めまいのスピリチュアルな意味|「見たくない何か」があるとき体が揺れる理由

結論から言うと、めまいのスピリチュアルな意味として語られる「次元上昇のサイン」「波動上昇による好転反応」とは、少し異なる読み方があると私は考えています。

施術を20年、25,000人の方と向き合ってきたなかで気づいたことがあります。めまいを繰り返す方に「今、見ないようにしていることはありませんか」と問いかけると、多くの方がはっとした表情を見せ、静かにうなずくのです。

この記事でお伝えしたいのは、次の3点です。

スピリチュアルの世界では「めまいは次元上昇のサイン」と語られますが、私はそれと並列して、「体が"見ないで済むように"揺れている」という見方を大切にしています。答えは分かっていて、ただ見たくないだけ、という状態のときに、体はその場所から目を背けさせるように揺れることがある。これが現場での繰り返しの観察です。

東洋医学の視点から言うと、目は「肝(かん)」に属します。見ることへの緊張や、直視したくない状況が続くと肝が昂ぶり、首や骨盤まわりの筋肉が硬くなります。硬くなった筋肉が血流を妨げ、頭部への血の巡りが乱れてめまいが起きやすくなります。

この記事は「検査では異常がなかった、でもめまいが繰り返す」という方に向けて書いています。スピリチュアルな観点と、東洋医学の臨床的な見方を両方お伝えしながら、なぜめまいが長引くのか、体は何を伝えようとしているのかを読み解いていきます。

病院での検査は必ず受けてください。そのうえで、検査でも原因が特定されないめまいが続くとき、この記事が一つの視点を提供できれば幸いです。

なぜめまいは長引くのですか

結論として、めまいが長引く方には、体の深部の緊張が長期間抜けていないケースが多くあります。

めまいには、大きく分けて「耳の問題」「脳の問題」「自律神経の乱れ」という3つの原因が考えられます。病院での検査でこれらが確認できれば、それぞれへの対処が始まります。しかし、検査では異常が見つからないのに、めまいが慢性的に続く方も少なくありません。

こうしたケースで施術現場がよく目にするのは、首や骨盤まわりの深部の筋肉が長期にわたって硬くなっている状態です。

深部の筋肉が硬くなると、頸部(首)の血管を圧迫します。椎骨動脈という、頭の後ろ側を通る血管が圧迫を受けると、脳幹や小脳への血流が一時的に不安定になります。平衡感覚を司る小脳の働きが乱れると、ふわふわとしためまいや、ぐるぐると回る感覚が起きやすくなります。

そしてもう一つ、見落とされがちな要因があります。それは「ストレスや生活状況が、首と骨盤の緊張を作り続けている」という連鎖です。

仕事や家庭の状況、解決できていない問題、直視するのが怖いことが生活の中にあると、体は無意識のうちに力を入れ続けます。ストレスへの体の反応として、肩や首の筋肉が常に張った状態になるのは、よく知られていることです。重要なのは、その元になっているものが変わらなければ、筋肉をほぐしても、また同じ緊張が戻ってくるということです。

施術を受けたその日は楽になったけれど、次の週にはまた同じ状態に戻っている。こういう経験を繰り返している方は多い。その場合は、筋肉を直接ほぐすだけでなく、なぜ緊張が作られ続けるのかという「文脈」のほうを見ていく必要があります。これが「めまいが繰り返す」構造の本質です。

めまいとはどのような状態ですか

めまいとは、実際には体が動いていないのに、回っている・揺れている・傾いているという感覚が生じる状態です。

主な種類として「回転性めまい」と「浮動性めまい(非回転性)」があります。回転性めまいは、部屋がぐるぐる回るように感じるもので、耳の内耳(三半規管)の異常が原因であることが多い。良性発作性頭位めまい症(寝返りや起き上がりで誘発される)も、この種類に含まれます。浮動性めまいは、地に足がついていないようなふわふわ感で、自律神経の乱れや、脳への血流の変動が関わっていることがあります。

