座りっぱなしの仕事を続けている人に、男性不妊が多いのはなぜか|福岡市・常若整骨院
結論から言うと、1日の大半を座って過ごす働き方そのものが、精子の数や運動率に影響することが分かってきています。骨盤まわりの血流が滞り、下半身に熱がこもりやすくなることが背景にあります。
要点は次の3つです。原因は、長時間座ることによる骨盤内の血流停滞と体温の上昇です。整体でできることは、股関節まわりと横隔膜の緊張をゆるめ、下半身の巡りを取り戻す身体のケアです。この記事は、精液検査で数値が基準値をわずかに下回った方、原因不明と言われた方、そしてパートナーと一緒に授かることを望んでいるデスクワーク中心の方へ向けて書いています。
福岡市早良区の常若整骨院では、これまで25,000人の患者さんの身体に触れてきました。その中には、男性不妊で悩まれ、婦人科系のクリニックと並行して身体のケアに通われる方も少なくありません。この記事では、東洋医学の見立てを軸に、座り仕事と男性不妊の関係、整体でできること、自宅でのセルフケアまでをお伝えします。
なぜ男性不妊は、座りっぱなしの人に多いのですか
結論として、座りっぱなしの姿勢が長く続く方には、骨盤内の血流が滞り、精巣の温度が上がりやすい状態が定着しているケースが多くあります。
精巣は体温より2〜3度低い環境でないと、精子を作る機能がうまく働きません。椅子に座り続けると、太ももの付け根がずっと圧迫され、下半身の血液とリンパの流れが悪くなります。血流が滞ると熱がこもりやすくなり、精巣の周囲の温度が下がりにくくなります。加えて、座った姿勢そのものが股関節を長時間曲げた状態を作るため、骨盤内の臓器全体が圧迫され、精索静脈叢という血管の集まりに血液が滞留しやすくなることも指摘されています。
これに運動不足が重なると、状況はさらに進みます。筋肉を動かすことは、全身の血液を心臓へ送り返すポンプの役割を果たしています。座ったまま脳だけを使う働き方が続くと、このポンプが働かず、下半身に血液が溜まったままになりやすいのです。東洋医学では、この状態を気血の巡りが滞った状態と見ます。気は体を動かす力、血はその通り道を流れる栄養そのものです。座りっぱなしで気が滞ると、血もついていけなくなり、骨盤という体の底の部分に停滞が生まれます。
さらに、デスクワークに伴う精神的な緊張も見過ごせません。締め切りや対人関係のストレスが続くと、自律神経のうち交感神経が優位な状態が長引きます。交感神経が優位な状態は、体を戦闘態勢に保つための仕組みで、生殖という「今すぐでなくてもいい機能」への血流を後回しにする方向に働きます。座りっぱなしという物理的な停滞と、緊張しっぱなしという神経的な停滞が同時に起きているのが、デスクワーク中心の方に男性不妊の相談が多い理由です。
海外の研究機関からは、長時間のデスクワークが精子のDNA断片化率、つまり精子の遺伝情報にできる小さな傷の割合に関係している可能性が報告されています。座り続けることによる精巣周辺の温度上昇と、活性酸素による酸化ストレスが、その背景にあると考えられています。テレビの視聴時間が長く運動をしない生活を送る方ほど、精子濃度が下がる傾向があるという指摘もあります。数値そのものよりも、「座り続ける生活習慣が、体の中で何を起こしているか」という仕組みを知っておくことが、日々の過ごし方を見直すきっかけになります。
男性不妊とはどのような状態ですか
男性不妊とは、パートナーとの間で1年以上、避妊をせずに夫婦生活を持っても妊娠に至らない場合に、その原因が男性側にもあると考えられる状態のことです。
不妊の原因は、女性側だけにあるわけではありません。男性側にも原因があるケースは半数近くを占めるとされ、その多くが精液検査で分かる造精機能障害、つまり精子を作る機能そのものの低下です。精液所見に何らかの異常がある方の中には、原因を一つに特定できない特発性のケースが半数近くを占めることも分かっています。検査で明確な病名がつかないからといって、体に問題がないわけではなく、生活習慣やストレス、血流など複数の要因が重なって数値に表れていることが多いのです。
