福岡市早良区 頚椎椎間板ヘルニアの初期症状
【「頚椎椎間板ヘルニア」ってどんな病気なの?】
首には、頚椎と呼ばれる骨が7個あります。
7個の骨は、縦に連なるように並んでおり、頚椎と頚椎の間には、椎間板と呼ばれるゼリー状の組織がサンドされています。
椎間板があることで、骨と骨の摩擦を避け、首の動きをスムーズにしています。
しかし、椎間板は、加齢とともに水分が失われ、本来の位置から飛び出す(ヘルニア)ことで、脊髄や神経根を圧迫します。
これが頚椎椎間板ヘルニアです。
頚椎とは、首を構成する7つの骨。
椎間板とは、骨と骨の間にあるゼリー状の軟骨。
ヘルニアとは、本来の位置から突出する事を意味します。
椎間板ヘルニアの初期症状は首の痛みで、次第に肩甲骨にまで痛みが広がりしびれが肩から手にかけて広がります。
悪化すると、握力の低下なども見られます。
【頚椎椎間板ヘルニアの原因は?】
首にかかる負担や加齢による椎間板の劣化など、様々。
例えば、首は、他の部分に比べて、細く、外からの力に十分に対応できないのも頚椎椎間板ヘルニアの原因となります。
例えば、デスクワークなど、前かがみの姿勢を何時間も続けると、首には大きな負担がかかります。
最近多いのが、スマホ。
操作時に首が前に不自然に長くまっすぐ伸びるため、首にかかる負担は通常の何十倍とも言われています。
その結果、首を構成する骨と椎間板にダメージが及び、結果、頚椎椎間板ヘルニアになります。
若いうちは、ただの首の痛み、と安易に考えてしまいますが、加齢で症状は次第に悪化するので、早めの対策がポイントです。
【主な症状は?】
首の痛みや肩こり、手のしびれ以外にも、首を後方にそらすと痛みが発生する、首の動きに制限がかかる、などもあります。
また、重症化すると、腕や手の感覚が鈍くなったり、握力が低下するなど日常生活にも支障が及びます。
その他、首の機能が体全体の歪みとして症状が及ぶと、排尿や排便機能に悪い影響を与える事もありますので、早期治療は大事です。
【手術以外に治療できる?】
詳しく検査した結果、頚椎椎間板ヘルニアと診断されたからといって、すぐに手術というわけではありません。
症状によっては、手術以外の方法で、コントロールできます。
例えば、痛みを抑えるための薬物療法や装具で首を固定することで首にかかる負担を軽減。
運動やストレッチ、電気治療等で、症状の緩和も目指せます。
一方、整体、整骨院、接骨院などでは、全身の歪みを取り除き、筋肉のコリをほぐすことで、圧迫している神経を解放し、痛みを軽減する施術を実施。
体本来の機能を取り戻す事を目指すため、頚椎椎間板ヘルニアの症状緩和だけでなく、その他の体調不良緩和も期待できます。
さらに、頚椎椎間板ヘルニアは、不良姿勢を改善することで十分な予防が期待できます。
人間の頭は、非常に重く、ただじっとしているだけで首にかかる負担はかなり大きいです。
その上、猫背になったり、前かがみの姿勢になったりと、姿勢が崩れると、頚椎にかかる負担は、想像以上なので、早めに正しい姿勢を意識するようにしましょう。
また、負担軽減だけでなく、負担に耐えられる筋力を蓄えることも頚椎椎間板ヘルニアの予防に効果的。
自分に適した運動やストレッチ、などを取り入れ、早めの頚椎椎間板ヘルニア対策を行ないましょう。