繰り返すめまいには理由がある|首・気圧・体質の3つの視点で整える福岡市の整体院

結論から言うと、繰り返すめまいの多くは「首の慢性緊張」「気圧変動への内耳の過剰反応」「体質から来る血や精の不足・水の停滞」が組み合わさっています。病院で検査をしても異常なし、と言われることが多いのは、臓器そのものに問題があるのではなく、体全体の整え具合が崩れているからです。

  • めまいの繰り返しは、首の慢性緊張・気圧変動・体質の3つが重なって起きやすい
  • 更年期前後・デスクワーク・長年の頑張り続け、この3つが重なる人に特に多い
  • 東洋医学では「腎精消耗型」「心血虚型」「脾虚水毒型」の体質を分けてアプローチする

この記事では、福岡市の常若整骨院で実際に施術を受けてきた方々の経緯をもとに、「なぜめまいが繰り返すのか」を首・内耳・体質の3つの視点から整理します。更年期前後の方、デスクワークが多い方、複数の症状が重なっている方に特に当てはまる内容を書いています。

めまいが繰り返している人に共通していること

繰り返すめまいの背景には、「長期間にわたる体への過負荷」があることが多いです。

「内科にも耳鼻科にも行った。MRIも撮った。でも異常がない、と言われて帰ってきた」という方が、当院を訪ねてくるケースは非常に多いです。一度や二度ではなく、何軒もの医療機関を回り、それでも変化を感じられずにいる方が来られます。

もう一つ共通しているのは、「ずっと頑張り続けてきた人」が多いということです。

仕事、育児、介護、人間関係。自分が休むわけにはいかないという気持ちで何年も走り続けてきた方の体に、めまいは出やすい。頭では「頑張ろう」と思っていても、体は「もう限界」と知らせている。めまいはその信号の一つです。

それが首の緊張として、内耳の過敏さとして、気圧の変化への脆さとして現れてくる。「症状を消す」ことよりも「なぜ出ているのかを知る」ことから始めると、対処の方向性がまったく変わってきます。

なぜ「気圧が下がるとめまいが悪化する」のか

気圧変動でめまいが出る仕組みには、内耳のリンパ液と自律神経の関係があります。

台風前後、梅雨時期、8月から9月の季節の変わり目。この時期に「なんとなくふわふわする」「ぐるっと回る感じがした」という経験がある方は多いと思います。

内耳には「気圧センサー」として働く組織があります。耳の奥にあるリンパ液は、外の気圧が下がると内側からの圧力が相対的に高まり、わずかにバランスが崩れます。このとき前庭神経が過剰に興奮し、「体が動いていないのに動いているような信号」が脳へ送られます。これがめまいの正体の一つです。

内耳にある三半規管はリンパ液で満たされており、外気圧の変化がこの液体に影響すると、体が動いていなくても平衡感覚の誤信号が生じます。これが気圧性のめまいのメカニズムです(参考:ひろつ内科クリニック 気象病とめまいの関係)。

問題は、この反応が人によって大きく違うということです。同じ気圧の変化でも、何も感じない人と、立ち上がれないほどめまいが出る人がいます。この差は「自律神経の安定度」と「内耳リンパの状態」で決まることが多い。

自律神経が慢性的に乱れている人ほど、気圧変動の影響を受けやすい。そして首や肩の慢性的な緊張は、自律神経の安定を著しく損ないます。「体の土台」を整えることが、気圧変動に強くなるための根本的なアプローチになります。

首の慢性緊張とめまいの深い関係

首(頸椎)の緊張がめまいを引き起こす経路は、3つのルートがあります。

病院では「頸性めまい(けいせいめまい)」と呼ぶことがあります。首の筋肉の過緊張や頸椎の変位が、脳幹への血流や頸部の交感神経幹を刺激することで引き起こされる、特有のタイプのめまいです(参考:日本福祉大学付属クリニックさくら 頸性めまい)。

