頭皮や血流のケアはできますか|常若整骨院が頭ではなく首と足から整える理由

結論から言うと、できます。ただし当院が行うのは、頭皮を直接強く刺激することではなく、頭に血が上がりにくくなっている首・肩・背中・お腹・足の緊張をゆるめて、全身の巡りを回復しやすい状態にすることです。髪が増えることを約束するものではありません。

要点を先に挙げます。

  • 血流のケアとは、血管そのものに働きかけることではなく、血の通り道をふさいでいる筋肉の緊張や冷えをゆるめることです。
  • 頭皮は強く揉まず、首の付け根、後頭部、足首、お腹の順に整えるのが当院の進め方です。
  • この記事は、福岡市で頭皮の硬さや血行の悪さが気になり、整体で何をしてもらえるのかを知ってから決めたい方に向けています。

頭皮や血流のケアとは、具体的に何を指しますか

結論として、頭皮や血流のケアとは、頭皮に血液が届きやすい体の状態をつくることを指します。

血流とは、心臓から送り出された血が、体の隅々までめぐる流れのことです。頭皮には細い血管が多く、首の筋肉が硬くなったり、体が冷えたりすると、流れが細くなりやすい場所だと言われています。

ここで大切な線引きがあります。血管そのものや血液の性質を変えるのは医療の領域です。整体にできるのは、首や肩、背中の筋肉の緊張をゆるめ、体を温めやすくして、血の流れを邪魔しているものを減らすところまでです。

当院で25,000人の患者さんを施術してきた経験では、頭皮の硬さを訴える方は、頭そのものより首の付け根と足首の状態に偏りが出ていることが多くあります。

なぜ頭皮が硬くなったり、血行が悪くなったりするのですか

結論として、首肩の緊張、冷え、睡眠不足、ストレスの四つが重なると、頭皮は硬くなりやすくなります。

  • 首肩の緊張:パソコンやスマホで頭が前に出る姿勢が続くと、首の後ろの筋肉が張り、頭へ向かう流れが細くなります。
  • 冷え:足先やお腹が冷えると、体は熱を内側に集めようとして、手足や頭の表面の血流を絞ります。
  • 睡眠不足:眠っている間の体の回復が足りないと、朝になっても首や頭の緊張が残ります。
  • ストレス:気持ちが張りつめた状態が続くと、体は無意識に肩をすくめ、歯を食いしばり、呼吸が浅くなります。

どれか一つだけが原因という方は、むしろ少数です。複数が静かに重なって、気づいたときには頭皮を指で動かしても動かない状態になっている方が多くいます。

頭皮が硬いとは、どんな状態のことですか

頭皮が硬いとは、指の腹で頭皮を軽く動かしたときに、頭蓋骨の上で滑るように動かず、ピタッと張りついている状態のことです。

自分でも確かめられます。両手の指先を頭の横に置き、軽く前後に動かしてみてください。頭皮がよく動く方は、巡りに余裕があります。ほとんど動かず、触ると痛い、あるいは重だるい方は、首や肩の緊張が頭皮まで及んでいるサインのことがあります。

ただし、頭皮の動きだけで髪の状態や病気の有無はわかりません。あくまで体の緊張を知る手がかりの一つです。

常若整骨院では、頭皮や血流のケアをどう進めますか

結論として、問診、触診、体全体の緊張をゆるめる施術、生活の宿題の順に進めます。

一つ目の問診では、次のことを伺います。

  • 頭皮の硬さや重さをいつ頃から感じるか
  • 夜はどのくらい眠れているか、朝すっきり起きられるか
  • 手足やお腹が冷えるか、冷えは季節で変わるか
  • 首や肩のこわばり、目の疲れ、歯の食いしばりの有無

二つ目の触診では、頭皮、首の付け根から後頭部、肩、背中、お腹、足首の順に触れます。頭の悩みなのに足首まで触れるのは、巡りの偏りは頭より先に、体の中心や足元に出ることが多いからです。

三つ目の施術では、頭皮を強く揉まず、緊張の強い場所を中心にゆるめます。四つ目の宿題は、自宅でできる温め方や呼吸を一つだけお伝えします。

頭皮を直接強く揉まないのは、なぜですか

結論として、強い刺激は頭皮を守ろうとする緊張をかえって高めることがあり、負担になる場合があるからです。

頭皮は薄く、デリケートな部分です。爪を立てたり、ゴシゴシこすったりすると、赤みやかゆみが出ることがあります。

それより、首の付け根や後頭部、肩の緊張をゆるめるほうが、頭への流れの通り道が広がりやすくなります。ホースの先を握りしめるのではなく、途中で折れている部分を戻すイメージです。

