福岡市|アトピーと冷え性を東洋医学で根本改善

福岡市内でアトピー性皮膚炎に悩んでいるあなた。「手足が氷のように冷たい」「冬場になると症状が悪化する」「お風呂に入ってもすぐ冷える」「夏でもエアコンで体が冷える」「平熱が36度以下」─こんな症状はありませんか? 実は、これらは全て冷え性が深く関わっています。そして、アトピーの根本原因も、体の冷えにあるんです。

私は福岡で東洋医学の整体師として20年、数え切れないほどのアトピー患者さんと向き合ってきました。その中で確信していることがあります。アトピーを根本から治すには、冷え性を改善することが絶対に必要だということです。体を温め、血流を良くすることで、皮膚に十分な栄養が届き、免疫力が高まり、アトピーが劇的に改善するんです。

今日は、アトピーと冷え性の深い関係、そして東洋医学による「温めて巡らせて肌を蘇らせる」根本治療の方法を、20年の臨床経験から詳しくお伝えします。

なぜアトピーは冷え性と深く関わるのか─体温低下が招く免疫の暴走

まず、アトピーと冷え性の関係を、現代医学と東洋医学の両方の視点から理解しましょう。

【現代医学が明かす体温と免疫の関係】

現代医学では、体温と免疫力の関係が明らかになっています。体温が1度下がると、免疫力が30%下がると言われています。逆に、体温が1度上がると、免疫力が5〜6倍上がるとも言われています。

健康な人の平熱は36.5〜37度です。しかし、現代人の多くは低体温で、平熱が36度以下という人が増えています。特に女性は、筋肉量が少なく、冷え性になりやすい傾向があります。

体温が低いと、以下のような変化が体に起こります。まず、血流が悪くなります。体温が低いと、血管が収縮し、血液の流れが悪くなります。特に、手足の末端の血流が著しく悪くなります。血流が悪いと、皮膚に十分な栄養が届かず、老廃物が排出されず、皮膚のバリア機能が低下し、アトピーが悪化します。

次に、免疫が低下します。体温が低いと、白血球の働きが低下し、免疫力が下がります。これにより、感染症にかかりやすくなり、また、免疫が正常に働かず、過剰反応してアレルギー症状を引き起こします。

さらに、代謝が低下します。体温が低いと、基礎代謝が下がり、体内の老廃物が排出されにくくなります。老廃物が体内に溜まると、炎症を引き起こし、アトピーが悪化します。

そして、自律神経が乱れます。体温が低いと、交感神経が優位になり、常に体が緊張状態になります。これにより、血管が収縮し、さらに冷えが悪化するという悪循環に陥ります。

最後に、ホルモンバランスが乱れます。体温が低いと、甲状腺ホルモンや性ホルモンの分泌が低下し、ホルモンバランスが乱れます。これにより、生理不順、不妊、更年期障害などが起こり、同時にアトピーも悪化します。

以前、福岡市中央区の32歳女性クライアントさんが、まさにこの状態でした。平熱が35.5度、手足が氷のように冷たく、冬は靴下を3枚履いても足が冷える。そして、全身にアトピーが広がり、特に冬場に症状が悪化していました。「もう体が冷たすぎて、生きているのがつらいです。アトピーも治らないし…」と涙を流していました。

【東洋医学が見る冷えとアトピーの関係─陽気の不足が全ての始まり】

東洋医学では、冷え性を「陽気(ようき)の不足」として捉えます。陽気とは、体を温める力、活動する力、生命力そのものです。陽気が十分にあれば、体は温かく、気血がスムーズに巡り、免疫力も高く、皮膚も健やかに保たれます。

しかし、現代人の多くは、ストレス、運動不足、睡眠不足、冷たいものの摂りすぎ、薄着、エアコンの使いすぎなどで、陽気が不足しています。陽気が不足すると、体が冷え、気血の巡りが悪くなり、免疫力が低下し、アトピーが悪化します。