代表的な所見には、精子の数が少ない乏精子症、精子の運動率が低い精子無力症、精子の形に問題がある奇形精子症などがあります。これらは単独で起こることもあれば、複数が重なって起こることもあります。また、精索静脈瘤という、精巣から心臓へ血液を戻す静脈にこぶ状の膨らみができる状態も、男性不妊の原因の一つとして知られています。この静脈瘤は左側に多く起こる傾向があり、血液が逆流して滞ることで精巣の温度が上がり、精子を作る機能に影響すると考えられています。
大切なのは、検査で異常が見つかったからといって、絶対に授かれないという意味ではないということです。数値は、その時点での体の状態を映す一つの指標にすぎません。生活習慣や体の緊張のパターンが変われば、数値も動く余地があります。数か月かけて生活を整えたあとに数値が上向いたという話は、当院でもたびたび耳にします。焦らず、体の状態を少しずつ積み重ねていく視点を持っていただければと思います。
男性不妊に整体はどこまでできますか
整体でできることは、股関節・骨盤まわり・横隔膜の緊張をゆるめ、下半身の血流とリンパの流れを取り戻すための身体のケアです。精液所見そのものを直接操作することはできません。
できることをもう少し具体的にお伝えします。長時間座ることで硬くなった腸腰筋や股関節の深層筋にアプローチし、骨盤内の圧迫を減らします。呼吸が浅くなっている方には、横隔膜まわりの緊張をゆるめ、深い呼吸ができる状態に近づけます。呼吸が深くなると、自律神経の副交感神経が働きやすくなり、体が休息と回復のモードに入りやすくなります。また、下肢のポンプ機能が落ちている方には、ふくらはぎや太もも裏の筋肉の柔軟性を取り戻すケアを行い、座って停滞した血液が心臓へ戻りやすい状態を作ります。
一方で、できないこともはっきりお伝えします。精索静脈瘤の手術適応があるかどうかの判断、ホルモン値の検査、精液検査そのものは、整体では行えません。これらは泌尿器科や生殖医療専門のクリニックの領域です。当院では、体のケアと医療機関での検査・対応は対立するものではなく、両輪だと考えています。婦人科・泌尿器科に通いながら、身体の緊張という土台の部分を整体で整えていく、という関わり方をされる方が多くいらっしゃいます。
整体は医療行為ではありません。妊娠を保証するものでも、数値の改善を約束するものでもなく、あくまで体のケアとストレス管理を通じて、回復しやすい身体づくりをサポートする立場です。
福岡市で整体を探すとき、何を見て選べばいいですか
福岡市内で整体院を選ぶ際は、次の3点を確認すると失敗しにくくなります。
1点目は、体の一部分だけでなく全身を診てくれるかどうかです。男性不妊の背景には、骨盤だけでなく、姿勢の崩れ、呼吸の浅さ、内臓の状態まで関わっています。腰や骨盤だけを施術して終わる院より、全身の状態を見立てたうえで施術する院の方が、根本的な変化につながりやすいと考えられます。
2点目は、医療機関との関わり方を明確にしているかどうかです。精液所見の診断や医療的な対応は医師の領域であり、整体はそこに介入できません。「整体だけで授かれる」というような言い方をする院は避け、婦人科・泌尿器科の受診を前提としたうえで身体のケアを行う姿勢の院を選ぶことをおすすめします。
3点目は、施術者が体の状態をどれだけ具体的に説明してくれるかです。触れてすぐに何も説明せず施術に入るのではなく、どこがどう緊張しているか、なぜそこが硬くなっているのかを、体の状態を見ながら言葉で伝えてくれる院は、見立ての精度が高い傾向にあります。
常若整骨院では男性不妊をどう見ていますか
当院では、まず問診とカウンセリングで、仕事の内容、座っている時間、運動習慣、ストレスの感じ方、睡眠の質を丁寧に伺います。数値だけでは見えない、その方の生活の中の停滞ポイントを一緒に探すためです。
