スキンケアを変えても繰り返すニキビ・肌荒れ|福岡市早良区・常若整骨院が腸肌相関と東洋医学で読み解く本当の原因

結論から言うと、繰り返すニキビや慢性の肌荒れは、スキンケアの問題だけではありません。腸内環境の乱れ、自律神経のアンバランス、ホルモンバランスの変動が組み合わさって、皮膚の状態を内側から悪化させています。洗顔料や化粧水を何度変えても変わらない方には、この「体の内側からの原因」を見直すことが鍵になります。

この記事は、スキンケアを試し続けても繰り返しニキビや肌荒れが出て困っている方、体の内側から肌を変えたいと考えている方へ向けて書いています。整体の立場から見た本当の原因と、東洋医学の見立て、腸肌相関の最新知見を合わせてお伝えします。整体は皮膚科的な治療を行う場所ではありません。ただ、自律神経の働きを整えやすい身体づくりや、腸の機能を回復しやすい体のケアを通じて、ニキビや肌荒れが落ち着きやすい土台をつくることを目指しています。

なぜニキビ・肌荒れは長引くのですか

長引く理由の核心は、外側からのアプローチだけでは届かない「体の内側の問題」が関わっているからです。

一つ目は、腸内環境の悪化です。腸内で悪玉菌が優位になると、腸の粘膜バリアが弱まり、リポポリサッカライド(LPS)と呼ばれる物質が血液に入りやすくなります。LPSは体の免疫系を慢性的に刺激し、顔や背中などの皮膚にまで炎症の波を送り続けます。この状態が続くと、スキンケアで表面を整えても炎症の火種が内側から絶えず供給されるため、ニキビが繰り返しやすくなります。腸と皮膚がつながっているという現象は「腸肌相関」と呼ばれ、現代医学でも研究が進んでいます。

二つ目は、自律神経の乱れです。仕事や家庭のストレスが続くと、交感神経が優位になり、副腎からコルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。コルチゾールは皮脂腺を刺激して皮脂の分泌量を増やすため、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビの下地ができやすくなります。また、睡眠の質が下がることで成長ホルモンの分泌が減り、皮膚のターンオーバー(新しい細胞へ入れ替わるサイクル)が乱れます。

三つ目は、季節と体の変化です。立秋を過ぎた8月から9月にかけて、空気の湿度が一気に下がり始めます。夏の間、皮脂分泌が多かった肌が、急に乾燥した空気にさらされると、今度は皮脂を過剰に分泌しようとするアンバランスが起きます。夏の疲れが蓄積した状態でこの変化を迎えると、肌が一気に崩れやすくなります。延べ25,000名を施術してきた経験では、この時期に「急に肌の状態が悪くなった」と感じて来院される方が増えます。

四つ目は、ホルモン変動です。女性であれば月経周期に伴う黄体ホルモン(プロゲステロン)の変動、産後のエストロゲン低下、更年期の変化がニキビ・肌荒れのサイクルを作ることがあります。男性でも、睡眠不足や慢性ストレスによってテストステロンのバランスが崩れると、皮脂の過剰分泌につながりやすい状態になります。スキンケアだけを変え続けていても、この内側の連鎖が続く限り、繰り返しやすい状態は変わりません。

ニキビ・肌荒れとはどのような状態ですか

ニキビとは、毛穴の出口が詰まることで皮脂が溜まり、アクネ桿菌(アクネ菌)が増殖して炎症を起こした状態です。思春期ニキビは主にホルモンの急激な上昇が原因となりますが、20代以降の大人ニキビは、食習慣・腸内環境・睡眠・ストレス・ホルモンバランスなど複数の要因が重なって起きていることがほとんどです。

肌荒れとは、皮膚のバリア機能が低下し、乾燥・赤み・ザラつき・吹き出物などのトラブルが繰り返す状態のことです。ニキビと肌荒れは別々の症状として語られることが多いですが、根本を辿ると「腸内環境の乱れ」「自律神経の疲弊」「内臓の冷え」という共通の原因が潜んでいるケースが多く見られます。

