子宮筋腫でお腹の張り・便秘・頻尿が続くのはなぜですか|福岡市の整体でできる体質からのケア

結論から言うと、子宮筋腫によるお腹の張り・便秘・頻尿は、筋腫そのものの大きさだけでなく、骨盤内の血流とお腹まわりの緊張が重なって症状を強めているケースが多くあります。

  • 原因は何か:筋腫が腸や膀胱を圧迫していることに加え、骨盤内の血流の滞りと自律神経の乱れが張り・便秘・頻尿を強めている
  • 整体でできることは何か:婦人科の経過観察・通院と並行しながら、骨盤まわりの緊張をゆるめ、自律神経が働きやすい身体づくりをサポートする
  • この記事は誰向けか:健診で子宮筋腫を指摘され、お腹の張りや便秘、トイレの回数の多さが気になり始めた福岡市の方へ

なぜ子宮筋腫があるとお腹が張ったり便秘になったりするのですか

結論として、子宮筋腫によるお腹の張りや便秘は、筋腫が大きくなって周囲の臓器を圧迫していることに加え、骨盤内の血流が滞りやすくなっていることが重なって起きています。

子宮筋腫は、子宮の筋肉の壁にできる良性のこぶです。小さいうちは自覚症状がほとんどありませんが、大きくなるにつれて、すぐ前にある膀胱、すぐ後ろにある腸を押し広げるように圧迫していきます。膀胱が圧迫されればトイレが近くなり、腸が圧迫されれば便の通り道が狭くなって便秘や、お腹がぽっこりと張った感じにつながります。

ここで見落とされやすいのが、圧迫そのものだけが原因ではないという点です。当院で25,000人を施術してきた中で気づいたのは、同じくらいの大きさの筋腫でも、お腹の張りや便秘の程度に差がある方が少なくないということでした。差を分けているのが、骨盤内の血流の巡りと、腸を動かす自律神経の働きです。骨盤まわりが慢性的に緊張して血流が滞っていると、腸のぜん動運動そのものが弱まり、筋腫による物理的な圧迫と、機能的な動きの悪さが二重に重なってしまいます。

実際に触診をすると、お腹の張りや便秘を強く感じている方ほど、股関節の前面からお腹の深部にかけて板のように硬くなっているケースが多く見られます。これは骨盤の中を通る血管やリンパの流れが、周囲の筋肉の緊張によって圧迫されている状態です。筋腫による圧迫が「中からの圧」だとすれば、この緊張は「外からの圧」にあたり、両方が重なることで、実際の筋腫の大きさ以上につらさを感じやすくなっています。

子宮筋腫とはどのような状態ですか

子宮筋腫とは、子宮の筋肉層にできる良性の腫瘍のことです。がんとは異なり悪性化することはまれで、30代から40代の女性に多く見つかります。できる場所によって、子宮の外側にできる漿膜下筋腫、筋肉の中にできる筋層内筋腫、子宮の内側の粘膜近くにできる粘膜下筋腫の3つに分かれ、粘膜下筋腫は小さくても月経量が増えやすく、漿膜下筋腫は大きくなってから周囲の臓器への圧迫症状が出やすいという傾向があります。

はっきりとした原因はまだ解明されていませんが、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが筋腫を育てる働きに関わっているとされています。月経が続く年代の間は少しずつ大きくなり、閉経を迎えるとエストロゲンの分泌が減るため、自然に縮小していくことが多いのも特徴です。

成人女性のかなりの割合に見つかるとされるほど頻度の高い病気で、健診で初めて指摘されて驚く方も少なくありません。小さいものであれば経過観察だけで済むことも多く、必ずしも手術が必要になるわけではないため、まずは婦人科での定期的な検査を続けながら、大きさの変化を見ていくことになります。この「経過観察」という期間が数年単位で続くことも珍しくなく、その間の身体のつらさをどう過ごすかが、生活の質に大きく関わってきます。

