福岡市早良区 パニック障害の特徴

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パニック障害とは、突然襲われる激しい動悸や発汗、頻脈、ふるえ、行きうるしさ、胸の不快感、めまいなどの体の異常と共に、このままでは死んでしまうと強い不安感に襲われてしまう症状です。

パニック障害の発作をパニック発作といい、10分くらいから長くても1時間ほどで症状が治まります。

そのため、死ぬなんていうことは絶対にありえません。

はじめてのパニック発作で救急車を呼んで、病院に運ばれたころには症状が消えており、血液検査や心電図検査を受けても異常が発生されない場合が大半です。

そのため、医者から気のせいと言われてしまうこともあるようです。

 

パニック障害の特徴は、検査をしても何の異状も見られないのに、パニック発作を繰り返してしまう障害です。

パニック発作で納まらずパニック障害になってしまう理由は、1度受けたパニック発作がまた今後も発生するのではと思う「予期不安」が発生してしまうことです。

パニック発作の症状があまりにもひどくて、また同じ症状が発生したらどうしようと思ってしまうのです。

予期不安により発作や他人、大勢の人に見られてしまう恥ずかしさと不安、恐怖を産んでしまい、大勢の人が集まる場所や発作を起こした場所を避ける行動をとるようになり、これを広場恐怖(外出恐怖)といいます。

 

パニック障害は、パニック発作、予期不安、広場恐怖の3大症状と言われる特徴的な症状があります。

この3つの症状が悪循環となってしまい、パニック障害の症状をさらに悪化させてしまいます。

パニック障害の症状が悪化してしまうと、人前に出るのが嫌になってしまい閉じこもってしまうようになってしまいます。

こうなってしまうと正常な社会生活が維持できなくなってしまい、更なる悪化でうつ病併発となってしまう場合もあります。

 

パニック障害は100人に2~3人がかかってしまう病気です。

パニック発作は非常に苦しい症状ですが、適切な治療方法で改善が可能です。

治療には時間がかかりますが、ご家族などのまわりの人がパニック障害のことを理解してあげて、支えて上げることも非常に必要となります。

 

【パニック障害の診察】

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パニック障害の審査は、心療内科や精神科で行けます。

まずは、問診で症状を把握します。

このような基準で、パニック障害なのかどうかを判断していきます。

 

・心臓がドキドキしたり脈拍が多い

・全身に汗をかく

・手足など体が震える

・息入れ感や息苦しさ

・窒息感

・のどのつまり

・胸の痛み

・強迫かん

・胸の不快感

・吐き気

・腹部の不快感

・めまいやふらつき

・気が遠くなるような感じ

・現実感が失われて自分が自分じゃない感じがする

・自分をコントロールできないような恐怖心がある

・気が狂う恐怖感に襲われる

・このままでは死んでしまうのではと恐怖に思う

・体の一部にシビレ感

・冷たい感じ

・ほてり

 

このような症状が複数ある場合、パニック障害を疑います。

さらに、病気による発生じゃないかどうかの検査をする場合もあります。

血液検査や心電図検査、レントゲンなどの検査を行う場合があります。

 

心療内科や精神科の受診は、ためらってしまう方もいると思います。

近年の心療内科や精神科はプライバシーに富んだ対応をしてくれますので、安心して受診することができます。

心療内科や精神科の先生はパニック障害のプロフェッショナルですので、とても頼りになります。

辛い症状改善のために、早めに専門医に相談をしてみましょう。

 

【パニック障害の治療方法】

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パニック障害の治療方法は、これらの方法を行っていきます。

 

〇薬物療法

パニック障害の治療の多くは、薬物療法を行っていきます。

このような薬を使って、改善へとみちびいていきます。

 

〇SSRI

SSRIは選択的セロトニン再取り込み阻害薬であり、パニック障害に多く使われる薬剤です。

脳の中のセロトニンを増やす効果を、発揮します。

効果を発揮するまで、2~3週間ほどかかります。

吐き気や眠気の副作用が発生する場合がありますが、抗不安薬に比べると軽度な副作用となります。

SSRIは1週慰安ごとに量を増やして、パニック障害を抑えることができる量で、1~2年くらい内服を続けていきます。

その後、パニック発作が起きないのを確かめていきながら、量を少しずつ減らしていきます。

量を減らしたことでパニック発作が再発した場合は、すぐに元の量に戻して服用していきます。

調子が良いので勝手に量を減らしたり服用を止めることは、絶対に禁止となっています。

薬を減らしたい場合は、医師の指示に従って行います。

 

・抗不安薬

パニック障害に使われる抗不安薬は、ベンゾジアゼピン系薬です。

SSRIが使われる前には、パニック障害に1番適している薬剤として多く使われていました。

眠気やふらつきなどの副作用は、SSRIよりも強く発生してしまう傾向があります。

 

・三環系抗うつ薬

他の薬で効果が発揮しない場合に、使う薬剤です。

便秘や眠気、喉の渇きなどの副作用が強く出てしまう場合があります。

 

〇心理療法

パニック障害の心理療法は、このような方法を行っていきます。

 

・認知行動療法

誤った行動や習慣を少しずつ修正していき、正しい行動習慣を身に付ける治療方法です。

例えば、広場恐怖で電車に乗れない場合は、無理やり電車に乗るのではなく、改札口まで行って気持ちを慣らしていき、それが緊張や負担なく行うことができるようになったら、改札口を通過して先に行ってみるな

ど、段階的に少しずつ不安を克服していき、誤った認知を正しい方向へ修正していきます。

 

・自律訓練法

心と体をリラックスさせる方法を身に付ける、治療方法です。

パニック障害を起こしている人は、パニック発作が起きていない場合でも、正常な人と比べると高い緊張を維持しているといわれています。

常にピンと張った糸のような状況となっており、普段から何でもないようなことでも緊張が簡単に切れてしまうことで、パニック発作に繋がってしまいます。

普段から緊張の度合いを下げるようにして、パニック発作が起きない状態へとみちびいていきます。

 

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