書いています。

福岡市内には子宮筋腫を診る婦人科やクリニックが数多くあります。30代以降の女性の2割から3割に見つかると言われるほどありふれた病気であり、そのぶん「よくあるもの」として扱われがちです。しかし、そこに貧血が重なると、日々の疲れやすさやだるさの正体がわからないまま、何年も過ごしてしまう方が少なくありません。この記事では、なぜ貧血が気づかれにくいのか、東洋医学ではどう見るのか、そして福岡市で整体を探すときに何を基準にすればいいのかを、できるだけ具体的にお伝えします。

なぜ子宮筋腫による貧血は悪化するまで気づきにくいのですか

結論として、貧血は一気に悪くなるのではなく、毎月の生理のたびにごくわずかずつ鉄が失われていくため、体がその状態に段階的に適応してしまい、本人の自覚が追いつかないまま進みます。

女性は一回の月経周期でおよそ30から60ミリリットルの出血があり、鉄に換算すると15から30ミリグラムが失われるとされています。子宮筋腫があると、筋腫が子宮内膜を圧迫するように存在することで内膜の剥離面が広がり、剥がれ落ちる組織の量そのものが増えます。結果として経血量が増え、鉄の喪失量も通常より多くなります。

ここで体に起きているのは、ゆっくりとした適応です。貧血が少しずつ進むと、体はその酸素不足の状態を基準値として受け入れてしまい、以前との違いを感じにくくなります。動くとすぐ疲れる、階段で息が切れる、朝起きるのがつらい。こうした変化を「年齢のせい」「忙しいせい」と解釈してしまい、健康診断で指摘されるまで気づかないケースも珍しくありません。実際に、月経量が多くても自分では異常だと思わずに放置し、血液検査で鉄欠乏性貧血を指摘されて初めて子宮筋腫が見つかるという順序で発見される方もいます。

もう一つの理由は、筋腫のできる位置によって症状の出方が大きく異なることです。子宮の内側に向かって育つ粘膜下筋腫は、筋腫自体が小さくても出血量に強く影響し、貧血を起こしやすい傾向があります。子宮の壁の中にできる筋層内筋腫は、ある程度の大きさになるまで出血に影響しにくいことがあります。子宮の外側に向かって育つ漿膜下筋腫は、子宮内膜に直接影響しない位置にできるため、出血や貧血という症状が出にくく、むしろお腹の張りや圧迫感として気づかれることが多くなります。同じ「子宮筋腫」という診断名でも、現れる症状がまったく違うのは、このためです。

子宮筋腫による貧血とはどのような状態ですか

子宮筋腫による貧血とは、筋腫の影響で経血量が増え続けたことにより鉄が不足し、血液が酸素を全身に運ぶ力が落ちた状態です。

血液の中の赤血球は、鉄を材料にしたヘモグロビンを使って酸素を運んでいます。鉄が不足すると十分なヘモグロビンが作れなくなり、酸素を運ぶ力そのものが下がります。すると体は、脳や心臓など生命維持に欠かせない臓器を優先して血液を送ろうとするため、手足の先や消化器など、優先順位の低い部分への血流が後回しにされやすくなります。これが、冷えやだるさ、食欲の落ちやすさにつながっていきます。

症状としてよく挙げられるのは、立ちくらみ、めまい、動悸、息切れ、顔色の悪さ、疲れやすさ、集中力の続きにくさです。これらは一つひとつが軽いため、「体調がいまひとつ」「寝不足かもしれない」という感覚で見過ごされがちです。しかし、積み重なると生活の質に静かに影響していきます。朝起きてすぐに動けない、午後になると立っているのがつらい、以前より疲れが抜けにくい。こうした感覚が続いている場合、婦人科での血液検査を一度受けてみることをおすすめします。

貧血の進み方には段階があるとされています。初期は血液検査で初めて指摘される程度で、自覚症状がほとんどないことが多くあります。中期になると、立ちくらみや軽い動悸、疲れやすさなど、日常生活の中で違和感として感じられるようになります。さらに進むと、顔色の悪さが周囲から指摘されたり、少し動いただけで息切れを感じたりするようになります。子宮筋腫による貧血は、この進み方そのものがゆっくりであるために、本人が「中期」の段階にいることに気づかず、「いつも疲れている」という感覚のまま何年も過ごしてしまうことが少なくありません。