できる場所によって、感じやすい症状の傾向も変わってきます。子宮の外側にできる漿膜下筋腫は、月経量自体はあまり増えないものの、大きくなるほど周囲の臓器を押しやすく、お腹の張り・便秘・頻尿といった圧迫症状が中心になりやすいタイプです。子宮の内側の粘膜近くにできる粘膜下筋腫は、小さくても月経量が増えやすく、貧血を伴いやすいタイプです。筋肉の中にできる筋層内筋腫は、その中間で、大きさや場所によって症状の出方が変わります。今回取り上げているお腹の張り・便秘・頻尿という圧迫症状は、漿膜下筋腫や、大きくなった筋層内筋腫でとくに感じやすい症状だといえます。

子宮筋腫による圧迫症状に整体はどこまでできますか

結論として、整体は子宮筋腫そのものを小さくする医療行為ではありませんが、筋腫の圧迫と重なって症状を強めている骨盤内の血流の滞りや自律神経の乱れに働きかけ、お腹の張り・便秘・頻尿を感じにくい身体づくりをサポートすることはできます。

できることは、骨盤まわりと股関節前面、横隔膜まわりの緊張をゆるめ、腸と膀胱まわりの血流が通りやすい状態に整えることです。あわせて、呼吸が浅くなっている方には呼吸の練習を渡し、自律神経のうち副交感神経が働きやすい状態をつくることで、腸のぜん動運動を後押しします。

一方で、できないこともはっきりお伝えしています。筋腫のサイズを縮小させること、経血量そのものを医学的に減らすこと、手術や薬による対応の代わりになることはできません。婦人科での定期的な経過観察や通院は続けていただいた上で、その合間の身体のつらさに寄り添うのが整体の役割だと考えています。

もう少し具体的に言うと、施術で重視しているのは横隔膜と骨盤底の連動です。横隔膜は呼吸のたびに上下に動き、その動きがお腹の中の圧力を変化させて、腸や骨盤内の血流を押し流すポンプのような役割を果たしています。緊張が強く呼吸が浅くなっている方は、このポンプの働きが弱まり、腸の動きも骨盤内の血流も滞りやすくなります。横隔膜まわりの緊張をゆるめ、深い呼吸を取り戻すことは、圧迫症状そのものを消すわけではありませんが、圧迫症状を感じにくい身体の土台をつくることにはつながります。

施術の頻度は、体質や症状の強さによって変わりますが、最初の1〜2ヶ月は週1回のペースをお勧めすることが多いです。骨盤まわりの緊張は、長い時間をかけてできあがったものなので、1回の施術だけで大きく変わることは少なく、繰り返し緊張をゆるめていく中で、少しずつ変化を実感していただく方がほとんどです。症状が落ち着いてきたら2週に1回、月1回とペースを落とし、婦人科での経過観察と同じリズムで体調を確認していく形に移っていきます。

福岡市で整体を探すとき、何を見て選べばいいですか

福岡市で子宮筋腫のつらさに寄り添う整体院を探すときは、まず「婦人科への通院を前提にしているか」を見てください。整体だけで良くなるという姿勢の院は避けた方が安全です。次に、問診でどこまで生活の様子を聞かれるか。排便の頻度やトイレの回数、月経周期との関係まで聞いてくれる院は、圧迫症状の背景をきちんと見ようとしている証拠です。加えて、婦人科系の症状を扱った実績があるかどうかも参考になります。

もう一つの目安は、施術の説明の仕方です。「これをすれば筋腫が消えます」というような断定的な説明をする院は注意が必要です。筋腫そのものへの効果を保証することは、医学的にも広告表現としても不適切だからです。逆に「筋腫は婦人科の領域であり、整体では骨盤内の血流と自律神経の働きを整えるところまでを担う」と、できることとできないことを分けて説明してくれる院の方が、長く安心して通えます。