数秒で治まる立ちくらみタイプから、慢性的に続くタイプまで、背景も幅があります。数週間以上続く場合や、耳鳴り・難聴・吐き気を伴う場合、急に起きてひどく激しい場合は、医療機関での診断が優先です。

整骨院・整体で扱えるのは、筋骨格系の緊張をゆるめること、自律神経のバランスが整いやすい身体づくりをサポートすること、生活習慣や背景を一緒に整理することです。医療機関での診断を補完する形での関わりになります。

めまいにスピリチュアルな意味はあるのですか

「めまいのスピリチュアルな意味」を検索すると、多くのサイトに「次元上昇(アセンション)のサイン」「波動が上がっているときの好転反応」という解釈が出てきます。意識の周波数が変わるとき、体がそれに追いついていないためにめまいが起きる、という読み方です。

この視点を否定するつもりはありません。ただ、私が施術現場で繰り返し感じてきたこととは、少し違う場所から来ています。

スピリチュアルの文脈で「次元上昇のサイン」と語られるめまいと、私が臨床で見てきためまいが重なっているとすれば、それはこういうことかもしれません。

次元上昇とは、今の自分がいる「層」を抜けていくことです。それは必然的に、今まで見ていなかったものを見る、今まで向き合ってこなかったことと向き合う、という体験を伴います。そのとき、「見なくていい」「このまま現状にいていい」という方向に体が揺れているとすれば、それはある意味で「変化の入り口にいる体の抵抗」とも読めます。

私が施術のなかで実感することは、「今、見ないようにしていることはありませんか」という一言に、めまいを繰り返している方の多くが深くうなずくということです。

答えは分かっていて、ただ見たくないだけ。そういう状況のとき、体は「見ないで済むように」揺れることがある。これが私の観察です。

この見方は、東洋医学とも一致します。目は「肝(かん)」に開竅(かいきょう)するといって、目という器官は肝という臓の働きと深く結びついています。「見ること」への緊張が続くと肝が昂ぶり、気血の流れが乱れます。スピリチュアルで言う「波動のズレ」は、東洋医学で言う「気の滞り」と重なっています。

これは「意志が弱い」「逃げている」という意味ではまったくありません。体が揺れているとき、それは体が正直に何かを伝えようとしているのです。感じる力が強い人ほど、内側の声を体で受け取りやすい。めまいが繰り返す方は、そういう感度の高さを持っている方が多いと私は感じています。

「心が弱いからめまいが出た」という読み方はしないでください。そうではなく、「これだけ長い間、見ないで前に進もうとしてきた体の正直な声が出始めた」と受け取ってみてほしいのです。

体の不調のスピリチュアルな意味と東洋医学的な見方を、より広い視点で知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
体の不調にスピリチュアルな意味はあるのか|常若整骨院

めまいに整体はどこまでできますか

整体・整骨院がめまいに対してできることと、できないことを、はっきりお伝えします。

整体でできること。首・骨盤まわりの筋肉の緊張をゆるめ、頸部への血流が届きやすい状態をつくること。自律神経のバランスが整いやすい体の土台をつくること。生活習慣・食習慣・ストレスの背景を一緒に整理し、緊張を作り続けている原因に気づくきっかけを提供すること。

整体でできないこと。耳の内耳の問題(良性発作性頭位めまい症やメニエール病)の診断・医学的対応。脳の病変の確認。薬の処方。

大切なのは、「検査では異常がない」という段階ではじめて、筋骨格系や自律神経のアプローチが有効になってくるということです。まず医療機関で一度診てもらい、そのうえで「整体も使っていこう」という順番が安全です。

急なひどいめまい、片側の手足の脱力、ろれつが回らない、視野が急に欠けるという症状がある場合は、脳の問題が疑われます。すぐに医療機関を受診してください。これはめまいのケアより先に確認することです。

