間質性肺炎のスピリチュアルな意味とは|受け取りすぎた感情が肺をかたくする理由
結論から言うと、間質性肺炎は医学的には肺胞の壁に炎症が起こり、線維化という形で硬くなっていく病気です。そのうえでスピリチュアルな視点を重ねるなら、長年にわたって人の感情や場の空気を人一倍受け取り続けてきた方に多い、という見方があります。
要点は次の3つです。原因は医学的には特発性(原因不明)を含め複数あり、整体で良くできるものではないこと。整体でできるのは、緊張した呼吸補助筋をゆるめ、自律神経が働きやすい身体づくりをサポートすることだけであること。そしてこの記事は、病院で間質性肺炎と診断され、治療を続けながらも「なぜ自分がこの病気になったのか」を静かに考えている福岡市の方に向けて書いています。
なぜ間質性肺炎は長引くのですか
結論として、間質性肺炎が長引く方には、肺そのものの線維化に加えて、呼吸を支える筋肉や自律神経の緊張が抜けていないケースが多くあります。
肺線維化そのものは、抗線維化薬など医療の管轄です。ただ、当院で25,000人を施術してきた経験では、間質性肺炎の方は例外なく、首の付け根から鎖骨の下、みぞおちにかけての筋肉が板のように硬くなっています。これは呼吸のたびに浅い息を無理に押し出そうとして、呼吸を補助する筋肉(斜角筋・小胸筋)が慢性的に緊張しているためです。この緊張が交感神経を優位にし続け、呼吸がさらに浅くなるという悪循環を作ります。医療で線維化の進行を管理しながら、同時にこの緊張のループを緩めることで、日々の息苦しさの感じ方が変わってくることがあります。
間質性肺炎とはどのような状態ですか
間質性肺炎とは、肺の中で酸素を血液に渡す壁(間質)に炎症が起こり、その壁が厚く硬くなっていく病気です。壁が硬くなることをまとめて線維化と呼びます。
原因は、関節リウマチなどの膠原病、粉じんを吸い込む環境、薬剤の影響など複数知られていますが、原因がはっきりしないものは特発性間質性肺炎と呼ばれ、国の指定難病にもなっています。線維化が進むほどガス交換の効率が落ち、坂道や階段で息が上がりやすくなり、乾いた咳が続くのが特徴です。抗線維化薬によって進行の速度を緩やかにする治療が現在の医療の中心で、この点は当院のような整体が代わりを担える部分ではありません。
間質性肺炎に整体はどこまでできますか
結論として、整体は間質性肺炎そのものを良くすることはできません。整体にできるのは、呼吸に関わる筋肉の緊張をゆるめ、自律神経が働きやすい身体の状態をサポートすることです。
具体的には、呼吸を補助するために硬くなった首や胸まわりの筋肉へのアプローチ、横隔膜の動きを妨げている背中や肋骨の可動域を取り戻す施術、そして自律神経の過緊張を落ち着けるための全身の調整です。線維化した組織そのものを柔らかく戻すことはできませんが、線維化していない部分の呼吸筋を柔らかく保つことで、限られた肺機能を今より使いやすくする手助けはできます。あくまで医療での治療と並走する、身体のケアという立場です。
福岡市で整体を探すとき、何を見て選べばいいですか
福岡市で整体院を選ぶときは、まず呼吸器の持病について事前に説明を受け、無理な施術をしないと明言している院かどうかを見てください。
間質性肺炎の方にとって、うつぶせで長時間圧迫される施術や、強い刺激で息を止めさせるような施術は負担になります。カウンセリングの段階で病歴や現在の治療状況、酸素飽和度の目安などを丁寧に聞いてくれるか、施術中に呼吸の様子を都度確認してくれるかは、選ぶ際の実際の目安になります。また、東洋医学の視点を持ち、単に「肩や背中をほぐす」だけでなく、呼吸そのものの質を見てくれる院かどうかも確認してみてください。
常若整骨院では間質性肺炎をどう見ていますか
当院では、間質性肺炎の身体のケアを、呼吸筋のゆるめと自律神経の調整、そして東洋医学でいう「受け取る力」の見立てをセットで行っています。