デスクワーク中に多い前傾姿勢、スマートフォンをうつむいて見る習慣、緊張したときに肩をすくめる癖。これらが積み重なると、首の後ろ側の筋肉(後頭下筋群)が年中緊張した状態になります。後頭下筋群は脳幹のすぐそばにあり、ここが固まり続けると次のことが起きやすくなります。

ひとつ目は椎骨動脈の血流低下。椎骨動脈は頸椎の横を通り、脳幹や小脳へ血液を送ります。首の筋肉が慢性的に緊張すると、この動脈が圧迫気味になり、バランスを制御する脳幹・小脳への血液量が減ります。

ふたつ目は頸部交感神経幹への刺激。首の深部には交感神経の幹(星状神経節周辺)が通っています。首の緊張がここを持続的に刺激すると、交感神経が過剰に興奮し続け、内耳の血管も収縮して内耳の血流が落ちます。

みっつ目は固有感覚受容器の混乱。首の筋肉には「体の傾きと位置」を脳に伝えるセンサーが集中しています。この筋肉が緊張で固まると、センサーが正確な情報を送れなくなり、内耳からの情報と食い違いが起きて「めまい」として感じられます。

「首コリがひどくなると必ずめまいが出る」という方は、この3つのルートのどれか、あるいは複数が起きている可能性が高い。

さらに、この首の緊張は精神的な緊張とも連動しています。いつも気を張っている、感情を表に出せない、誰かのために頑張り続けている。そういった状態が続くと、体は交感神経優位のまま固まっていきます。首はその「緊張の蓄積場所」になりやすいのです。

更年期以降に増える「ふわふわめまい」の特徴

更年期前後の女性に増えるめまいは、「浮動性めまい」が多く、対策が他のタイプと異なります。

40代後半から50代の女性に「ふわふわする」「地に足がついていない感じ」「何をしていなくてもふらつく」というめまいが増えます。これは体位変換(立ち上がる・横になる)で出る回転性のめまいとは、出方が違います。

更年期前後の女性ホルモン(エストロゲン)の急激な低下は、自律神経の中枢に直接影響します。エストロゲンは自律神経の安定剤のような役割を持っているため、これが減少すると交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、内耳の血流制御も乱れやすくなります。

また、内耳には多数のエストロゲン受容体が存在することが知られており、ホルモン変動の時期に内耳リンパの調整能力が落ちると、気圧変動や体位変換(立ち上がる、横になる)に過剰に反応しやすくなります。

更年期のめまいの特徴は以下です。

  • 常時ふわふわしている(特定の動作でだけ出るわけではない)
  • 不眠・疲れやすさ・気分の波が同時にある
  • 暑さや人混みが苦手になった
  • 耳鳴りも一緒に出ることが多い

整体の視点では、「ホルモンが変化した」という原因そのものを変えようとするのではなく、「その変化に体が適応しきれていない状態」に注目します。筋肉の緊張、血流の滞り、内臓機能の低下を整えることで、ホルモン変動の波を体が受け止められるようになっていきます。

更年期のめまいに関連する施術については、当院の更年期障害へのアプローチも参考にしてください。

常若整骨院の考え方 — エネルギーが先、症状は結果

めまいは体が「整え直しが必要」と知らせているサインであり、症状を消すことよりも状態を変えることを目指します。

福岡市早良区にある常若整骨院では、25,000人以上の施術経験をもとに、「症状は体の状態の結果として現れる」という見方で整体を行っています。

めまいも例外ではありません。「なぜ、この人のめまいが繰り返すのか」を考えるとき、首だけを見るのでも、内耳だけを見るのでもなく、体全体のエネルギーの流れを確認します。どこで滞っているか、どこが過剰に使われているか、どこが不足しているか。その組み合わせを見ながら施術の方向を決めます。

施術は基本的に「強く押す」「ボキッと鳴らす」といった手法ではありません。体の緊張がどこから来ているのかを読み取り、必要最小限の刺激で体が自分で整う条件を作るアプローチです。