最後に、通いやすさも大切な要素です。圧迫症状は、体質からじっくり整えていくものなので、1回だけの施術で完結するものではありません。自宅や職場から通いやすい距離にあるか、予約の融通が利くかといった点も、長く付き合っていく上では見落とせないポイントです。当院は福岡市早良区、西新駅から徒歩圏にあり、通院のしやすさも意識した立地にしています。

常若整骨院では子宮筋腫のお腹の張り・便秘・頻尿をどう見ていますか

当院では、子宮筋腫による圧迫症状を、筋腫そのものへの直接的なアプローチとしてではなく、骨盤内の血流と自律神経の働きを整えるという角度で見ています。まずカウンセリングで、いつからお腹が張るようになったか、便秘と月経周期の関係、トイレの回数が増えた時期などを丁寧に聞き取ります。次に触診で、股関節の前面やお腹の深部、横隔膜まわりの硬さを確認し、骨盤内の血流が滞っている場所を探します。そのうえで、緊張をゆるめる施術と、自宅でできるセルフケアをセットでお渡しし、婦人科での経過観察と並行して身体のつらさを軽くしていく、という流れです。

見立ての際に大切にしているのが、左右の見立てです。当院では、右側の緊張は仕事や外向きの役割の負担、左側の緊張は家庭や身近な人との関係の負担として現れやすいと見ています。子宮筋腫による圧迫症状でも、股関節前面の硬さが右に強く出ている方は仕事の責任を背負い込んでいることが多く、左に強く出ている方は家庭内で気を張る場面が多い傾向があります。どちらが良い悪いということではなく、緊張が偏っている側を知ることで、施術で優先してゆるめる場所が見えてきます。

初回のカウンセリングでは、圧迫症状がいつから始まったか、便秘やトイレの回数の変化がどの時期の生活の変化と重なっているかも、あわせて伺うようにしています。転職や引っ越し、家族構成の変化といった生活の節目と重なって症状が強くなっている方は少なくなく、そうした背景を知ることで、施術だけでなく生活面でのアドバイスもより具体的にお伝えできるようになります。

東洋医学では子宮筋腫による圧迫症状をどう考えるのですか

東洋医学では、子宮筋腫による圧迫症状を、体質のタイプによって3つに分けて見ています。

気滞血瘀型は、お腹の張りと便秘が中心で、経血に塊が混じりやすく、イライラや張った感じを伴うタイプです。気(体と心のエネルギーの流れ)と血の巡りが骨盤内で滞ることで、腸の動きも鈍くなります。太衝(たいしょう・足の甲、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみ)や血海(けっかい・膝のお皿の内側から指3本分上)のツボが目安になります。

脾虚湿滞型は、お腹の張りやむくみが強く、軟便気味で、疲れやすいタイプです。脾(ひ)とは東洋医学で消化吸収と水はけをつかさどる働きのことで、ここが弱ると余分な水分がお腹まわりに滞り、張った感じが増します。足三里(あしさんり・膝のお皿の下、指4本分下がった外側)や陰陵泉(いんりょうせん・すねの内側、膝下のくぼみ)のツボが目安です。

腎虚型は、頻尿や尿意切迫感が中心で、下半身の冷えや腰のだるさを伴うタイプです。腎(じん)は東洋医学で回復力の貯金にあたる働きで、膀胱を締める力にも関わるとされています。三陰交(さんいんこう・内くるぶしの頂点から指4本分上、すねの骨の後ろぎわ)や太渓(たいけい・内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ)のツボが目安になります。

この3タイプの土台にあるのが、気血水(きけつすい)という考え方です。気とは体と心を動かすエネルギー、血とは全身に栄養を運ぶ血液、水とは体液やリンパの流れを指します。子宮筋腫による圧迫症状は、この3つのうちどれかが滞ることで強まると考えます。気が滞れば張りやイライラに、血が滞ればしこりや塊、痛みに、水が滞ればむくみや軟便につながりやすく、実際には3つが複雑に絡み合っているケースがほとんどです。食養生としては、気の巡りを助ける柑橘類や香味野菜、血を補う黒豆やひじきなどの黒い食材、水はけを助める小豆やとうもろこしのひげ茶などを、無理のない範囲で取り入れるとよいでしょう。どれも一度にたくさん摂る必要はなく、普段の食事に少しずつ混ぜていく程度で十分です。