子宮筋腫による貧血に整体はどこまでできますか

整体でできることと、できないことを最初に分けてお伝えします。

整体は医療行為ではありません。子宮筋腫そのものを縮小させることはできませんし、不足した鉄を補充することもできません。鉄剤の処方や、筋腫の大きさに応じた対応方針の判断は、婦人科が担う領域です。ここを整体に期待することはおすすめしません。

整体でサポートできるのは、血を作り、巡らせる体の土台づくりです。具体的には、消化吸収に関わる内臓の働きを支えること、自律神経の緊張を緩めて全身の血流を整えやすくすること、そして冷えやこわばりによって巡りが滞りやすい部分へ働きかけることです。東洋医学では、血を作る働きは脾(ひ)、血を巡らせる働きは心(しん)、血を蓄えておく働きは肝(かん)が担うとされています。貧血が続いている方の多くは、このいずれか、あるいは複数の働きが弱っているサインを体に示しています。整体では、問診と触診でこの弱りの所在を見立て、生活習慣の見直しとあわせてケアのご提案をします。

ここで大切なのは、鉄そのものを補うことと、鉄を吸収し、使いこなす体の力を育てることは、別の話だという点です。婦人科での検査で鉄剤を処方されても、消化吸収の力そのものが落ちていると、せっかくの鉄分が十分に活かされないことがあります。整体がサポートできるのは、まさにこの「吸収し、使いこなす力」の部分です。胃腸の働きを支え、自律神経の緊張を緩めることで、婦人科での対応の効果が体に届きやすい状態を整えていく、という位置づけになります。

当院で25,000人の患者さんを施術してきた経験の中でも、子宮筋腫による貧血を抱えている方は、婦人科にかかりながら、体の冷えやだるさといった生活の質に関わる部分のケアを求めて来院されることが多くあります。婦人科での検査と整体でのケアは、役割がはっきりと分かれているものだとご理解ください。

福岡市で整体を探すとき、何を見て選べばいいですか

福岡市内には整体院、整骨院、鍼灸院が数多くあります。子宮筋腫による貧血のケアを目的に探す場合、いくつか見るべき点があります。

一つ目は、婦人科での診断や通院を前提とした姿勢で問診を行っているかどうかです。筋腫の有無や大きさ、経血量の変化、血液検査の結果などを丁寧に聞いてくれる院は、医療との線引きを意識している証拠になります。二つ目は、貧血そのものの背景まで説明してくれるかどうかです。「冷えを取る」「血流を良くする」という言葉だけで終わらず、なぜその症状が出ているのかを、体の仕組みに沿って説明してくれる院は、見立てに根拠があると考えやすくなります。三つ目は、無理な施術の頻度を勧めてこないかどうかです。貧血の方は体力そのものが落ちていることが多く、施術の強さや頻度にも配慮が必要です。

四つ目は、初回のカウンセリングで、顔色や爪の様子、普段の食事や睡眠のリズムまで含めて確認してくれるかどうかです。貧血は血液検査でしか正確には分かりませんが、東洋医学の見立てでは、顔色や舌の状態、爪の様子などから体の傾向をつかむことができます。こうした視診を丁寧に行っている院は、問診の密度そのものが高い傾向にあります。

福岡市早良区・西新駅から徒歩圏にある当院では、初回のカウンセリングに時間をかけ、婦人科での経過をうかがったうえで施術の方針を立てています。

常若整骨院では子宮筋腫による貧血をどう見ていますか

当院では、カウンセリング、施術、セルフケアの三つをセットでお伝えしています。

まずカウンセリングでは、婦人科での診断内容や経血量の変化、いつ頃から疲れやすさを感じるようになったかを詳しくお聞きします。貧血の背景にある生活習慣、たとえば食事の内容や睡眠時間、仕事の忙しさなども含めて確認します。次に施術では、見る、触る、聞く、束ねるという四つの視点から体の状態を見立てます。顔色や姿勢を見て、お腹や背中の緊張を触り、体調の変化を聞いて、それらを五行の考え方で束ねていきます。最後にセルフケアでは、ご自宅でできる無理のない範囲の生活の整え方をお伝えします。

触診では、お腹全体の張りやすさと、足腰の冷たさを特によく確認します。脾の働きが落ちている方は、みぞおちから下腹部にかけて張りやすく、押すと重たい感覚を訴えられることが多くあります。心脾両虚型の傾向がある方は、胸のあたりに力が入りやすく、呼吸が浅くなっていることがよくあります。肝血虚型の傾向がある方は、ふくらはぎや足先の冷たさ、張りが目立つことが多く、こむら返りを起こしやすい方にもこの傾向が見られます。こうした触診の所見を、問診でお聞きした内容と重ね合わせることで、どの証タイプに近いかを見立てていきます。