施術が終わったあとに「なんで触っていないのに変わったの?」「立ち上がったら世界がクリアに見えた」という感想をいただくことがあります。体が本来持っている調整力を引き出す、というのが施術の核にあります。

自律神経の乱れがめまいの背景にある場合は、自律神経失調症への整体アプローチも合わせてご覧ください。

東洋医学から見たとき、めまいには3つの体質タイプがある

東洋医学では、めまいは「気・血・精・水のどれが乱れているか」で体質を分けて対処します。

東洋医学では、めまいを「虚(足りない)」と「実(滞っている)」の2方向から考えます。「虚」は体を動かすための気・血・精が不足した状態。「実」は水分や気の流れが停滞して症状を作っている状態です。実際には多くの場合、虚と実が混在しています。

以下の3タイプは、当院でめまいを訴える方に多く見られるパターンです。どれか一つに完全に当てはまることは少なく、2〜3つが重なるケースがほとんどです。

腎精消耗型 — 「使い果たした」タイプ

腎精消耗型は、長年の働きすぎや更年期による「腎の蓄え不足」が根本にあります。

腎は東洋医学でいう「生命エネルギーの蓄え場所」です。先天的に持つ精と、日々の食事や休息で補充される精を蓄えています。長年の働きすぎ、慢性的な睡眠不足、更年期によるホルモン変動。これらが腎の精を少しずつ消耗させます。腎の精が足りなくなると、「骨・脳髄・内耳」といった精で養われる組織が影響を受けます。内耳もそのひとつです。

このタイプのめまいは「立ちくらみ」「ふわふわ感」が多く、疲れると悪化する傾向があります。腰や膝のだるさ、耳鳴り、髪が細くなってきた、物忘れが増えた、といった症状を伴いやすい。

特徴的なのは、「頑張りすぎてきた人」「人のために使い続けてきた人」に多いこと。自分よりも家族・仕事・職場を優先してきた結果、気づいたら腎の蓄えが底をつきかけている。そのパターンで来院される方が非常に多いです。

東洋医学的なアプローチは腎経の流れを整え、精を補うことです。ツボでは太渓(たいけい)、三陰交(さんいんこう)が主に使われます。食養生では黒豆・黒ゴマ・クルミなど「黒い食材」が腎を補うといわれます。

心血虚型 — 「血が足りない・不安型」

心血虚型は、慢性的な不眠と不安が重なり、血が十分に作られていない状態です。

心(東洋医学でいう「こころと血液の循環を司る臓」)の血が不足すると、心神が揺れやすくなります。血は体を養う栄養の流れであり、精神を安定させる基盤でもあります。

このタイプは、不眠(眠れても浅い・夢が多い)、動悸、不安感、記憶力の低下、顔色の悪さを伴うことが多い。めまいは「ふわっとする」「なんとなく不安定」という感覚が特徴で、緊張したり不安になったりすると悪化します。

「いつも誰かに申し訳ない気持ちがある」「自分がしっかりしなければという緊張が抜けない」という方は、心血虚になりやすいといわれます。血は、安心してゆっくりできる環境がないと十分に作られません。緊張が続く環境に何年もいると、じわじわと血が消耗していきます。

東洋医学的なアプローチは、心経・心包経の流れを整え、血を補い安定させることです。ツボでは三陰交(さんいんこう)、神門(しんもん)、内関(ないかん)などが対応します。不眠が背景にある場合は、睡眠と体質の整え方も参考になります。

脾虚水毒型 — 「水が溜まる・気圧に弱い」タイプ

脾虚水毒型は、体内の水の代謝が乱れていて、気圧変動に過剰反応する体質です。

脾(東洋医学でいう「消化と水の巡りを管る臓」)が弱ると、体内の水の代謝が乱れます。正常に循環されるべき水分が「痰湿(たんしつ)」と呼ばれる停滞した水に変わり、体の上部(頭・内耳)に溜まりやすくなります。