福岡市で整体を探すとき、何を見て選べばいいですか

めまいを扱っている整体院を探すとき、以下の点を確認してみてください。

一つは、体全体を診る姿勢があるかどうかです。めまいは首だけ、耳だけの問題ではないことが多い。生活習慣やストレス背景にまで踏み込んで話を聞いてくれるかどうかが、長期的な変化につながるかを左右します。

二つは、東洋医学の視点を持っているかどうかです。めまいの多くは、内臓のどこかの機能が落ちていることと深く関係しています。筋肉・骨格だけでなく、体の中の働きを診る視点があると、なぜその症状が出ているのかの見立てが変わります。

三つは、医療機関との連携を視野に入れているかどうかです。必要なときに「まず病院へ行ってください」と言える院を選んでください。症状だけを診て施術を続けるのではなく、状態によって判断を変えられる院かどうか、初回の対応で確認してみてください。

常若整骨院ではめまいをどう見ていますか

常若整骨院では、カウンセリング・施術・セルフケアの指導を組み合わせて対応しています。

最初のカウンセリングでは、めまいがいつから始まったか、どんなときに強くなるか、生活の中でどんなことが続いているかを丁寧に聞きます。症状の現れ方だけでなく、その人の考え方の癖、生活習慣、食習慣、仕事や家庭の状況まで把握することで、めまいが起きやすい体の「文脈」が見えてきます。

施術では、首と骨盤まわりの筋膜の緊張をゆるめることを優先します。頭部への血流を妨げている硬さをとることが、ふわふわした感覚を落ち着けるための体の土台づくりになります。東洋医学の視点から、五臓(特に肝・腎)の働きが整いやすい状態を作るアプローチも行います。

セルフケアの指導では「3つやってください」ではなく「どれか1つからで十分です」という形でお伝えしています。真面目に全部やろうとすることで、できなかった日に自分を責めてしまう。その自責がまた体の緊張になります。できない日があって当然、という前提でお伝えすることを大切にしています。

めまいを「症状だけ」で診るのではなく、その人が今どういう生活の中にいるかを含めて診ることが、当院のスタンスです。当院では25,000人の施術を通じて、めまいの背後にある体の文脈を繰り返し見てきました。その経験を、施術と言葉の両面でお伝えしています。

東洋医学ではめまいをどう考えるのですか

東洋医学では、めまいに関わる主な臓腑として「肝(かん)」「腎(じん)」「脾(ひ)」を中心に見ます。それぞれの働きが、どのようにめまいと関係しているかをお伝えします。

肝は「疏泄(そせつ)」という、気と血の流れを調節する働きを持ちます。また、肝は「目に開竅(かいきょう)する」といって、目の機能と深く結びついています。ストレスや感情の抑圧が続くと肝が昂ぶった状態(肝陽上亢)になり、気血が頭部に上りすぎて、めまいや頭が重い・頭が熱い感覚が起きやすくなります。このタイプのめまいは、ストレスがかかっているときやイライラしているときに悪化するケースが多い。

腎は「精(せい)」という、体の根本的なエネルギーを蓄える臓です。腎の働きが落ちると(腎虚)、下半身が安定せず、気が上半身に偏りやすくなります。また、腎は「耳に開竅する」といって、耳の機能とも関係が深い。腎虚があるめまいの方には、耳鳴りや難聴を合わせて持っている方が多いのは、この関係からきています。過労・睡眠不足・長年の消耗が積み重なっているとき、腎の働きが落ちやすくなります。

脾は「水湿(すいしつ)の運化」をつかさどります。つまり、体に入った水分を気血に変えて全身に届ける働きです。脾の働きが落ちると(脾虚)、水分が適切に代謝されず、余分な水が体に溜まります。この状態を「水毒(すいどく)」または「痰湿(たんしつ)」といいます。水毒が頭部に上ると、頭がぐるぐる回るようなめまいが起きやすくなります。胃腸が弱い・食欲がない・むくみやすいという方のめまいは、この水毒が絡んでいることがあります。