25,000人という臨床の中で見えてきたのは、貧血の自覚症状には個人差が大きいという点です。同じ程度の鉄欠乏でも、強いだるさを訴える方もいれば、ほとんど自覚がない方もいます。この違いは、もともとの体力や、脾・心・肝のどこが弱りやすい体質かによって変わってきます。だからこそ、問診で一人ひとりの体の傾向を丁寧に確認することを大切にしています。

東洋医学では子宮筋腫による貧血をどう考えるのですか

東洋医学では、血(けつ)は単なる赤い液体ではなく、全身に栄養と潤いを届ける働きそのものを指します。血を作る、巡らせる、蓄えるという三つの働きを、それぞれ脾、心、肝という臓が担っています。脾とは、血を作る工場のような働きです。心とは、血を全身に送り届けるポンプのような働きです。肝とは、使われていない血を蓄えておく倉庫のような働きです。このいずれかが弱ると、血の不足、つまり貧血に近い状態が体に現れます。

当院で臨床上よく見られるのは、次の三つの証(しょう)タイプです。

一つ目は脾気虚型(ひききょがた)です。血を作る工場そのものの働きが落ちているタイプで、食欲が落ちやすく、少し動くだけで疲れやすい、顔色が白っぽいという特徴があります。消化吸収の力そのものが落ちていることが多く、せっかく鉄分を摂っても吸収しにくい状態になっていることがあります。

二つ目は心脾両虚型(しんぴりょうきょがた)です。血を作る力と、血を送り届ける力の両方が弱っているタイプで、動悸や不眠、物忘れのしやすさ、集中力の続きにくさが目立ちます。忙しさで食事や睡眠が後回しになっている方に多く見られます。

三つ目は肝血虚型(かんけっきょがた)です。血を蓄える働きが弱っているタイプで、めまいや目の疲れ、こむら返り、爪が割れやすいといった特徴があります。月経前に症状が強くなる方は、このタイプに当てはまることが多くあります。

この三つのタイプは、はっきり分かれているわけではなく、重なって出ることが多くあります。脾の働きが長く落ちたままだと、作られる血そのものが減るため、やがて心が送り届ける血も足りなくなり、さらに肝に蓄えておける血も減っていきます。脾気虚から始まった弱りが、時間をかけて心脾両虚、さらに肝血虚へと広がっていくという流れは、臨床の中でもよく見られるものです。だからこそ、だるさが長く続いている方ほど、一つの証タイプだけでなく複数の特徴を併せ持っていることが少なくありません。

ご自身の体がどのタイプに近いかを知る手がかりとして、鏡で確認できる簡単な目安を三つ挙げておきます。顔色が白っぽく、つやが乏しいと感じる場合は脾気虚の傾向、下まぶたの内側の赤みが薄いと感じる場合は血そのものの不足の傾向、爪に縦や横の筋が入りやすく割れやすい場合は肝血虚の傾向と考えられています。もちろんこれらは医学的な診断ではなく、あくまで東洋医学の見立て上の目安としてお使いください。

セルフケアとして触れていただきたいツボを三つご紹介します。血海(けっかい)は、膝の皿の内側の上の縁から指3本分ほど上にあるツボで、血を補う代表的なツボとして知られています。足三里(あしさんり)は、膝の皿の外側下のくぼみから指4本分ほど下にあるツボで、消化吸収の力、つまり脾の働きを支えます。三陰交(さんいんこう)は、内くるぶしの一番高いところから指4本分ほど上、すねの骨の後ろぎわにあるツボで、血と水の巡り全体に関わります。いずれも強く押しすぎず、心地よいと感じる程度に温めたり、やさしく触れたりするだけで構いません。

自律神経と子宮筋腫による貧血はどう関係しているのですか

自律神経は、体のアクセルとブレーキのような働きをしています。アクセルにあたる交感神経は、活動時や緊張時に優位になり、ブレーキにあたる副交感神経は、休息時やリラックス時に優位になります。

貧血で酸素を運ぶ力が落ちると、体は少しでも多くの酸素を脳や心臓に届けようとして、交感神経を優位な状態に保ちやすくなります。本来であれば休むべき場面でも、体がアクセルを踏んだままになり、消化器や生殖器など、生命維持に直結しない部分への血流がさらに後回しにされます。これが、冷えやだるさがなかなか抜けない悪循環につながります。