このタイプに特徴的なのが、「気圧変動や雨の前後にめまいが悪化すること」です。体内の余分な水が、外気圧の変化に反応して内耳に影響を与えやすくなります。

甘いものや冷たいものを食べると調子が悪くなる、梅雨や台風の時期に特につらい、胃がもたれる・食欲にムラがある、という方がこのタイプに当てはまりやすい。夏から秋にかけての時期は特に悪化しやすく、東洋医学では「脾の季節の変わり目」として注意が必要な時期です。

施術では胃腸の周辺(腹部)にアプローチし、脾胃の機能を高めながら水の流れを正常化させることを目指します。ツボでは豊隆(ほうりゅう)、陰陵泉(いんりょうせん)などが用いられます。

3つの体質を自分でチェックする

以下の問いに当てはまるものを確認してみてください。

「疲れると悪化する、腰や耳も不調、髪が細くなってきた」 → 腎精消耗型の可能性

「不安・不眠・動悸が一緒にある、顔色が悪い、夢が多い」 → 心血虚型の可能性

「甘いものが好き、雨前に必ず悪化する、胃が弱い、むくみやすい」 → 脾虚水毒型の可能性

2つ以上に当てはまる方が多いのが実際です。実際の施術では問診・腹診・背中の緊張のパターンを確認しながら、その方その方の状態を判断します。

施術の流れ — 呼吸から始まる、体を整える順序

当院での施術はまず呼吸の確認から始まり、首・後頭部・腹部という順序で進めます。

浅い呼吸は交感神経を優位にし、めまいを悪化させる土台になります。ゆっくりとした呼吸が体に戻ってくるような働きかけから入り、次に首の後ろ(椎骨動脈・後頭下筋群の周辺)の緊張を確認・解放します。

続いて腹部(脾胃の対応部位)へのアプローチです。内臓の緊張が取れると、全体として体の血流と気の流れが変わります。施術の最後には立ち座りの確認を行います。施術直後に「立ちくらみが軽くなった」「世界がクリアになった」という変化を感じる方が多いのは、この流れ全体の結果です。

また問診では「今、人生で迷っていること、決めきれないことはありますか?」という問いをかけることがあります。東洋医学的に、めまいは「立ち位置への迷い・自分の判断への不信」という感情と連動することがあるためです。体の状態と心の状態をセットで確認することが、長年のめまいを変えるうえで欠かせません。

3人の患者さんの経緯(実際のケース)

実際に来院された方の経緯をご紹介します。いずれも個人情報の保護のため、性別・年代・大まかな経緯のみをお伝えします。口コミは許諾のもと要旨を掲載しています。

ケース1 — 40代女性・めまいで仕事に影響が出るようになってから来院

「めまいがひどくて困っていました。回数が増え、症状も悪くなってきて、仕事にも影響が出るようになったため、思い切って受診しました。めまいがなくなりました。肩こりや偏頭痛もひどかったのですが、同じ原因だと知って驚きました」(40代女性・福岡市)

めまいだけではなく、肩こりや頭痛も一つの体質の流れから来ていたというケースです。「別々の症状」として捉えていたものが、施術を通じてつながっていた事実に気づかれた方です。

このような方に多いのは「職場でも家でも、いつも気を張っている」という状態。首の慢性緊張がめまい・頭痛・肩こりの共通の根にある、というパターンです。仕事量を減らすことよりも、首と自律神経の緊張を解放することで、複数の症状が同時に変化しやすくなります。

ケース2 — 60代女性・1年以上病院を回ったが「原因不明」と言われ続けた

「内科、耳鼻科に1年以上通院しましたが、原因がわからず不安でした。食生活のアドバイスと、自分の身体のサインを聴くことを教えていただいたことが、変化のきっかけになりました」(60代女性・福岡県)

