抜け毛が長引く本当の理由|福岡市・常若整骨院で自律神経と体質から整える

結論から言うと、抜け毛が長引く方の多くは、頭皮だけでなく体の深いところ——自律神経の乱れと、腎・肝・脾という三臓のエネルギー低下が積み重なった状態にあります。

まず3行でまとめます。

  • 抜け毛の根本には、ストレス・ホルモン変化・夏の消耗が重なった「体全体の疲弊」がある
  • 整体でできることは頭皮への直接施術ではなく、自律神経を整え血の巡りが回復しやすい状態に体を導くこと
  • この記事は「最近シャンプーのたびに抜け毛の量が気になる」「ストレスや産後から増えた」「病院で異常なしと言われたのに止まらない」という方に向けて書いています

なぜ抜け毛は長引くのか

抜け毛が長引く方には、体の緊張が抜けていないケースが多くあります。

通常、頭髪は1日50本から150本ほど自然に抜けます。毛根には「ヘアサイクル」という周期があり、成長期・退行期・休止期を繰り返しながら生え変わっているためです。問題が起きるのは、強いストレスや体の消耗が続いたときです。このとき毛根が成長を止めて一斉に休止期へ移行し、2〜3ヶ月のタイムラグを経て一気に抜け落ちる現象が起きます。これを休止期脱毛と呼びます。

「あのとき体がつらかったな」と思い当たる出来事の2〜3ヶ月後に、シャンプーするたびに大量の毛が抜け出す。多くの方が体験するパターンです。

この休止期脱毛が厄介なのは、原因が過去にあるため「何も変わっていないのに急に抜け始めた」と感じることと、抜けてから回復するまでにさらに3〜6ヶ月かかることです。原因が生じてから体表に現れるまでに半年近くのズレがある。

さらに、抜け毛が増えたことへの不安がストレスを生み、そのストレスがまた抜け毛を促すという悪循環が始まります。「シャンプーするのが怖くなった」という訴えを現場でよく聞きます。鏡を見るたびに不安になる、という方も少なくありません。この不安そのものが体を緊張させ続け、回復を遅らせる原因になっています。

抜け毛が増える3つの引き金

抜け毛が増える背景には、大きく3つの引き金があります。

ひとつ目は慢性的なストレスと睡眠不足です。仕事・人間関係・将来への不安が長期にわたって続くと、自律神経が交感神経優位(緊張・戦闘モード)に傾き続けます。交感神経が過剰に働くと血管が収縮し、頭皮への血流が低下します。毛根は酸素と栄養を血流で受け取っているため、長期の血流低下は毛母細胞の活動を直撃します。また、ストレスホルモンであるコルチゾールの慢性的な上昇が、毛周期の成長期を短縮させる可能性が指摘されています。

ふたつ目は産後のホルモン変化です。妊娠中はエストロゲンというホルモンが高く維持されるため、本来抜けるはずの毛が留まり続けます。出産後にエストロゲンが急落すると、溜まっていた毛が一斉に休止期に入り、産後2〜6ヶ月ごろに大量の抜け毛として現れます。これに睡眠不足・育児疲労・食事の乱れが加わることで、回復が長引きやすくなります。

みっつ目は夏の消耗です。夏は発汗で亜鉛・鉄・マグネシウムなどのミネラルが失われやすく、紫外線が頭皮の酸化ストレスを高めます。さらにエアコンによる急激な温度変化が自律神経を揺さぶり、頭皮の毛細血管を収縮させます。「毎年夏になると抜け毛が増える」という方は、この夏特有の消耗パターンに当てはまることが多くあります。

抜け毛と整体の関係

整体でできることは、頭皮に直接何かをするのではありません。

整体の役割は、体全体の緊張をゆるめ、自律神経の働きが回復しやすい状態に導くこと、そして血の巡りを整えるサポートをすることです。抜け毛の根底にある「体の疲弊」に対して、体ごとアプローチするという考え方です。

逆に、整体にできないことも明確にしておきます。ホルモン補充療法や発毛促進薬の処方は医療機関の領域です。AGA(男性型脱毛症)や女性型脱毛症と診断された場合、医療的な対応が必要になります。整体はこうした医療を受けながら体の土台を整える補完的な役割として機能するものです。

体の緊張をゆるめることで、頭皮を含む体全体の血流が改善しやすくなります。自律神経のバランスが整うことで、夜の副交感神経への切り替えがうまくいき、睡眠の質が上がります。睡眠中は成長ホルモンが分泌されて毛根の修復が進む時間帯です。この回復のサイクルを体が回せる状態に整えること、それが整体の関わり方です。