さらに、忙しい生活が続くと、食事を簡単に済ませたり、睡眠時間を削ったりしがちになります。これは脾や心の働きをさらに弱らせ、血を作る力そのものを落とす方向に働きます。アクセルが踏まれたままの状態に、血を作る力の低下が重なることで、貧血による不調が長引きやすくなるのです。整体では、この交感神経の優位な状態を緩め、体が休息モードに切り替わりやすい土台を整えることを目指します。

季節による違いも見逃せません。夏場は冷房による冷えと汗による水分・ミネラルの消耗が重なり、だるさを強く感じやすくなります。冬場は気温の低下そのものが血管を収縮させ、もともと流れにくくなっている血をさらに巡りにくくします。貧血のある方は、季節の変わり目に症状の強弱を感じやすいという特徴があり、これも自律神経が気温の変化に対応しようと働き続けていることの表れです。立ちくらみが特に朝の起床時に強く出やすいのも、夜間に下がっていた血圧と心拍数が、起き上がる動作に合わせて急に調整されるタイミングで、酸素を運ぶ力の不足が表面化しやすいためです。

子宮筋腫による貧血で来られる方に多いのはどんなケースですか

実際に来院される方には、いくつか共通したパターンがあります。

一つ目は、忙しくて婦人科の受診を先延ばしにしてきた方です。経血量が多いことには気づいていても、仕事や家事の合間に受診する時間が取れず、だるさだけが残っている状態で来院されます。

二つ目は、経血量の変化に長年気づかないまま過ごしてきた方です。もともとの経血量を基準にしているため、「増えている」という感覚そのものがなく、健康診断で貧血を指摘されて初めて婦人科を受診し、筋腫が見つかるという順序をたどります。

三つ目は、更年期に差しかかる時期と重なって、だるさや冷えが一気に強くなったと感じている方です。この年代は、筋腫自体に変化がなくても、もともとの体力の低下や自律神経の乱れが重なり、貧血の症状がより強く出やすくなります。

四つ目は、仕事と育児を同時にこなしている時期で、通院や検査のための時間そのものを確保しづらい方です。だるさを感じていても、平日の日中に時間が取れず、受診が数か月単位で先延ばしになりやすいという相談を、臨床の中で何度も受けてきました。

実際に貧血の症状が楽になった方はどんな経過でしたか

ここでは一般的な経過の例を三つご紹介します。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

一人目は、40代・会社員の方です。立ちくらみを「寝不足のせい」だと思い込み、数年にわたって見過ごしていました。健康診断で貧血を指摘され、婦人科で子宮筋腫が見つかったのをきっかけに来院されました。脾気虚型の傾向が強く、食事が不規則になっていたため、まずは食事の摂り方を見直すご提案と、足三里への温めるセルフケアをお伝えしました。数か月の経過の中で、午後の強いだるさが少しずつ落ち着いてきたとお話しされています。

二人目は、30代・育児中の方です。育児の忙しさの中で自分の体調を後回しにしており、健康診断で初めて貧血を指摘されたことに驚いて来院されました。心脾両虚型の傾向があり、動悸と眠りの浅さを訴えられていました。睡眠時間そのものを増やすことは難しい状況だったため、横になる時間をわずかでも作ることと、血海への軽いセルフケアをお伝えしました。生活に大きな変化を起こさなくても、体の反応は少しずつ変わっていきやすくなります。

三人目は、50代・更年期と重なった方です。もともと冷えやすい体質で、更年期に入ってから足のむくみと疲れやすさが強くなったと感じて来院されました。肝血虚型の傾向が見られ、めまいとこむら返りを訴えられていました。三陰交への温めるケアと、月経前後の過ごし方を見直すご提案をしたところ、こむら返りの頻度が落ち着いてきたと経過を話してくださいました。

子宮筋腫による貧血は自宅でどうケアすればいいですか

ご自宅でできるケアを三つご紹介しますが、どれか一つからで十分です。すべてを完璧に行う必要はありませんし、できない日があって当然です。

一つ目は、お腹と腰を冷やさないことです。特に下腹部が冷えると、骨盤周りの血流が滞りやすくなります。腹巻きや湯たんぽなど、無理のない方法で温めてみてください。

二つ目は、食事の中に鉄を意識した食材を少し加えることです。レバーやひじき、小松菜などを毎日完璧に摂ろうとする必要はなく、週に数回取り入れる程度で構いません。鉄分の吸収を助けるビタミンCを含む果物と一緒に摂ると、より無理なく続けやすくなります。