「なぜ検査で問題がないのに、こんなにつらいのか」という不安が長く続いていた方です。病院での検査は臓器の異常を見つけることが目的なので、体質的な気・血・水の乱れや、自律神経の長期的な偏りは数値として見えにくい。だからこそ「原因不明」になりやすいのが、このタイプのめまいです。

この方の場合、長年の食習慣(冷えたもの・甘いものの多用)が脾虚水毒型の体質を作っていたことが背景にありました。食生活の見直しと、体の変化に自分で気づく感覚を取り戻すことが、長年のめまいの出口になりました。

ケース3 — 50代女性・年に2〜3回の入院を伴うほどのめまいが続いていた

「首コリ・背中の痛み・腕のしびれ、一晩に5〜6回のトイレで眠れないなど、複合的な不調が重なっていました。年に2、3回、入院を伴うほどのひどいめまいに長年悩んでいました」

「回を重ねるごとに身体と心が軽くなりました。施術の折に頂いたアドバイスで、生きる上での自分の考え方が誤っていたことに気づきました。諸症状は自分で自分を追い詰め苦しめていた結果だったと、今は思えるようになりました」(50代女性・福岡県)

体の症状と心の状態は切り離せません。自分を追い詰め続けるパターンが首と体の慢性緊張を作り出し、それがめまいとして出ていた。施術がそのことに気づく入口になったケースです。

複数の症状が重なり、長年繰り返すめまいに悩まれている方に、このような変化は珍しくありません。「どこに行っても変わらなかった」からこそ、体質からのアプローチが届く場合があります。

自宅でできるセルフケア — 5つのアプローチ

施術の効果を日常でつなぐために、実践しやすいセルフケアをお伝えします。

1. 後頭部のほぐし(頸性めまいに)

後頭下筋群の緊張を緩めることで、脳幹周辺の血流と自律神経への過剰刺激を軽減します。

両手の指を頭の後ろ、髪の生え際に当てます。首の付け根に指を押し当て、上を見ながら深呼吸を3回。呼吸のたびに指の圧を少しずつ深めます。力で押しすぎず「呼吸で自然に解放される」感覚をイメージしながら行うのがコツです。入浴中やお風呂上がりに行うと、筋肉が温まっていて効果が出やすい。

2. 完骨(かんこつ)と風池(ふうち)のツボ押し

完骨と風池は、頸性めまいと内耳への血流に直接働くツボです。

完骨は耳の後ろの突き出た骨(乳様突起)のすぐ後ろ、少し窪んだ場所にあります。内耳に近く、めまいや耳鳴りに働くツボとして知られています。両手の親指で3〜5秒押し、ゆっくり離す。これを5セット繰り返します。

風池(ふうち)は後頭部の髪の生え際、首の付け根の左右の窪みにあります。めまいと頸部緊張の両方に対応します。同様に親指で3〜5秒の押し離しを繰り返してください。風池と完骨は隣接しているので、一度に両方を確認しながら押すと効率的です。

3. 内関(ないかん)のツボ押し

内関は自律神経に直接働くツボで、吐き気・動悸・不安感にも対応します。

手首の内側、手のひら側の横じわから指3本分の肘方向が内関の位置です。乗り物酔い防止のリストバンドが当たる場所として知られています。反対の手の親指でゆっくり3〜5秒の圧を加え、ゆっくり離す。これを左右それぞれ5セット。めまいが出そうな場面の前後に刺激しておくと、症状の軽減に役立ちます。

4. 太渓(たいけい)と三陰交(さんいんこう)で腎・血を補う

腎精消耗型と心血虚型のめまいには、この2つのツボが有効です。

太渓は足首の内側、内くるぶしとアキレス腱の中間の窪みにあります。腎のエネルギーを補うツボで、腎精消耗型のめまい・立ちくらみ・耳鳴りに特に有効です。

三陰交は足首の内側、内くるぶしから指4本分上にあります。脾・肝・腎の3経が交わる場所で、血の生成と循環を助けます。心血虚型のめまいや更年期症状に広く使われ、不眠にも対応します。