福岡市で整体を探す人が知っておくべきこと

福岡市内で抜け毛の相談ができる整体院を探す場合、いくつかの点を確認することをお勧めします。

まず、原因の見立てができるかどうかです。「なぜ抜けているのか」の背景を問診で丁寧に聞き取るところは信頼がおけます。ストレス・産後・睡眠・食習慣・冷えなど、複合的な背景を整理しないまま施術だけ行うアプローチでは、根本から変わりにくい。背景を読まずに「頭皮マッサージで改善」という話になるところは、一度立ち止まって考えてみてください。

次に、医療機関への受診を勧めるかどうかです。AGA・円形脱毛症・甲状腺疾患・鉄欠乏性貧血など、医療的な原因がある場合は医師の診断が先です。良い整体院ほど、必要に応じて「まず皮膚科へ」「血液検査を受けて」と躊躇なく勧めます。整体だけで全部解決しようとするスタンスは、かえって危険です。

そして、施術だけでなくセルフケアの指導があるかどうかです。週に1回の施術よりも、24時間365日の生活習慣のほうが体への影響は圧倒的に大きい。生活・食・睡眠・ストレス管理を含めたアドバイスがある院は、体を本気で変えることを目指しています。施術を受けるだけで終わる院と、生活ごと整えようとする院とでは、長期的な変化が大きく変わってきます。

常若整骨院の考え方

常若整骨院では、抜け毛を、その人の体全体の状態として受け取ります。

「なぜ今、髪が抜け始めているのか」を体の状態から読み解くことから始めます。初回のカウンセリングで、ここ数ヶ月の睡眠・食事・仕事・家庭の状況、ストレスの感じ方、体の冷えや重さ、月経の状態(女性の場合)などを丁寧に聞き取ります。カウンセリングで背景を深く聞くほど、見立ての精度が上がります。

その上で、体の緊張パターンを施術で整えていきます。首・肩・背中・骨盤まわりの緊張がゆるむと、全身の血行が改善しやすくなります。頭皮につながる後頭部・側頭部の緊張をゆるめることも、体の回復を後押しする要素のひとつです。施術の後に体の変化を確認します。体が重くなくなった、頭が軽くなった、呼吸が深くなった——そういった変化が感じられることがあります。効果には個人差があります。

施術と並行して、毎日の生活習慣の見直しをご提案します。睡眠・食事・体の温め方・スマホとの付き合い方など、回復しやすい土台をつくる具体的なアドバイスをお伝えします。施術は20年の経験をベースに、気功を組み合わせた独自のアプローチを用いています。

東洋医学から見た抜け毛

東洋医学には「髪は血の余りである」という考え方があります。血が十分に体を巡り、五臓六腑の働きが整った状態で、余った分だけ髪を養えるというとらえ方です。髪の状態は体の内側の状態を映し出す鏡でもあります。

腎・肝・脾の三臓から読む

東洋医学では、抜け毛・薄毛に関わる主な臓器として腎・肝・脾の三臓を見ます。

腎(じん)とは、回復力と生命力の貯金ともいえる臓器です。腎は「毛の華(けのはな)」ともいい、毛根の土台となるエネルギーを供給します。腎の力が落ちると、毛根が細くなり、髪が抜けやすくなります。過労・慢性的な睡眠不足・長年のストレス・加齢・産後の消耗などで腎は消耗しやすくなります。

肝(かん)とは、血を蓄えて全身に届ける臓器です。東洋医学では「肝は血の海」ともいわれ、就寝中に血を回収して蓄え、活動時に全身へ送り出す働きをします。肝の血が不足した状態(肝血虚:かんけっきょ)になると、末梢の毛細血管まで血が届かなくなり、頭皮や毛根が栄養不足になります。精神的ストレスは「肝気鬱滞(かんきうったい)」という状態を引き起こし、血の巡りをさらに悪化させます。肝の血が足りないと、夜中に目が覚けやすくなったり、夢が多くなったりすることもあります。

脾(ひ)とは、食べたものを気と血に変換する臓器です。消化吸収と気血の生産を担います。脾の働きが落ちた状態(脾気虚:ひきょ)になると、いくら食べても栄養が気血に変換されず、体全体への供給量が減ります。疲れからくる食欲不振・甘いものへの依存・不規則な食事が脾を消耗させます。

3つの証(タイプ)