東洋医学では、陽気の源は「腎(じん)」にあると考えます。腎は、生命力の源であり、成長、発育、生殖、老化を司る重要な臓腑です。腎には「腎陽(じんよう)」と「腎陰(じんいん)」という2つの側面があります。腎陽は体を温める力、腎陰は体を潤す力です。

冷え性の人は、腎陽が不足している状態です。腎陽が不足すると、体全体が冷え、特に腰、膝、手足が冷えます。また、慢性的な疲労感、むくみ、頻尿、生理不順などの症状も現れます。そして、皮膚のバリア機能が低下し、アトピーが悪化します。

また、東洋医学では、「脾(ひ)」の働きも冷えと深く関わります。脾は、消化吸収を司り、全身の気血(エネルギーと栄養)を生み出す「エネルギー工場」です。脾の働きが低下すると、気血の生成が不十分になり、陽気も不足し、体が冷えます。

冷たいものを摂りすぎたり、暴飲暴食をしたり、不規則な食事をしたりすると、脾の働きが低下し、冷えが悪化します。脾が弱ると、体内に「湿気(湿邪)」がこもりやすくなり、この湿気が冷えと結びつくと、「寒湿(かんしつ)」という状態になります。寒湿が皮膚に現れると、ジュクジュクとした湿疹や、なかなか治らないアトピーとして現れます。

以前、福岡市南区の28歳女性クライアントさんが、まさにこの状態でした。生まれつき胃腸が弱く、冷たいものが大好きで、夏でもアイスクリームとアイスコーヒーを毎日摂っていました。手足は常に冷たく、お腹も冷えていて、全身のアトピーが慢性的に続いている状態でした。初回の施術で彼女のお腹を触った瞬間、「お腹が氷みたいに冷たい!」と驚きました。

福岡市で多い冷え性のパターン─あなたはどのタイプ?

20年の臨床経験から、福岡市で特に多い冷え性のパターンを3つご紹介します。

【パターン1】腎陽虚型─生まれつき虚弱で体が冷える

このタイプは、生まれつき虚弱で、腎陽(体を温める力)が不足している状態です。生まれた時から冷え性、未熟児だった人、幼少期から病気がちだった人に多いタイプです。

特徴的な症状:

  • 手足が氷のように冷たい(年中)
  • 冬は特につらい
  • 腰や膝がだるい、痛い
  • 慢性的な疲労感
  • 頻尿、夜間頻尿
  • むくみやすい
  • 性欲が低い、不妊
  • 平熱が35度台
  • アトピーの症状は、なかなか治らない、繰り返す

このタイプの方の特徴: 生まれつき虚弱、未熟児だった、幼少期から病気がち、高齢

改善のポイント: 腎陽を補い、体を根本から温めることがマジで大事です。具体的には、羊肉、エビ、ニラ、くるみ、シナモンなど、体を温める食材を積極的に摂り、十分な睡眠を確保し、適度な運動をすることが効果的です。

以前、福岡市東区の30歳女性クライアントさんが、まさにこのタイプでした。生まれた時から体が弱く、平熱は35.3度、年中手足が冷たく、妊娠も難しいと言われていました。「もう体質だから治らないと諦めています」と力なく話していました。

【パターン2】脾陽虚型─胃腸が弱くて体が冷える

このタイプは、胃腸が弱く、脾陽(消化の火)が不足し、陽気を十分に生成できない状態です。食が細い人、冷たいものをよく摂る人、暴飲暴食をする人に多いタイプです。

特徴的な症状:

  • お腹が冷える
  • 食欲不振
  • 食後に眠くなる、だるくなる
  • 軟便、下痢しやすい
  • むくみやすい
  • 手足が冷たい
  • 慢性的な疲労感
  • アトピーの症状は、ジュクジュクしている、なかなか治らない

このタイプの方の生活習慣: 冷たいものをよく食べる・飲む、暴飲暴食をする、食事が不規則、胃腸が弱い

改善のポイント: 脾陽を補い、消化機能を高めることが重要です。具体的には、温かく消化に良い食事を摂り、冷たいものを完全にやめ、ショウガ、ニンニク、長ネギなど、体を温める食材を積極的に摂ることが効果的です。