ツボとして参考になるものをご紹介します。

百会(ひゃくえ)。頭頂部の中央にあります。両耳を結んだ線と、鼻の先から真上に延ばした線が交わる点が目安です。気の集まる場所で、頭部の気血の流れを整えやすい。

太衝(たいしょう)。足の親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみです。肝の働きを調整するときによく使われます。肝が昂ぶってめまいが起きているときに参考になります。

湧泉(ゆうせん)。足の裏の中央より少し上、足趾を内側に曲げたときにくぼむ場所です。腎経の出発点で、下半身に気を引き下ろす働きがあります。足の裏に意識を向ける動作そのものが、気を上から下に戻す助けになります。

中脘(ちゅうかん)。みぞおちとへその中間点です。胃の働きを整え、水分代謝をサポートします。水毒タイプのめまいに参考になります。

自律神経とめまいはどう関係しているのですか

自律神経とは、体のアクセル(交感神経)とブレーキ(副交感神経)のような働きをする神経系です。意識してコントロールできないまま、心拍数・血圧・消化・体温などを24時間調節しています。

めまいと自律神経の関係は、主に「血管の調節機能の乱れ」として現れます。

交感神経が過剰に働き続けると、血管が収縮した状態が続きます。血管が収縮すると、頭部・内耳への血流量が変動します。この変動が平衡感覚を司る器官に影響して、ふわふわしためまいが起きやすくなります。

また、ストレス状態が続くと、交感神経が過剰に働きっぱなしになります。夜になっても副交感神経にうまく切り替わらず、睡眠の質が落ちます。十分な休息が取れないと回復力が落ち、首や骨盤の筋肉の緊張も解放されません。この悪循環の中でめまいが続きます。

施術では体の緊張をゆるめることで副交感神経に切り替わりやすい状態を作ります。筋肉の緊張が抜けると、体がリラックスしやすくなり、夜の回復が深まります。それが積み重なることで、自律神経の揺れ幅が小さくなっていきます。直接自律神経を操作することはできませんが、体の緊張状態を変えることで間接的に自律神経のバランスが整いやすくなるという関わり方です。

もう一つ大切なことがあります。自律神経が乱れているとき、「早く回復しなければ」と気に病むこと自体が、交感神経をさらに刺激します。焦りや自責もストレス反応の一つです。体が回復するために必要なのは、正しいケアと、それと同じくらい「今の状態を責めない」という姿勢です。厳しく自分を律することが得意な方ほど、この部分が難しいのですが、だからこそ意識してみてください。

日本めまい平衡医学会のガイドラインでも、めまいの背景に精神的ストレスや自律神経の乱れが関与するケースが多いことが示されています。
日本めまい平衡医学会

めまいで来られる方に多いのはどんなケースですか

当院でめまいを訴えて来られる方に多いのは、「忙しく働きながら、あるいは家族のことを支えながら、ずっと自分のことを後回しにしてきた方」です。

仕事・育児・介護・人間関係。何かを抱えながら、それを誰にも言えずに、首だけに力を入れて生き続けてきた。そういう方の首は、触れると板のように硬く、ときにそこだけひんやりと冷えています。

もう一つ多いのは、「どこかで決断をしなければいけないことが分かっているけれど、まだそれを直視できていない」という方です。仕事を変えるべきか、今の関係を続けるべきか、何か大きなことを動かすべきか。答えが見えているのに、見ることが怖い状況のとき、体がめまいという形でそれを表現することがあります。

「真面目でよく気がつく方」もめまいを繰り返しやすい傾向があります。周りへの気遣いが多く、自分の感覚よりも他人の状況を優先する習慣がある方は、自分の内側からのサインに気づきにくい。体が「そろそろ聞いて」とより大きなサインを出し始めたとき、めまいとして現れることがあります。