証(しょう)とは東洋医学における体の状態の分類です。抜け毛には主に3つのパターンがあります。

腎精虚型(じんせいきょがた)は、長年の過労・睡眠不足・慢性ストレスで腎のエネルギーが底をついたタイプです。抜け毛に加えて、疲れが抜けない・腰がだるい・夜中や早朝に目が覚める・寒さに弱くなった、といった状態を抱えている方に多くみられます。40代以降の慢性型、または長期にわたる消耗を経験してきた方に当てはまることが多くあります。

肝血虚型(かんけっきょがた)は、精神的なストレス・過労・睡眠不足が重なって血の生産と循環が落ちたタイプです。抜け毛とともにストレスがかかると悪化する・目が疲れやすい・夢が多い・爪が割れやすい・生理の量が減った、といった状態が重なっている方に多くみられます。産後や仕事量が多い時期に出やすいパターンです。

脾気虚型(ひきょがた)は、胃腸が弱く食べても気血に変換できていないタイプです。食欲がわかない・食後に眠くなりやすい・体が重だるい・髪が細く弱い・まとめて抜けるより全体的にボリュームが落ちた感じ、といった状態の方に多くみられます。忙しくて食事が不規則になりやすい方、胃腸が慢性的に弱い方に当てはまりやすいパターンです。

代表的なツボ

東洋医学では、体全体の状態を整えるためにツボを活用します。

百会(ひゃくえ)は、頭頂部、両耳を結んだ線と鼻筋を延ばした線の交点にある場所です。押すと少し痛みや心地よさを感じる点を探すと見つかりやすい。自律神経のバランスを整え、頭部への気の巡りを促します。入浴後など体が温まっているときに指の腹でやさしく押さえる程度で十分です。

太渓(たいけい)は、内くるぶしの頂点とアキレス腱の間のくぼみにあります。腎経(じんけい)という経絡の代表的なツボで、腎のエネルギーを補う場所として東洋医学で古くから重視されてきました。冷えがある方はここが冷たくなっていることがあります。

三陰交(さんいんこう)は、内くるぶしの頂点から指4本ぶん上、すねの骨の後ろぎわにある場所です。肝・腎・脾の3経絡が交わるツボで、三臓すべてに働きかける場所として知られています。女性の不調全般に使われることが多く、血の巡りを整える代表格です。

足三里(あしさんり)は、膝の皿の下から指4本ぶん下、すねの外側のくぼみにあります。脾の働きを補い、気血の生産を高めるツボです。胃腸が弱い方、食後に疲れやすい方は毎日押すと体の重さが少し楽になってくることがあります。

自律神経と抜け毛の関係

自律神経とは、体のアクセルとブレーキのような働きをする神経です。交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)の2種類があり、この切り替えがうまくいっていることで体の機能が安定します。

抜け毛と自律神経は深くつながっています。

交感神経が過剰に働いている状態が続くと、血管が収縮して頭皮の血流が減ります。毛根は酸素・栄養を血流で受け取っているため、長期の血流低下は毛母細胞の働きを抑制します。慢性的なストレスホルモンの分泌は、毛周期の成長期を短縮させる可能性があります。

夜になっても副交感神経に切り替わらない状態、いわゆる「体が休まらない夜」が続くと、成長ホルモンの分泌が落ちます。成長ホルモンは夜の深い眠りの中で分泌され、毛根の修復や細胞の再生に働きます。睡眠の質が落ちると、この修復の時間が削られていきます。

「仕事が忙しい時期に抜け毛が増え、連休でゆっくり休めたら少し落ち着いた」という経験がある方は、自律神経の乱れと抜け毛の関係が体に現れているケースと考えられます。

自律神経の乱れは首・肩・背中の緊張と連動していることが多い。後頭部から首にかけての緊張が強い状態は、頭部の血流をさらに絞ってしまいます。首のこわばりを感じる方は、抜け毛と首の緊張が一緒に起きていないかを確認してみてください。

実際に多いケース

20年の現場経験の中で、抜け毛の相談として繰り返し出会ってきたのは、次のような方々です。

「仕事と育児のダブルで、気づいたら大量に抜けていた」という状況の方です。30代から40代に多いパターンで、職場では気を張って頑張り、帰宅したら子育てが待っている。どちらも手を抜けない状況が長く続いて、体の消耗が深くなってから初めて抜け毛として現れます。「いつから増えたか思い出せない」という方も多く、じわじわと悪化してきた体の状態が抜け毛で見えてきた形です。