どちらも両足で、親指か人差し指の腹でゆっくり10〜20秒押します。入浴後や就寝前が特に効果的です。痛気持ちいい程度の刺激にとどめてください。

5. 脾虚水毒型の方への食養生

気圧変動でめまいが出やすい方、胃腸が弱い方は食事の内容が体質改善の鍵になります。

冷たいものを控えめにする(特に夏のアイス・ビール・冷たい麺類)。体を温める食材(生姜、紫蘇、ネギ、山椒)を積極的に取る。甘いもの(砂糖の多いお菓子・清涼飲料水)を減らす。食事は腹八分目で、胃腸に余分な負担をかけない。

これらは「脾虚水毒型」の体質に対する東洋医学的な食養生の基本です。1〜2週間続けるだけで、気圧変動への過敏さが変わったと感じる方は少なくありません。

このような場合は先に医療機関を受診してください

めまいには整体でのアプローチが有効なケースが多いですが、緊急疾患のサインを見逃さないことが最優先です。

以下の症状を伴う場合は、整体の前に脳神経科・耳鼻科・内科への受診を検討してください。

  • 突然の激しいめまいと同時に、これまでに経験したことのない激しい頭痛が出た
  • 言葉がうまく出てこない、顔や手足のしびれが新たに出た
  • 片方の耳の聴力が急に落ちた感覚がある(突発性難聴の可能性)
  • 意識が飛びそうな感覚がある、または実際に意識を失ったことがある

これらは脳・心臓・血管系の緊急疾患のサインである可能性があります。整体はあくまでも「医療と並行して体質を整える」補完的な場所です。診断と処置は医師が行います。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会では、めまいの診断と対処に関する患者向け情報を公開しています。受診の判断の参考にしてください(一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会)。

福岡市でめまいの整体を探すときに確認してほしいこと

整体院によってアプローチの方針は大きく違い、めまいには向かない施術もあります。

施術前に「どんな状態でめまいが出るか」「いつから・どんなときに悪化するか」を丁寧に聞いてくれるか。問診の充実度は施術の精度に直結します。

「バキバキする施術」「首に強い圧をかける施術」を主に使う院は、めまいを一時的に悪化させることがあるため、首周辺への強い直接刺激には注意が必要です。

「一発でよくなります」「何回通えば必ずよくなります」といった断言をする院は避けたほうが無難です。めまいの背景にある体質は人それぞれで、変化の速さも人によって違います。

常若整骨院では、初回に丁寧な問診・腹診・体の状態確認を行い、その方に合ったアプローチを一緒に考えていきます。「整体でどこまでできるか」「どこからは医療機関のサポートが必要か」を率直にお伝えするようにしています。

よくある質問

めまいで整体を受けてもいいですか?

はい。ただし「突然の激しいめまいが初めて出た」「頭痛・しびれ・言葉が出にくいを伴う」「聴力が急に落ちた」といった場合は、まず医療機関(脳神経科・耳鼻科)を受診してください。繰り返す慢性的なめまい、病院で「異常なし」と言われたものには、整体が有効なことが多いです。

頸性めまいと普通のめまいはどう違いますか?

首(頸椎)の緊張や変位が原因で起こるめまいを頸性めまいと呼びます。「首を動かすとめまいが出る」「首コリがひどくなるとめまいも悪化する」という傾向があれば、頸性めまいの可能性があります。デスクワーカー・スマートフォンの使いすぎがある方に多いパターンです。

更年期のめまいは整体で対応できますか?

エストロゲンの低下そのものは整体では変えられません。ただし、ホルモン変動による自律神経の乱れ、内耳血流の低下、首や肩の緊張といった「体の反応部分」は整体でのアプローチが有効です。更年期のめまいがある方には、腎精補充のアプローチを中心に施術することが多いです。

検査で「異常なし」と言われたのに症状が続く理由は何ですか?