また、「最近すごく忙しい、でも体は普通」と感じているうちに、ある日突然めまいが出る、というパターンも多い。実際には体は長い時間をかけてサインを出していたのですが、忙しさの中でそれが意識に届いていなかった、という場合です。

実際にめまいが楽になった方はどんな経過でしたか

当院で実際にめまいを主訴として来院された方の声を、個人が特定されない範囲でご紹介します。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

40代男性の方は、めまい・首のハリ・耳の聞こえにくさを一緒に抱えて来院されました。1回目の施術後は体がふらふらする感じが続いて不安とおっしゃっていましたが、2回目が終わったところでそのふらふら感が消えたとのことです。「潜在意識のことを自分なりに勉強してきたけれど、実際にその話をしてくれる先生に出会えたのが嬉しかった。自分のことは自分で整えていけると思えた」という言葉が印象に残っています。

40代女性の方は、ふわふわしためまい・首こり・腰痛・呼吸困難を合わせて抱えて来院されました。施術を重ねるなかで「先生からの"良くなっていますよ"という言葉にいつも安心感をもらっていた」とおっしゃっています。体の状態が良くなっているという言葉と、安心感が重なることで、体の緊張がゆっくりほぐれていった経過でした。ふわふわ感は数回の施術で落ち着き始め、その後、生活習慣の見直しと合わせながら変化が定着していきました。

40代男性(管理職)の方は、「明らかに体の状態が変わった。身体の重心が上半身から下半身に移った感じがした。全身の指先まで血液が流れているのが分かるくらい変わった」とおっしゃっています。施術とあわせて、1日30分のリラックス時間を作り、趣味の時間を増やし、「考えすぎることを見つめ直した」とのことです。おかげでめまいが落ち着いてきた、という経過でした。「自分の体を見つめ直す機会になりました」という言葉が、めまいの回復の本質を表していると感じています。

めまいは自宅でどうケアすればいいですか

以下のセルフケアを参考にしてみてください。どれか1つからで十分です。全部やろうとしなくていい。できない日があって当然です。そのほうが、体が楽になりやすいということが現場での観察です。

寝る前に、首の後ろを温める。電子レンジで温めたタオルや市販のホットパックを、首のつけ根に5分当てるだけでいい。首まわりの血流が届きやすくなり、眠りの質が変わります。頭部への血の巡りを確保する一番シンプルな方法です。

急に立ち上がらず、ワンテンポ置く習慣をつける。布団から起き上がるとき、椅子から立つとき、一度ゆっくり立って数秒そのまま止まってから動く。これだけで、体位変換時のめまいが起きにくくなります。血圧の急変動を体が処理する時間を与えることが目的です。

足の裏が床についている感覚を確かめてみる。立っているとき、あるいは椅子に座っているとき、足の裏の感覚に意識を向ける。それだけで気が下に降りやすくなり、頭部の過熱が落ち着きやすくなります。スピリチュアルの言葉で「グラウンディング」と呼ばれる感覚に近いです。

長く息を吐く。息を4カウントで吸い、8カウントでゆっくり吐く。吐くことに意識を向けると、副交感神経が働きやすくなります。息を吐ききってから、次の息が自然に入ってくるのを待つ。頑張って深呼吸をしようとしなくていい。吐く、という一点だけでいいです。

冷たいもの・甘いものを控える。体の水分代謝に影響する冷えと甘味の過剰は、水毒を作りやすくします。夏でも常温か温かいものを飲む習慣が、水毒体質の改善に長期的につながります。

体が変わるのは一夜にしてではありません。少しずつ、自分のペースで取り入れてみてください。完璧にやれなかった日に自分を責めないことが、一番のセルフケアかもしれません。