そのうえで、施術では股関節・骨盤・横隔膜・首肩の緊張を見立て、体全体の血流とリンパの流れを取り戻すことを目指します。加えて、生活の中でできるセルフケアもお伝えし、施術と日常のケアをセットで行うことを大切にしています。1回の施術で劇的に変わるものではなく、緊張のパターンが体に染みついている期間が長いほど、変化にも時間がかかる場合があります。焦らず、体が変わっていくペースに合わせて関わっていくことを心がけています。
当院に来られる男性不妊の相談者の多くは、婦人科系のクリニックに通いながら、パートナーと一緒に体づくりに取り組んでいる方々です。奥様の方が先に整体に通われていて、そこから男性側の相談につながるケースも珍しくありません。夫婦二人で取り組む姿勢そのものが、ストレスを一人で抱え込まない土台になっていると感じています。
東洋医学では男性不妊をどう考えるのですか
東洋医学では、生殖にまつわる力の源を腎と捉えます。腎とは、単なる臓器としての腎臓ではなく、生命エネルギーの貯蔵庫、いわば体の回復力の貯金にあたる働き全体を指す言葉です。腎に蓄えられた精という物質が、生殖機能の土台になると考えます。
座りっぱなしのデスクワークが続く方に多く見られる証(体質のタイプ)を、当院での臨床経験から大きく3つに分けてお伝えします。
1つ目は気滞血瘀型です。長時間座ることで気の巡りが滞り、血も一緒に停滞するタイプです。下半身がむくみやすい、太ももの付け根が張っている、座り仕事の後に足が重だるいといった特徴があります。血の巡りが滞ると、体の隅々まで栄養が届きにくくなり、精子を作る材料そのものが不足しやすくなります。
2つ目は脾陽虚型です。脾とは消化吸収と筋肉を主る働きで、体を動かすことで陽気、つまり体を温めて働かせるエネルギーが生まれると考えます。運動習慣がなく、座ったまま脳だけを使う生活が続くと、この陽気が上がりにくくなります。体が冷えやすい、疲れやすい、食後に眠くなるといった方はこのタイプに当てはまりやすい傾向があります。
3つ目は肝鬱化火型です。仕事のストレスやイライラが慢性的に続き、それが熱としてこもるタイプです。肝は気の巡りをコントロールする働きを持ち、ストレスで肝の働きが乱れると、その滞りが熱に変わり、体の潤いを消耗させます。イライラしやすい、目が疲れやすい、夜になっても頭が冴えて眠れないといった特徴があります。
この3つのタイプは重なって現れることも多く、どれか一つに完全に当てはまるとは限りません。大切なのは、自分の体がどの方向に傾いているかを知り、そこに合わせたケアを積み重ねていくことです。
この3つの証は、それぞれ独立しているわけではなく、五臓のつながりの中で影響し合っています。東洋医学では、脾で作られた栄養がめぐりめぐって腎に蓄えられ、腎の力が肝の働きを支えるという関係を考えます。脾陽虚型が長く続くと、腎に送られる栄養そのものが不足し、腎精虚という、より土台に近い消耗につながることがあります。逆に、肝鬱化火型のストレス状態が長引くと、消耗した熱が腎の潤いまで奪い、複数の証が折り重なった状態になることも珍しくありません。座りっぱなしという一つの生活習慣が、脾・肝・腎という複数の働きに時間差で影響を及ぼしていく、というのが東洋医学の見立ての基本的な考え方です。
ツボについても触れておきます。次髎(じりょう)は、お尻の仙骨にあるくぼみで、骨盤内の血流を促す代表的なツボです。委中(いちゅう)は膝の裏側の中央にあり、下半身全体の巡りに関わります。血海(けっかい)は膝の内側、お皿の上から指3本ぶん上のあたりにあり、血の巡りを整える働きがあるとされます。太衝(たいしょう)は足の甲、親指と人差し指の骨が合わさる手前のくぼみで、肝の高ぶりを鎮める働きがあります。足三里(あしさんり)は膝下外側のくぼみから指4本ぶん下にあり、脾胃の働きを助け、体力そのものを底上げするツボとして知られています。
自律神経と男性不妊はどう関係しているのですか