「産後から抜け毛が増えて、もう1年たつのに戻らない」という方です。産後6ヶ月前後がピークというのが一般的ですが、育児・睡眠不足・食事の乱れが続くと回復が長引きます。母乳育児中は栄養需要が高く、腎精と肝血が特に消耗しやすい状態になっています。「授乳が終わったのにまだ抜ける」という段階の方も来院されます。

「病院で血液検査をしたが異常はない。でも明らかに抜けている」という方です。甲状腺・鉄分・亜鉛など、測定可能な異常はないのに抜け毛が続くケースでは、体全体の気血の消耗が蓄積しているものの血液検査には現れていないことがあります。疲れやすい・睡眠が浅い・体が重い・冷えるという訴えが一緒にある場合は、体の疲弊パターンとして読んでいきます。

3人の事例

注:以下はプライバシーへの配慮から、状況・年代・職業を変えた事例です。また、効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。

事例1:仕事のストレスが引き金になったケース

35歳・会社勤めの女性。プロジェクトの佳境に入った6ヶ月前から抜け毛が増え始め、シャンプーするたびに排水口が詰まるほどになったと来院されました。睡眠は5〜6時間で、眠りが浅く朝もすっきりしないとのこと。仕事が落ち着いた今も抜け毛が止まらず、不安が募っていると話されていました。

体の状態を確認すると、首・肩まわりの緊張が強く、後頭部の締め付けも顕著でした。施術で全身の緊張をゆるめると同時に、睡眠の質を上げるためにスマホを就寝1時間前にしまうことと、首まわりを冷やさないことをお伝えしました。2〜3ヶ月後の来院時に「最近シャンプーのたびに怖くならなくなった」「抜ける量が以前より少し落ち着いてきた気がする」とお話しくださいました。体の緊張が抜けやすくなり、眠りが深くなってきたことが変化のきっかけと思われます。(効果には個人差があります)

事例2:産後から回復が長引いたケース

29歳・育休中の女性。出産から1年が経過しても抜け毛が続き、髪全体のボリュームが戻ってこないと来院されました。夜中の授乳も続いており、まとまった睡眠が取れていない状態で、食事も時間がなく子どもの食べ残しを食べることが多いとのことでした。

疲れがとれない・腰が重い・目が疲れやすいという状態も重なっていました。産後の腎精・肝血の消耗と、睡眠不足・食事の乱れによる脾気の低下が重なっている状態として読みました。施術で骨盤まわりの緊張をゆるめながら、授乳期でも取り入れやすい補血食材(黒ごま・ひじき・卵など)を食事にプラスすることをご提案しました。数ヶ月かけてゆっくりと、抜ける量が落ち着き「少し体が楽になった」と話されていました。(効果には個人差があります)

事例3:どこへ行っても変わらなかったケース

42歳・自営業の女性。抜け毛が気になり始めてから3年が経過。皮膚科・内科を受診したが「特に異常なし」「加齢です」「ストレスです」で終わるか、育毛剤を処方されても変化がなかったとのこと。「もう体質だと諦めていた」と話されていました。

問診を重ねていくと、長年の過労と「誰にも頼れない」という感覚の中で身体を動かし続けてきた経緯が浮かびました。腰のだるさ・冷え・夢が多い・眠りが浅い・月経量の減少という状態から、腎精虚と肝血虚が複合したパターンとして読みました。「抜け毛をどうにかする」ではなく「体そのものを整える」という方向性をご本人と共有したことで、施術に対する取り組み方が変わったようでした。半年ほどかけて「なんとなく体が重くなくなった」「朝起きたときの疲れ感が以前より少し楽になった気がする」という変化が現れてきました。抜け毛の量も「気になりすぎなくなった」とのことでした。(効果には個人差があります)

自宅でできるセルフケア

現実的に続けられることだけお伝えします。

睡眠の質を最優先にする。就寝前の1時間はスマホをしまう。夜中の明かりを落とす。この2つだけで副交感神経に切り替わりやすくなります。毛根の修復は夜の眠りの中で進みます。育毛剤よりも先に、睡眠の質を整えることの方が効果的なことが多くあります。

頭皮と首を冷やさない。夏のエアコンで首すじが冷えると、頭部への血流が落ちます。室内では薄いスカーフで首まわりを覆う、エアコンの風が頭部に直接当たらないよう風向きを調整する、夏でも週3〜4回は湯舟につかる。この3つで頭皮の環境が変わってきます。

