福岡市早良区 フォーカルジストニアの原因
フォーカルジストニアとは、音楽家が抱える手の障害です。
痛みがなく、突然指が勝手に動いてしまう奇妙な症状であり、究極の指の動きを行わないといけない演奏家に高確率で発生してしまいます。
過度に酷使していることで発生してしまう、職業病のようなものです。
フォーカルジストニアは、手術せずに注射や薬で治療できるようになりました。
しかし、決め手となる治療方法は、いまだに発見されていません。
フォーカルジストニアというのは、難治性の症状です。
そのため、音楽の道をあきらめてしまった人も少なくありません。
フォーカルジストニアとは、このような症状が起きてしまいます。
・指が動かしにくくなった
・指に違和感がある
・演奏中に指の巻き込みや突っ張りがいきなり起こる
・演奏中に1度曲げた指を戻すことができない
・演奏中に指を意図した方向に動かすことができなくなる
・特定の音型や専門の楽器を演奏する時のみ、不調和な動きが出る
・唇や舌を思うように動かすことができない
・楽器を吹こうとすると意識してしまい思うように吹けない
・自分の得意な楽器だけ上手く演奏ができない
これらの症状は、フォーカルジストニアの大きな特徴です。
少し前までは、フォーカルジストニアという病名はよく知られていませんでした。
そのため、病院へ行っても正しい診断を受けることができませんでした。
現在は医療関係者にも少しずつ認知されるようになりフォーカルジストニアの診察を受けることができるようになりました。
フォーカルジストニアは整形外科で診てもらえますので、おかしいなと思ったら整形外科で診てもらいましょう。
場合によっては脳神経外科の受診も勧められるので、総合病院に通うといいですよ。
フォーカルジストニアは、多くの場合痛みやしびれは発生しません。
そのため、初期の段階は指の動きがおかしい程度にしか思いません。
そして、さらに練習を頑張ることで症状を悪化させてしまい、悪循環に陥ってしまうことがあります。
また、フォーカルジストニアは自分の専門の楽器を演奏する時飲みに発生し、それ以外の楽器演奏の場合や日常生活では症状が現れません。
例えばギターを専門に弾く人は、ギターに触れるとフォーカルジストニアの症状が出るのに、ピアノに触れると怒らないといった症例が出ています。
しかし、症状が悪化してしまいと、日常生活にも大きな影響を与えてしまいます。
【フォーカルジストニアの原因】
フォーカルジストニアの発症のメカニズムは、まだ解明されていません。
そのため、そのすべての症状を完治させるための治療方法もリハビリの方法も確立していません。
心理的要因や環境的要因、遺伝的要因との関連が指摘されていますが、はっきりとした決定的な要因としては認識されていないのが現状です。
複合的な原因が重なって発症しているのではと言われており、筋肉や神経の影響ではなく脳の変化による原因も影響しているのではないか、とも言われています。
脳が原因なのであれば、なぜこのような症状を脳は引き起こしてしまうのでしょうか。
1つの楽器の演奏を習熟するために、演奏家は長年練習を重ねます。
演奏に関わる動きというのは、自動化されます。
初心者の場合1つの音を出すために色んなことを考えますが、慣れてしまった演奏家は考えずにスッと音を出すことができます。
毎日の練習により、脳は神経や筋肉への複雑で高度な指令をプログラムとして記録することができます。
いつの間にか脳は変化して、演奏に必要な動きのレ同プログラムが自動化されるようになり、音楽の内容だけに集中するだけで演奏ができるようになります。
この練習の過程の中で何らかの望ましくない脳の変化が発生してしまったことが、フォーカルジストニアの発症の要因ではないかといわれています。
【フォーカルジストニアは改善するのか?】
フォーカルジストニアは、改善すると言われています。
そのため、諦めず治療を受けることが大事となります。
フォーカルジストニアという症状が注目されるようになり、多くのみなさんが完全回復しています。
職業病だと思わず、根気よく改善していくようにしましょう。
このようなポイントで、改善へとみちびきましょう。
・薬物療法
病院に行くと、薬物療法での治療をうながされます。
筋肉の硬さの改善などの薬で、治療を行っていきます。
また、重度の場合は注射も取り入れて、症状を効果的に改善へとみちびくこともできます。
・一定期間完全に楽器から離れる
フォーカルジストニアの方で1年間全く楽器に触れないことで、完全に治ったという声があります。
フォーカルジストニアの度合いにもよりますが、チャレンジしてみるべきケアといえます。
・フォーカルジストニアが起きる動きのリハビリを行ってみる
楽器に触れず症状が出る手を動かして、リハビリをする方法です。
楽器に触れると全く動かない手でも、同じ動作を楽器無しで行うことでできることがあります。
これを行うことで、動きが滑らかになったというケースがあります。
・患部を冷やしてみる
フォーカルジストニアは患部が炎症を起こしていることがあるので、冷やしてみることも1つの方法です。
湿布をしたりして、冷やしてみましょう。
軽度な状態であれば、改善するようです。
・整骨院や接骨院での改善
フォーカルジストニアは、無理な筋肉の使い方などにより筋肉に偏りがあったり、炎症を起こしていることがあります。
整骨院や接骨院では、硬くなってしまった筋肉や炎症、血流改善を行うことで、フォーカルジストニア改善へとみちびくことができます。
患部にピンポイントで施術を行うので、想像以上に早く改善したという声も多く挙がっています。
自分でリハビリを行うよりは、プロの施術により効果的に楽になっていくことができます。
フォーカルジストニアになりにくい体質になることもできますので、とてもオススメです。
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