自律神経と子宮筋腫による圧迫症状はどう関係しているのですか

自律神経とは、体のアクセルとブレーキのような働きのことです。アクセル役の交感神経が働きすぎると、腸のぜん動運動が抑えられ、便秘が悪化しやすくなります。子宮筋腫による物理的な圧迫に加えて、痛みや不安から交感神経が優位な状態が続くと、腸の動きがさらに鈍り、お腹の張りが強まるという悪循環が起きやすいのです。

当院で25,000人を施術してきた経験では、婦人科系の悩みを抱える方ほど、日常的に気を張って過ごしている傾向が見られます。仕事や家庭で誰かのために動き続け、自分のための時間を後回しにしてきた方が多く、それが骨盤まわりの慢性的な緊張につながっているケースを繰り返し見てきました。ブレーキ役の副交感神経が働く時間をどれだけ確保できるかが、圧迫症状の感じ方に影響します。

自律神経の乱れは、腸だけでなく膀胱の働きにも及びます。交感神経が優位な時間が長く続くと、膀胱が過敏になり、たまった尿の量が少なくても尿意を感じやすくなることが知られています。子宮筋腫による物理的な圧迫で膀胱の容量そのものが小さくなっているところに、自律神経の乱れによる過敏さが加わると、実際の尿量以上にトイレが近く感じられるようになります。逆に言えば、自律神経が落ち着いている時間帯には、同じ膀胱の状態でもトイレの回数を少なく感じられることがあるということです。

腸と脳は、迷走神経という太い神経でつながっており、お互いに影響し合っていることが分かっています。ストレスを感じると腸の動きが乱れ、腸の状態が悪いと気分も沈みやすくなる、という双方向の関係です。子宮筋腫の圧迫症状に悩む方の中には、便秘やお腹の張りそのものがストレスとなり、それがさらに自律神経を乱して便秘を悪化させるという悪循環に陥っている方も少なくありません。当院で圧迫症状のケアを行う際は、お腹まわりの緊張だけでなく、首や肩まわりの緊張もあわせて確認します。迷走神経は首の付け根を通っているため、首まわりの緊張をゆるめることも、腸の動きを整える一助になると考えているためです。

子宮筋腫で来られる方に多いのはどんなケースですか

健診で子宮筋腫を指摘され、経過観察と言われたものの、便秘とお腹の張りが強くなり、婦人科では「筋腫のせいでしょう」で終わってしまい、他に相談する先がないと感じている方が多くいらっしゃいます。特に、営業職やデスクワークで長時間座りっぱなしの方、育児や介護で自分の身体を後回しにしがちな方に、圧迫症状が強く出る傾向があります。

もう一つ多いのが、便秘薬や下剤に長年頼っている方です。婦人科では「まず便秘外来や内科で」と言われ、内科では「婦人科の筋腫が関係しているかもしれない」と言われ、結局どちらの専門でもない狭間に置かれてしまうケースを何度も見てきました。当院では、その狭間にある「骨盤内の血流と自律神経」という部分を担当することで、両方の専門科への橋渡しになれればと考えています。

年代によっても、相談内容の傾向は変わってきます。30代の方は、仕事と将来の妊娠の両方が気になり、筋腫があることへの不安そのものが強い時期です。40代の方は、月経量の変化と圧迫症状の両方が重なりやすく、生活への影響を実感し始める時期です。50代前後の方は、更年期の症状と圧迫症状が入り混じり、どこまでが筋腫のせいで、どこまでが更年期のせいか分かりにくくなっている時期です。年代ごとに背景は違っても、骨盤内の血流と自律神経を整えるという基本のアプローチは共通しています。