自律神経とは、体のアクセルとブレーキのような働きです。交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキにあたり、この2つが状況に応じて切り替わることで、体は活動と休息のバランスを保っています。
デスクワークが続く方は、締め切りやオンライン会議、細かい確認作業などで、交感神経が優位な時間が長くなりがちです。交感神経が優位な状態は、体を戦闘態勢に保つための仕組みで、この間、体は生殖機能への血流やエネルギー配分を後回しにする方向に働きます。生殖は、命を守るための機能ではなく、余裕があるときに働く機能だからです。
さらに、交感神経が優位な状態が続くと、血管が収縮しやすくなります。ただでさえ座りっぱなしで滞っている下半身の血流が、自律神経の緊張によってさらに絞られてしまうのです。座りっぱなしという物理的な停滞と、自律神経の緊張という神経的な停滞が重なることで、精巣周辺の環境は二重に悪くなりやすいと考えられます。
副交感神経が働く時間を意図的に作ることが、この悪循環を断ち切る一つの手がかりになります。深い呼吸、湯船につかる時間、就寝前のスマートフォンを手放す時間など、小さな切り替えの積み重ねが、体を回復モードに戻す助けになります。
男性不妊で来られる方に多いのはどんなケースですか
当院にご相談に来られる方には、いくつかの共通したパターンがあります。
1つ目は、IT系やオフィスワーク中心で、1日9時間以上を座って過ごしている方です。会議もオンラインで完結し、外を歩く機会がほとんどないという方が多く見られます。
2つ目は、精液検査で「基準値をわずかに下回っている」「原因ははっきりしない」と言われた方です。数値が大きく異常というわけではないため、どこまで対応すればいいのか分からず、パートナーだけが妊活のクリニックに通い続けている状況に、負い目のような感覚を抱えている方が少なくありません。
3つ目は、パートナーの方が先に体のケアに取り組んでいて、そこから男性側にも声がかかったケースです。「自分だけ何もしていない」という気持ちから来院される方も多く、こうした方は施術を重ねる中で、自分の体の状態に初めて向き合う機会になったとおっしゃることがあります。
4つ目は、30代後半から40代にかけて、これまで体のケアというもの自体をほとんど受けたことがなかった方です。健康診断では大きな異常を指摘されたことがなく、自分の体は問題ないと思い込んでいた分、精液検査の数値を見て初めて自分の体の状態と向き合うことになった、という方が多くいらっしゃいます。
いずれのケースにも共通しているのは、体を酷使している自覚はあっても、それが生殖機能とつながっているという実感がなかったという点です。座りっぱなしの生活と血流の停滞という体の仕組みを知ることで、初めて自分の生活習慣を見直すきっかけになった、という声をよくいただきます。
実際に男性不妊が楽になった方はどんな経過でしたか
ここでは、当院での施術を通じて体の変化を実感された方の経過を、匿名化してご紹介します。効果には個人差があり、妊娠や数値の改善を保証するものではないことを、あらかじめお伝えしておきます。
1人目は、30代のシステムエンジニアの方です。1日10時間近くパソコンの前に座る生活が数年続いており、精液検査で精子の運動率が基準値をやや下回っていると指摘されていました。初回のカウンセリングでは、股関節がほとんど動いていないこと、呼吸が浅く胸の上部だけで息をしていることが分かりました。月2回のペースで施術を続け、股関節と横隔膜の緊張をゆるめる施術に加え、1時間に1回は立ち上がって歩くというセルフケアを続けていただいたところ、3か月ほどで「体が軽くなった」「足のむくみが減った」という変化を実感されるようになりました。
