男性更年期のような不調は、常若整骨院で一緒に相談できますか

結論から言うと、相談できます。疲れが抜けない、やる気が出ない、眠りが浅い、イライラしやすい、下半身の元気がない。そうした「男性更年期かもしれない」という漠然とした不調を、体の緊張や冷え、自律神経の面から一緒に整理します。ただし、整体は医療行為ではなく、男性更年期の診断やホルモンの検査、薬の代わりになるものではありません。

要点を先に3つ挙げます。
一つ目、男性更年期(医学的には加齢男性性腺機能低下症、LOH症候群と呼ばれます)の診断は、血液検査を含めて医療機関の領域です。当院はそこを置き換えません。
二つ目、検査で「異常なし」「境目」と言われた方、数値は出ても体のつらさが残る方の日常を、体の側から支えることはできます。
三つ目、この記事は、福岡市で、40代後半から60代に「最近どうも自分らしくない」と感じている男性と、そのご家族に向けて書いています。

男性更年期のような不調とは、どのような状態ですか

男性更年期とは、加齢やストレスなどを背景に、男性ホルモン(テストステロン)の働きが落ちて、体と心に不調が出る状態を指す言葉です。

女性の更年期は閉経というはっきりした区切りがありますが、男性は区切りがなく、ゆるやかに進みます。そのため、本人も家族も「年のせい」「疲れているだけ」「性格が変わった」と受け取りやすく、気づかれにくいのが特徴です。

当院で25,000人の患者さんを施術してきた中で、男性から聞くことが多い訴えは、おおよそ次のようなものです。

| 分類 | よく聞く訴え |
|—|—|
| 体 | 朝から体が重い、疲れが取れない、筋力が落ちた、汗やほてりが出る |
| 心 | やる気が出ない、イライラする、ささいなことで落ち込む、集中できない |
| 眠り | 寝つきが悪い、夜中に目が覚める、早朝に目が覚める |
| 性 | 性欲の低下、朝の反応が減った、勃起の力が落ちた |

これらが全部そろう必要はありません。ひとつふたつでも、続いていれば相談の対象になります。ただし、同じ訴えが、うつ状態や糖尿病、睡眠時無呼吸、甲状腺の病気などから出ていることもあります。だからこそ、最初に医療機関で原因を確認する意味があります。

男性更年期かもしれないとき、整体より先に何をすればいいですか

結論として、気になる状態が数週間以上続くなら、先に泌尿器科や男性更年期外来などの医療機関で、血液検査を含めて確認することをお勧めします。

テストステロンの値は、血液検査で調べられます。数値が明らかに低ければ、医療機関で補充などの選択肢が提案されることがあります。診断と薬の判断は、必ず医師にご相談ください。

そのうえで、こういう方が当院にいらっしゃいます。

  • 検査では「問題なし」と言われたが、体のだるさは残っている
  • 数値は境目で、「様子を見ましょう」と言われた
  • 医療機関にかかりながら、日常の体の状態も整えたい
  • まだ病院に行く気持ちになれず、まず体のことから相談したい

どの場合でも、当院は医療の代わりではなく、横に並ぶ立場です。下の「受診を優先する目安」に当てはまらなければ、並行して体のケアを始めることもできます。

常若整骨院では、男性更年期のような不調をどう見ていますか

結論として、ホルモンの数字そのものではなく、疲れがたまる流れと、緊張が抜けない体の状態を見ています。

当院の見立ての骨格は、「ダメージが回復を上回り続けたとき、体は不調として警報を出す」という考え方です。男性の場合、長年の仕事の責任、睡眠不足、飲酒、人間関係の気づかい、将来への不安といったダメージが、40代後半から50代で一気に表に出ることがあります。

触れたときに、次のような所見が重なる男性は少なくありません。

| 触れた所見 | その意味合い |
|—|—|
| お腹が冷たく、下腹部だけ力がない | 回復力の貯金が目減りしている状態 |
| 脇腹から肋骨の下が板のように硬い | 気づかいと緊張が抜けていない状態 |
| 足首から先が冷たい | 下半身へ巡りが届いていない状態 |
| 首の付け根、とくに後頭部の下が詰まっている | 頭を使いすぎ、休みきれていない状態 |

これは診断ではありません。触れた所見と経過から、どこから緩めていくかを決める手がかりです。当院では、ホルモンを増やすとは言いません。体の緊張がゆるみ、睡眠と回復がはかどる土台をつくることを目指します。

問診では、次のことを必ず伺います。時期、一日のうちでつらい時間帯、眠りの状態、仕事の責任の重さ、お酒の量、家庭での居場所、通院と服薬です。話しにくいことは、話さないまま進めても構いません。