大人のニキビと思春期のニキビでは、対処の方向性も変わります。思春期のニキビはホルモンが落ち着くとともに軽減しやすいですが、大人ニキビは体の内側の問題を整えないと繰り返しやすい傾向があります。「良くなった、でもまた出た」というサイクルを何年も繰り返している方は、一度、体の内側の状態を点検することをお勧めします。

ニキビ・肌荒れに整体はどこまでできますか

整体は皮膚科的な診断・治療を行う場ではありません。ニキビの薬の処方や、皮膚への直接的な医療的処置は行いません。この点は最初に明確にしておきます。

整体が関わることができる部分は、主に三つです。

一つ目は、自律神経の働きを整えやすい体の状態をつくることです。筋肉の緊張・呼吸の浅さ・内臓の硬さが自律神経の乱れに連動しています。これらの緊張をゆるめることで、コルチゾールが過剰に分泌されにくい体の土台をつくる方向を目指しています。

二つ目は、腸の動きをサポートする体のケアです。横隔膜の硬さや骨盤周りの緊張が、腸の蠕動運動を妨げることがあります。体幹の緊張をほぐすことで、腸が動きやすい状態を取り戻しやすくなります。

三つ目は、生活習慣・食習慣へのアドバイスです。腸内環境に関わる食事の見直し(小麦・砂糖・乳製品の過剰摂取を減らす等)や、睡眠の質を上げるためのセルフケアについて、施術と合わせてお伝えします。施術の1時間より、日常の24時間が肌に影響するという考えが根本にあります。

急に症状が強くなった・ニキビが急激に増えた・しこりのある深いニキビ(嚢胞性ざ瘡)がある・ステロイドを使っても改善しない・他の全身症状がある、という場合は、まず皮膚科への受診が優先です。

福岡市で整体を探すとき、何を見て選べばいいですか

ニキビや肌荒れで整体を探すとき、確認してほしいポイントが三つあります。

一つ目は、内側からの原因を診ているかどうかです。骨格の歪みや筋肉だけを見て終わる院では、肌の問題は変わりにくいです。腸・自律神経・ホルモンバランスといった体の内側を含めた見立てができるかどうかを確認してください。

二つ目は、カウンセリングに十分な時間を取っているかどうかです。食習慣・睡眠の質・ストレスの状態・生活リズムを丁寧に聞いてもらえる環境があるかどうかが、内側から変えていけるかどうかに直結します。

三つ目は、「必ず改善します」「絶対に効きます」という表現を使っていないかどうかです。整体の効果には個人差があり、医療的な断定はできません。誠実な院ほど、慎重な表現をしています。

福岡市内で「ニキビ 整体 福岡市」と検索すると複数の院が出てきますが、上記の三点を軸に比べると、自分の体に合った院を見つけやすくなります。

常若整骨院ではニキビ・肌荒れをどう見ていますか

常若整骨院(福岡市早良区・西新駅から徒歩圏)では、ニキビや肌荒れを「皮膚だけの問題」とは見ていません。肌の状態は、腸・肺(呼吸器)・肝(ストレス処理)・腎(回復力の貯金)の状態が複合的に現れたものだと捉えています。

カウンセリングでは、次のことを確認します。ニキビが出やすい場所(額・頬・顎・口まわり・背中)、ニキビのサイクル(生理前後か、食事後か、ストレス時か)、腸の調子(便の状態・ガス・腹部のはり)、睡眠の深さ、ストレスの種類と量。これらを丁寧に聞いた上で、体のどこに緊張が集まっているかを施術で確認します。

施術では、横隔膜・腸周辺の筋肉・背骨周りの緊張をゆるめ、自律神経が整いやすい状態をつくることを目指します。「肌をきれいにする施術」ではなく、「肌が落ち着きやすい体の状態をつくるサポート」という立場です。

食習慣・睡眠の整え方・ストレスの小出し方を、一人ひとりの生活に合わせてお伝えします。過敏性腸症候群や慢性疲労症候群など、腸や自律神経の問題と肌が連動しているケースも多く、こうした複合的な状態を合わせて見立てていきます()。

東洋医学ではニキビ・肌荒れをどう考えるのですか

東洋医学には「肺は皮毛を主る(はいはひもうをつかさどる)」という言葉があります。肺は呼吸だけでなく、皮膚・毛・汗腺を管理する役割も持っています。肺の機能が低下すると、皮膚のバリアが弱まり、乾燥・炎症・毛穴トラブルが出やすくなります。

