更年期障害のほてり・のぼせが夏に強くなる理由|福岡市で整体を活用して自律神経と体の緊張を整える
結論から言うと、夏に悪化する更年期障害のほてり・のぼせは、女性ホルモンの減少によって体温調節の中枢が不安定になっているところに、夏の気温上昇と冷房による温度差が重なるため強くなります。整体でできることは、体の緊張をゆるめて自律神経が整いやすい土台をつくることです。ホルモンそのものに働きかけることは整体には難しいですが、体の深いところにある緊張をほぐし、カウンセリングを通じてストレスを一緒に見直すことで、夏を少し楽に過ごしやすい体の状態に近づくサポートができます。
福岡市で更年期の不調に悩み、整体も試してみようとお考えの方へ向けて、この記事では「なぜ夏にのぼせが強まるのか」「整体で何ができて、何はできないのか」「東洋医学から見た見立て」「自宅でできるセルフケア」を、現場で20年見てきた経験をもとにまとめています。
なぜ更年期障害のほてり・のぼせは夏に悪化するのか
40代から50代にかけて、女性の体は大きな変化の時期を迎えます。卵巣の機能が少しずつ低下し、エストロゲンという女性ホルモンの分泌が急激に減っていきます。このエストロゲンが、脳の中にある体温調節の中枢「視床下部」と密接に関係しています。
視床下部は体温・脈拍・血圧・発汗などを管理している、いわば体の総司令塔です。エストロゲンが安定しているときは、視床下部は体温をある一定の範囲内に保つ調節をうまく行えます。ところがホルモンが急に減ってくると、視床下部の体温調節センサーが狂ったような状態になり、実際にはそれほど暑くなくても「熱がこもっている」と誤認識して、皮膚の血管を急に広げて熱を逃がそうとします。これがほてりやのぼせ、顔・胸への汗として現れるホットフラッシュの正体です。
では、なぜ夏に特に強くなるのでしょうか。
理由は二つあります。ひとつは「外気温の影響が直接重なるから」です。ただでさえ不安定になっている体温調節センサーに、35度を超えるような真夏の気温という追い打ちがかかります。体はすでにのぼせやすい状態にあるのに、外からの熱刺激がさらに重なるため、症状が強く、長く出やすくなります。
もうひとつは「冷房による温度差が自律神経を疲弊させるから」です。夏は冷房の効いた室内と屋外の行き来が多く、体はひっきりなしに体温調節を迫られます。この急激な温度変化への対応が、もともと乱れやすくなっている自律神経(体のアクセルとブレーキ)を何度も切り替えることになり、次第に調節機能が消耗していきます。消耗した自律神経は、ちょっとした刺激にも過剰に反応します。少し暑い場所に入っただけで激しくのぼせる、冷房の風が直接当たっただけで震えるほど冷える、といった「振れ幅の大きさ」が起きやすくなります。
夜中に汗で目が覚める、寝つけない、朝から顔がほてって気持ち悪い。そういった訴えが、6月から9月にかけて特に増える傾向があります。「毎年夏だけ症状が強くて、秋になると少し落ち着く」という方も少なくありません。
更年期障害に対して整体でできること、できないこと
最初に正直にお伝えしておきます。整体は医療行為ではなく、ホルモンの分泌量を増やしたり、視床下部の機能を直接修正したりする力はありません。婦人科で処方されるホルモン補充療法や漢方薬のように、ホルモン系に作用するものとは、立場がまったく異なります。
整体ができることは「体の緊張をゆるめて、自律神経が整いやすい体の状態をつくること」です。
更年期障害を抱える方の体を見ていると、ほぼ例外なく体のどこかに強い緊張があります。肩や首の筋肉が石のように固まっていたり、背骨の動きが極端に少なくなっていたり、お腹の深いところが締まりすぎていたりします。体が緊張した状態では、自律神経の交感神経(アクセル)が優位な状態から抜け出しにくくなります。交感神経が常にかかりっぱなしの状態では、ほてり・動悸・眠れない・焦りやすい・些細なことでイライラする、といった症状が出やすくなります。
この体の深い緊張をゆるめ、副交感神経(ブレーキ)が働きやすい土台を整えることが整体の役割です。症状そのものを直接消すというより、体が自分で落ち着きを取り戻しやすい状態に近づけるサポートをする、という位置づけです。
