12年前から続くヘルニアは、忘れ去っていた悲しみからの訴えだった

ブログ著者

冨高 誠治

冨高 誠治

柔道整復師、はり・きゅう師、自律神経整体

冨高 明子

冨高 明子

カウンセラー

長年の頸椎ヘルニアに悩んで来院された50代女性(デスクワーク)。

 

今回の症状

左C4・5を3分の2神経圧迫されていると説明された(6年間カラーをつけていた)。

常に右上肢〜手までしびれ、力が入らずペンを握れない。

 

どこにいっても症状が改善しなかったので紹介で来院。

問診票を書くのも辛いため名前と住所だけ書いてもらった。

字を書けない・タイピングがしずらくなってきて仕事に支障がある。

支障なく仕事をしたい。

 

5年前に、右足靭帯完全断裂。

20歳の時、腰椎3・4・5番横突起骨折。

13年前に母親の看病を泊まりこみで2年間していた。

 

今回の検査

首左の側屈制限

右肩を挙上できない(20度)

仰向けで右仙腸関節に詰まり

 

今回の施術

どれからやったほうがいい?

→仙腸関節

首とリンクしている?

→している

何手で取れる?

→一手

→右足足指機能低下(人差し指)

 

これで仙腸関節のつまりが消え、首の動きが半分くらい改善。

 

次に何をしたらいい?

→肩

首とリンクしている?

→している

何手で取れる?

→2手

肩の動きが良くなるとしびれは良くなる?

→良くなる

肩が挙上できるようになるには?

→胸椎9番

→バッチフラワーレメディ:スィートチェストナット(悲しみや苦痛のどん底:13年前)

 

これで検査したところ、首の動きはほぼ改善。

肩の挙上が改善(20→100度)。

ペンを持ってもらい字を書いてもらうとスムーズに書けるようになってました。

 

患者さんに13年前のことについて聞いてみると

「看病していた時のことまったく覚えてないんです。思い出そうとすると頭痛がするため、お医者さんからは考えなくてもいいと言われて考えないようにしてました」

とのことでした。

 

解説

過去の辛い体験・経験を自分の記憶から消してしまうことがよくあります。

これは人間の持っている防衛反応によるものです。辛い記憶によるダメージが体を脅かすと判断すると、そのことを忘れてしまうのです。

しかし、記憶にアクセスできなくなったとしても、その記憶による影響は心身におよびます。

検査で出てきたスイートチェスナット(13年前)は、悲しみや絶望のどん底にいる人が突破口を見つけるためのレメディーです。

13年間置き去りにされていた苦しみは、頸椎ヘルニアという形でこの方に訴え続けていました。

過去の辛かった出来事を解決するのに遅すぎるということはありません。

この方が元気にお仕事できるよう、お手伝いしていきます。