さらに、肺と大腸は「表裏(ひょうり)の関係」にあります。表裏とは、対になって互いに影響し合う関係のことです。大腸の状態が悪化すると、その影響が肺を通して皮膚にも出るという見方です。便秘・腸内環境の乱れが肌荒れと連動しやすいことは、現代の腸肌相関の研究とも一致しています。

秋は東洋医学では「肺の季節」です。乾燥した空気(燥邪と呼びます。燥とは「乾いた邪気」の意味)が肺を傷めやすく、肌の乾燥・炎症が悪化しやすい時期になります。夏の疲れを蓄積した状態でこの時期を迎えると、肌トラブルが集中しやすくなります。

顔の場所と関係する臓器の対応も参考になります。額はストレス処理に関わる肝や熱の影響、頬は肺・胃腸の影響、口まわりは消化器(脾・胃)の影響、顎やフェイスラインは腎(じん。回復力の貯金のような働き)の低下と関連するという見立てがあります。同じ場所に繰り返しニキビが出る方は、対応する臓器の状態を見直すことが参考になります。

東洋医学のタイプ(証)では、主に三つに分けて考えます。

肺陰虚燥熱型(はいいんきょそうねつがた)は、肌が乾燥しているのに赤みや熱感のある炎症ニキビが混在するタイプです。秋から冬にかけて悪化しやすく、口や鼻の乾き、空咳が合わさることがあります。体の中の潤い(陰液)が足りなくなり、乾いた熱が皮膚に出てくる状態です。典型的には頬から口まわりにかけてのニキビ、肌が突っ張る感覚、夜になると少し火照る感じが重なります。長引く肌の乾燥とニキビが同時にある方は、このタイプに近いことが多いです。

脾虚湿熱型(ひきょしつねつがた)は、胃腸の疲れが背景にあるタイプです。脾(ひ)は東洋医学では消化・吸収・血の製造に関わる臓です。気血の工場のような役割を持ちます。脾の働きが落ちると、体の中に余分な水分(湿邪)がたまり、それが熱を持つと「湿熱(しつねつ)」という状態になります。皮脂が多く、毛穴が目立ち、脂性肌傾向のニキビが出やすいです。甘いもの・脂っこいもの・小麦・乳製品が多い食生活と重なることが多くあります。胃腸の不調(お腹の張り、便がゆるい、食後のだるさ)が肌荒れと同時に出ている方は、このタイプに近いです。

肝火上炎型(かんかじょうえんがた)は、ストレスや感情の抑圧が肝(かん)を過熱させるタイプです。肝は感情処理・血の貯蔵・筋肉の管理に関わります。怒り・フラストレーション・我慢が続くと肝に熱が溜まり、その熱が上に向かって(上炎)顔に出てきます。生理前のニキビ、ストレスのピーク時の急激な悪化、額や頬の赤みが特徴的です。「感情を飲み込んできた」「言えないことを抱えている」という方に多く見られます。このタイプは、皮膚だけでなく、イライラ感・肩こり・胸の詰まり感が重なることがあります。

三つの証のどれか一つだけに当てはまる方よりも、二つ以上が重なっているケースの方が実際には多いです。たとえば、仕事のストレス(肝火)が続いて睡眠が浅くなり(肺陰虚に移行)、腸の動きも鈍くなる(脾虚)という連鎖はよく見られます。施術では、一番強く出ているタイプに合わせて、どこから緊張をゆるめていくかを判断します。腸から始めるか、背骨の緊張から入るか、呼吸から整えるか、カウンセリングで聞いた情報と施術の手応えを合わせながら見立てています。

ツボについては、次を参考にしてください。

曲池(きょくち)は、肘を曲げたときの外側のシワの端にあります。熱を取り除き、皮膚の炎症を落ち着けるのに使われる代表的なツボです。一日1回、ゆっくりと3〜5秒押してから離す程度が目安です。

