どれくらい通ったら良くなりますか?

捻挫・ギックリ腰などの急な痛み、お子さんの便秘・夜泣きなどの症状は回復は早いですが、

アトピー・ぜんそく・不眠・うつ病などの長い期間かけて出来上がった症状はある程度の期間・回数が必要です。

今、あなたのお体は「痛みのある、今の状態が正常だ」と思い込んでいます。

1度の施術で50%の痛みを取り除いたとして、お体は「痛みが軽減した、これは異常だ」と判断し、痛みのある状態へ体を戻そうとします。

施術を受けたその日は身体がラクだったけど、翌日には戻ってしまった、という経験はありませんか?

この機能をホメオスタシス(恒常性)といいます。

ホメオスタシスは体温の保持などを行う大切なシステムですが、「痛い状態が正常」と思い込まれたままでは困ってしまいますね。

そこで、ホメオスタシスが痛みのある状態へ戻してしまう前に「痛みのない状態が正常だ」と教えてやる必要が出てきます。

まずは3回「痛みのない状態が正常なんだよ」と身体に教えるための短期集中施術を行います。

その後「この状態が正常なんだな」と納得している時間を伸ばすため、徐々に施術間隔をあけていきます。

一般に、70%ほどまで回復すると、ホメオスタシスは「快適な、今の状態が正常」と思ってくれるようになります。

こうなればしめたもの。ちょっとくらいの負担がかかっても、「痛いぞ、これは異常だ」と、快適な状態へ自然と戻してくれます。

このシステムを鑑みて、変化を実感するまでに3回、快適な状態を実感するまでに6回くらいの通院を目安にして頂けたらと思っております。

また、体調を崩した原因はこれまでの生活であるため、生活の見直し=セルフケアにしっかり取り組んで下さる方は回復が速い傾向があります。

逆に、セルフケアが伴わない方は回復が遅くなるケースが多いといえます。