またカウンセリングを通じて「何がいちばん体の負担になっているか」を一緒に整理することも、大切にしています。仕事のプレッシャー、親の介護、子育ての終わりと次のライフステージへの不安、夫婦関係のストレス。更年期の不調はこういった人生の変化期に重なることが多く、体の緊張だけをほぐしても変わりにくい場合があります。体と心の両方を視野に入れることで、施術の精度も上がります。
福岡市で整体を探す前に知っておくこと
福岡市には整体・整骨院・鍼灸院が数多くあります。更年期の不調で整体を選ぶとき、押さえておきたいポイントがあります。
まず確認したいのは「問診・カウンセリングにしっかり時間をかけているかどうか」です。更年期の不調は体の見た目だけでは分からないことが多く、いつごろから症状が出たか、生活の中で何がストレスになっているか、睡眠や食事の状態はどうかといった話を丁寧に聞いてもらえる環境かどうかが重要です。最初から施術台に寝かされて手だけ動かすような院では、更年期の体全体を見ることはできません。
次に「整体だけで完結させようとしない院かどうか」を見てください。婦人科や内科との連携を視野に入れながら、整体はあくまでも体のケアのひとつと位置づけてくれる院であることが安心です。更年期の症状が強い場合は、まず医療機関での診察が優先です。
「東洋医学的な視点を持っているかどうか」も参考になります。更年期の体のアンバランスは、西洋医学的な血液検査では数値に出にくいことが多くあります。東洋医学では気・血・水の巡りや体質という観点から体の状態を読み取るため、「検査では異常なし」と言われたけれど体のつらさが残っている、という状態に対してアプローチできる場合があります。
施術スタイルについては、強い刺激や無理な矯正は、敏感になっている更年期の体にかえって負担をかけることがあります。ゆっくり体の緊張をほぐし、自律神経がゆるやかに整う方向へ促すアプローチが、更年期の体に合っている場合が多いです。
常若整骨院の考え方
常若整骨院(福岡市)では、更年期の不調に対して「カウンセリング・施術・セルフケア」を必ずセットで行っています。
施術だけで終わると、院を出た瞬間からまた同じ緊張が積み重なっていきます。日々の生活の中で自分の体を守る術を持ってもらうことが、長い目で見たときの変化につながると考えているからです。
カウンセリングでは症状の経緯だけでなく、「いまいちばん体の負担になっていること」を丁寧に聞かせてもらいます。考えのクセや生活習慣、食事の傾向なども含めて話を聞くことで、施術の精度が上がります。情報を聞かせてもらえるほど、体の状態をより正確に読み取ることができます。
施術では、体の深い緊張をゆるめることを中心に行います。特に背骨・骨盤・お腹まわり・首のつけ根は、更年期の不調と関係が深い部位です。気功的なアプローチで体のエネルギーの流れを整えながら、副交感神経が優位に切り替わりやすい状態へ促していきます。
目指しているゴールは「依存」ではなく「卒業」です。施術に来なくても自分でケアができる、体の状態を自分でモニタリングできる、という状態に近づけることを大切にしています。
東洋医学から見た更年期障害
東洋医学では、更年期を「腎(じん)の精が徐々に減っていく時期」ととらえます。
ここでいう腎は、臓器としての腎臓と完全には一致せず、体の根本的なエネルギー、つまり「回復力の貯金」を司るものとして理解されています。生殖・成長・老化・骨・耳・髪などと関係が深く、生命力の根っこに当たる部分です。
更年期になるにつれてこの腎の精が減ってくると、体を冷やしてバランスをとる力も、体を温めてバランスをとる力も、どちらも弱まってきます。
のぼせ・ほてり・夜中の発汗・口や目の乾燥感・眠りの浅さが強い場合は「腎陰虚(じんいんきょ)」というパターンが多いです。腎の「冷やす力」が不足して体に熱がこもりやすくなっている状態です。
一方、下半身の冷え・むくみ・頻尿・腰が重い・疲れが抜けないという症状が中心の場合は「腎陽虚(じんようきょ)」というパターンが考えられます。腎の「温める力」が弱まっている状態です。