食事でタンパク質と黒い食材を意識する。髪の主成分はケラチン(タンパク質)です。卵・豆・魚・肉を毎食意識する。黒ごま・黒豆・海藻・ひじきは東洋医学的に腎と肝血を養うとされ、気血を補う食材として古くから重視されてきました。ただし、胃腸が弱い状態では何を食べても吸収しにくくなります。まずは消化に良いものから、量より質で整えることが先です。

心配しすぎない、責めない。シャンプーのたびに髪の本数を数えたり、鏡で頭皮を凝視したりする行為は、そのたびに不安が高まって交感神経を刺激します。「今、体が回復しようとしている途中」と少しだけ受け取り方を変えることが、体の緊張をゆるめる第一歩になることがあります。

医療機関との連携について

次のような症状がある場合は、まず医療機関(皮膚科・内科・婦人科)を受診してください。整体はその後の補完的なサポートとして活用してください。

突然、硬貨大や手のひら大の円形・楕円形で抜けた。これは円形脱毛症の可能性があり、免疫系の関与が疑われます。

抜け毛に加えて、体重の急変化・むくみ・発汗異常・動悸がある。甲状腺疾患の可能性があります。

貧血症状(立ちくらみ・めまい・強い倦怠感)とともに抜け毛が増えた。鉄欠乏性貧血や亜鉛不足が関係していることがあります。血液検査で確認できることですので、まず内科か婦人科へ。

頭皮に強い炎症・赤み・かさぶたがある。感染症や皮膚炎が原因になっていることがあります。

整体は医療行為ではなく、診断も薬の処方もできません。上記のような症状がある場合は、必ず医師の診断を優先してください。整体はあくまで体全体の緊張をゆるめ、回復しやすい状態を整える補完的な立場で関わります。

FAQ・Q&A

Q1. シャンプーのたびに大量に抜けます。いつ落ち着きますか?

休止期脱毛の場合、原因となったストレスや消耗が落ち着いてから回復まで3〜6ヶ月かかることが多いです。体の緊張が続いていたり、睡眠・食事の乱れが続いていたりすると回復が長引きます。まず体全体を整えることが先です。「まだ抜けている」と焦るほど回復が遅れることがあるため、焦りすぎないことも大切です。

Q2. 整体で抜け毛が変わりますか?

整体で抜け毛が止まるとは断言できません。ただし、自律神経を整え全身の血流が改善しやすい状態にすることで、体の回復の土台を作ることはできます。特にストレスや睡眠不足が背景にある場合、体の緊張をゆるめることが変化のきっかけになることがあります。効果には個人差があります。

Q3. 血液検査で異常がないのに抜け毛が続いています。

血液検査で測れるのは貧血・亜鉛・甲状腺機能など特定の指標に限られます。東洋医学的な「気血の消耗」は血液検査には現れにくいことがあります。全身の症状(疲れやすさ・睡眠の質・冷え・月経の変化)と合わせて体の状態を読むことで、別の角度から体を整えることができます。

Q4. 産後の抜け毛はいつまで続きますか?

一般的に産後2〜6ヶ月がピークで、産後1年以内に落ち着くことが多いとされています。ただし睡眠不足・栄養不足・育児ストレスが続くと回復が遅れやすくなります。「まだ続いている」という場合は、産後の体全体の消耗を整えることが先決です。特に腎精と肝血の回復を意識した生活習慣の見直しが大切です。

Q5. 抜け毛に良い食べ物はありますか?

タンパク質(卵・魚・肉・豆)・鉄(レバー・ほうれん草)・亜鉛(牡蠣・ナッツ・ごま)が髪の材料として重要です。東洋医学的には黒い食材(黒ごま・黒豆・海藻・ひじき)が腎と肝血を養うとされます。ただし、いくら良い食材を摂っても胃腸の働きが落ちていれば吸収されにくいため、食べながら脾(消化力)を整えることも同時に大切です。

Q6. ストレスが原因の場合、ストレスをなくせば戻りますか?

ストレスの原因が消えることで自然に落ち着くケースもありますが、体の消耗が深い場合は原因が解消されても回復に時間がかかることがあります。ストレスが解消されたあとの体の回復を早めるために、睡眠・食事・体を温めることを意識して整えることが大切です。

Q7. 夏になると特に抜け毛が増えます。なぜですか?