以前、福岡市博多区の26歳女性クライアントさんが、まさにこのタイプでした。夏でもアイスコーヒーを1日3杯飲み、アイスクリームも毎日食べる。慢性的な軟便で、お腹も冷たく、アトピーもジュクジュクしている状態でした。「冷たいもの大好きなんです。やめられません」と話していました。

【パターン3】気血両虚型─エネルギー不足で体が冷える

このタイプは、過労、睡眠不足、ストレス、過度なダイエットなどで、気(エネルギー)と血(栄養)が不足し、陽気を作り出す力も不足している状態です。働く女性、育児中の女性、ダイエット中の女性に多いタイプです。

特徴的な症状:

  • 慢性的な疲労感
  • 顔色が青白い
  • めまい、立ちくらみ
  • 動悸、息切れ
  • 手足が冷たい(特に午後から夜)
  • 集中力の低下
  • 爪が割れやすい、髪が抜けやすい
  • アトピーの症状は、カサカサと乾燥し、治りにくい

このタイプの方の生活習慣: 長時間労働、睡眠不足、過度なダイエット、偏食、運動不足

改善のポイント: 気血を補い、陽気を作り出す力を高めることが重要です。具体的には、レバー、赤身肉、卵、ほうれん草、黒ごまなど、気血を補う食材を積極的に摂り、十分な休息を取り、適度な運動をすることが効果的です。

以前、福岡市中央区の35歳女性クライアントさんが、まさにこのタイプでした。IT企業で毎日深夜まで仕事、睡眠時間は4〜5時間、食事もコンビニで済ませがち。慢性的な疲労感と手足の冷え、そして全身のアトピーに悩まされていました。「もう体も心も限界です」と涙を流していました。

冷え性を改善してアトピーを治す東洋医学の7つの方法

では、具体的にどうやって冷え性を改善し、アトピーを治していくのか。東洋医学の視点から、効果的な方法をお伝えします。

【方法1】体を温める食養生─食べ物で体温を上げる

冷え性を改善する最も重要な方法が、食養生です。体を温める食材を積極的に摂り、体を冷やす食材を完全にやめることで、体質が変わり、アトピーが改善します。

体を温める食材(積極的に摂りたい):

まず、根菜類です。ショウガ、ニンニク、長ネギ、玉ねぎ、ニラ、山芋、蓮根、ゴボウ、人参など。土の中で育つ野菜は、体を温める力が強いです。毎日たっぷり摂りましょう。特にショウガは、体を温める最強食材です。すりおろしたショウガを味噌汁や紅茶に入れて、毎日摂りましょう。

次に、スパイス類です。シナモン、ターメリック、クミン、コリアンダー、八角、山椒など。これらは体を温め、血流を改善します。料理に積極的に使いましょう。特にシナモンは、腎陽を補い、体を芯から温めます。シナモン紅茶を1日2杯飲むのがおすすめです。

そして、肉類です。羊肉、鶏肉、牛肉(赤身)など。肉類は陽気を補い、体を温めます。特に羊肉は、体を温める効果が最も高いです。週2〜3回は食べましょう。福岡市内なら、天神や博多にジンギスカンのお店がいくつかあります。

さらに、海老、鮭、アジ、サバなど。これらも体を温め、気血を補います。週3〜4回は魚を食べましょう。

そして、発酵食品です。味噌、醤油、納豆、ぬか漬けなど。発酵食品は腸内環境を整え、免疫力を高め、体を温めます。毎日摂りましょう。

最後に、黒い食材です。黒ごま、黒豆、黒きくらげ、プルーンなど。これらは腎を補い、陽気を養います。毎日少しずつ摂りましょう。

体を冷やす食材(絶対に避けたい):

まず、冷たい飲み物全般です。アイスコーヒー、アイスティー、冷たい水、ビール、清涼飲料水など。これらは体を直接冷やします。冷え性の人は、冷たい飲み物を完全にやめることがマジで大事です。飲み物は、常温か温かいものにしましょう。