そして更年期の方に非常に多いのが「冷えのぼせ」です。顔や頭は熱くのぼせているのに、手足や下半身は冷たいという状態です。東洋医学ではこれを「上熱下寒(じょうねつかかん)」と表現し、体のエネルギーの偏りが起きている状態を指します。腎の力が弱まったことで、体全体のエネルギーの巡りが乱れ、上半身に熱が集まりやすくなるのです。
また、ストレスやイライラが強いときは「肝(かん)の気の巡りが滞る」状態、つまり体と心のエネルギーの流れ(気の巡り)が詰まった状態も重なってきます。これが頭痛・肩こり・情緒の不安定さ・不眠に繋がることがあります。
三陰交(さんいんこう)
内くるぶしの頂点から指4本分ほど上に上がった場所、すねの骨の後ろきわにあるくぼみです。「女性のツボ」とも呼ばれ、婦人科系の不調全般に対してよく用いられます。ほてり・冷えのぼせ・生理不順など、更年期の様々な症状と関係が深いです。
太谿(たいけい)
内くるぶしとアキレス腱のちょうど間にあるくぼみです。腎陰虚の症状、つまりのぼせ・ほてり・夜間の発汗・口の渇きといった症状に対してよく使われます。腰のだるさにも関係します。
復溜(ふくりゅう)
内くるぶしの頂点から指3本分ほど上、アキレス腱の前きわにあります。腎陰を補う作用があり、夜中の発汗が止まらないときや、体に潤いが足りないと感じるときに用いられます。
腎兪(じんゆ)
腰のウエストラインよりやや上、背骨の左右外側に指2本分ほど離れた場所にあります。腎を補う代表的なツボで、更年期全般の不調や腰のだるさ・疲れが抜けにくい感覚にアプローチするときに使われます。
これらのツボを自分で押す場合は、指の腹でゆっくり5〜10秒押し、息を吐きながらゆっくり離す、という動作を繰り返してください。強く押しすぎず、じんわり温かくなってくる感覚が出れば十分です。
自律神経と更年期障害の関係
自律神経は「アクセル(交感神経)」と「ブレーキ(副交感神経)」の二つで成り立っています。この二つが交互にバランスよく働くことで、心拍・血圧・体温・消化・睡眠が正常に保たれます。
エストロゲンには、この自律神経のバランスを安定させる働きがあることが知られています。更年期でエストロゲンが急激に減ると、アクセルとブレーキの切り替えが不安定になります。夜になってもアクセルが踏まれたままになるから眠れない。急にアクセルが全開になるから顔がほてって汗が吹き出す。朝に副交感神経(ブレーキ)にうまく切り替わらないから体が重くてだるい。これらはすべて、自律神経の切り替えがうまくいかなくなっている状態から来ています。
そこに夏の環境が重なると、状況はさらに複雑になります。
室内と屋外の温度差が大きい夏は、体温調節のために自律神経が何度も切り替えを迫られます。冷房の効いた室内に長くいると体の芯まで冷え、外に出ると急激に熱気にさらされます。この反復する急激な変化が自律神経を疲弊させ、調節機能そのものが落ちていきます。
調節機能が落ちた体は、ちょっとした刺激にも過剰反応しやすくなります。少し暑い場所に入っただけで激しくのぼせる、冷房の風が当たっただけで震えるほど冷える、といったことが起きてきます。
整体でこの悪循環にアプローチするとき、特に注目しているのが「体の硬さ」です。真面目な方や責任感の強い方ほど、肩・首・背骨まわりの筋肉が固く締まっている傾向があります。体が緊張しているということは、交感神経(アクセル)が長時間かかりっぱなしになっているということと、ほぼ同じ意味を持ちます。この緊張をゆっくりほぐしていくことで、副交感神経(ブレーキ)が入りやすくなり、体が自分で落ち着きを取り戻そうとする力を取り戻しやすくなります。
実際に多いケース
常若整骨院に更年期の症状で来られる方には、共通するパターンがあります。
「婦人科でホルモン補充療法を試したが、なんとなく体がすっきりしない」という方が一定数います。ホルモン補充療法で症状が和らいでも、体の深い緊張が残っていると疲れが抜けにくく、肩こりや頭の重さ、眠りの質の悪さが続くことがあります。
「更年期かどうか分からないが、毎晩寝汗で目が覚める。婦人科では異常なしと言われた」というケースもよくあります。この場合、体温調節の乱れが起きている可能性はありながら、血液検査の数値としては基準内に収まっていることがあります。体の体験と数値の間に差があり、どこへ行けばよいか分からない状態で来られる方が多いです。