東洋医学では、男性更年期のような不調をどう考えるのですか

結論として、東洋医学では、腎(じん)の消耗を土台に、肝と脾が重なって起きていると見る方が多いです。

東洋医学の腎とは、腎臓だけを指す言葉ではなく、生命力の貯金のようなものです。成長、生殖、骨、髪、耳、そして意欲の根になる力とされます。仕事を頑張りすぎて睡眠が足りない状態が長く続くと、腎は目減りしていきます。私たちはこれを、腎の前借りと呼んでいます。

そこに重なりやすいのが、次の二つです。

| 型 | 特徴 | 体に出る様子 |
|—|—|—|
| 肝(かん)の張り | 我慢と気づかい。気の流れが滞る | イライラ、脇腹の張り、ため息、眠りの浅さ |
| 脾(ひ)の疲れ | 考えすぎ。胃腸の力が落ちる | 食欲のむら、ぐったり感、軟便、意欲の低下 |

肝は、気(体と心のエネルギー)の流れをつかさどり、我慢が続くと張りが残ります。脾は、食べたものを力に変える働きで、考えすぎると弱ります。どちらが前に出ているかで、読み方が変わります。

ツボは、状態を確認する手がかりとして使います。
関元(かんげん)は、おへそから指4本ぶん下の真ん中です。冷えと張りを確かめます。
太渓(たいけい)は、内くるぶしの頂点とアキレス腱のあいだのくぼみです。腎の疲れの目安にします。
太衝(たいしょう)は、足の甲で、親指と人差し指の骨が合わさる手前のくぼみです。肝の張りの目安にします。
いずれも結果を保証するものではなく、触れて冷えや張りを確かめる目安です。

自律神経と、男性更年期のような不調はどう関係しているのですか

結論として、緊張が抜けないと、眠りも回復も追いつかなくなり、不調が長引きやすくなります。

自律神経とは、体のアクセルとブレーキのような働きです。昼間はアクセルの交感神経が働き、夜はブレーキの副交感神経に切り替わって、体は回復します。責任の重い仕事が続くと、夜になってもアクセルが踏まれたままで、眠りが浅くなります。眠りが浅いと回復が足りず、翌日さらに疲れが残ります。

この悪循環のなかに、ホルモンの働きの落ちも重なります。つまり、体は「ホルモンだけ」「自律神経だけ」で動いているのではありません。どちらか一方に決めつけず、全体で見ることが大切です。

自律神経については、自律神経失調症について書いた記事でも詳しく説明しています。

男性更年期のような不調は、実際にどんな方が相談に来られますか

結論として、仕事の責任が重く、人に弱音を吐かずにきた、まじめな男性が多いです。

次のような方が、当院での相談の中心にいらっしゃいます。

  • 管理職になって数年、責任が増えた50代の会社員
  • 家族を支えてきて、ふと「自分は何がしたいのか」が分からなくなった方
  • 以前は趣味があったが、いつからか楽しみが消えた方
  • 妻や子どもから、「最近、機嫌が悪い」「別人のよう」と言われた方

ここで大事なのは、楽しみを失っていることです。意欲の低下は、体の問題であると同時に、休みや楽しみが足りていない生活の結果であることもあります。当院では、体を整えるのと同時に、「楽しみをひとつ取り戻す」ことを大切にしています。これは、東洋医学でいう肝の気、つまり自分が向かいたい方へ伸びる力に、そのままつながるからです。

実際に、男性更年期のような不調が楽になった方はどんな経過でしたか

以下は、ご相談に多いパターンを、特定できない形にまとめた一般例です。

50代前半の会社員の方は、泌尿器科で数値は境目と言われ、様子見になりました。朝のだるさと眠りの浅さが残っていました。お腹の冷えと脇腹の張りが強く、夜の腹巻きと施術を続けるうちに、朝の体の重さが減り、眠りやすくなったと話されていました。

40代後半の自営業の方は、売り上げの波に悩み、イライラが増えて家族との会話が減っていました。肩から首の付け根が硬く、呼吸が浅い状態でした。体の緊張がゆるむにつれ、家族との会話が戻り、週末に好きな釣りを再開できたとのことでした。

60代前半の方は、定年後に何もする気が起きなくなり、受診で大きな問題はないと言われていました。足首の冷えと下腹部の力のなさが目立ちました。散歩を日課にしながら施術を続け、日中に体を動かせる時間が増えたと話されていました。

効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

「気のせい」や「年のせい」と片づけてしまうのは、よくないのですか

結論として、片づけないほうが、あとが楽になります。ただし、自分を責める材料にはしないでください。

「気合いが足りない」「男なのに情けない」と感じる方は多いです。けれど、これは心が弱いから起きるのではありません。長く責任を背負い、緊張を解かずに走ってきた体が、警報を出しているだけです。感じる力と責任感の強い方ほど、体で受け取ります。