2人目は、40代の経理職の方です。運動習慣がほとんどなく、慢性的な倦怠感を抱えていました。東洋医学の見立てでは脾陽虚型に近い状態で、施術では脾胃の働きを助ける足三里への刺激と、下半身全体の巡りを促す施術を中心に行いました。あわせて、通勤時に一駅分歩くことを提案したところ、半年ほどで「疲れにくくなった」「体が温まりやすくなった」という声をいただきました。
3人目は、30代の長距離ドライバーの方です。仕事柄、1日の大半を運転席で過ごし、下半身の冷えとむくみが慢性的に続いていました。委中と次髎への施術に加え、休憩のたびに軽くふくらはぎを動かすセルフケアを続けていただいたところ、下半身の冷えが和らぎ、以前より体が軽く感じられるようになったとのことでした。
いずれの方も、体の変化を数か月単位でゆっくりと実感されています。一度の施術で劇的に変わるものではなく、日々の生活習慣の積み重ねとセットで、少しずつ体の状態が変わっていくプロセスだと捉えていただければと思います。
男性不妊は自宅でどうケアすればいいですか
自宅でできるセルフケアとして、次の3つをお伝えします。
1つ目は、1時間に1回は立ち上がって体を動かすことです。座りっぱなしによる骨盤内の圧迫を、こまめにリセットする効果があります。デスクワークの合間に、その場で足踏みをするだけでも十分です。
2つ目は、湯船につかって下半身を温めることです。シャワーだけで済ませず、5分でも湯船につかることで、座って冷えた骨盤まわりの血流を促すことができます。
3つ目は、就寝前に深い呼吸を意識することです。息をゆっくり吐き切ることを意識すると、副交感神経が働きやすくなり、体が休息モードに切り替わりやすくなります。
座っている姿勢そのものを見直すことも助けになります。椅子に浅く腰かけ、骨盤を立てて座るだけでも、股関節にかかる圧迫は変わってきます。デスクワークの合間に、椅子に座ったまま片方の足首をもう片方の膝の上にのせ、股関節を軽く開くストレッチを取り入れるのもおすすめです。1回30秒ほどで構いません。血流が滞りやすい姿勢を、こまめに崩してあげる感覚で取り組んでみてください。
これらは、すべてやろうとする必要はありません。どれか1つからで十分です。3つとも完璧にこなそうとすると、それ自体が新しいストレスになり、かえって体を緊張させてしまうことがあります。できない日があって当然です。真面目な方ほど、「今日もできなかった」と自分を責めてしまいがちですが、真面目さが悪いのではなく、その真面目さの向け先が違うだけです。3つのうち、無理なく続けられそうなものを1つ選び、続けられた日を数えるくらいの気持ちで取り組んでいただければと思います。
病院と整体、どちらに行くべきか迷ったらどうすればいいですか
まず知っておいていただきたいのは、精液検査やホルモン検査、精索静脈瘤の手術適応の判断は、必ず泌尿器科や生殖医療専門のクリニックで行うべきだということです。整体はこれらの医療行為に代わるものではありません。
パートナーとの間で1年以上、避妊をせずに授からない場合は、まず医療機関での検査を受けることをおすすめします。検査を受けたうえで、生活習慣や体の緊張が気になる方が、身体のケアとして整体を併用する、という順番が安心です。
また、次のような場合は、体のケアよりも先に医療機関の受診を優先してください。急激な体重の変化がある場合、精巣に強い痛みや腫れがある場合、発熱を伴う場合、そして排尿に関する異常が続く場合です。これらは体のケアで様子を見るのではなく、まず医師の診察を受けるべきサインです。
整体は、医療機関での検査・対応と並行して、体の緊張という土台を整えるための選択肢の一つです。どちらか一方を選ぶものではなく、必要に応じて両方を組み合わせていただくことをおすすめします。
迷ったときは、まず医療機関の窓口に相談してみることをおすすめします。そのうえで、生活習慣や体の緊張が気になるという段階であれば、身体のケアという選択肢を検討していただければと思います。順番を間違えなければ、どちらも安心して続けていただけます。
よくあるご質問
座り仕事を辞めないと、体は変わりませんか?