病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか

基本の考え方として、まず医療機関を受診することをお勧めします。特に以下のケースは速やかに受診してください。

急激に激しいめまいが起きた場合。片側の手足に力が入らない、ろれつが回らない、視野が急に欠ける症状を伴う場合(脳梗塞・脳出血が疑われます)。発熱・体重の急激な減少が続く場合。ひどい耳鳴りや突発性の難聴を伴う場合。

医療機関で「特に異常なし」「自律神経の乱れ」という診断を受けた方、または病院への通院を続けながらも改善が感じられない方は、整体を並行して活用することを検討してみてください。

整体は医療の代わりではありません。体の緊張をゆるめ、回復しやすい土台を作るサポートをする場所です。病院と整体を車の両輪として活用するというイメージが一番近いと思います。

不安なことがあれば、まず主治医にご相談ください。

よくあるご質問

めまいのスピリチュアルな意味として語られる「次元上昇のサイン」は本当ですか?

スピリチュアルの文脈で「次元上昇のサイン」という解釈は一つの見方としてあります。私は現場の観察から、「体が"見ないで済むように"揺れている」という読み方を大切にしています。変化の入り口にいるとき、今の自分の層を抜けていこうとするとき、体が揺れることがあるという点では共通しているかもしれません。ただし、自分を責める材料にはしないでください。体が揺れているのは、感じる力が強い証拠です。

めまいが繰り返すのはストレスが原因ですか?

ストレスは大きな要因の一つです。ストレスが続くと首や骨盤まわりの筋肉の緊張が慢性化し、頭部への血流が不安定になります。ただし「ストレスをなくせば良くなる」という単純な話でもありません。ストレスに対する体の反応を緩和し、緊張を溜めにくい体を作ることが根本的なアプローチになります。

ふわふわしためまいと、ぐるぐる回るめまいは違いますか?

違います。ぐるぐる回るめまい(回転性)は耳の内耳の異常が多い。良性発作性頭位めまい症(寝返りや起き上がりで起きる)もこの種類です。ふわふわしためまい(浮動性)は、自律神経の乱れや頭部への血流変動が関係することが多い。一度耳鼻科または脳神経内科で診てもらい、種類を確認してから次のアプローチを選ぶことが大切です。

整体を受けると、めまいはどのくらいで楽になりますか?

個人差が大きいため、何回で変化が出るという断定はできません。施術のなかで首や骨盤の緊張がゆるんで、施術後にしばらくふらふらが消えたという方もいれば、数週間かけて少しずつ変化が出る方もいます。背景にある生活習慣・ストレスの状況・体の消耗度によって異なります。

めまいと一緒に耳鳴りもあります。関係はありますか?

東洋医学では、耳鳴りとめまいはともに「腎(じん)」と「肝(かん)」の働きが関わると見ます。腎は耳と深く関係し、腎の働きが落ちると(腎虚)、耳鳴りとめまいを一緒に持つことが多くなります。また、肝が昂ぶると(肝陽上亢)、頭部に気血が上りすぎて耳鳴りとめまいが合わさることがあります。両方がある場合は肝と腎の両方を整えるアプローチが必要です。

閉経後にめまいが増えた気がします。関係はありますか?

関係があります。閉経後はエストロゲンが急激に減少します。エストロゲンは血管の弾力性を保つ働きもあり、減少すると血管が収縮しやすくなります。東洋医学では閉経後の身体の変化を「腎精(じんせい)の消耗」と読みます。腎精が落ちると下半身の安定が減り、気血が頭部に偏りやすくなる。更年期の症状として出るめまいは、このメカニズムが絡んでいることが多いです。

立ちくらみとめまいは同じですか?

立ちくらみは、急に立ち上がったときに一時的に脳への血流が減って起きるもので、多くは数秒で治まります。めまいはそれより持続時間が長く、じっとしていても起きるケースがあります。立ちくらみは自律神経の切り替えが追いついていないことが多く、整体でアプローチできる部分があります。頻繁に起きる場合は医療機関への相談もお勧めします。

スマホのし過ぎがめまいに関係しますか?

