甲状腺がんの手術後、痛み、声の枯れ、不安からの回復を促進するためには?

ブログ著者

冨高 誠治

冨高 誠治

柔道整復師、はり・きゅう師、自律神経整体

冨高 明子

冨高 明子

カウンセラー

久しぶりに来院された、40代女性の患者さん。

 

症状

一ヶ月前から喉のつまり、痛みが出た。

検査で甲状腺がんが見つかり、手術で甲状腺全摘出・左リンパ部分切除。

喉に手術痕。手術から2週間経過。

 

首を隠すため常に服装には気をつけている。

低い声しかでない。

喉のつまり、ひっかかり感があり、顔の皮膚の感覚がない。

1回横向きになり仰向けにならないと痛みで寝れない。

何をするにしても喉がひっぱられ痛みが出る。

子どもの将来が心配。

ご主人がケロイドで苦しんでいたのをみていたので、ならないか心配。手術痕が残ってしまうか気になる。

本当に治るのか、再発したらどうしようという恐怖がある。不安で夜眠れない・食欲が出ない。

左肩が真横から上げれない。

 

治療方針としては、

・痛みが1日でも早く消えるように。

・メンタル面のケア(恐怖、不安)。

・手術痕に血の巡りがよくなるように、邪魔になっているものを取り除く。

 

これまでの施術と経過

2回目の治療前

ぐっすり眠れた

 

3回目の治療前

体が軽くなってきた。

痛みがはっきりしてきた。夜眠れなかった

頭がスッキリしてきた。

左手に力が入らなくなった

 

4回目の治療前

夜ぐっすり眠れ、痛みが減った

喉のひっぱられ感が減ってきた

左手は元に戻った

左の首のつけ根がムズムズする

回復につれて安心感が湧いてきた

 

5回目の治療前

耳の上部の感覚はないがそれ以外の顔の感覚が戻ってきた。

まくらで寝ると喉がつまる

食欲が出てきた

 

6回目の治療前

首が回るようになってきた。

目の奥が痛くなってきた

左肩に力が入らない

 

治療から一ヶ月半経過

体がかなり楽になってきて、自分だけではなく家族や周りの人たちのことまで見る余裕ができてきた。

 

今回の悩みと可動域検査

■手術痕が喉を圧迫している感じを取りたい(来院前より楽になっている)

■手術前の声に早く戻りたい(最近声が出るようになってきた)

■首の可動域制限(手術痕によって動きが制限されている)

■頭が重い感じ

 

今回の調整

どれからやったらいい?

→手術痕の圧迫感

→第5チャクラ

 

摘出した甲状腺の代わりに働いてもうらうのは?

→腎臓

→癒着(リンパ)

→霊障

 

この時点で患者さんの首が暖かくなってきた。

 

元の声に戻るためには?

→側頭骨

→胆経

→トラウマ(手術)

 

首の動き・重さは今までの中で一番良い?

→良い

 

解説

この方の施術の際、取ったはずのリンパの癒着や甲状腺の反応がよく現れます。

これは、体に器官の情報が残っているためです。

器官そのものがなく情報だけの状態でも、調整を行うと状態が改善します。

体全体のバランスが整い、なくなった器官を補う働きもスムーズにいくようになります。

 

「治療してもらった後は喉の圧迫感が減り、声が出るので、とても気持ちがスッキリします」

とおっしゃっていた患者さん。

「明日、病院の検査なんです。楽しみです」と笑顔で帰って行きました。

 


 

※検査結果は、あくまで筋力検査での反応です。

※まずは医師にご相談ください。