次に、アイスクリーム、かき氷など。これらは体を極度に冷やします。完全にやめましょう。

そして、生もの全般です。刺身、生野菜(サラダ)、果物(特に南国フルーツ)など。これらは体を冷やします。生野菜を食べるなら、温野菜にしましょう。

さらに、砂糖(特に白砂糖)です。砂糖は体を冷やし、免疫力を低下させます。甘いものは控えめにしましょう。

そして、コーヒー、緑茶です。これらは体を冷やす作用があります。コーヒーを飲むなら、1日1杯までにし、ショウガやシナモンを入れて飲みましょう。

最後に、夏野菜です。トマト、キュウリ、ナス、レタスなど。これらは体を冷やします。冷え性の人は控えめにしましょう。

体を温める最強レシピ:ショウガシナモン紅茶

紅茶(温かい)にすりおろしたショウガ(小さじ1)とシナモンパウダー(小さじ1/2)と黒糖(小さじ1)を入れて飲む。これを1日3杯飲むことで、体が芯から温まり、冷え性が劇的に改善します。

以前、福岡市東区の女性クライアントさんに、「毎日このショウガシナモン紅茶を3杯飲んで、冷たいものを一切やめて、羊肉を週2回食べてください」と指導したところ、1ヶ月後には「手足が温かくなってきた」「平熱が35.5度から36.2度に上がった」と報告がありました。3ヶ月後には「平熱が36.7度になった。アトピーも劇的に改善した。人生が変わりました」と喜んでいました。食事の力は本当にすごいんです。めちゃくちゃ効きます。

【方法2】整体で陽気を補う─腎兪と関元へのアプローチ

東洋医学整体では、腎兪(じんゆ)と関元(かんげん)というツボを温めながら刺激することで、陽気を補い、冷え性を改善します。

腎兪(じんゆ): 腰の第2腰椎の両側、背骨から指2本分外側にあるツボ。腎の気を養い、陽気を補う最重要ツボです。ここを温めながらマッサージすることで、腎陽が高まり、体が温まります。

関元(かんげん): おへそから指4本分下にあるツボ。丹田の位置で、陽気の源です。ここを温めることで、全身に陽気が満ち、体が温まります。

整体施術の実際:

施術では、まず背中全体を温めながらほぐします。特に、腎兪を重点的に刺激します。温灸やホットストーンなどを使って温めながらマッサージすることで、腎陽が高まり、体が芯から温まります。

次に、お腹をマッサージします。特に、関元を温めます。お腹が温まることで、全身の陽気が高まり、血流が改善されます。

そして、足の三陰交(さんいんこう)と湧泉(ゆうせん)を刺激します。これらのツボは、腎の気を養い、冷えを改善する重要なツボです。

以前、福岡市博多区の女性クライアントさんに、週1回の整体施術(腎兪と関元を温灸で温めながらマッサージ)を3ヶ月続けたところ、「手足が温かくなった」「平熱が1度上がった」「冬でも靴下1枚で大丈夫になった」「アトピーの症状が劇的に改善した」という結果が出ました。彼女は「20年間悩んでいた冷え性が治るなんて信じられません」と驚いていました。

【方法3】気功で陽気を巡らせる─丹田呼吸と体を温めるイメージ

気功は、呼吸と意念(イメージ)の力で、陽気を巡らせ、体を温める養生法です。

体を温める気功:丹田呼吸(温める版)

椅子に楽な姿勢で座るか、仰向けに寝ます。両手を丹田(おへその下約9cm)に置きます。鼻からゆっくり息を吸い込み、お腹を大きく膨らませます。この時、丹田に太陽のような温かい光の玉があるイメージを持ちます。

そして、口からゆっくり息を吐き出します。この時、丹田の温かい光が全身に広がり、手足の先まで温かくなるイメージを持ちます。特に、冷たい部分に意識を集中し、そこが温かくなるイメージを持ちます。