「夏だけ特に症状が強く、秋になると少し楽になる。でも毎年夏が憂鬱になっている」という方もいます。夏というだけで体が緊張するほどになっている場合は、症状へのアプローチと同時に、夏の生活習慣の見直しが必要になります。
「仕事をやめてから急に症状が出てきた」という方もいます。仕事という構造があることで体を動かし続けていた状態が、急になくなることで体がリズムを失うことが背景の一つと考えられます。体のリズムを取り戻すことが、この場合は特に重要になります。
3人の事例
Aさん(48歳・フルタイム勤務)
管理職として毎日多忙に働いているAさんが来られたのは、梅雨が明けてすぐのころでした。夜中に2〜3回のぼせで目が覚め、シャツが濡れるほど汗をかく。朝になっても体が重く、仕事中も顔が熱い感覚が続く、という状態でした。婦人科でホルモン補充療法を勧められていましたが、副作用が心配で踏み出せず、まず体のケアから始めようと来院されました。
体を触ると首の後ろから肩甲骨のあたりまで全体的に固く締まっており、特に背骨の上部の動きがほとんどない状態でした。カウンセリングでは、仕事のプレッシャーと、部下へのフォローで常に神経を張り巡らせている状態が続いていることが分かりました。
施術では体の深い緊張をほぐすことを中心に、呼吸が深くなる感覚が出るまでゆっくりと時間をかけて行いました。何度か通ううちに、夜中に目が覚める回数が少なくなり、朝の体の重さが和らいできたとのことでした。仕事中ののぼせは引き続き感じることがあるものの、以前よりも持続時間が短くなったとのことです。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。
Bさん(51歳・パート勤務)
中学生の子どもの受験サポートと、義理の両親への介護が重なっている時期に来られたBさんは、「イライラが止まらない。家族に当たってしまって自己嫌悪になる」という悩みを持っていました。ほてりや発汗よりも、情緒の不安定さと眠りの浅さが主な訴えでした。
体を見ると、お腹のあたりに強い緊張があり、呼吸が浅く、肩が常に上がった状態でした。話を聞いていくと、誰かのために頑張り続ける状態が長く続いていることが見えてきました。
施術ではお腹と横隔膜まわりの緊張をほぐすことを中心に行い、呼吸法のセルフケアをお伝えしました。のぼせを感じたとき、吐く時間を長くした深呼吸を3回するという習慣が少しずつ身についてきたとのことで、家族に当たることが減ってきたと話してくださいました。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。
Cさん(55歳・主婦)
10年以上にわたって肩こり・頭痛・疲れやすさが続き、さまざまな整体や整骨院・マッサージを試してきたCさん。「どこへ行っても一時的には楽になるが、すぐ戻る。体質だからしょうがないと思っていた」と言っていました。更年期が加わってから冷えのぼせが強くなり、特に夏は顔が熱くて下半身は冷える状態が毎日続いていたとのことです。
カウンセリングで話を聞くと、子どもの頃から「しっかりしなければいけない」という意識が強く、感情を表に出すことが苦手だということが分かりました。体に緊張が慢性的に積み重なってきた背景に、この「握りしめてきた考えのクセ」があると感じました。
施術を重ねながら、少しずつ「7割でいい」という考え方の話もするようになりました。すぐに何かが変わるわけではありませんでしたが、数ヶ月経ったころから「体が以前より楽になってきた気がする。冷えのぼせが完全になくなったわけではないけれど、前ほど長く続かなくなった」と言ってくださるようになりました。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。
自宅でできるセルフケア
更年期の夏のほてり・のぼせに対して、日常生活の中でできることをまとめます。すべてを一度にやろうとせず、できそうなものから一つ始めてみてください。
首とお腹を冷やさない
エアコンの風が直接首に当たる環境は避けてください。特に夜、冷房をかけたまま眠ると首と腹部が冷え、翌朝にだるさが残りやすくなります。薄手のストールや、お腹にタオルを一枚かけるだけで変わります。冷えのぼせが気になる方は、夏でも腹巻きを使うのは理にかなっています。