血海(けっかい)は、膝の皿の内側の上端から指3本ぶん上に位置します。血の巡りを整え、皮膚の赤みやかゆみをやわらげる方向に使います。

合谷(ごうこく)は、手の甲の親指と人差し指の骨が交わるくぼみにあります。大腸の経絡(けいらく。気血の流れる道)上にあるツボで、腸の働きと皮膚を合わせて整える方向に使います。

足三里(あしさんり)は、膝の外側の下端から指4本ぶん下、すねの外側です。胃腸の働きを整える代表的なツボです。腸の機能をサポートする方向に使います。

三陰交(さんいんこう)は、内くるぶしの頂点から指4本ぶん上、すねの骨の後ろぎわです。脾・肝・腎の三臓を同時に整える働きがあり、ホルモンバランス・皮膚・腸に幅広く関わります。生理前のニキビや、ストレスと肌の連動が気になる方に特に参考になります。

自律神経とニキビ・肌荒れはどう関係しているのですか

自律神経とは、体のアクセル(交感神経)とブレーキ(副交感神経)のような働きをするシステムです。ストレスが続くとアクセルが踏みっぱなしになり、ブレーキが効かない状態になります。

この状態が肌に与える影響は三段階あります。

まず一段階目として、コルチゾール(ストレスホルモン)が慢性的に上昇し、皮脂腺を刺激します。皮脂の分泌量が増えることで、毛穴が詰まりやすい環境が整います。

二段階目として、腸の蠕動運動(腸が波を打つように動く動き)が乱れます。副交感神経が優位なときに腸はよく動きますが、交感神経が優位だと腸の動きが鈍くなります。腸の動きが弱まると、腸内の有害物質が溜まりやすくなり、腸内フローラのバランスが崩れます。崩れた腸内環境は、前述のLPS産生を通じて全身の炎症レベルを上げ、皮膚にまで波及します。

三段階目として、睡眠の質の低下が重なります。成長ホルモンは睡眠の最初の深い時間帯に多く分泌されますが、交感神経が過緊張していると寝つきが悪く、深い睡眠が取れません。成長ホルモンは皮膚のターンオーバーに直接関わるため、不足すると古い角質が積み重なり、毛穴詰まりや肌の透明感の低下につながります。

整体では、体の緊張をゆるめることを通じて、副交感神経が働きやすい状態をつくることを目指します。腸が動く、ぐっすり眠れる、コルチゾールの過剰分泌が落ち着く。この三つの回路が整うことで、肌が変わりやすい体の基盤ができていきます。過敏性腸症候群などの腸の問題と肌荒れが連動している場合も、この三段階の改善が共通のアプローチになります()。

ニキビ・肌荒れで来られる方に多いのはどんなケースですか

「スキンケアを何度変えても同じ場所にニキビが出続ける」という方が多いです。洗顔料・化粧水・美容液と数年にわたって変え続けているが、口まわりの吹き出物だけは毎月出てくる、という訴えがその代表です。この場合、口まわりと胃腸の東洋医学的な連動を説明すると、「確かに胃腸が弱い」「生理前は特に胃の調子も落ちる」とつながることが多くあります。

「仕事のストレスが続くと、必ず顔が荒れる」という方も少なくありません。ストレスのピークに合わせて顔の赤みやニキビが増え、休みに入ると少し落ち着くというサイクルを繰り返しています。自律神経とコルチゾールの影響が典型的に出ているパターンです。

「夏から秋にかけての季節の変わり目に毎年荒れる」という方もいます。夏に汗や日焼けでダメージを受けた肌が、秋の乾燥に急に対応できず、皮脂分泌のバランスが崩れるケースです。秋になると毎年同じように肌が崩れる方は、夏の疲れを腸と肺を整えることで手放すアプローチが合いやすいです。

「産後から肌が荒れ続けている」という女性の相談も入ります。産後はホルモンバランスが急変し、エストロゲンが低下します。エストロゲンは肌の保湿やコラーゲン産生に関わるホルモンであるため、その低下が肌荒れに直結します。さらに育児の睡眠不足と疲労が重なり、腸の動きも弱まるという悪循環が起きやすい時期です。

施術前に触れてみると、背中から腰にかけての緊張が板のように硬く、腸のあたりが冷えている方が多いです。「手のひらで触れると、ここだけ冷たい」という部分が腸の動きと連動していることが多く、そこをゆるめると腸の音(グルグルという音)が出てきます。腸が動き始めた後に、顔の熱感が落ち着いてきたと感じる方もいます。施術後に体が温かくなる感覚は、腸と皮膚がつながっていることを体で感じていただける瞬間でもあります。