三つ目は、軽いウォーキングなど、体に負担をかけすぎない運動を取り入れることです。貧血のある方は、激しい運動よりも、血流を緩やかに促す程度の運動のほうが向いています。

季節によって、優先するケアを変えてみるのも一つの方法です。夏場は冷房で下腹部を冷やしやすいので、カーディガンや腹巻きで冷えを防ぐことを優先してみてください。冬場は湯船にゆっくり浸かる時間を作り、体の芯から温めることを優先してみてください。生理前後でだるさが強くなりやすい方は、その期間だけ少し早めに休む日を作るというように、タイミングを決めて取り入れる方法も現実的です。

真面目な方ほど、三つすべてを実行しようとして、できなかった日に自分を責めてしまう傾向があります。しかし、真面目さが悪いわけではなく、真面目さの向け先が少し違うだけです。できる範囲から、気負わずに始めてみてください。

病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか

次のような症状がある場合は、整体より先に医療機関を受診してください。立ちくらみで実際に倒れそうになる、動悸や息切れが強く日常生活に支障が出ている、経血量が急に増えて出血が止まりにくい、顔色が明らかに悪いと周囲から指摘される、原因のわからない体重減少が続く。これらは、整体で対応すべき範囲を超えており、婦人科や内科での検査と診断が優先されるサインです。

とくに、経血量が急激に増えて貧血が短期間で進んでいる場合や、座っているだけでも動悸が続く場合は、自己判断で様子を見ず、早めに受診することをおすすめします。貧血は徐々に進むからこそ見過ごされやすい一方で、急激な変化はそれ自体が重要なサインになります。「いつもと違う」と感じた時点で、まずは検査を受けるという判断を優先してください。

子宮筋腫による貧血は、婦人科での診断と、場合によっては鉄剤の処方や筋腫そのものへの医療的な対応が中心になります。整体は、その医療的な対応に直接働きかけることではなく、血を作り巡らせる土台となる体のケアとして、医療機関にかかりながら併用していただくものとお考えください。診断や薬の判断は、必ず主治医にご相談ください。検査を受けたうえで、だるさや冷えといった生活の質に関わる部分が長引いているという段階であれば、整体で体全体の巡りを整えることが、回復しやすい身体づくりの一助になります。

よくあるご質問

子宮筋腫による貧血は、整体で良くなりますか?

整体だけで貧血そのものが良くなるとは言えません。鉄の不足を補う医学的な対応や、筋腫そのものへの対応は婦人科の領域です。整体では、血を作り巡らせる体の土台づくりをサポートします。

子宮筋腫があると診断されたら、すぐ手術が必要ですか?

筋腫の大きさや位置、症状の程度によって対応は異なります。経過観察で問題ない場合もあれば、医療的な対応が必要な場合もあるため、婦人科での判断に従ってください。

貧血の症状がどのくらい続いたら受診すべきですか?

立ちくらみやだるさが2週間以上続いている場合や、健康診断で貧血を指摘された場合は、早めに婦人科での血液検査を受けることをおすすめします。

鉄分の多い食事だけで貧血は改善しますか?

出血の原因そのものが解消されていなければ、食事だけでは鉄の喪失を追いつかせるのが難しいことがあります。婦人科にかかりながら、食事の見直しを並行することが現実的です。

子宮筋腫による貧血は、何科を受診すればいいですか?

まずは婦人科を受診してください。経血量の確認と筋腫の大きさの把握が、貧血の原因を特定する第一歩になります。

整体の施術は、生理中でも受けられますか?

生理中でも受けられる院が多くありますが、体調に合わせて施術の強さを調整する必要があります。事前に施術者に伝えていただくことをおすすめします。

子宮筋腫は更年期になると小さくなると聞きましたが本当ですか?

女性ホルモンの分泌が落ち着くことで、筋腫が小さくなる方は一定数いますが、全員に当てはまるわけではありません。経過は個人差が大きいため、婦人科での定期的な確認を続けてください。

貧血があると、妊娠や出産に影響しますか?

強い貧血が続くと体力や体調に影響することがあります。妊娠を考えている場合は、早めに婦人科で相談することをおすすめします。

整体に通う頻度は、どのくらいが目安ですか?