仕事を辞める必要はありません。1時間に1回立ち上がる、通勤で一駅分歩くなど、生活の中に小さな動きを増やすことで、座りっぱなしによる血流の停滞を和らげることができます。
精索静脈瘤があると言われましたが、整体は受けられますか?
受けていただけます。ただし、静脈瘤そのものへの医学的な対応は泌尿器科の領域です。整体では、骨盤まわりの血流を促す身体のケアとして関わらせていただきます。
精液検査で異常なしと言われたのに、なかなか授かりません。これも整体の対象になりますか?
はい、対象になります。検査で明確な異常が見つからなくても、体の緊張や血流の滞りが数値に表れにくい形で影響していることがあります。生活習慣の見直しとあわせて、体のケアをご検討いただけます。
施術は痛いですか?
強い痛みを伴う施術ではありません。股関節や骨盤まわりの深い部分の緊張にアプローチするため、心地よい範囲での圧を感じていただくことが多いです。
どのくらいの頻度で通えばいいですか?
体の状態によって異なりますが、最初は月2回程度のペースをおすすめすることが多いです。生活習慣の変化とあわせて、体の反応を見ながら間隔を調整していきます。
何回くらいで変化を感じられますか?
個人差が大きく、明確にお答えすることは難しいのですが、当院にいらっしゃる方の多くは3か月から半年ほどのスパンで、むくみの軽減や体の軽さといった変化を実感されています。
妊活のクリニックに通っています。整体と並行しても大丈夫ですか?
問題ございません。むしろ、クリニックでの検査・対応と、体のケアを並行される方が多くいらっしゃいます。通われているクリニックでの方針を優先しながら、体の緊張の部分を当院でサポートいたします。
サプリメントや漢方薬と併用しても大丈夫ですか?
サプリメントや漢方薬の服用について、整体側から中止をお願いすることはありません。ただし、服用中のものについては、かかりつけの医師にご相談のうえ進めていただくことをおすすめします。
女性側の妊活も一緒に相談できますか?
はい、ご相談いただけます。当院にはパートナーとお二人で通われている方もいらっしゃいます。夫婦で一緒に体づくりに取り組むことが、精神的な負担を軽くすることにもつながると感じています。
ストレスが原因と言われましたが、性格を変えないといけませんか?
性格を変える必要はありません。大切なのは、ストレスを感じた後にどれだけ体を緩める時間を作れるかです。深い呼吸や湯船につかる時間など、小さな切り替えを積み重ねることが助けになります。
運動が苦手なのですが、何か代わりになるケアはありますか?
激しい運動である必要はありません。1時間に1回立ち上がって軽く体を動かす、通勤で少し歩くといった、日常の中でできる範囲の動きで十分です。
冷え性ですが、関係はありますか?
関係があると考えられます。下半身の冷えは血流が滞っているサインの一つで、精巣周辺の環境にも影響しやすい状態です。湯船につかる、下半身を締め付けない服装を選ぶといったケアが助けになります。
精子の質は年齢とともに下がる一方ですか?
加齢による変化はありますが、生活習慣や体の緊張のパターンが変わることで、状態が上向く余地は十分にあると考えられます。数値だけにとらわれすぎず、体全体のケアを続けていただくことをおすすめします。
施術を受ければ必ず授かれますか?
授かることを保証するものではありません。整体は医療行為ではなく、体の緊張をゆるめ、回復しやすい身体づくりをサポートする立場です。医療機関での検査・対応とあわせてご検討いただくことをおすすめします。
遠方に住んでいますが、通えますか?