実際にニキビ・肌荒れが楽になった方はどんな経過でしたか

当院に実際に来られた方の経過をご紹介します。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

30代男性・会社員の方です。姿勢の悪さと手先・足先の冷え、顔のニキビと代謝の低下が主な訴えでした。スキンケアを変えたり皮膚科で処方してもらったりしていましたが、繰り返す状態が続いていました。施術では、背中と腰回りの緊張をゆるめ、内臓の冷えを取る方向のアプローチを重ねました。食事のアドバイスとして、冷たい飲み物を控えること、甘いものの頻度を減らすことをお伝えしました。数週間のうちに手足の冷えが緩和され、顔のニキビも落ち着いてきた、という経過でした。腸の動きが整ったことで皮膚の炎症が落ち着きやすくなった可能性があります。

10代女性(保護者の方より)です。アトピーが背景にある肌荒れが、ストレスや季節の変わり目に周期的に悪化して困っているという相談でした。「薬で表面の症状は抑えられるが、根本がなかなか変わらない」と感じていたとのこと。食生活・生活リズムのアドバイスと施術を重ね、「アトピーによる肌荒れが周期的にくるのがだんだん少なくなってきた」「気持ちの浮き沈みも落ち着いてきた」という報告をいただきました。皮膚の状態と感情・自律神経の連動を実感していただけた経過です。

30代女性の方です。梅雨時から季節の変わり目にかけて体中に出るかゆみ・吹き出物に毎年悩んでいました。子どもの頃にアトピーがあり、大人になって落ち着いたものの、数年前からまた季節性に皮膚症状が出るようになったというケースです。施術と合わせて食生活のアドバイスを行い、「思ったよりも早くかゆみやプツプツが引いた」「お灸や食生活のアドバイスもあり、自分から積極的に体を良くしていってる感覚がある」という声をいただきました。体の内側を整えることで皮膚症状が落ち着きやすくなった事例です。

ニキビ・肌荒れは自宅でどうケアすればいいですか

まず腸の動きを整えることから始めます。毎朝起きたらコップ一杯の白湯を飲む習慣が、腸の蠕動を促す一歩になります。冷たい飲み物・甘いもの・小麦・乳製品を一時的に減らし、ひと月だけ試してみることを勧めています。代わりに、みそ汁・ぬか漬け・納豆などの発酵食品、根菜・海藻・豆類の食物繊維を増やすことが腸活の基本です。

次に、夜の光を制限します。就寝1時間前からスマホの画面を控えることで、副交感神経が優位になりやすくなります。深い睡眠が取れると、成長ホルモンの分泌が増え、皮膚のターンオーバーが整ってきます。

ストレスは溜めてから一気に処理しようとしないことが大切です。感じたことを日記に1〜2行書く、誰かに話す、深呼吸を3回する、これだけで肝の熱が少しずつ発散しやすくなります。肝火上炎型のニキビは、感情の出口を作るだけで変わりやすいことがあります。

お腹と首まわりを冷やさないことも基本です。秋になっても冷房の直風を首や腹に当て続けると、腸の働きと肺の機能がともに下がります。薄い腹巻きを活用するだけで、腸の動きが変わることがあります。

ツボ押しは、曲池(肘の外側のシワの端)を1日1回、親指で3〜5秒ゆっくり押す程度から試してみてください。強く押しすぎず、気持ちいい圧を目安にします。血海(膝の内側上端から指3本ぶん上)も合わせて押すと、血の巡りが整いやすくなります。あくまでセルフケアの補助です。症状が強いときは皮膚科の受診を優先してください。

病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか

迷ったら、まず皮膚科に行くことをお勧めします。整体は医療機関ではなく、ニキビの診断や薬の処方はできません。

皮膚科が先のケースは、次のとおりです。炎症が強いニキビ・嚢胞性ざ瘡(深くしこりになるタイプ)・急激に増えたニキビ・ステロイドを使っても改善しない肌荒れ・発熱を伴う・皮膚が急に大きく変化した、という場合は医療機関が先です。