これを毎日朝晩15分ずつ続けることで、陽気が全身に満ち、冷え性が改善します。

以前、福岡市南区の女性クライアントさんに、この気功を3ヶ月続けてもらったところ、「手足が温かくなった」「夜ぐっすり眠れるようになった」「平熱が上がった」「アトピーの症状が改善した」と報告してくれました。

【方法4】入浴で体を芯から温める─毎日の習慣が体質を変える

入浴は、冷え性を改善する最も手軽で効果的な方法です。

冷え性改善に最も効果的な入浴法:

38〜40℃のぬるめのお湯に、20〜30分ゆっくり浸かります。肩までしっかり浸かり、体の芯から温まります。この温度だと、副交感神経が優位になり、血管が拡張し、血流が改善され、体が芯から温まります。

入浴剤として、天然塩(大さじ3)、すりおろしたショウガ(大さじ3をガーゼに包む)、日本酒(コップ1杯)、ゆずやみかんの皮などを入れると、さらに体が温まり、冷え性が改善されます。特におすすめなのが、ショウガ塩湯です。天然塩とショウガを入れることで、体が芯から温まり、入浴後も温かさが4〜5時間持続します。

毎日続けることが大事です。冷え性の人は、シャワーだけで済ませず、必ず湯船に浸かりましょう。

入浴後の注意: 入浴後は、すぐに靴下を履き、体を冷やさないようにしましょう。髪もすぐに乾かしましょう。濡れた髪は、体を冷やします。

以前、福岡市中央区の女性クライアントさんに、「毎晩38℃のショウガ塩湯に30分浸かってください」と指導したところ、2週間後には「体がポカポカするようになった」「夜ぐっすり眠れるようになった」と報告がありました。1ヶ月後には「手足の冷えが改善された」「平熱が上がった」「アトピーの症状も良くなってきた」と喜んでいました。

【方法5】運動で陽気を作り出す─筋肉が熱を生み出す

冷え性を改善するには、適度な運動も本当に大事です。筋肉が動くことで、熱が生み出され、血流が改善され、陽気が全身に巡ります。

冷え性改善に最も効果的な運動:

まず、スクワットです。太ももの筋肉は体の中で最も大きく、ここを鍛えることで、熱の産生量が増えます。1日30回×3セット行いましょう。最初はきついかもしれませんが、慣れてきたら楽になります。

次に、ウォーキングです。1日30〜40分のウォーキングが理想です。福岡市内なら、大濠公園の周回コース(1周約2km)を2周するのがちょうどいいです。朝日を浴びながら歩くと、体内時計もリセットされ、自律神経も整い、さらに効果的です。

そして、ヨガやストレッチです。体をゆっくり伸ばすことで、血流が改善され、体が温まります。特に、股関節周りを柔らかくすることで、下半身の血流が改善され、足の冷えが軽減されます。

注意点: 激しい運動は避けましょう。汗をかきすぎると、体内の陽気が消耗し、かえって冷えが悪化することがあります。「気持ちいい」「体が温まる」程度の運動が理想です。

以前、福岡市東区の女性クライアントさんに、「毎朝大濠公園を2周歩いて、毎晩スクワット30回×3セットをやってください」と指導したところ、1ヶ月後には「体が温かくなった」「足のむくみが取れた」と報告がありました。3ヶ月後には「太ももに筋肉がついた」「平熱が1度上がった」「冷え性が改善された」「アトピーも良くなった」と喜んでいました。

【方法6】体を冷やさない生活習慣─日常の小さな積み重ねが大事

冷え性を改善するには、日常生活で体を冷やさない工夫も本当に大事です。

体を冷やさない生活習慣:

まず、服装です。冬は当然ですが、夏でも冷房で体が冷えます。オフィスでは、カーディガンやストールを常備し、お腹と腰を冷やさないようにしましょう。腹巻きをするのもおすすめです。靴下は、天然素材(絹や綿)の5本指ソックスがおすすめです。足の指が動くことで、血流が改善されます。

次に、冷房対策です。夏のエアコンは、体を極度に冷やします。設定温度は28度以上にし、風が直接当たらないようにしましょう。オフィスで調整できない場合は、膝掛けを使ったり、温かい飲み物を飲んだりして対策しましょう。