福岡市早良区の西新駅から徒歩圏に院を構えております。継続して通っていただくことをおすすめしているため、通いやすい範囲の方にご案内させていただいております。
デスクワークを続けながらでも、体は変わっていきますか?
はい、変わっていく余地はあります。仕事のスタイルを変えなくても、座り方や合間の動かし方、施術によるケアを積み重ねることで、体の緊張のパターンは少しずつ変化していきます。
太っているかどうかも関係しますか?
体重の増加は、体に熱をこもらせやすくする一因になり得ると考えられています。ただし、体重だけがすべてではなく、血流の巡りや自律神経の状態とあわせて見ていくことが大切です。
パートナーに気を遣わせたくありません。どう伝えればいいですか?
無理に多くを語る必要はありません。「体のケアとして整体に通っている」という事実だけを共有し、経過は焦らず見守ってもらう形で十分です。夫婦で同じ方向を向いていることが伝われば、それだけで支えになります。
施術を受けたあと、体がだるくなることはありますか?
普段あまり動かしていなかった部分に刺激が入ることで、一時的に体が重く感じられることがあります。多くの場合は数日以内に落ち着き、その後に体が軽くなったと感じる方が多くいらっしゃいます。
何歳まで対応してもらえますか?
年齢による制限は設けておりません。年代によって体の緊張のパターンや回復のペースは異なりますので、その方に合わせた関わり方をご提案いたします。
施術中に何か特別な注意事項はありますか?
特別な注意は必要ありません。普段通りの服装でお越しいただけますし、着替えが必要な場合は院でご用意しております。持病やお薬を服用中の場合は、事前にお伝えいただければ配慮いたします。
なぜ整体で骨盤や股関節をみることが、男性不妊に関係するのですか?
骨盤と股関節は、下半身への血流の通り道にあたる部分です。ここが硬く縮こまっていると、精巣周辺を含めた骨盤内の血流が滞りやすくなります。逆に、この部分の緊張がゆるむと、血液とリンパが循環しやすい状態に近づいていきます。
まとめ
座り仕事が中心の働き方が続いている方、精液検査で数値がわずかに基準値を下回っていると言われた方、そしてパートナーと一緒に授かることを望んでいる方へ。座りっぱなしの生活は、骨盤内の血流を滞らせ、精巣が働きやすい環境を保ちにくくします。これは意志の弱さや体質の問題ではなく、長時間座るという物理的な条件そのものが体に負担をかけているということです。
一人で抱え込まず、まずは体の緊張をゆるめることから始めてみてください。医療機関での検査・対応を土台としながら、股関節や骨盤まわりの緊張をほどき、下半身の巡りを取り戻していく。そうした身体のケアの積み重ねが、回復しやすい身体づくりの助けになると、私たちは考えています。当院では、カウンセリング・施術・セルフケアをセットにしたサポートを行っております。少しでも気になる方は、お気軽にご相談ください。
院長プロフィール
冨高誠治(とみたか せいじ)。柔道整復師・鍼灸師・整体師。施術歴20年、これまでに25,000人の患者さんの身体に触れてきました。福岡市早良区、西新駅から徒歩圏にある常若整骨院の院長を務めています。東洋医学の見立てを軸に、自律神経の不調から男性不妊、婦人科系の不調まで、幅広い相談に対応しています。医師による検査・対応を土台としたうえで、身体のケアとセルフケアの両面からサポートすることを大切にしています。
参考として、精子を作る機能への生活習慣の影響については、厚生労働省の情報提供サイトであるe-ヘルスネットでも解説されています。また、男性不妊に関する専門的な情報は日本泌尿器科学会のサイトも参考になります。なお、男性不妊のスピリチュアルな側面からの見方については、別の記事で詳しくお伝えしています。ご興味のある方はあわせてご覧ください。