夏は発汗によるミネラル(亜鉛・鉄)の消耗、紫外線による頭皮の酸化ストレス、エアコンによる寒暖差が頭皮の血流を低下させる、という3つが重なりやすい季節です。東洋医学では夏は「汗とともに気が漏れる」季節とされ、気・血の消耗が起きやすいとされています。夏前から体を整えておくことで、秋以降の抜け毛の増加を抑えやすくなることがあります。

Q8. 頭皮マッサージは効果がありますか?

頭皮への血流を促す意味で、やさしいマッサージは無理ではありません。ただし力を入れすぎると逆に頭皮を傷める可能性があります。行うなら、シャンプー中に頭皮を指の腹で円を描くようにやさしく動かす程度。それよりも全身の血流を整えること(入浴・首を温める・早く寝る)のほうが根本的な変化につながることが多くあります。

Q9. 育毛剤を使い続けていますが変わりません。

育毛剤は頭皮の環境を整える働きを持つものですが、血の巡りや体全体の消耗が根本にある場合、頭皮の外側だけのアプローチでは変わりにくいことがあります。体の内側の状態を整えることと並行することで、栄養が頭皮まで届きやすい体の状態になっていきます。育毛剤を使いながら、体全体の土台を整えることを同時に進めることが、より効果的です。

Q10. 何歳から整体で抜け毛の相談をしていいですか?

年齢に関係なく相談いただけます。30〜40代の仕事・育児疲れからくるもの、産後の方、50代以降に更年期と重なるもの、20代のストレス性のものなど、それぞれ体の状態が異なります。大切なのは「なぜ今、抜けているのか」をその方の体の状態から読み解くことです。年齢だけで判断するより、体の状態を見ることが先になります。

Q11. 整体で何回通えば変化しますか?

体の変化には個人差があります。1〜2回の施術でも体の緊張がゆるむ変化を感じる方もいれば、体の消耗が深い場合は数ヶ月かけてじわじわと変化が現れる場合もあります。抜け毛そのものよりも、眠りやすくなった・体が重くなくなった・疲れが少し楽になったという変化から先に現れることが多くあります。「抜け毛が止まった」という実感は後から追いかけてくるケースが多いです。

Q12. 抜け毛が気になって不安が強くなっています。

その不安そのものが体の緊張を生み出し、頭皮への血流を妨げていることがあります。「抜け毛を止めなければ」という焦りが交感神経を刺激し続けます。一人で抱え込んで調べ続けるほど不安は大きくなります。「今、体が何かを教えてくれている」という受け取り方に少しだけシフトできると、体の緊張がゆるむきっかけになることがあります。相談できる場所を持つことが、体にとっても大切です。

Q13. 男性の抜け毛も相談できますか?

もちろん相談できます。ただし、男性の抜け毛にはAGA(男性型脱毛症)という進行性のパターンがあります。額の生え際が後退していたり、頭頂部が薄くなってきている場合は、まず皮膚科や発毛クリニックで診断を受けることをお勧めします。AGAと診断された場合、医療的なアプローチが必要です。整体はストレス・睡眠・自律神経の乱れが関与しているケースで、体の土台を整える補完的な役割として関わることができます。

まとめ

福岡市で抜け毛に悩んでいる方へ。

シャンプーするたびに不安になる。鏡を見るたびに気になる。病院で「異常なし」と言われたのに止まらない。そういった経験を続けてきた方に、この記事が届いてほしいと思います。

抜け毛は、その人の体が今どういう状態にあるかを映し出しています。頭皮の問題だけに絞らず、自律神経・睡眠・血の巡り・三臓のエネルギーという体全体の状態を整えることが、長期的に体を変える道筋です。

「もう体質だと諦めていた」という方でも、体を丁寧に整えることで、少しずつ変わっていくことがあります。焦らず、責めず、まず体の緊張をゆるめることから始める。それが整体の関わり方です。

なお、突然の大量脱毛・頭皮の強い炎症・全身症状を伴う場合は、まず医療機関を受診してください。整体は医療の代替ではなく、体の土台を整える補完的な立場にあります。

常若整骨院では、カウンセリングで体の状態を丁寧に読み取り、施術とセルフケアをセットでお伝えしています。一人で抱え込まず、まず相談から始めてみてください。

院長プロフィール

冨高誠治(とみたか せいじ)。常若整骨院(福岡市)院長。整体・東洋医学・気功を軸とした施術歴20年。延べ25,000名を施術。

体の不調は症状の場所ではなく、体全体のエネルギーの流れの中から読み解くという立場で、カウンセリング・施術・セルフケア指導をあわせた施術を行っています。依存させず、早く自立していただくことを大切にしています。