その上で、「薬を使っても繰り返す」「ホルモン・腸・ストレスとのつながりを整えたい」「体の内側から変えていきたい」という段階になったとき、整体との並走が意味を持ちます。皮膚科と整体は対立するものではなく、補完的な関係です。皮膚科での治療を続けながら来院される方も多くいます。

厚生労働省のe-ヘルスネット(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/)では、皮膚疾患に関する一般的な情報を確認できます。気になる症状がある場合は、まずそちらを参考にしつつ医療機関に相談してください。体重の急激な減少・強いだるさ・高熱が同時にある場合も、まず医師への相談を優先してください。整体はそうした異常がないことを確認した後の補完的なサポートとして位置づけています。

よくあるご質問

ニキビや肌荒れは整体で楽になりますか?

整体が直接ニキビを「なくす」ことはありません。自律神経の調整・腸の機能回復のサポート・体の緊張をゆるめることを通じて、ニキビや肌荒れが落ち着きやすい体の土台をつくることを目指しています。効果には個人差があります。

皮膚科に通いながら来院しても大丈夫ですか?

大丈夫です。整体は皮膚科の治療を妨げるものではなく、補完的な役割を担います。「薬で症状は落ち着くが、繰り返す体質を変えたい」という方が、医療と並走する形で来院されることは多くあります。

何回くらい通えば変化が出ますか?

個人差が大きいため、回数の目安をお伝えするのが難しい状態です。食習慣・睡眠・ストレスの状態によって変化のスピードは大きく変わります。施術だけでなく、日常の生活習慣を並行して整える方が変化が出やすい傾向があります。

ニキビが顎周りに集中するのはなぜですか?

東洋医学では、顎やフェイスラインは腎(じん)の状態と関連すると見ます。腎は回復力・ホルモン調整の貯金のような役割を持つ臓です。睡眠不足・過労・慢性的な疲れが腎の働きを低下させ、顎周りのニキビとして現れやすいとされています。現代医学では、ホルモン変動(特に女性の黄体ホルモン)との関係が指摘されています。

背中のニキビにも対応できますか?

背中のニキビも、腸・自律神経・皮脂分泌の乱れという原因から見れば、同じ枠組みで整えることができます。背骨周りの緊張が腸と自律神経に影響することも多く、施術では背中の緊張をゆるめることも行います。

食事で気をつけることはありますか?

冷たい飲み物・甘いもの(砂糖)・小麦・乳製品の過剰摂取を一時的に減らすことが、腸内環境の改善につながりやすいとされています。代わりに、発酵食品(みそ汁・ぬか漬け・納豆)、食物繊維(海藻・根菜・豆類)、たんぱく質(魚・豆腐・卵)を増やす方向が腸活の基本です。また、水分は冷たい水より白湯や温かいお茶の方が腸への負担が少なくなります。

思春期のニキビと大人ニキビは何が違いますか?

思春期ニキビは、性ホルモンの急上昇による皮脂分泌の急増が主な原因です。大人ニキビは、ホルモン変動に加えて、腸内環境・慢性ストレス・睡眠不足・食習慣が複合的に絡み合うことがほとんどです。思春期ニキビは時間とともに軽減しやすいですが、大人ニキビは体の内側の問題を整えないと繰り返しやすいです。

生理前に必ずニキビが出るのはなぜですか?

生理前の黄体期(排卵後から生理まで)に黄体ホルモン(プロゲステロン)が増加し、皮脂分泌が活発になります。東洋医学では、生理前は肝(かん)の気が高ぶりやすい時期とされており、感情の波・皮膚の炎症・肌荒れが重なりやすくなります。肝の熱を発散させるセルフケア(深呼吸・感情の小出し・三陰交のツボ押し)が参考になることがあります。

どんな人に整体が向いていますか?

ストレスが慢性化していてスキンケアを変えても変わらない方、腸の調子が悪い(便秘・下痢・お腹のはり)と肌荒れが連動している方、「病院で異常なし」と言われたがニキビが繰り返す方、睡眠の質が悪くて肌の調子が落ちていると感じている方が、整体が関わりやすい状態です。

ストレスが主な原因の場合、整体だけで変わりますか?