体質や症状の程度によって個人差がありますが、まずは数回の施術を通して体の変化を見ながら、ご自身に合った頻度を一緒に相談していく形が一般的です。

子宮筋腫による貧血のセルフケアで、やってはいけないことはありますか?

過度な運動制限や、無理な食事制限はおすすめしません。体力が落ちている状態での激しい運動は、むしろ負担になることがあります。

福岡市で子宮筋腫の貧血に理解のある整体院を選ぶとき、何を基準にすればいいですか?

婦人科での診断や経血量の変化を丁寧に聞いてくれるか、貧血の背景を体の仕組みに沿って説明してくれるかを基準にしてみてください。

貧血の症状が落ち着いたら、整体に通うのをやめてもいいですか?

症状が落ち着いた後も、体質そのものを保つために生活習慣の見直しを続けることをおすすめします。通院の頻度は、体調を見ながら少しずつ減らしていく形で構いません。

子宮筋腫による貧血は、漢方薬と整体を併用してもいいですか?

多くの場合、問題なく併用できます。ただし、服用中の漢方薬や処方薬がある場合は、整体の施術者にも必ずお伝えください。体の状態を見立てる際の参考になります。

子宮筋腫が複数ある場合、貧血になりやすさは変わりますか?

筋腫の数そのものよりも、筋腫がどの位置にできているかが貧血になりやすさに大きく関わります。粘膜下筋腫がある場合は、数が少なくても経血量に影響しやすい傾向があります。筋腫のタイプや位置は、婦人科での超音波検査で確認できますので、気になる場合は一度相談してみてください。

鉄剤を飲んでいるのに、だるさが改善しない場合はどうすればいいですか?

鉄剤を服用していても、消化吸収の力そのものが落ちていると、十分に活かされないことがあります。婦人科での経過観察を続けながら、消化吸収を支える体のケアを併用することも一つの方法です。改善が乏しい場合は、まず主治医に相談してください。

貧血かどうかは、婦人科でなくても分かりますか?

内科や健康診断の血液検査でも分かります。ただし、子宮筋腫が原因かどうかを確認するためには、婦人科での超音波検査などが必要になります。

子宮筋腫による貧血は、何歳くらいの方に多いですか?

子宮筋腫そのものは30代から40代にかけて見つかることが多い病気です。筋腫が長期間放置されるほど貧血も進みやすくなるため、40代から50代にかけて貧血の症状が強く出るケースも少なくありません。

整体の初回では、どんなことを聞かれますか?

経血量の変化、婦人科での診断内容、だるさや冷えを感じ始めた時期、食事や睡眠のリズムなどをお聞きします。答えにくい内容は、分かる範囲でお答えいただければ十分です。婦人科での検査結果や経過が分かる資料があれば、持参していただくとより見立てがしやすくなります。

まとめ

福岡市で子宮筋腫による貧血に悩んでいる方へ。経血量の変化はゆっくりと進むため、だるさや立ちくらみの正体がわからないまま過ごしてしまう方が少なくありません。まずは婦人科での血液検査を受け、鉄の不足や筋腫の状態を正確に把握することが第一歩です。そのうえで、生活の質に関わるだるさや冷えが長引いているのであれば、血を作り巡らせる体の土台を整えることが、回復しやすい身体づくりの一助になります。

「自律神経専門」「病院で異常なし」「薬以外の選択肢」という言葉だけでは、なぜ自分のだるさが続いているのかまでは分かりません。当院が大切にしているのは、脾・心・肝という血に関わる臓のどこが弱っているのかを見立て、婦人科での検査結果とあわせて、生活全体から体の土台を整えていくという視点です。25,000人という臨床の積み重ねの中で、同じ「子宮筋腫による貧血」という診断名でも、現れ方や体の傾向は一人ひとり違うということを、繰り返し実感してきました。

一人で抱え込まず、まずは体の緊張をゆるめることから始めてみてください。当院では、カウンセリングと施術、そして無理のないセルフケアを通じて、回復しやすい身体づくりをサポートしています。子宮筋腫についての東洋医学の見立ては、こちらの記事でも詳しく説明しています。お腹の圧迫感や張りが気になる方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

子宮筋腫そのものについて、より詳しい情報を知りたい方は、日本産科婦人科学会の解説や、済生会の子宮筋腫についての解説もあわせて参考にしてください。

院長プロフィール

冨高誠治。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年、25,000人を施術。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏の常若整骨院院長。東洋医学の気血水・五臓の見立てと気功を軸に、自律神経や内臓の働きまで含めた全身の施術を行う。

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