関係します。スマホを長時間見続けると首が前傾した姿勢が固定されます。前傾した首は椎骨動脈(頭部後ろ側への血管)に負担をかけます。また、画面からの強い光や情報量の多さが交感神経を刺激し続けます。スマホを見る時間の長さよりも、「止め方が分からない」「気がついたら夜中まで見ていた」という方は、自律神経が休まっていない状態が続いています。

水をたくさん飲んでいるのにめまいが続きます。なぜですか?

水を飲む量と、体が水を適切に使えるかは別の話です。東洋医学では「脾(ひ)」の働きが落ちると飲んだ水を気血に変えて全身に届ける力が落ちます。水が届かずに余る状態が「水毒(すいどく)」です。この場合、水を増やすほど逆に頭部に余分な水が滞りやすくなります。水を飲む「量」より、体が水を「使える状態」にすることが先です。冷たい飲み物を控えて常温か温かいものにする、胃腸に負担のかかりにくい食事を意識するという方向からアプローチします。

子どもがめまいを訴えています。連れてきていいですか?

お連れいただけます。ただし、子どもに急なめまいがある場合はまず小児科・耳鼻科を受診してください。検査で異常がなかった場合、あるいは自律神経の乱れという診断が出た場合に、整体と並行するという形を取ることが安全です。起立性調節障害(朝起きられない・ふらつき)のお子さんも来院されることがありますが、その場合も医療機関との連携を前提としています。東洋医学では、お子さんの不調は親御さんのエネルギーと深く連動していると見ます。体の施術とあわせて、生活環境・家庭のリズム・お子さんへの接し方なども含めてお話を聞くことがあります。

「今、見ないようにしていることはありませんか」という問いが刺さりました。どうしたらいいですか?

まずその感覚を大切にしてください。「刺さった」という感覚は、体がそこに何かがあると知っているサインです。すぐに解決しようとしなくていい。ただ、「そういうことがあるかもしれない」と認めるだけで、体の緊張が少しゆるむことがあります。焦らず、自分のペースで、安心できる場所で少しずつ向き合っていけばいい。カウンセリングや施術の場でも、一緒に整理していきます。

まとめ

めまいは、体が何かを伝えようとしているサインです。

スピリチュアルな観点から「次元上昇のサイン」と語られるとき、私は施術現場での観察から、その背景に「今、見ないようにしていることがある」という体の正直な声を感じています。答えは分かっていて、ただ見ることが怖いとき、体は「見ないで済むように」揺れることがあります。これは弱さではありません。感じる力の強さが、体にそのまま出ているのです。

東洋医学では、肝の昂ぶりと腎の弱りがめまいの背景になることが多い。見ることへの緊張(肝)と、不安や恐れの蓄積(腎)が、首と骨盤を硬くし、頭部への血流を乱します。

福岡市早良区でめまいに悩んでいる方、病院では異常がないと言われたけれどつらさが残っている方へ。一人で抱え込まず、まず体の緊張をゆるめることから始めてみてください。常若整骨院では、カウンセリング・施術・セルフケアをセットにして、あなたの体が回復しやすい状態を取り戻すサポートをしています。

体の声に耳を傾けてみる。それが、長引くめまいを変えていく最初の一歩になります。一人で抱え込まず、まず相談してみてください。

院長プロフィール

冨高誠治(とみたかせいじ)。柔道整復師・鍼灸師。常若整骨院(福岡市早良区・西新駅から徒歩圏)院長。施術歴20年。25,000人を施術。

東洋医学と気功を軸にした施術を行い、体の症状だけでなく、生活習慣・食習慣・考え方の癖まで含めて全体を診るスタイルを貫いています。「早く来なくていい状態にする」をゴールとし、患者さんが自分自身の健康の舵取りができるよう支援することを大切にしています。全国での技術セミナー講師経験を持ち、医療機関との連携も重視しながら、必要なときには受診を勧めるスタンスで関わっています。