実際に子宮筋腫が楽になった方はどんな経過でしたか

1人目は、40代・営業職の女性です。デスクワークと外回りで座っている時間が長く、半年前から下腹部の張りと便秘が続いていました。触診では股関節前面とお腹の深部、とくに右側に強い硬さがあり、気滞血瘀型と判断しました。初回のカウンセリングでは「筋腫のせいだから仕方ない」と半ばあきらめている様子でしたが、まず股関節前面の緊張をゆるめるところから施術を始め、週1回のペースで骨盤まわりの血流を促す施術を続けました。あわせて1時間に一度は立ち上がって深呼吸をするセルフケアをお伝えしたところ、1ヶ月ほどでお腹の張りを感じる頻度が減り始め、3ヶ月経つ頃には便秘薬に頼らずに過ごせる日が増えていきました。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

2人目は、30代・2人の子どもを育てる女性です。育児と家事に追われる中で、トイレが近くなり、外出先で何度もトイレを探すことがストレスになっていました。冷えとむくみが強く、脾虚湿滞型と腎虚型が混ざっている状態で、触診では下腹部から足先にかけて冷たく、左側の骨盤まわりの緊張が目立ちました。施術と並行して、下半身を冷やさない工夫と、寝る前に足首を回すセルフケア、湯船に浸かる時間を5分でも増やすことをお伝えし、半年ほどかけて頻尿の頻度が落ち着いてきたと話してくださいました。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

3人目は、50代・更年期にさしかかった女性です。長年、婦人科で経過観察を続けながら、便秘薬に頼る生活が続いていました。骨盤底とお腹の深部の緊張が強く、複数の整体院や鍼灸院を試したものの変化を感じられずにいたそうです。当院では初回に1時間ほどかけてこれまでの経過を丁寧に聞き取り、婦人科への通院を続けていただくことを前提に、骨盤まわりの血流と自律神経の両面から施術を組み立てました。2週に1回のペースで通っていただき、半年ほど経った頃には便秘薬に頼る頻度が少しずつ減っていったと報告を受けています。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

子宮筋腫によるお腹の張り・便秘・頻尿は自宅でどうケアすればいいですか

自宅でできることとして、3つをお伝えしています。1つ目は、お腹まわりを冷やさないこと。腹巻きや温かい飲み物で、骨盤内の血流を保ちやすくします。夏場でも冷たい飲み物ばかりでは骨盤内が冷えやすいので、常温か温かいものを選ぶ意識だけでも変わってきます。2つ目は、1時間座り続けたら一度立ち上がり、深呼吸を3回すること。座りっぱなしは骨盤内の血流を滞らせる大きな要因で、仕事の合間にタイマーをセットしておくと忘れにくくなります。3つ目は、寝る前に仰向けで膝を立て、ゆっくり呼吸しながらお腹をへこませたり緩めたりする呼吸法です。腸の動きを後押しし、副交感神経が働きやすい状態をつくります。1分ほど続けるだけでも十分です。

どれか1つからで十分です。3つすべてを完璧にこなそうとする必要はありません。できなかった日があって当然で、忙しい生活の中で毎日続けられる人の方が少数派です。真面目な方ほど「今日はできなかった」と自分を責めがちですが、真面目さが悪いのではなく、その真面目さの向け先が違うだけです。まずは1つ、気づいたときにやってみることから始めてください。

当院で25,000人を施術してきた中では、きっちり3つ全部をこなそうとする方より、できる日だけ気軽に続けている方の方が、結果として長く続き、身体の変化にもつながりやすいという印象を持っています。セルフケアは、義務ではなく、自分を大切にする時間の一つとして捉えていただければと思います。