整体だけで変わることは少ないです。施術によって体の緊張をゆるめ、副交感神経が働きやすい状態をつくることはできますが、ストレスの根本(仕事・人間関係・生活習慣)を整える本人の取り組みが必要です。当院では、施術と合わせてストレスの小出し方・生活習慣の見直しをお伝えしています。

ニキビを防ぐために一番大切なことは何ですか?

腸と睡眠を整えることです。腸が動いていると老廃物が排泄され、全身の炎症レベルが下がります。深い睡眠が取れると成長ホルモンが分泌され、皮膚のターンオーバーが整います。この二つが整うだけで、スキンケアの効果が出やすくなります。外側の手入れはその後でも遅くありません。

肌が乾燥しているのにニキビが出るのはなぜですか?

乾燥すると肌は皮脂を補おうとして分泌量を増やし、かえって毛穴が詰まりやすくなります。東洋医学の「肺陰虚燥熱型」では、体の潤いが不足して乾いた熱が皮膚に出ることで、乾燥と炎症が同時に起きる状態になります。保湿ケアと並行して、体の内側の潤い(食事・睡眠・水分)を補う方向が必要です。

子どものニキビや肌荒れにも対応できますか?

10代の思春期のニキビについても、生活習慣・腸内環境のアドバイスと自律神経のケアという枠組みで関わることができます。ただし、10代のホルモン変動が主な原因である場合は、まず皮膚科で確認することをお勧めしています。必要に応じて、医療機関との連携も視野に入れています。

秋になると毎年肌が荒れるのはなぜですか?

夏の疲れ(皮脂過剰・紫外線ダメージ・汗による肌刺激)が蓄積したまま、秋の乾燥した空気(燥邪)にさらされることで、肌のバリア機能が一気に低下するためです。東洋医学では、秋は「肺の季節」であり、肺が燥邪に傷められると皮膚トラブルが出やすくなります。夏の間に腸と自律神経も疲弊しているため、秋口に複数の弱りが重なって肌に出る形になります。毎年この時期に荒れる方は、夏のうちから腸の動きと睡眠を整えておくことが、秋への備えになります。

まとめ

福岡市でニキビや肌荒れに悩んでいる方へ、この記事が届いていることを願っています。

スキンケアを変えても、薬を使っても繰り返すニキビや肌荒れには、体の内側に原因が残っています。腸内環境の乱れ、自律神経の疲弊、ホルモンバランスの変動、東洋医学でいえば肺陰虚・脾虚・肝火のいずれかが絡んでいることがほとんどです。

大切なのは、肌を「なんとかしよう」と頑張りすぎないことです。体の緊張をゆるめ、腸を動かし、睡眠を整える。この三つを地道に重ねていくことが、繰り返さない肌の土台になります。スキンケアの成分を調べ続けることよりも、夜に白湯を飲んでよく眠ることの方が、肌には効くことが多いです。

「病院に行ったけれど特に異常はないと言われた」「スキンケアを変えても繰り返す」という方が、体の内側からのアプローチで変わりやすくなるケースを、この20年の施術で数多く見てきました。東洋医学の見立てでどの臓が弱っているかを確認することで、対策の方向性がはっきりします。一人で悩み続けず、一度体の状態を確認してみてください。

常若整骨院では、カウンセリングでしっかりとお話を聞いた上で、体の内側から整えるサポートをしています。「どこに行っても変わらなかった」という方も、一度体の状態を一緒に確認してみてください。一人で抱え込まず、まず体の緊張をゆるめることから始めましょう。

院長プロフィール

冨高誠治(とみたかせいじ)。柔道整復師・鍼灸師。常若整骨院(福岡市早良区・西新駅から徒歩圏)院長。施術歴20年、延べ25,000名以上を施術。自律神経・慢性症状・東洋医学の見立てを専門とし、カウンセリングと施術・セルフケアをセットで行う。ニキビや肌荒れなど皮膚症状についても、腸・自律神経・東洋医学の視点から体の内側を整えるサポートを行っている。整体は医療行為ではなく、症状の診断・薬の処方は行っていない。皮膚科や内科など医療機関との連携を視野に入れながら、体の回復しやすい土台づくりをサポートしている。