医療機関の検査は「臓器・組織の異常」を探すものです。自律神経の乱れや体質的な気・血・水の偏りは、検査で数値化しにくい。だからこそ「原因不明」になりやすく、患者さんが途方に暮れることになります。整体は、検査では見えないが体に現れている状態に注目します。

気圧が変わるたびにめまいが出ますが、体質を変えることはできますか?

できます。気圧変動に弱い体質の背景には、内耳への血流の少なさ・自律神経の過敏さ・脾の水代謝の弱さが多く関係しています。これらは施術とセルフケアの組み合わせで、少しずつ変化させていくことができます。「気圧が変わっても影響を受けにくい体」を目指すというイメージです。

何回くらい通えばめまいが落ち着いてきますか?

一概にはお伝えしにくいですが、3〜5回の施術でめまいの頻度や程度が変わってくる方が多い印象です。長年続いているもの、複数の症状が重なっているものは、それ以上かかることもあります。大切なのは「症状が消えるまで待つ」のではなく、「体の変化のサインを感じながら通う」ことです。

めまいと一緒に耳鳴りもあります。関係がありますか?

関係があります。内耳のリンパの状態・血流・自律神経の乱れは、めまいと耳鳴りの両方に影響します。特に腎精消耗型・脾虚水毒型の方に、耳鳴りとめまいの合併は多い。施術では、めまいを整えるアプローチが耳鳴りにも同時に働くことが多いです。

妊娠中や産後にめまいが出ています。整体は受けられますか?

ご来院の際に妊娠中であること・産後であることを必ずお伝えください。状態によっては施術方針が変わります。産後のめまいは血の不足(心血虚・腎精消耗)が背景にあることが多く、整体が有効なケースがあります。

めまいのセルフケアで気をつけることはありますか?

ツボ押しは「痛気持ちいい」程度の刺激にとどめてください。強く押しすぎると逆効果になることがあります。食養生については冷たいもの・甘いものを控えることが脾虚水毒型には特に有効です。また急に立ち上がる動作を避けることが、立ちくらみ型(腎精消耗型)への日常対策になります。

整体と病院の通院は同時にできますか?

できます。むしろ「病院で経過を見ながら、整体で体質を整える」という組み合わせが、多くの方に合っています。服薬中の方も受け入れていますが、内容によっては確認させていただく場合があります。初回にご相談ください。

子どもや10代のめまいにも対応できますか?

対応できます。起立性調節障害(起き上がれない・立ちくらみが多い)を背景にした10代のめまいで来院されるケースもあります。年齢・状態に合わせた施術を行いますので、保護者の方とご一緒にご来院ください。

遠方から来院したいのですが、予約はどこからできますか?

福岡市外・九州各地からも来院される方がいます。予約はホームページまたはお電話でご対応しています。初回は問診・施術含め90分程度を目安にしていただけると、状態をゆっくり確認できます。

まとめ

繰り返すめまいは「内耳だけ」「首だけ」「気圧のせい」という一点では説明しきれないことがほとんどです。

首の慢性緊張、自律神経の乱れ、気圧への過剰反応、そして腎精消耗・心血虚・脾虚水毒といった体質的な背景。これらが重なり合っているから、薬を飲んでも、安静にしても、繰り返してしまうのです。

体は「これ以上無理です」というサインをめまいで出しています。それを「症状を消す」のではなく「なぜ出ているのかを知る」ことから始めると、対処の方向性が変わってきます。

福岡市早良区にある常若整骨院では、体全体の状態を見ながら、あなたのめまいの背景にあるものを一緒に探します。「どこに行っても変わらない」と感じている方に、ぜひ一度ご相談ください。

常若整骨院について

常若整骨院

福岡市早良区にある整骨院。東洋医学・気功的な観点を取り入れた施術が特徴。自律神経系・慢性症状・原因不明の不調を専門に、25,000人以上の施術経験を持つ院長が担当します。

初診は完全予約制。めまい・自律神経・不眠など慢性的な不調でお悩みの方はご相談ください。