起立性調節障害 症状を軽減するために家でのセルフケア ①食事 甘いもの・お菓子・粉もの・乳製品


当院には起立性調節障害で来院するお子さんの特徴として8つのポイントの中で半分以上崩れていることが多いです。

 

当院では8つのポイントでどれだけ平均的に上げて低いものを上げれるかで早期の改善がかかっています。

ポイント8つは

1 食事

2ストレス

3考え方

4生活習慣

5好きなこと・夢中でできること

6目標

7現在の症状

8親

となります。

 

まずは食事 ①甘いもの・お菓子


起立性調節障害で来院されるお子さんは8割ほどが食べ過ぎています。

食べるとその時は気持ちよくなるのできつさ・ストレスを感じないですむからです。

体の調子をさらに悪化させる要因ともなるので少しずつ減らすことを提案しています。

 

お子さんが大好きなもので気軽に手に入りやすくやめずらい。

食べると気持ちよいのでその時はストレス発散となるので良いのでは思われますが、

その後から少しずつダメージがやってきます。

血糖値が一気に上がった時に気持ちが良くなり、その後に血糖値が一気に下がります。

毎日食べ続けると血糖値の乱高下が起こり神経の働きが乱れイライラや不安感が出てきます。

 

通常血液はサラサラですが、甘いもの・お菓子を食べ過ぎると血液はドロドロになり、

内臓の働きが鈍くなってきます。

長期間血液がドロドロの状態が続くとなにが起きるかというと、

・腸が弱くなり免疫が弱くなるため風邪を引きやすくなる、病気になりやすくなる(アトピー・喘息・腸の病気など)

・疲れやすくなる

・感情が不安定になる

・1日中眠い(いくら寝ても眠い)

・感覚が鈍くなる(五感)

などが起きることがあります。

 

甘いもの・お菓子は中毒性が強いので、急にやめるとストレスがかかるので少しずつ減らしていくと良いです。

例えば 一週間で4分の1ほど減らしていくと1ヶ月でほとんど減らせます。

 

甘いもの・お菓子などは2週間ほど食べないでいると体内からほとんど消えるそうです。

やめてみるとわかりますが、久々食べてみると人工的な味がして気持ち悪い感じがします。

 

できる限り 人工のお菓子 から 手作りのお菓子・果物に変える

手作りのお菓子だと砂糖・小麦粉を他のものに変えることが出来るので体への負担が減ります。

ドライフルーツ・ナッツ・小魚などに変えるのがおすすめです。

 

②粉もの

パン・麵類は週にどれだけ食べてますか?

やはり多くのお子さんは好きで食べています。

とっても美味しいのですが、食べ過ぎると甘いもの・お菓子と同じように腸の調子が落ちてしまいます。

 

こちらの提案としては

まったく食べないのはつらいのでパン・麺類を食べる日を週1日にする。(出来る限り和食でバランスが良い食事にする)

小麦粉に気を付けているパン屋さん・ラーメン屋さんを探す。

ラーメンなら家でダシから作る。

パンを家で作る。

健康食品屋さんで材料を探す。

食べた後に身体の調子が落ちない店を探す(食後に痰が出るのは身体がいらないと反応しているからです。これはお父さんお母さんが実感してほしいです。)

 

③乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ)

見落としがちなのが乳製品です。

なぜ減らした方がよいのか?

それは日本人には合わない人が多いからです。

 

乳糖不耐症と言われ、乳糖を消化出来ないと消化不良や下痢となります。

乳製品を摂ってお腹を壊した覚えはないでしょうか?

 

起立性調節障害は腸の調子がかなり落ちてしまっている状態なので

腸の調子が悪い状態で乳製品を摂ると腸の調子がさらに落ちる傾向が強いので減らしてもらっています。

 

④これをやると改善の速度上がります

旬の食材を使ったご飯(良いエネルギーをもらえます)

外食の回数を減らし、家でのご飯を増やす(手作りは添加物が少ない)

お惣菜を減らす(添加物が入っている為。お店を選ぶとよい)

 

大事なお子さんが早く回復するようお手伝いしていきます。

 


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