吐く時間を長くした深呼吸を1日3回
のぼせを感じたとき、または寝る前に試してみてください。4秒かけて鼻から吸い、8秒かけてゆっくり口から吐く。これを3回繰り返すだけで、副交感神経(ブレーキ)が働きやすくなります。完璧にやろうとしなくて大丈夫です。とにかく吐く時間を長くすることだけ意識してください。
入浴は38〜40度のぬるめで全身浴
熱いお湯は交感神経(アクセル)を刺激します。ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで副交感神経に切り替わりやすくなり、夜の眠りへの準備ができます。冷えのぼせが気になる方は、足首まで浸ける足湯だけでも十分効果があります。
寝る前90分はスマホを遠ざける
スマホの光と情報は交感神経を刺激し続けます。更年期の方は自律神経が切り替わりにくくなっているため、夜のデジタル刺激の影響をより受けやすい傾向があります。寝る前の時間をどう使うかが、夜間のほてりと睡眠の質に直接影響します。
症状が出ても自分を責めない
「なぜこんなに調子が悪いのか」と自分を責め続けると、それ自体がストレスになり、さらに自律神経を乱します。のぼせや不調は、体が変化の時期を一生懸命乗り越えようとしているサインです。症状を責めるより、「今日もよく頑張っているな」という視点で自分の体を見てほしいと思います。
医療機関との連携について
整体は医療行為ではなく、更年期障害を医学的に診断したり、ホルモン補充療法などの医療的処置を行う立場にはありません。
以下の状態がある場合は、まず婦人科または内科・総合病院への受診を優先してください。
症状が急に強くなった、または発熱を伴う不調がある場合。胸の激しい痛みや動悸が続く場合。強いうつ状態や消えてしまいたいという気持ちが出てきた場合。不正出血が続く場合。体重が急激に変化した、またはひどい倦怠感で動けない状態が続く場合。これらの状態では、整体より先に医師の診察が必要です。
婦人科や内科での診察・治療を受けながら、整体で体の緊張をゆるめるケアを並行して行う、という使い方が整体を最も活かせる形です。薬の処方や診断は必ず医師に相談してください。
FAQ・よくある質問
Q1. 更年期障害は整体で楽になりますか?
ホルモンの分泌量を変えることは整体にはできませんが、体の緊張をゆるめて自律神経が整いやすい土台をつくることができます。のぼせや眠れない・だるいといった症状が体の緊張や自律神経の乱れと関係している場合は、整体のケアが役立つことがあります。ただし効果には個人差があります。
Q2. 婦人科での治療と整体は同時に受けても大丈夫ですか?
問題ありません。婦人科で診断・治療を受けながら、整体で体のケアをすることは矛盾しません。服薬内容や治療の状況は施術前に必ずお伝えください。
Q3. 整体に何院も行ってみた方がいいですか?
まず1院で数回施術を受けてみることをおすすめします。整体の変化は施術者との相性や、施術後のセルフケアの実践によっても変わります。数回通ってもまったく変化を感じない場合は、別の院を試してみてください。
Q4. 更年期の症状に鍼灸と整体ではどちらが向いていますか?
一概には言えません。ほてり・のぼせ・夜間発汗には鍼灸も効果が報告されています。整体は体の緊張をゆるめることに強みがあり、肩こり・頭痛・眠りの浅さが気になる場合は整体が向いていることもあります。両方を組み合わせている院もあります。
Q5. のぼせが強いときに整体を受けても大丈夫ですか?
施術当日に症状が強い場合は、最初に必ず伝えてください。体の状態を見ながら、無理のない範囲で行います。発熱を伴うほてりや、胸の激しい動悸がある場合は施術より医療機関受診を優先してください。
Q6. 更年期の症状はいつまで続くのでしょうか?
個人差が大きいです。一般的には閉経前後の数年間(早い方で1〜2年、長い方で10年以上)症状が続くことがあります。整体では症状の長さよりも「症状があっても日常生活を送りやすい体の状態をつくる」ことを目的にしています。
Q7. 夏だけ症状が強くなるのですが、通年で整体を受けた方がいいですか?