25,000人を施術してきた中で、間質性肺炎の方に繰り返し見られる共通点があります。それは、人の感情や場の空気、周囲からの期待を人一倍敏感に受け取り、それを外に出さずに抱え込んできた時間の長さです。東洋医学では肺は「魄(はく)」を宿す臓と言われ、魄とは身体感覚を通して外の世界を受け取る働きを指すとされています。呼吸によって空気を取り込む肺は、単に酸素を取り込む器官であるだけでなく、その人が外界とどう関わってきたかが表れやすい場所だと当院では見ています。感じる力が強いことは弱さではなく、感度の高さです。ここを否定せず、その受け取りすぎた分をどう外へ逃がしていくかを一緒に考えるのが、当院のカウンセリングの軸です。
東洋医学では間質性肺炎をどう考えるのですか
東洋医学では、間質性肺炎の背景にある体質を、肺気虚型・肺腎両虚型・気陰両虚型の3つに分けて見立てます。
肺気虚型は、肺そのものの力が落ちているタイプで、息切れが強く、風邪をひきやすいのが特徴です。肺腎両虚型は、肺だけでなく腎(生命力の貯金)まで消耗しているタイプで、加齢や長期の療養で見られやすく、少し動いただけで息が上がります。気陰両虚型は、体を潤す力まで不足しているタイプで、から咳や口の渇きが目立ちます。いずれのタイプにも共通して使う代表的なツボが太淵(たいえん)で、手首の親指側、脈を触れる位置のくぼみにあります。ここは肺の力そのものを補うとされる場所です。膻中(だんちゅう)は左右の乳頭を結んだ線の真ん中、胸骨の上にあり、気の巡りを整え、詰まった胸を開くとされています。足三里(あしさんり)は膝のお皿の下、指4本ぶん下の外側にあり、消化を助けて全身の気血を底上げするために使います。
自律神経と間質性肺炎はどう関係しているのですか
自律神経とは、体のアクセルとブレーキのような働きです。間質性肺炎の方は、息苦しさへの不安から交感神経(アクセル)が優位になりやすく、それがさらに呼吸を浅くするという悪循環に入りやすい状態にあります。
息が上がることへの恐怖が先回りして起こり、実際に動く前から呼吸が浅くなる、いわゆる予期不安の状態です。これは気持ちの弱さではなく、身体が持っている自然な防衛反応が過剰に働いているだけです。副交感神経(ブレーキ)がきちんと働く時間を作れると、呼吸補助筋の緊張が緩み、限られた肺の力を無駄なく使えるようになっていきます。当院ではこの切り替えをサポートするために、呼吸に直接関わる筋肉だけでなく、後頭部や仙骨まわりなど、副交感神経が働きやすくなるとされる部位への施術も併せて行っています。
間質性肺炎で来られる方に多いのはどんなケースですか
当院に来られる間質性肺炎の方には、長年、家庭や職場で人一倍気を配る役割を担ってきた方が多くいらっしゃいます。
自分の体調よりも先に周囲の状況を優先し、しんどさを口に出さずに過ごしてきた期間が長いほど、初診時の胸まわりの硬さが強い傾向にあります。特に、家族の介護や見送りを経験した後、あるいは仕事で長年責任のある立場を務め上げた後に症状が出てきたという経過を語られる方が少なくありません。もちろん間質性肺炎の原因を一つの生き方だけで説明することはできず、単純な因果関係として断定はできませんが、身体に触れてきた臨床の実感として、この傾向はお伝えしておきたいところです。
実際に間質性肺炎が楽になった方はどんな経過でしたか
40代女性、関節リウマチに伴う間質性肺炎と診断された方の例です。診断から半年、抗リウマチ薬と抗線維化薬による治療を続けながら通院を続けられました。初診時、鎖骨の下から胸骨にかけてが板のように硬く、深呼吸をしてもらうと肋骨がほとんど広がっていませんでした。呼吸筋のゆるめと横隔膜まわりの調整を続けたところ、3か月ほどで「階段の踊り場で一息つく回数が減った気がします」と話されるようになりました。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。
