お風呂に不調に美容に!常備しておきたい粉末ビタミンCの上手な使い方

ブログ著者

冨高 誠治

冨高 誠治

柔道整復師、はり・きゅう師、自律神経整体

冨高 明子

冨高 明子

カウンセラー

ビタミンの代表と言ってもいい栄養素、ビタミンC。

タブレット、錠剤、カプセルなど様々な形状のものが販売されていますが、とくにオススメなのは粉末状のもの。

水に溶かして飲むだけでなく、お風呂に入れるなどの使い方もできてとっても便利なんです。

 

効果を最大化する<ビタミンCフラッシュ>

ビタミンCの効果を最大限に発揮させるなら、高濃度の状態を保つことがカギ。

ですがビタミンCは体外に排出されやすく、摂取後30分で濃度は半分になり、数時間で摂取していない時と同じ状態に戻ってしまいます。

ですから一日に数回の摂取が望ましいのですが、摂りすぎるとビタミンC唯一の副作用・下痢やガスを引き起こします。

 

そこで、行って頂きたいのがビタミンCフラッシュ。

用意するのは、粉末のビタミンCやアスコルビン酸、水、お手洗い(にすぐ駆け込める状態)。

①健康な人:水60mlに1500㎎(1.5g=小さじ半分)のビタミンCを溶かしたものを15分おきに飲む

ちょっと不調な人:水60mlに3000㎎(3g=小さじ1杯)のビタミンCを溶かしたものを15分おきに飲む

調子の悪い人:水60mlに6000㎎(6g=小さじ2杯)のビタミンCを溶かしたものを15分おきに飲む

②4回飲んでもお腹を下さなければ、1回に溶かす量を倍量に増やして15分おきに飲むのを続ける

③下痢・水便をもよおしたら完了

 

下痢になったビタミンCの量をそのまま飲み続けると、腸を刺激してお腹を下したり、ガスが溜まってお腹が張る・おならが止まらないといった状態に悩まされかねません。

最大許容量の3/4量を、一日4回程度にわけて服用します。

例:20gでお腹を下した人の場合、20×3/4=15gを1日4回に分けて摂取(1回約3.7g)

 

ビタミンCの有効な使い方

適量が分かったら、生活の中にどんどんビタミンCを取り入れていきましょう。

特にオススメなのは、お風呂・カゼや病気の改善・シミヤシワの対策です。

 

お風呂に入れる

重度なアトピーでお風呂に浸かるとしみる!という方や、お風呂の水のニオイが気になる…という方にぜひお試し頂きたいのがコチラ。

ビタミンCの粉末を、バスタブに溜めたお湯に小さじ1/4程度入れると、カルキのニオイや刺激をやわらげてくれます。

 

カゼやアトピーなどの病気の改善・予防に

カゼは、さまざまなウイルスや細菌によって引き起こされる症状の総称です。

細菌に対しての特効薬は抗生物質ですが、ウイルスに対する唯一の特効薬はビタミンCとも言われています。

また、アトピー・ガン・動脈硬化といった重い病気に対しても、ビタミンCの抗酸化作用が効果を発揮します。

まずは、自分の体のビタミンC許容量を知るビタミンCフラッシュで、必要量を算出しましょう。

導き出された量のビタミンCをお水に溶かして一日3~4回に分けて飲めば、体内のビタミンC濃度を高く保つことができます。

 

シミ・しわ・たるみの予防に

強い日差し・化粧品・食生活・ストレスなどによって起こるお肌のトラブルは、活性酸素によるもの。

ビタミンCの持つ抗酸化作用は、活性酸素=体の老化を打ち消し、みずみずしい状態を保ってくれます。

ビタミンCフラッシュで導き出した自分の許容量のビタミンCを、一日3~4回に分けて水に溶かして飲むのがオススメ。

夏場やレジャーの際は日に当たる30分前に飲んでおくと、体内のビタミンC濃度が高い状態で日差しに臨め、活性酸素を効率的に打ち消すことができます。

 

最も身近で最も頼もしい栄養素・ビタミンC

体をあらゆる面から整え、サポートしてくれるビタミンC。

もちろん、ビタミンCを摂れば他がおろそかになってもいいというわけではありません。酵素や酵母の生きた食事、夜は寝て朝起きる生活、適度な運動などが基本です。

けれど、体へのサポート役としては最も頼もしい栄養素といえます。

あなたのおうちにも、ぜひ粉末ビタミンCを取り入れてみてくださいね。