病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか

急激にお腹の張りが強くなった場合、強い下腹部痛や発熱を伴う場合、月経量が急に増えて貧血のふらつきが強い場合、排便や排尿が全くできなくなった場合、短期間で急激にお腹が大きくなったように感じる場合は、まず婦人科や医療機関を受診してください。これらは筋腫の急速な変化や、他の病気が隠れている可能性もあるため、整体で様子を見るべき状態ではありません。整体は医療行為ではなく、診断や医療的な対応の代わりにはなりません。婦人科での定期的な経過観察を続けていただくことを前提に、その合間の身体のつらさをやわらげるサポートとしてご活用いただければと思います。子宮筋腫の一般的な情報については日本婦人科腫瘍学会、圧迫症状のメカニズムについてはMSDマニュアル家庭版もあわせてご覧ください。

なお、子宮筋腫が更年期の時期と重なって不眠や不安が強まる方については、別の記事で詳しく書いています。月経量が多く貧血を伴うタイプの子宮筋腫についても、そちらで詳しく扱っていますので、あわせてお読みいただければと思います。

よくあるご質問

子宮筋腫があると必ずお腹が張ったり便秘になったりしますか?

必ずではありません。筋腫の大きさやできている場所、骨盤内の血流の状態によって差があります。小さい筋腫でも骨盤まわりが緊張していると症状が出やすく、大きめの筋腫でも血流が保たれていれば症状を感じにくい方もいます。

整体に通えば子宮筋腫は小さくなりますか?

いいえ、整体は筋腫を縮小させる医療行為ではありません。骨盤内の血流や自律神経の働きを整え、お腹の張りや便秘といった圧迫症状を感じにくい身体づくりをサポートするものです。婦人科での経過観察は必ず続けてください。

婦人科に通いながら整体を受けても大丈夫ですか?

はい、大丈夫です。むしろ婦人科での経過観察・通院と並行していただくことを前提にしています。整体だけで完結させることはお勧めしていません。

便秘薬に頼らずに済む方法はありますか?

便秘薬をすぐにやめる必要はありませんが、骨盤まわりの緊張をゆるめ、座りっぱなしを避け、呼吸を深くすることで、腸が動きやすい状態に近づくことがあります。薬の調整は必ず主治医に相談してください。

頻尿が気になりますが、膀胱炎とは違いますか?

子宮筋腫による頻尿は、膀胱が物理的に圧迫されて起こるもので、排尿時の痛みや残尿感を伴う膀胱炎とはメカニズムが異なります。痛みや発熱を伴う場合は、まず泌尿器科や婦人科を受診してください。

お腹の張りは月経前に強くなりますか?

はい、月経前はホルモンの変化で骨盤内の血流やむくみが変化しやすく、張りを強く感じる方が多い傾向があります。気滞血瘀型の方は特にこの時期に症状が出やすいです。

座り仕事が多いと圧迫症状は悪化しますか?

座りっぱなしは骨盤内の血流を滞らせやすく、圧迫症状を強める一因になります。1時間に一度は立ち上がり、軽く身体を動かすことをお勧めしています。

ツボ押しだけで症状は軽くなりますか?

ツボ押しは血流を促す一つの方法にはなりますが、それだけで圧迫症状がなくなるわけではありません。骨盤まわり全体の緊張をゆるめることとあわせて行うと、より働きやすくなります。

何回くらい通えば変化を感じられますか?

体質やお腹の張りの程度によって差がありますが、週1回のペースで数ヶ月続けていただく中で変化を実感される方が多い印象です。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

更年期になれば圧迫症状は自然になくなりますか?

閉経後はエストロゲンの分泌が減るため、筋腫が自然に縮小し、圧迫症状がやわらぐ方が多いです。ただし更年期の間は自律神経が乱れやすく、一時的に症状を強く感じる時期もあります。

妊娠を考えていますが、圧迫症状のケアは受けられますか?

妊活中の方にも骨盤まわりの緊張をゆるめる施術は行っていますが、筋腫の位置や大きさによっては妊娠への影響が異なるため、必ず婦人科の医師と相談しながら進めてください。

お腹の張りと体重増加の違いはどう見分ければいいですか?