50代男性、若い頃に建設業で長く粉じんを吸う環境にいた方の例です。定年後に息切れが強まり、間質性肺炎と診断されました。真面目に長年働いてきたことへの誇りがある一方で、「無理をさせてきたのは自分だ」と自分を責める言葉を何度も口にされていました。施術と並行して、自分を責める必要はなく、それだけ働いてきた身体だという伝え方を重ねたところ、表情が少しずつ和らいでいったのが印象的でした。身体の緊張と同じくらい、気持ちの持ち方が呼吸の深さに影響することを感じた例です。
60代女性、子育てと親の介護が同時期に重なり、その両方が落ち着いた頃に特発性の間質性肺炎と診断された方の例です。「やっと自分の時間ができたのに」と話されていたのが記憶に残っています。在宅酸素は使わずに経過を見ている段階で、当院では週1回のペースで呼吸筋のケアを続けています。「呼吸が浅いことに、指摘されるまで気づいていなかった」という言葉どおり、まず自分の呼吸に意識を向けること自体が、大きな一歩になっていました。効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。
間質性肺炎は自宅でどうケアすればいいですか
自宅でできることとして、口すぼめ呼吸(唇をすぼめてゆっくり息を吐く方法)、階段や坂道を上るときに一呼吸ごとに一段だけ進む区切り方、そして室内の湿度を保つための加湿の3つをお伝えしています。
どれも医学的に推奨されている呼吸法・生活の工夫ですが、3つ全部を毎日きっちりやろうとする必要はありません。どれか1つからで十分です。実際にお会いしてきた方の傾向として、おおらかに「今日はできなかったから明日」と流せる方のほうが、体調の波が穏やかな印象があります。反対に、真面目にきっちりやろうとする方ほど、できなかった日に自分を責めてしまい、その自責がかえって体の緊張を強めることがあります。真面目さが悪いのではなく、その真面目さの向け先を、少しだけ自分への労いに変えてみてください。
病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか
間質性肺炎は、まず呼吸器内科での診断と治療が前提になる病気です。発熱を伴う急な呼吸困難の悪化、唇や指先が紫色になるチアノーゼ、安静時にも強い息苦しさがある場合は、急性増悪の可能性があるため、すぐに医療機関を受診してください。整体はこうした急性の変化に対応する場ではありません。
治療が安定している段階で、日常の息苦しさや呼吸筋の緊張、自律神経の乱れによる体調の波を和らげたいという場合に、整体を治療と並行して活用していただくという位置づけです。薬の量や治療方針の判断は必ず主治医に相談し、整体はあくまで身体のケアとしてお使いください。
よくあるご質問
間質性肺炎は整体で良くなりますか?
間質性肺炎そのものを整体で良くすることはできません。整体でサポートできるのは、呼吸を補助する筋肉の緊張をゆるめ、自律神経が働きやすい身体の状態を作ることです。線維化した肺の組織そのものへの直接的な効果は期待できません。
間質性肺炎のスピリチュアルな意味とは何ですか?
一つの見方として、人の感情や場の空気を人一倍受け取り続けてきた方に多い、という傾向があります。ただしこれは医学的な原因の説明ではなく、当院が臨床の中で感じてきた一つの視点です。感じる力が強いことは弱さではなく感度の高さであり、自分を責める材料にはしないでください。
なぜ自分だけがこの病気になったのか、答えが見つかりません
原因がはっきりしない特発性の間質性肺炎は、医学的にもまだ解明されていない部分が多い病気です。ご自身の生き方や性格だけで説明のつくものではありません。答えを急いで探そうとせず、今できる治療と身体のケアを積み重ねていくことをおすすめします。
呼吸が苦しいとき、施術を受けても大丈夫ですか?
