起立性調節障害② 原因とセルフケア
起立性調節障害の原因とセルフケアについて書いていきます。
原因は一つだけではなく複合的に絡んでいることが多いです。
出来る限り思い当たることを改善していくことが早期回復しやすくなります。
①食事
<減らしたほうがいいもの>
小麦粉(パン、パスタ、ラーメン、お菓子、コーンフレークなど、米は取りすぎなければ大丈夫)
乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)
甘い物(アイス、チョコ、飴、ジュースなど、果物やドライフルーツに変えていくと良い)
外食(添加物が少ない個人のお店に行くのがおすすめ)
お惣菜(添加物が多く体にダメージ)
<増やしたほうがいいもの>
発酵食品(みそ汁、漬物、キムチなど)
和食(栄養バランスがよい)
手作り(添加物がかなり減る)
栄養バランスがよい食事
健康食品のお店で売っているもの
調味料の質を上げる(毎日摂っているものなので地味に重要です。食材よりも調味料の質を変えた方が良い。)
②ストレス(家、学校)
来院するお子さんの特徴はストレスで神経が疲れてしまっています。
優しい子が多く、「自分が我慢すればいい」と他人や家族を優先して自分のやりたいことを我慢しています。
ストレス(我慢)が長期間かかり続けると腸が弱くなりメンタルも打たれ弱くなります。
うちに来ないタイプは「自分の好き放題やっている」ストレスを発散しているから病気になりずらいです。
いかに毎日楽しいことをしてストレス発散して次の日には持ち込まないようにするのか? が大事となります。
③生活習慣
スマホ(来院時、はじめに聞きますがほぼ全員がスマホ夜遅くまで触ってます。寝る1時間前から触るのをやめてもらってます。
使いすぎると目が覚めてしまうからです。あと結構多いのが色々調べすぎて「自分の将来はこんなもんだ」と諦めてしまっていて無気力になっています。限界までやらない子)
SNS(隣の芝生は青い。気になるなら見ないほうがいいです)
運動(運動している子は回復が早い傾向)
お風呂(シャワーだけでは疲れが取れません。お風呂に入る習慣をつけましょう)
休み(塾・部活で休みがないと身体に疲労がたまっていきます。)
④好きな事・趣味
これがあると一気に調子が上がります。(腸や神経がご機嫌になります)
夢中になり、いつの間にか2〜3時間たっていた。そんな好きな事があると最高です。
これは他人に勧められたのではなく、自分で探して夢中になれたものだけです。
⑤親の過保護・過干渉・ストレス
お子さんは親のことがとっても大好きです。ですので親がすることには逆らいません。
あまりに関わりすぎると温室育ちになってしまい、いざというときに何も出来ない子になってしまい腸が弱くなります。
逆に親が忙しすぎて接触回数が減ってしまうと、愛情に飢えて腸が弱くなってしまいます。
(お子さんとの接触頻度が多くなるだけで回復する症例も多くみてきました)
親のストレスや疲労を取ってくれる優しいお子さんがいます。そうするといらないものをため込んでいき調子を崩してしまいます。
他の子どもと比較するのもよくありません。
⑥目標
この症状に限らず目標がある子は回復が早い傾向にあり、
夢に向かって改善の努力を惜しみませんのでこちらはお手伝いしやすいです。
「治ったら何をしたいか?」当院の問診票に入っております。
もしやっていないことがありましたらやってみてください。
症状の改善に近づくはずです。
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