子宮筋腫による張りは下腹部に限定され、時間帯や月経周期によって変動しやすいのが特徴です。全身的に体重が増えている場合や、張りが下腹部以外にも広がっている場合は、別の原因も考えられるため婦人科や内科での相談をお勧めします。

施術は痛いですか?

骨盤まわりの緊張が強い方は、最初のうちは押されると響くような感覚を持つ方もいますが、無理に強い力で押すことはしません。呼吸に合わせてゆっくりと緊張をゆるめていく施術ですので、リラックスして受けていただけます。

左右どちらの症状かで見立ては変わりますか?

はい、当院では右側は仕事や外向きの役割、左側は家庭や身近な人との関係の負担として現れやすいと見ています。左右どちらに緊張が偏っているかで、施術の優先順位や生活面でのアドバイスの内容を調整しています。

筋腫が複数ある場合でも同じように施術できますか?

筋腫の数や場所によって圧迫の出方は変わりますが、骨盤内の血流と自律神経を整えるという基本的な考え方は変わりません。触診で緊張が強い場所を確認しながら、その方に合わせて施術を組み立てています。

手術を勧められましたが、迷っています。整体で解決できますか?

手術を受けるかどうかは、筋腫の大きさや位置、ご本人の希望、将来の妊娠の予定などを踏まえて婦人科の医師と決めることです。整体はその決断の代わりにはなりません。ただ、経過観察中や手術までの期間、あるいは手術を受けないと決めた後の身体のつらさに寄り添うことはできます。

運動不足も圧迫症状に関係しますか?

はい、関係します。運動不足は骨盤内の血流を滞らせ、腸のぜん動運動も鈍らせやすいためです。激しい運動である必要はなく、1日10分程度の散歩や、股関節を動かすストレッチでも血流に変化が出ることがあります。

何歳くらいまでこの圧迫症状は続きますか?

子宮筋腫はエストロゲンの影響を受けて大きくなるため、閉経を迎えてエストロゲンの分泌が落ち着くと、多くの場合は筋腫自体が縮小し、圧迫症状もやわらぐ傾向があります。年齢による経過は個人差が大きいため、婦人科での定期的な確認を続けてください。

仕事を続けながら通院・通所することはできますか?

はい、無理のないペースで組み立てます。週1回の通院が難しい場合は、2〜3週に1回のペースからでも構いません。まずはご自身の生活リズムの中で続けられる頻度をご相談ください。

施術と並行して漢方を試してもいいですか?

漢方を服用されている場合も施術は受けていただけますが、体質の判断や処方内容については、必ず処方している医師や薬剤師にご相談ください。当院での東洋医学の見立ては、漢方の処方を目的としたものではありません。

まとめ

福岡市で子宮筋腫によるお腹の張り・便秘・頻尿に悩んでいる方へ。婦人科で経過観察と言われたまま、日々のつらさをどこにも相談できずにいる方も多いのではないでしょうか。「筋腫があるから仕方ない」と諦めてしまう前に、骨盤内の血流と自律神経という、婦人科の診察だけでは扱いきれない部分に目を向けてみてください。整体は筋腫そのものを縮小させる医療行為ではありませんが、婦人科への通院と並行しながら、圧迫症状を感じにくい身体づくりをサポートすることはできます。一人で抱え込まず、まず身体の緊張をゆるめることから、カウンセリング・施術・セルフケアの3つで支えていきたいと考えています。

院長プロフィール

冨高誠治(とみたか せいじ)。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年、これまでに25,000人を施術。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏の常若整骨院院長。東洋医学の見立てをもとにした整体・自律神経ケアを専門とし、婦人科系の不調にも数多く向き合ってきた。医療機関との連携を大切にし、婦人科での診断・通院を前提としたうえで、日々の身体のケアをサポートしている。