そして、就寝時です。夏でも素足で寝ず、靴下を履いて寝ましょう。足を温めることで、全身が温まり、よく眠れます。また、湯たんぽを使うのもおすすめです。お腹や足元に置いて寝ると、体が芯から温まります。

さらに、トイレです。排尿や排便の時に、体が冷えます。トイレは暖かくしておきましょう。特に冬は、便座を温めるだけでなく、トイレ全体を暖房で温めましょう。

最後に、ストレス管理です。ストレスがかかると、交感神経が優位になり、血管が収縮し、体が冷えます。深呼吸、ストレッチ、趣味の時間など、ストレスを解放する習慣を持ちましょう。

【方法7】睡眠の質を高める─陽気は睡眠中に作られる

冷え性を改善するには、質の良い睡眠も本当に大事です。睡眠中に、体は陽気を作り出し、体を修復します。睡眠不足や質の悪い睡眠は、陽気の産生を妨げ、冷え性を悪化させます。

質の良い睡眠のポイント:

毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる習慣をつけましょう。理想は、夜11時就寝、朝6時起床です。夜11時から午前3時は、東洋医学で「肝」と「胆」の時間とされ、この時間にぐっすり眠ることで、陽気が作られます。

寝室を温かくしましょう。寝室の温度は、冬は18〜20度、夏は26〜28度が理想です。寝る前に暖房で部屋を温めておき、寝る時に消すか、タイマーをセットしましょう。

寝る1時間前にぬるめのお風呂にゆっくり浸かりましょう。体が温まり、その後体温が下がる時に眠気が来ます。このタイミングで寝ると、深い眠りに入れます。

寝る前にショウガ紅茶やホットミルクを飲むのもおすすめです。体が温まり、リラックスし、よく眠れます。

私の経験から伝えたいこと─体を温めれば人生が変わる

20年間、東洋医学の整体師として、数え切れないほどのアトピー患者さんと向き合ってきました。その中で確信したことがあります。アトピーを根本から治すには、冷え性を改善することが絶対に必要だということです。

以前、福岡市博多区の33歳女性が、幼少期からアトピーに苦しみ、ステロイドを25年以上使い続けていたものの、症状は一向に良くならず、むしろ悪化していると相談に来られました。詳しく診ると、平熱が35.2度、手足は氷のように冷たく、お腹も冷えていて、完全に陽気不足の状態でした。

私は彼女に、毎日の食養生(ショウガシナモン紅茶を3杯、羊肉を週2回、冷たいものを完全にやめる)、週1回の整体施術(腎兪と関元を温灸で温める)、毎日の気功(丹田呼吸15分)、毎晩のショウガ塩湯入浴(30分)、毎朝のウォーキング(40分)、毎晩のスクワット(30回×3セット)を提案しました。

最初の1ヶ月は、生活を変えるのが大変だったようですが、2ヶ月目から徐々に変化が現れ始めました。「手足が温かくなってきた」「平熱が36度を超えた」と報告してくれました。

半年後、彼女の平熱は36.8度まで上がり、手足も温かくなり、肌は見違えるほどきれいになり、ステロイドもほぼ使わなくなりました。そして何より、彼女は「人生が変わりました。体が温まることで、体だけじゃなく、心も、気分も、全部良くなりました。25年間悩んでいたアトピーがこんなに良くなるなんて信じられません。体温が1度上がっただけで、こんなに変わるんですね」と涙を流して喜んでくれました。

アトピーは確かに辛い症状です。特に、冷え性を伴うアトピーは、その苦しみは計り知れません。

しかし、諦めないでください。体を温めることで、あなたの体は必ず良くなります。東洋医学の叡智は、その力を引き出すための道しるべです。

福岡市内にお住まいのあなたが、一日も早くアトピーと冷え性の苦しみから解放され、笑顔で過ごせる日々を取り戻せることを、心から願っています。

あなたの心と体は、今日からどのような変化を始めたいと思いますか?