当院では頭皮に軽く触れて動きを確認することはありますが、痛みを我慢するような施術は行いません。

東洋医学では、頭皮や血流をどう考えるのですか

結論として、東洋医学では、血を全身にめぐらせる力は、肝・脾・腎という三つの働きが支えていると考えます。

東洋医学とは、体を部品ではなく、気・血・水が巡る一つの流れとして見る考え方です。気は体と心のエネルギー、血は体を養う栄養の流れ、水は潤いのことです。

  • 肝(かん):血をたくわえ、気持ちの巡りをなめらかにする働きです。ストレスや寝不足が続くと乱れやすく、首肩の張りや目の疲れに出ます。
  • 脾(ひ):食べた物から栄養をつくる胃腸の働きです。ここが弱ると、血のもとになる栄養が足りなくなります。
  • 腎(じん):回復力の貯金にあたる働きです。長年の疲れや冷えで減ると、足腰のだるさや冷えが出やすくなります。

髪は「血の余り」と言われ、体の維持に使われた後の残りが、ようやく髪や頭皮に回ると考えます。ですから頭皮の血行が気になるときも、頭だけを見ず、三つの働きのどこが疲れているかを見ます。

ツボも手がかりにします。太渓(たいけい)は、内くるぶしの頂点とアキレス腱のあいだにあるくぼみです。ここが冷たい方は、腎の疲れが出ていることがあります。ツボを押せば血流が変わると言いたいのではなく、冷えの強さを知る目安として使います。

自律神経と血流は、どう関係していますか

結論として、自律神経が緊張側に傾いたままだと、血管が細くなり、手足や頭の表面の血流が落ちやすくなります。

自律神経とは、体のアクセルとブレーキのような働きです。昼間はアクセルが働き、夜はブレーキが働いて体を休めます。ストレスが続くと、夜になってもアクセルが踏まれたままになり、血管が縮んだ状態が続きやすくなります。

結果として、寝つきが悪い、眠りが浅い、朝に頭が重いといった形で出てきます。自律神経の乱れが背景にある方は、自律神経失調症についての記事も参考になります。

頭皮や血流のケアは、薄毛の相談とどうつながりますか

結論として、頭皮の血流は髪が育つ環境の一部ですが、血流を整えれば髪が増えるとは言えません。

薄毛は、遺伝、ホルモン、年齢、栄養、ストレスなど、さまざまな要因が重なって起きるとされます。血流はその一つにすぎません。

当院が受け持つのは、冷え、睡眠、首肩の緊張といった、体の側の土台です。発毛や増毛、診断、薬の判断は医療機関の役割です。薄毛全体の見立てについては、薄毛を東洋医学ではどう考えるかの記事もご覧ください。

実際に、このケアを受けた方はどんな経過でしたか

当院の口コミには、頭皮や血流そのものをテーマにした声はまだありません。そのため、ここでは臨床でよく見る経過を、個人が特定されないよう再構成してお伝えします。実在の特定の方の話ではなく、よくあるパターンです。

  • 30代の会社員男性:一日中パソコンに向かい、首が前に出ていました。頭皮が硬く、夕方に頭が重くなるとのことでした。首の付け根と肩甲骨まわりをゆるめ、昼休みに首を温めることを続けたところ、夕方の重さが軽くなったと話されました。
  • 50代の主婦:足先とお腹の冷えが強く、頭皮のつっぱり感がありました。足首とお腹を温める施術と、夜の足湯を重ねました。冷えが和らぐにつれて、頭の重さも減ってきたそうです。
  • 40代の女性:食いしばりが強く、朝起きると顎とこめかみが固まっていました。首と顎まわりをゆるめ、寝る前の深呼吸を始めたところ、朝のこわばりが減ったと感じられたそうです。

効果には個人差があり、回復を保証するものではありません。髪が増えることを約束するものでもありません。

頭皮や血流が気になるとき、自宅でできることはありますか

結論として、首を温める、足を温める、息を長く吐く、のうちどれか一つで十分です。

  • 蒸しタオルで首の後ろを温める:濡らしたタオルを電子レンジで軽く温め、首の付け根に当てます。心地よい温度で、5分ほどで構いません。
  • 夜に足首から先を温める:湯船や足湯で、足首が温まるまで入ります。
  • 息を長く吐く:吸う息の倍くらいの時間をかけて、ゆっくり吐きます。3回で十分です。