安静時にも強い息苦しさがある、発熱がある、といった場合は施術より先に医療機関の受診が優先です。体調が比較的安定している段階であれば、うつぶせを避けるなど姿勢を調整しながら施術を行うことができます。事前に必ず現在の状態をお伝えください。
ステロイドや抗線維化薬を使いながら通っても大丈夫ですか?
はい、問題ありません。薬の量や治療方針の判断は主治医の領域ですので、整体は治療方針に関与せず、身体のケアという立場で並走します。服薬中の薬の内容は事前にお知らせください。
在宅酸素を使っていますが、施術は受けられますか?
在宅酸素を使用中でも、酸素の管を外さずに施術を受けていただけます。施術中の姿勢や強さは、呼吸の様子を見ながらその都度調整します。
咳がずっと止まりません。なぜですか?
間質性肺炎では、肺の線維化による刺激や、気道の咳受容体が過敏になっていることが、咳が続く一因とされています。東洋医学では、腎が気を納めきれず夜間に咳として上逆する状態と見ることもあります。医療での咳への対応と並行して、呼吸筋のケアも一つの手段になります。
坂道や階段だけ息が上がるのはなぜですか?
平地に比べて坂道や階段は酸素の需要が急に増えるため、限られた肺機能では追いつきにくくなるためです。一段ごとに一呼吸を区切るペース配分と、呼吸を補助する筋肉の柔軟性を保つことの両方が助けになります。
家族が間質性肺炎です。私たちにできることはありますか?
本人の呼吸のペースを急かさず、無理に励まさず、そのままの状態を受け止める関わり方が助けになります。介護する側自身が消耗してしまうことも多いため、支える方自身の身体のケアも忘れないでください。
病院では「経過観察」と言われました。何もしなくていいのですか?
経過観察の間も、呼吸筋の緊張や自律神経の乱れは進むことがあります。医療での定期検査を続けながら、日々の呼吸のしやすさを保つケアを並行して行うことは、経過観察の期間をより穏やかに過ごすための一つの手段になります。
セルフケアはどれくらい真剣にやればいいですか?
3つのケアのうち、どれか1つからで十分です。できなかった日があって当然です。真面目にすべてをこなそうとするより、無理なく続けられる範囲で取り組むほうが、結果として長続きします。
福岡市のどのあたりで対応してもらえますか?
当院は福岡市早良区、西新駅から徒歩圏にあります。呼吸器の持病をお持ちの方にも、事前のカウンセリングを丁寧に行ったうえで施術しています。
まとめ
福岡市で間質性肺炎と診断され、治療を続けながらも先の見えない不安を抱えている方へ。この病気を治すのは医療の役割であり、整体がその代わりになることはできません。ただ、長年人の気持ちを受け取り続けてきた身体の緊張を少しでもゆるめることは、今日からでもできます。一人で抱え込まず、まずは呼吸を支える身体の緊張から見直してみてください。当院では、カウンセリング・施術・セルフケアをセットにして、治療と並走する身体のケアをサポートしています。
体の不調にスピリチュアルな意味はあるのか、という記事でも、症状と心の関係について詳しく書いています。また、間質性肺炎そのものについては整体にできること・できないことをまとめた記事、自律神経との関係については秋の自律神経失調症についての記事もあわせてご覧ください。
症状についての一般的な情報は、難病情報センターの特発性間質性肺炎のページや日本呼吸器学会の解説もあわせてご参照ください。
院長プロフィール
冨高誠治(とみたか せいじ)。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年、25,000人を施術してきた臨床経験をもとに、東洋医学と自律神経の両面から症状の背景を見立てています。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏の常若整骨院院長。
季節ごとの体の整え方を、メールでお届けしています。よければ、どうぞ。
▼ 常若だより 登録はこちら
https://my919p.com/p/r/dqRWbTcm