夏に限定して悪化する方の場合、夏の生活習慣の見直しが特に重要です。毎年夏が辛い状態が続いているなら、夏に向けて体の準備をしておくことに意義があります。通年でなくとも、夏前から秋にかけてケアを続ける選択もあります。
Q8. 更年期の冷えのぼせは整体で対応できますか?
冷えのぼせ(顔はほてるが下半身は冷える)は、体のエネルギーの流れに偏りが起きている状態です。整体で背骨・骨盤・お腹まわりの緊張をゆるめることで、体全体のエネルギーの流れが均等になりやすくなることがあります。東洋医学のツボケアや温め方を合わせて取り組むと、変化が出やすくなる場合があります。
Q9. 更年期で体重が増えてきました。整体は関係ありますか?
更年期の体重増加にはホルモンバランスの変化や代謝の低下が関係していますが、体の緊張が強いと代謝がさらに落ちやすくなることもあります。整体で体の緊張をゆるめ、日常的に体を動かしやすい状態をつくることはできますが、体重管理そのものは食習慣と運動習慣の見直しが主軸になります。
Q10. 更年期で精神的な症状(イライラ・気分の落ち込み)が強いです。整体は役立ちますか?
精神的な症状が強い場合は、まず精神科・心療内科への受診を検討してください。整体はメンタルの医療行為ではありません。ただし、体の緊張やストレスの状態を整体とカウンセリングで見直すことが、気持ちの余裕を取り戻しやすい土台づくりに繋がることはあります。
Q11. 更年期は何歳から何歳まで続くのですか?
一般的には閉経前後5年ずつ、45〜55歳ごろが更年期にあたるとされています。ただし40代前半から症状が出る方もいますし、60代になっても続く方もいます。「更年期かどうか」の判断は婦人科での診察が確実です。
Q12. 男性の更年期でも来院できますか?
もちろんです。男性の更年期(LOH症候群)でも、体の緊張・自律神経の乱れ・疲れやすさといった症状には整体でアプローチできることがあります。まずはカウンセリングでご相談ください。
Q13. 更年期の不眠と整体の関係を教えてください。
更年期の不眠は、夜になっても交感神経(アクセル)が下がりにくいことが大きな原因のひとつです。整体で体の緊張をゆるめ、特に首・肩・背骨まわりの硬さを解放していくと、副交感神経(ブレーキ)が入りやすくなり、眠りへの切り替えがスムーズになることがあります。寝る前の深呼吸とスマホを遠ざける習慣を合わせて行うと、より変化が出やすくなります。
Q14. 更年期症状を抑えるために食事で気をつけることはありますか?
整体の立場からお伝えできるのは一般的な目安です。東洋医学では、甘いもの・炭水化物の過剰摂取・冷たい飲食物の過多が体のエネルギーバランスを乱しやすいと考えます。夏であれば、旬の夏野菜(ゴーヤ・トマト・なすなど)を取り入れることで体に余分な熱がこもりにくくなる場合があります。ただし食事療法の詳細については、栄養士や医師にご相談ください。
まとめ
福岡市で更年期障害のほてり・のぼせ・冷えのぼせに悩んでいる方へ。
更年期のつらさはホルモンの変化が引き起こすものですが、そこに生活習慣・ストレス・体の緊張が重なることで症状は長引きやすくなります。特に夏は、暑さと冷房の温度差が自律神経への負荷を増やし、症状が強くなりやすい時期です。
婦人科での診察・治療を軸に置きながら、整体で体の緊張をゆるめ、カウンセリングで自分の体の状態を整理し、セルフケアを日常に取り入れていく。この重ね方が、長い更年期を体を壊さずに乗り越えるために大切だと考えています。
「どこへ行っても異常なしと言われたけれど、体のつらさは本物だ」と感じている方へ。一人で抱え込まず、まずは体の深い緊張をゆるめることから始めてみてください。体の緊張がゆるむと、気持ちの余裕も少しずつ変わりはじめることがあります。
院長プロフィール
冨高誠治(とみたか・せいじ)。常若整骨院(福岡市)院長。整体・気功を軸にした施術歴20年、延べ25,000名を施術。更年期・自律神経の不調・慢性症状など、長期にわたり変化しにくい体に向き合ってきた。カウンセリング・施術・セルフケアを三位一体で行い、患者さんが自立して体の管理ができるようになることを目標としている。整体師向けの教育にも取り組んでいる。