もうひとつ。男性は不調を人に話しにくいため、気づいたときには、かなり溜まっていることがあります。早めに誰かに話すこと自体が、体の緊張をゆるめる最初の一歩になります。

男性更年期のような不調は、自宅でどうケアすればいいですか

結論として、冷やさない、早く横になる、楽しみをひとつ作る。この三つのうち、どれか1つからで十分です。できない日があって当然です。

1. 腹巻きをして、下腹部と腰を冷やさない
2. 週に何日か、夜10時前に横になる
3. 誰にも気を使わない時間を、1日のうちに15分でも作る

全部を完璧にやろうとしないでください。完璧を目指すこと自体が、緊張を作ります。真面目さが悪いのではなく、真面目さの向け先が、少し違うだけです。お酒は、眠りを浅くしやすいので、量を少し減らせれば十分です。ゼロを目指さなくて構いません。

こんなときは、整体より先に医療機関を受診してください

結論として、次の場合は、先に医療機関を受診してください。

  • 気分の落ち込みが2週間以上続き、朝が特につらい
  • 「消えてしまいたい」という考えが浮かぶ
  • 急に体重が減った、または激しい喉の渇きがある
  • 胸の痛み、息切れ、強い動悸がある
  • 眠っているのにいびきや呼吸が止まると指摘された
  • 血尿、排尿の強い痛み、陰部の腫れがある

受診の目安や生活習慣との関わりは、厚生労働省のe-ヘルスネットにも載っています。診断と薬の判断は、必ず医師にご相談ください。

病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか

結論として、迷ったら、先に医療機関で原因を確認し、体のケアは並行して行う形をお勧めします。

診断と薬は医療機関、緊張と生活のケアは当院、という役割分担で構いません。上の受診の目安に当てはまらなければ、まず体の緊張を確認することから始める選び方もあります。当院は福岡市早良区、西新駅から徒歩圏にあります。

よくあるご質問

男性更年期かどうかは、整体院で分かりますか?

分かりません。診断は、血液検査を含めた医療機関の領域です。当院では、体の緊張や冷えの状態を確認し、必要なら受診をお勧めします。

男性更年期の検査をしてから来たほうがいいですか?

どちらでも構いません。ただし、気になる状態が数週間以上続いているなら、先に検査を受けることをお勧めします。

検査で異常なしと言われたのに、だるさが残っています。相談できますか?

できます。数値に出ない疲れや緊張が残っている方は、多くいらっしゃいます。体の側から状態を整理します。

泌尿器科や男性更年期外来に通っていても受けられますか?

受けられます。診断と薬は医療機関、体のケアは当院、という役割分担で構いません。服薬の内容だけは、安全のために教えてください。

整体でテストステロンは増えますか?

増えるとは言えません。当院は、ホルモンの数値を変えることを目的にしていません。緊張がゆるみ、眠りと回復の土台が整いやすくなることをサポートします。

勃起不全や性欲の低下も一緒に相談できますか?

できます。話しにくいことは、話せる範囲で構いません。勃起不全については、別の記事で詳しく書いています。

何歳くらいから相談できますか?

年齢に決まりはありません。40代から相談される方もいます。年齢よりも、不調がどのくらい続いているかが目安です。

妻や家族が心配して、私は自覚がないのですが、相談していいですか?

構いません。ご本人が自覚していなくても、周りが気づく変化は大切な手がかりです。無理に連れてくる必要はなく、まずご家族が相談する形でも大丈夫です。

何回くらい通えばいいですか?

個人差が大きく、回数をお約束することはできません。最初の数回で体の緊張の状態を確認し、そこから一緒に決めます。

男性院長に直接話せますか?

はい、院長が直接伺います。話しにくいときは、いつでも止めていただけます。

相談した内容は、周りに知られませんか?

施術中のお話を、ご本人の許可なく他の方にお伝えすることはありません。

自宅で一番かんたんなケアは何ですか?

腹巻きをして、下腹部と腰を冷やさないことです。道具が要らず、今夜から始められます。

まとめ

福岡市で、男性更年期かもしれない不調を抱え、「年のせい」と片づけようとしている男性へ。診断は医療機関で確認しつつ、体の側から整える方法もあります。つらさは、あなたの弱さではなく、体が出している警報です。

一人で抱え込まず、まず体の緊張をゆるめることから始めましょう。カウンセリングと施術、セルフケアで、回復しやすい土台づくりをサポートします。

院長プロフィール

冨高誠治。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年、25,000人の患者さんを施術。福岡市早良区・西新、常若整骨院。整体と東洋医学の見立てを軸に、自律神経と身体の緊張にアプローチしています。整体は医療行為ではないため、強い症状や急な変化があるときは、まず医療機関の受診をお勧めしています。

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