どれか1つからで十分です。できない日があって当然ですし、できなかった自分を責める必要はありません。真面目な方ほど、全部きちんとやらないと意味がないと考えがちですが、その自責が首や肩をさらに固くします。真面目さが悪いのではなく、向け先が少し違うだけです。

頭皮を爪でこすったり、痛いほど強く押したりするのは控えてください。

病院に行くべきか、整体に行くべきか迷ったらどうすればいいですか

結論として、迷ったら医療機関が先です。そのうえで、体の土台づくりとして整体を並行させることはできます。

次のような場合は、先に皮膚科などの医療機関を受診してください。

  • 頭皮に赤み、かゆみ、湿疹、強いふけ、ただれがある
  • 円形に、急に髪が抜けた
  • 突然の激しい頭痛、ろれつが回らない、片側の手足に力が入らない
  • 発熱や体重の急な変化が続いている
  • 持病で通院中、または血をサラサラにする薬などを飲んでいる

整体は医療行為ではありません。診断や薬の判断は、必ず医師にご相談ください。血流に関わる薬を使っている方は、自己判断で変えたりやめたりしないでください。

よくあるご質問

頭皮マッサージはしてもらえますか?

頭皮を強く揉むマッサージは行いません。頭皮の動きは確かめますが、中心は首、背中、お腹、足の緊張をゆるめることです。頭に血が届きやすい通り道を整えるほうが、負担が少ないと考えています。

血流が良くなったかどうかは、どうやってわかりますか?

血流そのものを測る機器は使いません。手足の温かさ、首の動きやすさ、眠りの深さ、朝の頭の軽さなどの変化で、体の巡りの変化を確かめていきます。

頭皮が硬いと薄毛になりますか?

頭皮が硬いから薄毛になるとは言い切れません。頭皮の硬さは、首肩の緊張や冷えのサインの一つです。薄毛は他にも多くの要因が重なって起きます。

頭皮の血流を良くすれば髪は生えてきますか?

髪が生えるとはお約束できません。当院が整えるのは、髪が育つ環境となる体の土台です。発毛や増毛は医療機関の領域になります。

一回の施術で血流は変わりますか?

その場で手足が温かくなる方もいますが、変化の出方には個人差があります。生活の中で冷えや緊張が戻りやすいので、通いながら少しずつ整えていく方が多いです。

鍼やお灸は使いますか?

ご希望や体の状態に応じて、鍼灸も選べます。無理にお勧めすることはありません。初回は触診を中心に進め、必要を感じたときにご相談します。

育毛剤や薬を使っていても通えますか?

はい、通えます。薬や育毛剤は医師や薬剤師の指示どおりに続けてください。当院は薬に口を出さず、冷えや睡眠、首肩の緊張など薬ではカバーしにくい面を受け持ちます。

肩こりや首こりがない場合でも、血流のケアは受けられますか?

はい、受けられます。自覚がなくても、触ると首の付け根や足首に偏りが見つかる方は多いです。自覚と実際の状態が違うことは珍しくありません。

女性でも同じように受けられますか?

はい、同じ見立ての枠組みで見ます。産後、更年期、無理なダイエットのあとなど、背景がさまざまなので、問診を丁寧に行います。

初めて行くとき、何を伝えればいいですか?

頭皮の硬さや重さを感じ始めた時期、その頃の生活の変化、睡眠の状態、通院や服薬の有無を教えてください。うまく話せなくても大丈夫です。こちらから質問しながら進めます。

まとめ

頭皮が硬くなってきた気がする方、冷えやだるさが抜けない方、髪のことを誰にも言えずに鏡の前で悩んでいる方へ。頭皮や血流のケアは、頭だけを触るものではなく、首・背中・お腹・足まで含めて、巡りが戻りやすい体をつくることです。

一人で抱え込む前に、まず体の緊張をゆるめるところから始めてみてください。医療機関と役割を分けながら、無理のない形で並走します。

院長プロフィール

冨高誠治。柔道整復師・鍼灸師。施術歴20年、25,000人の患者さんを施術してきました。福岡市早良区・西新駅から徒歩圏の常若整骨院で、東洋医学の見立てをもとに、体の緊張をゆるめる施術と日常のアドバイスを行っています。

季節ごとの体の整え方を、メールでお届けしています。よければ、どうぞ。
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